日本の『終身雇用』という制度。
昭和や平成を生きた我々日本人は、この制度は江戸時代の『幕府』のように盤石な大地のような存在で、永久不変の制度だと思っている人が多いですが、、、
実はこれは非常に時限的な、『有事の際の緊急制度』であって、それが長く続いているほうがおかしいんだよ、ってことで。
で、令和時代はその終身雇用が本格的に終わるフラグが令和元年のこの春からすでにビンビン立ってるよってことで!!
戦前の日本は西洋列強に勝つためにモノを作り続ける必要性があった!
先日、▼このような記事を読みました!意外と終身雇用の成り立ちを知らない人多いんだよねぇ。人生において断トツ1位くらいにめっちゃ大事なことのはずなのに。
"賃上げをしないで外国人労働者を受け入れたところで、遅かれ早かれ労務トラブルに発展してしまう。「賃上げなき移民政策」は、現在日本が抱える「ブラック企業」などの問題を、ワールドワイドに広めてしまうだけ" / “ZOZOバイト「時給1300円」で考えた、日本の正社員が社…” https://t.co/Zvtm6JAHeT
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
"もともと、明治・大正の日本企業では、技能のある職人に仕事を依頼して、その仕事ごとに賃金を支払うという「請負制度」が一般的だった。欧米的な個人主義で仕事をしていたのだ。" / “ZOZOバイト「時給1300円」で考えた、日本の正社員が社畜と化した原点 | 情報戦の裏側 |…” https://t.co/wKCS18V3uJ
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
"しかし、戦時体制下に国が企業への関与を強めた「産業報国運動」が盛んになっていく1930年代末から、会社に「職員」として属して、定められた日給や月給をもらうというサラリー制が広まっていくのだ。" / “ZOZOバイト「時給1300円」で考えた、日本の正社員が社畜と化した…” https://t.co/wKCS18V3uJ
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
ま、ここら辺は▼Wikipedia先生に大体、書いてあるんだけどねw
"月給制度によって誕生した「正社員」には、そのような素晴らしい恩恵があった。が、どんな効果のある薬にも副作用があるように、一方で現代日本まで脈々と続く「負の側面」も生まれている。それは「賃金の軽視」" / “ZOZOバイト「時給1300円」で考えた、日本の正社員が社…” https://t.co/lJiZ6uAjUJ
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
「賃金の軽視」が延々と続くのが終身雇用の特徴。
ちなみに、自営業家庭で育ち、ずっと苦学生だった僕からしてみれば、この「賃金の軽視」の時点で日本企業には全く魅力を感じなかったし、今も感じていませんw
だって、それじゃあ「親の借金」と「学費の借金」という『双子の赤字』がいつまで経っても返せないじゃねーか!w
若くてパワーのある20代30代でガシガシ働いて『双子の赤字』を返済し、借金がなくなったあとの人生はブログでも書きながら悠々自適に暮らしていく、というのが、僕の昔からの人生プランだ。
それを否定する権利は何人にもない。
なぜなら、俺の人生は『俺のモノ』だからだ!
"戦時中の日本で起きた、請負制度から月給制度へという「賃金2.0」は、バリバリの「軍隊カルチャー」の中で発生したものなのだ。それが産業報国運動で民間にも広がり、「戦後の焼け野原」を経て脈々と現在まで続けら / “ZOZOバイト「時給1300円」で考えた、日本の正社員が…” https://t.co/asLAHpzuWk
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
"つまり、これだけ多様性だ、働き方2.0だなんだといっても、「正社員」に固執する人が多いというのは、我々がいまだに「軍需工場の労働者」マインドから卒業できていない、ということでもある。" / “ZOZOバイト「時給1300円」で考えた、日本の正社員が社畜と化した原点 | …” https://t.co/asLAHpzuWk
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
で、上記の記事を読んだ僕の感想。
素晴らしい作戦っすね!
不可能ってことに目をつぶればよー!(笑)— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
もうこの一言に尽きる。ひとまず生産性は限界に達したのだから過去の遺物を再利用してローコストでのんびりやるべき https://t.co/7JsnedbOJz
— けん@しょぼい不動産投資 (@ken_sword_ken) 2019年5月28日
まぁ、ゆっくりと「戦前レジーム」から脱却していく時代が『令和』という時代なんでしょうねぇ。
上記記事をまとめると、
終身雇用の前身は「軍需工場の労働者」の月給制度
だってことかな。
ちなみに、僕はこの「残業し放題」の月給制度にも大反対で、すべての労働者は時給制度になればいいと考えている。
正社員も、契約社員も、業務委託の客先常駐も、派遣社員も、バイトも、パートも、みーーーんな、シンプルな時給制にすればいいと思っている。
あえて分けるなら、「フルタイム」か「パートタイム」かだけで。
シンプル・イズ・ベストな雇用体系こそが平等な雇用体系だと思っている。
それこそが世界が目指す同一労働同一賃金社会だろ。
戦後の日本は焼け野原から再び戦前以上のモノがある世界を作りたがった!
で、そんな軍需工場の労働が、戦後は日本企業の基本理念として受け継がれていく。
これは基本的に戦前とノリは同じで、
「モノがないから作りまくるぞ!!」
というノリだ。
いや、空襲で焼け野原になったから、戦前よりも強い意志で戦後の日本人は働きまくった。
で、実際に、身の回りのモノは増えて行った。
▼『三種の神器』から『3C』へと家の中のモノはどんどんと増えて行った。
この頃の日本人は、
「仕事が楽しくて楽しくて仕方がなかった」
という。
もちろん、例外はあっただろうけど(ヒッピーとか)、、、
基本的に働けば働くほどおカネが入り、さらにモノも増えていく。
ドラクエで言うと「おどる宝石」が出まくるような感じだったんだろうなぁ。
なんせ、所得倍増とか首相が言い始めて、本当に国民全員の所得が倍になる時代だもんなぁ。
今のバブル世代がモノをバンバン買いまくってゴミ屋敷にしてしまうのもむべなるかな、というところか。
バブルが弾けた平成時代の企業は『正社員にして終身雇用してやるやる詐欺』集団に成り下がった!
で、当然、驕る平家も久しからず。
『盛者必衰の断り』は▼どの人間社会にも適応される。
スペイン無敵艦隊が破れたように、織田信長が本能寺で討たれたように、かならず『絶頂』こそが『臨界点』『K点』になる。
「全ての道はローマに通じる」と言われたローマ帝国も、21世紀には『ヘタリア!』と極東の国でバカにされてたりするんですよ!
(ローマ中にカビをばら撒かれたり。。。)
そんなのは歴史を振り返れば一目瞭然なんだけど、、、
悲しいかな、世の中には歴史に学ぶ人間は常に少数派だ。
しかもその少数派の人間も「学ぶだけの人間ばかり」で、それに対策パッチを充てれる人間はさらに少数派になる。
まさに聖徳太子の言う「悟れる者少なし」だ。
黒田官兵衛の▼この言葉通りだ。
なにが言いたいかというと、、、
戦前・戦後を通じて右肩上がりに続いてきた『モノ』のバブルは90年代前半に弾ける。
(ちなみに僕は85年のプラザ合意の瞬間に日本のバブルは弾けた、という考え方だけど、まぁ、一般的には90年代前半だとされている)
で、その平成時代に起きたのは、、、
日本企業の『正社員にして終身雇用してやるやる詐欺』集団化
だと僕は思っている。
僕は▼これは新手の宗教・新手の自己啓発セミナー・新手のネットワークビジネスだと思っていたんだけど、、、
同年代のロスジェネ氷河期世代はこれにバカバカ騙されて、次々と病んだり、狂ったり、死んだりしていきました。。。
なぜか?
いやいや、『詐欺集団』だからだ!!w
で、その反動が次に来る令和時代の人手不足解消に向けた▼『働き方改革』だ!
令和時代は本格的に昭和の終身雇用が強制終了されていく時代!
平成不況が長く続き過ぎたせいで、▼ロスジェネ世代は『就職』や『労働』自体がトラウマになってしまっている。
多くは▼この状態になってしまっているw
そんな人手不足時代の▼『ソリューション』を売れる人間こそが令和時代に勝つ、と、僕は考えている。
こんな時代に終身雇用を続けていたら、当然、詰む。
昭和時代の核の発明により、
「武器の生産性」
がカンストして、、、平成時代のバブル崩壊により、
「モノの生産性」
がカンストしても、、、未だに明治時代の殖産興業のフレームワークから脱却出来てないのが令和時代の日本の衰退の根本原因になることを、この時の日本人はまだ知らなかったのだ。
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
なぜなら、新卒採用で入社しただけの使えないポンコツ正社員・お荷物正社員が平成時代の延長でカラ残業で稼ぎまくっていて、、、
▼実質的に仕事をしている派遣社員や業務委託の客先常駐が薄給でアホらしくて辞めていくんだから。
なので、僕は▼令和時代の初期はこうなっていくと思っていて、、、
その後、徐々に終身雇用はなくなっていくと思う。
それは日本人が正常な状態に戻るという意味ではむしろ喜ばしい状態であり、種としての『ホメオスタシス』が正常に機能している状態だ、ということもできる。
で、そのためのフラグは令和元年のこの春に既にビンビンと立っていると思う。
それは▼『独身なう』の2人が考察している通りだ。
www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com
俺も竹中と同じで正社員なんてなくなればいいと思ってるけど、派遣会社もなくなればいいと思っている(笑)あと、働いたら負けだと思っている(笑) / “就職氷河期世代の就業支援、やっぱり人材派遣会社のビジネスになる事が判明してしまう | BUZZAP!(バザップ!)” https://t.co/kbatwPdYB4
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月31日
"「役に立つ人は70歳を超えても働いてもらっていいし、役に立たなかったら70歳前に辞めてもらわなきゃしょうがない。一律に70歳まで保障しますなんて、そんなこと言ってられない」" / “「終身雇用は維持できる?」経営トップにWBSが聞いてみた結果 「一律に70歳まで保障し…” https://t.co/54m1BQg4Q7
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月31日
”会社の寿命より一般的な労働人生の方が長いことになる。終身雇用と言えるような実態は従業員1000人以上の大企業の男性社員に限られており、その労働人口に占める比率は8.8%にすぎない。” / 他2件のコメント https://t.co/VzUi9RW7Z4 “終身雇用 - Wikipedia” https://t.co/2OnwSIbf6z
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月31日
『多様性』こそが人間本来の姿であり、人間という種の強みを活かせる社会形態!
で、ここからは完全に僕の考えなんだけれども、、、
人間は本来、自分が得意なことや好きなことをして、集団や社会の発展に寄与する能力を持った種のはず。
だから防御力・攻撃力ゼロで、脳みそだけがやたらデカい。
けど『殖産興業体制』はその人間本来の特性を殺しまくっている、『制約と誓約』をかけまくった有事特有の特殊な進化形態なんだよなぁ。
— A1理論 (@A1riron) 2019年5月28日
最近ではちょっと珍しく賛同。 https://t.co/g4gPBf1CEf
— Berlaarstraat (@Berlaarstraat1) 2019年5月28日
上の記事にも書いてあったけど、どんな良薬にも多かれ少なかれ副作用がある。
モノを大量生産するために使った『終身雇用』という良薬にも、強烈な副作用があったんじゃないかな?と僕は思う。
つまり人類の壮大な『制約と誓約』を懸けすぎた進化形態だ。
それは『トレードオフ』があまりにも極端過ぎたんじゃないかな?
なので、『終身雇用』が盛んだった20世紀に、日本人は『多様性』という人類の最も素晴らしく、かつ、美しい要素を断捨離してしまった、と、僕は考えている。
つまり、▼『ペンギンの国』になってしまったんですねぇ。
- 作者: BJ ギャラガー,ウォレン・H.シュミット,BJ Gallagher,Warren H. Schmidt,田中一江
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僕は、
「多様性こそが絶対的な善!」
だと考えている。
なぜなら、
「すべての人には、なにかしらの『才能』がある!」
と考えているからだ。
▼バックミンスター・フラーさんのこの考え方に完全同意です!
だからこそ、▼こういう本もあるわけで。
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現在、「多様性」や「ダイバーシティ」という言葉が広く使われ始めたり、少し前だと差別されまくっていたLGBTの人たちが差別されなくなってきたのは、人間本来のこの『多様性』を日本人が取り戻しつつあるからじゃないかな??
そう言えば、僕がまえにお会いした僕の親くらいの歳の読者さんは、
「昔はA1さんみたいに『働きたくないでござる!』とか言いたくても言えない時代だったのよ。」
と言っていた。
日本人は終身雇用が崩壊する令和時代に入り、
「やっぱり、『モノ』より、人間本来の『多様性』のほうが大事だよな。」
という、極々当たり前のことに気づき始めるのかもしれない。