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『モノ』売りの昭和。『ヒト』売りの平成。『ソリューション』売りの令和。

昭和から平成に変わった時、僕は子供心に、

「あ、『なにか』が変わった。」

と、直感的に思いました。

 

大人になった今、その『なにか』は、

「パラダイムシフト」

という言葉で表せるような気がします。

 

で、まもなく平成から令和に変わる日本も、再度、

「パラダイムシフト」

が変わる予感が直感的にするので、、、

 

今回、

「昭和・平成・令和の3つの時代の基本ビジネスの変遷」

について書いてみました!!

 

『モノ』を作れば作るほど売れた昭和の時代。

 

昭和の時代は簡単だった。 

 

終戦直後のモノのない時代。

モノは作れば作るほど売れた。

 

それはあたりまえで、みんな、モノを持ってなかったから。

 

家がない人に家を売り、

テレビがない人にテレビを売り、

洗濯機がない人に洗濯機を売り、

車がない人に車を売る時代。

 

これらは砂漠で水を売るに等しい行為で、むしろ、売れないほうがおかしい。

 

ただでさえモノがないのに、戦後のベビーブームで人間だけが激増し、物価も給与もどんどんインフレしていっていたから、借金した者が勝ち、という良くわからない時代だ。

 

手を動かせば動かすほど、豊かになり、、、

この時代、▼手を動かさない人間は『怠け者』の非国民だった。

a1riron.com

 

最近、見つけた姫路モノレールの▼この動画、

www.youtube.com

 

動画は時々、音声が飛んでいますが、、、

 

このモノレールが停まっていた『大将軍駅』のすぐそばに住む57歳の堀田さんは姫路モノレールが走っていた時代をこう語っている、

 

「昨日より、今日のほうがいい生活ができて、今日より、たぶん、明日のほうがいい生活ができるやろうな、という、なんかこうワクワク感があって、そのワクワク感のひとつのシンボライズされたモノが、モノレールやったような気がします。」

(モノ、売れ~る) 

 

そんなモノを作れば作るほど売れる時代に、ただでさえ勤勉な日本人が、土曜日も働き、さらにサービス残業しまくっていたんだから、国は経済成長するに決まっている。

 

世界史上、稀に見る高度経済成長を果たした日本は、その後、バブルに浮かれていく。

 

▼この本の帯には、、、

20世紀どんな時代だったのか ライフスタイル・産業経済編

20世紀どんな時代だったのか ライフスタイル・産業経済編

 

 

あふれるモノ、情報・・・

「欲望」に駆り立てられた我々はどこへ向かうのか? 

と、書かれている。

 

日本のバブル経済が弾けたのは一般的には1993年ごろと言われているけど、僕は昔から、

「1985年のプラザ合意の瞬間、バブルは弾けた」

という考え方だ。

 

1985年 (新潮新書)

1985年 (新潮新書)

 

 

つまり、昭和の時代が終わる前から、

「プロダクトの『生産性』」 

は既にカンストしていたのだ。 

 

優秀な日本の『ヒト』が激安で売れた平成の時代。

 

日本人が「昭和のロスタイム」に浮かれていたのも平成に入って数年くらいで、、、 

 

平成5年の1993年には『リストラ』という言葉が流行語になる。

「失われた30年」の平成大不況の始まりだ。

 

しかし、日本は腐っても先進国で、この時でも一応、世界第2位の経済大国だった。

 

なので、企業がリストラでいっきに人を減らしても、ピンポイントなタイミングや部署では人が必要になってくる。

 

というわけで、1999年に労働者派遣法が大規模に改正され、その後は『派遣社員』という働き方がメジャーになってくる。

 

が、本来、『派遣社員』は普通の社員より給料が高くなるのが世界の常識だ。

なぜなら、理由はシンプルで、固定要員ではなく「スポット要員」だから。

バッファだから。

 

しかし、平成不況を一身に受けた僕のような超氷河期世代は、安く買いたたかれ、かつ、こき使われることに。。。

 

この頃、この増えすぎた『派遣社員』と区別するために、元からいる社員を『正社員』と呼ぶようになった。

 

これがまた悲劇の始まりで、ここで『正』社員という言葉を使っちゃったがために、世間知らずの若者はみな、『正』社員になりたがった。

 

で、そのほとんどは4次請け・5次請け企業の『正』社員や、派遣会社の『正』社員になり、派遣社員以下どころか、最低賃金以下でこき使われることに。

 

この頃、20代30代の自殺がめちゃくちゃ増えたのも、この過労や、『正』社員になれないことによる絶望だと、彼らと同世代の僕は考えている。

 

もう、モノを作れば作るほど売れる昭和の時代でもないのに、給与が右肩上がりになるわけない。

なのに、みんな『正』社員にしがみつき、病み、死んでいった。

 

思えば、平成時代の若者は、

『昭和時代のバブルのツケ』と『自分自身の奨学金』を、必死に安月給で支払い続けた世代

だとも言える。

(まぁ、僕のことですが。。。w)

 

 

この頃、『起業』という言葉も流行ったが、多くの『起業』家は、結局、大企業や中企業に人を派遣するだけの会社を作っただけで、それは僕に言わせると、

「無駄な下請け派遣会社がまたひとつ、無駄に増えただけ。」

だ。

 

そう考えると、平成という時代は、

世界レベルで優秀な日本人という『ヒト』が激安で売れまくった、企業にとって人材コスパ最強だった時代

と言えるのではないかな??

 

未曽有の人手不足を解消できる『ソリューション』が売れる令和の時代。 

 

けど、平成も最後の5年くらいは様相が変わってきて、、、

 

それまで激安な給料で働いていた日本の若者の供給が困難になってきた。

いわゆる『人手不足』の時代だ。

 

派遣社員の時給は平成時代と比べて上がりまくり、また、無駄に多かった派遣会社は人が集まらずに潰れたり、大きな派遣会社に統合されていった。

 

その人手不足の原因は、「少子高齢化」とよく言われるが、僕はそれに加え平成時代のラスト5年に▼『人生に上がっちゃった人』が増えたことが原因だと考えている。

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しかし、これは普通に考えたら当たり前だ。

 

ネットやスマホが普及し、勤め人にならなくても食えるようになってきた時代。

最低賃金で、自分より無能な人間に使えるほうがおかしい。

僕たちはもう働かなくていい (小学館新書)

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スマホの普及で▼『ミニマリスト()』なる変態人種も出没しだしたw

ミニマリストな暮らし方 ~ひとり暮らしから5人家族まで。人気インスタグラマー&ブロガー21人

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さらに、3.11からの地方移住ブームで、▼自力で稼げる人間は地方に移住し始めた。

脱東京  仕事と遊びの垣根をなくす、あたらしい移住

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特に平成の終わりに全国に広がった▼『交流型ゲストハウス』の周囲に集住し始めた。

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ゲストハウスガイド100 - Japan Hostel & Guesthouse Guide -

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昭和の頃は、企業が権力により従業員に横暴を振るうと、労働組合が騒いでストライキを行ったり、定期的に毎年、「春闘」が行われていた。

 

しかし、平成氷河期を経験した派遣社員や名ばかり正社員は、労働組合も春闘もない給料激安の世界で、mixiやtwitterに、

「働きたくないでござる!!」

とつぶやきつつ、現実世界では坦々と働きながら、ゆっくりとブログ収入を上げていき、、、

 

彼らはブログ収入が給与を越えたくらいで、▼労働マーケットからログアウトし、田舎の空き家を買いたたいて自分でリノベーションし、、、

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徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

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0円で空き家をもらって東京脱出!

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もう2度と勤め人に戻ることはなかった。

『神の定め』にさえ、反旗を翻した。

 

それが平成時代の最後の5年間だったんじゃないかと僕は思う。

 

で、そんな平成時代の反動で、次の令和時代は未曽有の人口激減時代になることが予想されている、というか、すでになっている。

 

で、令和時代は、その「人手不足」を解消できる『ソリューション』を売る人間の時代になっていくんじゃないかと僕は思っている。

 

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『ソリューション』を提供できる「最上志向な人」は、平成時代は日本社会からログアウトしていた。

 

『ソリューション』を提供できる人って、実は昔からいたと思うけど、、、

平成時代は、そういう人は日本社会からログアウトしていた気がする。

 

本当に『ソリューション』を提供できる人はミニマリスト化して▼半隠居生活を送ったりしていて、、、

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逆に、『ソリューション』も提供できないくせに、親のカネのチカラでアメリカのビジネススクールでMBAとっただけの人間は、『コンサル』という名の、

「なんちゃって『ソリューション』提供者」

になったw

 

そんな、「エセ『ソリューション』提供者」に、情弱な中小企業の経営者はホイホイとカネを出し、そのせいでまた、従業員や派遣社員の給料は減る、という悪循環になっていたりしたw

 

僕の経験を言うと、平成時代に自分の意見を言っても、

「おまえら派遣社員がなに言うとんねん!!!」 

みたいなことを平気で言われたり、、、

 

わけのわからない理由でクビにされたりしたw

(まぁ、俺はその度にケンカして大騒ぎしたりしたんだけどwまぁ、相手も悪いが俺も若かったんだろうなw)

 

で、そんな僕は令和時代が近い今はものすごく満足して働いていますw

もうね、平成時代がウソのようですw 

 

 

 

僕は、『ソリューション』を提供できる人の特徴は、

『最上志向』

だと思っている。

 

その『最上志向』という特徴は、平成時代の「カイシャ」では▼仇になってしまっていたと僕は思う。

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なので、平成時代はそんな『最上志向』な人たちは▼「ペンギンの国」に移住するようになった。

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それは、「ネットの世界」や「地方のゲストハウスの世界」だった。

 

そこには▼『居場所』という名のコミュニティがあったし、それは『最上志向』を理解してくれないカイシャというコミュニティよりも数百倍、居心地が良かった。

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令和時代は組織内で『軍師』が評価されるという、日本史上、稀な時代に突入するのでは??

 

つまり、平成時代は『ソリューション』提供者にとっては冬の時代だった。

 

いきなり、職場に入ってきた「新入り」の派遣社員が、行き詰っている組織で、

「この業務は無駄!無駄!無駄!無駄!無駄ァァァァァァ!!」 

と旧来の風習を否定すれば、先輩正社員から『アバ茶』の洗礼を受けるだけだったw

 

でも、そんな暗黒の平成時代とは、まもなくアリーヴェデルチ!!

 

 

逆に、万年人手不足の令和時代は、『ソリューション』を提供できない人はランニングコストだけがかさむだけの、『モノ』以下の存在になるんじゃないかな??

 

よく考えたらこの令和っていう時代は、

組織内で『軍師』が評価される、稀な時代

になるんじゃないかと僕は予測している。

 

あの、日本史上、類まれなる『ソリューション』提供者である▼軍師・黒田官兵衛でさえ、秀吉には最終的に恐れられて隠居したのだ。

www.youtube.com

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NHK大河ドラマ 軍師官兵衛 一

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まさに、これからは、

「令和剣客浪漫譚」 

 ですよ!!w

(いや、剣客カンケーないww)

 

ま、僕の率直な意見を言うと、令和時代に評価される人は、

「ビジネスを、人手不足という『ニーズ』に、適切な『ソリューション』というパッチを充てる『ゲーム』だと割り切って働ける人」 

だと思いますw 

 

そういう意味では、平成時代の失われた30年で、

『ソリューション』提供者はアホらしくなって、「カイシャ」から「チャンスの国」へと旅立って行ってしまった

ので、、、

 

「単純労働を行う人の人手不足」

と同時に、

「『ソリューション』を提供できる人の人材不足」

が同時に起こっている気がする。

 

なので、そういう意味では、令和時代は、再び『勤め人』が熱い時代になってくるんじゃないかな?? 

 

そんな時代は昭和ぶりだし、さらに『最上志向』な人を求めているという点では、黒田官兵衛時代ぶりの、日本史上、ものすごく稀な時代に突入すると僕は考えています。

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