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石井あらたさん著『「山奥ニート」やってます。』を読んで持続可能な山奥シェア生活に触れて楽になろう!

僕がもうずっと前から好きでブログも読んでいた▼「山奥ニートの日記」の葉梨はじめさんが、、、

山奥ニートの日記

 

本名の「石井あらた」さんとして▼ついに5月に念願の本を出版しました!!

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

 

発売当初はKindle版が出ておらず、Kindle派でモノを持ちたくなく、しかも5月は絶賛、断捨離中だった僕は、本屋で見つけて、、、

昔からブログや関連記事も読んでいたこともあり、その場で紙の本を衝動買い!! 

 

いやー、▼この本、紙の本でもKindle版でもいいので是非、買って読んでみてください!!ミニマリスティックな方は相当、ハマる本だと思いますよ!!

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

 

テレビを持っていない僕はこの記事を書こうとしてついさっき知ったのですが、昨日の7月11日▼『世界一受けたい授業』にも石井あらたさんが出演されていたそうです!!

【さらに重版決定!】日テレ『世界一受けたい授業』に出演予定! ひきこもり集団の生活を綴った『「山奥ニート」やってます。』が累計1万8千部を記録|株式会社光文社のプレスリリース

 

テレビや僕のこのブログ記事を読んで山奥ニート達が住む共生舎に見学に行きたいと思った方は、山奥ニート達に迷惑をかけないように、まずこの本と▼このブログ記事(共生舎へ行きたい人へ)を読んでから行きましょう。

共生舎へ行きたい人へ - 山奥ニートの日記

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

 

今回の僕のこのブログ記事では『「山奥ニート」やってます。』を読んだ感想を述べていきたいと思います!いつも通り、ネタバレはミニマムを心がけます!!

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僕も20代はずっとシェア生活でした。その前の10代はシェア生活に憧れ、その後の30代以降もゆるいシェア生活継続中!

最初にわたくしごとですが、、、

 

僕がなんでこんなに山奥ニート達に惹かれるのかというと、僕の20代はずっとシェア生活だったんですよねぇ。

 

いや、そもそも中高生の時代から、夏は播磨灘に浮かぶ無人島で15人くらいでサバイバルなシェア生活していましたしw

新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)

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そんな10代だった僕は東京に出てきてからの学生寮生活にはなんの抵抗もなく、西武新宿線の田無に当時あったオンボロ学生寮で4年間を過ごし、、、

 

その後はバックパッカーとして1年4ヶ月かけてアジアを横断しました。宿泊はほぼゲストハウスです!!

アジア横断 (旅行人ノート)

アジア横断 (旅行人ノート)

  • メディア: 単行本
 

 

インド・デリーのハレラマゲストハウスとか、パキスタン・ラホールのリーガルインターネットインとかは1ヶ月くらい滞在(いわゆる沈没)していましたからねぇ。

1ヶ月もいると、ちょっとしたシェア生活ですよw 

 

帰国後は旅で出会ったバックパッカーと西早稲田の風呂なしアパートで共同生活していた時期もあり、、、

 

よく考えると、僕の20代は2/3くらいはシェア生活だった気がします。

2/3の純情な感情がカラ回りしてましたよw(カラ回りかよっ!!w) 

 

今風に言うと▼『シェアライフ』ですよ。 

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

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  • 作者:石山 アンジュ
  • 発売日: 2019/02/26
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山奥ニート本はそんな僕の20代とかぶるところもあり、非常に楽しく読ませていただきました!

 

まぁ、そんな僕は30代でシェア生活を卒業したと思いきや、30代半ばで学生寮時代の同室だったエスターク君と東京・高田馬場で「友達近居」を始め、さらに30代後半から、日本中にでき始めた▼ゲストハウスに泊まりまくったり、さらに40過ぎて下諏訪の移住施設をブログで徹底取材しまくったりしました。 

ゲストハウスガイド100  - Japan Hostel & Guesthouse Guide -

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  • 作者:前田 有佳利
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40過ぎても、やっぱりシェア生活はやめられまへんな〜、という感じですw

まぁ、僕は一生、こういう感じで生きていくんだろうなぁ。

 

 

ただ、東京や大阪でシェアハウス、みたいなのはここ10年でかなり広まりましたけど、山奥ニート達みたいに、山奥にみんなで住む、というのはこの本にも書いてありますけどほぼ聞いたことがないですねぇ。

 

まぁ、閉じられた宗教施設などは山奥にあるんでしょうけど、SNSやブログや動画などで開かれた感じの山奥のシェアハウスは少なくとも僕は山奥ニート以外にあんまり知りません。

(あとはギルドハウス十日町とか、糸島シェアとか?)

 

僕が10代の頃行った無人島はあくまで1週間だけの期間限定のキャンプみたいなものだったし、ネパールの山奥やエジプトの海辺のゲストハウスとかにも宿泊したことがあるけど、それらもあくまでも短期滞在の宿泊施設だ。

 

持続可能な山奥のシェア施設ってほぼ聞いたことないし、これからのアフターコロナの時代はそれこそ完全テレワークな生活ができる山奥や離島とかにできるんじゃないかな。

すごくワクワクする時代ですね!!

 

ギークハウスみたいに男ばかりじゃなくて、女性が混じっているのも持続可能性を感じますw

 

日本人は家賃が安く、同じような日本人がすでに移住している場所に移住するのが最適解だと思う。

と、自分語りが長かったですが、以下は本文を引用しながら僕なりの感想を述べさせて頂ければと思います!! 

 

物価の安い海外に移住するより、日本の山奥で暮らしたほうが安い。

『「山奥ニート」やってます。』P55

 

最初の方に出てくる言葉。

20代でアメリカ・ヨーロッパ・アジアを旅した僕はこれは大きく賛同しますね。 

 

そもそも、海外は物価が安いといってもそれ以上の制約がある。

 

まず、なんといってもビザで、観光ビザで滞在するとなると定期的にビザランしないといけなくなるし、そのルールも国と時と場合によってコロコロ変わる。今のコロナのような感染症などが流行るとさらに難易度が増す。

 

加えて、言葉(英語+現地語)、食事、インフラ、治安、怪我や病気になった時のリスク高、などなどデメリットが多すぎる、と、僕は海外を旅して思いました。海外移住はする気がなくなりましたねぇ。まぁそもそも現地人から見たらガイジンですからねぇ。

 

僕が20代にいろんな国を旅した後の、正直な感想は、

「日本でテキトーに生きる人生こそが至高!」

でしたw

 

ビザの残り日数に悩むことはないし、日本食は外食も自炊も美味しいし、銭湯もあるし、日本国内のサービスは当たり前だけどすべて受けられるし、ネットも早いしブログ等の日本語の情報も多い、夜中に散歩していても命の危険性は感じない。もちろん銃声がすることもない。

 

日本語で日本国内のブログ記事を書けば、同じ日本人から広告収入やアフィリエイト収入が入るし、日本人のファンがつけばAmazonの欲しいモノリストからなにか送ってきてくれるかもしれない。

 

ただ、この本にも書いてあるように、

日本で日本人らしく労働するのはコスパが悪い。

「働きたい国ランキング」は33ヶ国中、堂々の32位w

 

僕は最近、職場の新入社員と話ししたのですが、まぁ、典型的な(なんにも考えていない)日本人、という感じで、途中から気持ち悪くなってきました。なんか新興宗教の信者みたいで。。。

 

都会でテキトーに働きながらそこそこ豊かなミニマリズム生活をするか、すでに移住者がいる田舎に移住してテキトーに生きるのが今の日本人がコスパよく生きる上での最適解なんじゃないかと僕は密かに思っている。

 

というわけで、今の僕は▼こんなことをつぶやく40代の派遣社員ですw

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

今の時代は山奥であろうと、モノはすでに余っている。

次も石井さんの言葉。 

この現代社会、ものはすでに余っている。

『「山奥ニート」やってます。』P78

 

ブログや動画で山奥から情報発信し続ける石井さん。

そこには次々と『支援物資』が届いている。

食べ物、家電、布団、本、ゲーム、DVD、、、

多分、僕よりモノが多いんじゃないかと思うw 

 

すごい時代だ。

すごい山奥でたいして働いてないのに、モノで溢れている。

石井さんも僕と同じく、どちらかといえば太ってるほうだし。

 

けど、これはやっぱりネットで常に情報発信しているのが大きいと思う。

僕自身も山奥ニートを知ったのは、そしてその動向を引き続き追いかけられるのは、山奥ニートのブログや関連記事やtwitterや動画のおかげだ。

この本に出会ったのも、この記事を書いているのも、すべてはそれらのブログや動画から始まった。

 

実際、限界集落に山奥ニートがどんどん集まってきたのも情報発信し続けていたからだろう。

だって、石井さんの動画とか、明らかに楽しそうだもんw

 

逆に言うと、ブログやSNSや動画などで情報発信していない施設にはヒト・モノ・カネが集まらなくなっていくんじゃないかな。特にアフターコロナ時代は。

今も昔も、ヒトは単なる「ハコモノ」には興味ないんだろうなぁ。

 

まさにソトコトの指出さんがいう▼『かかわりしろ』ですね。 

a1riron.com

 

山奥ニートは15人くらいしかいないけど、その▼『関係人口』が日本中・世界中に膨大にいて、そこから少しずつモノをもらうだけでどんどん大きな元気玉ができていく感じw

a1riron.com

 

「自分の生き方」を発信し続けていれば、自然とヒトもモノも、場合によってはクラウドファンディングなどによっておカネも増えていく時代が、もしかしてニューノーマルな時代で、住む場所はネットさえ繋がればどこでもいいのかもしれない。 

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

安定した組織にいても、精神が安定してなければ意味がない。

▲この言葉は、昔、僕が少し働いていた職場で正社員をやっていた人が辞める寸前にぼそりと発した言葉です。 

 

彼はこの直前まで頑張って仕事をしていたんですけど、よくわからないクレームに巻き込まれ、会社も守ってくれず、結局、まぁ、最終的に会社にブチ切れてそこから最短で退職しました。

上記の言葉は僕は今でも時々、思い出します。

 

そして、この本に出てくるキーマンである山本さんというご老人の言葉。

今の世の中は生きづらすぎる。自分が若いときはものはなかったが、こんなに窮屈じゃなかった。

『「山奥ニート」やってます。』P181

 

おそらく、この山本さんがメインで生きた時代は1980年代までの『人口ボーナス期』だったんじゃないかな。

この頃は文字どおり、新入社員でもバンバンボーナスが出て、当時かなりの少数派だった奨学金を借りてた苦学生でも社会人少しやるだけでかなりの額を返済できたらしい。

 

けど1990年代から『人口オーナス期』に入った日本は、そんな昭和の時代の『正社員』に『新卒カード』を使ってしがみつきたがる若者がいて、でも最終的にはしがみつけなくて死んだり病んだりしていた。そこまでいかなくても、田舎に帰って底辺派遣社員とか。

 

で、しがみつけない理由はその若者個人にあるのではなくて、単に時代が『人口オーナス期』に入ってるからだ。

 

けど、この『人口オーナス期』の数少ない『ボーナス』が、僕はインターネットとか、『人口ボーナス期』に作られた田舎の古民家や古い施設なんじゃないかと思っている。

 

『人口オーナス期』でも生きていけるくらいの家に育った人や、「頑張れる才能」を持った人は都会で、もしくは大企業の中で生きていけばいい。

 

けど、普通の家で育った普通の人は、この『人口オーナス期』の時代は、中小企業なんてほぼブラックだし、起業もほぼ成功しないし、そもそも都会は家賃が高いし、実家の親は『人口ボーナス期』から脳みそがアップデートされていない(これが日本の一番の問題なんだが。。。)。

 

そんな、普通の人が普通に暮らせる村が日本のいろんな場所にできれば、日本もまだまだ捨てたもんじゃないと思うし、企業のほうもますます人手不足になってホワイト化したり、給料を上げたりし始めるんじゃないかな。 

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

亜人種の村の住民こそが、一番、人間らしい暮らしをしている。

この本は最初は2人だった山奥に、『導かれし者たち』のようにニートが続々と集まってくる過程が描かれているのが面白いんだけど、その集まってきたニートたちがまた個性豊かで面白い!w

 

その中の小説家志望の1人が言う▼このセリフが考えさせられた。 

私はここ、亜人種の村だなって思うんです。人間種に追いやられたエルフとかドワーフとかが、山の中に逃げ込んで隠れて住んでいる。

『「山奥ニート」やってます。』P224

 

人間を憎む『エルフの隠れ里』のようだと言う彼。

『亜人種』という言葉が、人間であって人間じゃないという感じを出してる。

 

言ってることは150%わかるし、もちろん賛同するけど、、、

でも、ここでいう多数派の『人間』が、本当に『人間らしい』暮らしをしているのかというと、僕は甚だ疑問だ。

 

ここでいう『人間』はここ200年くらいの資本主義社会で生きているホモ・サピエンス、特に戦後日本での『人口ボーナス期』に生きていた人を差すように思える。

 

しかし、そもそも『資本主義』という考え方が人類史上最大の宗教であり、宗教である時点でマインドコントロールを基本としている。

 

そもそも江戸時代までは日本の人口の85%が農民だったし、日本人が都市部でサラリーマン化していったのも戦後からだ。

(あ、ちなみに山奥ニート達は実家ニートなどに比べて十分、労働していると僕は思います)

 

つまり、小説家志望の彼が言っている『人間』とは、極々期間限定な時期の多数派な『人間』だけであって、1990年代以降はその多数派の『人間』になるのがイッキに難しくなっていった時代なんじゃないかと思う。 

 

これはまさにバブルが『バブル』と言われる由縁で、経済が突然、イッキに弾けたために人間の脳みそのアップデートがそれに追いついていないだけなんじゃないかと思う。

 

この『バブル』は人類社会では実は古今東西で起きていて、本書にも登場する▼ソローはそれのアメリカ版なんじゃないかと思う。 

森の生活 上-(ウォールデン) (岩波文庫)

森の生活 上-(ウォールデン) (岩波文庫)

 

 

元々、自然の中で、自然と共生していた人間こそが『人間』であって、都会で不要なモノに囲まれている人間こそが、人類社会全体で見たら『亜人種』なんじゃないかな?

そんな『亜人種』が多数派ズラしている状況こそが現代の根本的な問題なんじゃないかな。

 

あ、東京・新宿区で昼も夜もない生活をしていて、高層ビルの高層階でパソコンパチパチ打っている僕は『亜人種』を認識していますw

なので、ゲストハウスとかにたまに泊まりに行かないといけないんだろうなぁ。

(早くそんな世界が戻って欲しい今日この頃ですが)

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

ドラクエⅢのパーティ制度のような家族でもいいと思う。

この本には面白い言葉が出てくる。

国じゃない国としてのNGO、会社じゃない会社としてのNPO、さらに小さな組織として、、、 

家族じゃない家族とは?

「Non Family Organization」と呼ぶべき組織があってもいいんじゃないだろうか。略してNFO。

『「山奥ニート」やってます。』P277

 

いや、これ本当にそう思いますねぇ。

というのも、僕が4年間住んでいた学生寮がまさにNFOであって、完全に擬似家族でしたねぇ。

 

この本にも頻繁に登場する元寮生の▼phaさんなんて見てると、、、

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

  • 作者:pha
  • 発売日: 2012/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

「ああこの人は、学生寮の寮生をずっとやってる人だなぁ。。。w」

と思ってしまう。寮の空き部屋で夜から朝までゲーム三昧、みたいなw

(最近は普通にアパートで暮らしていますが)

 

そんな人を「怠惰だ!」と責める人がいるのもわかるし、僕も高層ビルで働いてる『仕事モード』の時にphaさんの本は読みたくないw

 

けどまぁ、暗い話になるけど、僕がいた学生寮では先輩同輩後輩合わせて、僕が知ってるだけで卒寮後、ほどなくして3人ほどが自殺しているし、僕が知らないだけの人はもっといるだろう。昔見たOB名簿には「他界」の文字も多かった。

 

そこまでいかなくても、就職したブラック企業で心身ともに病んでしまい、その後、田舎に帰り、1年以上、自分の実家の部屋から出られなくなった奴もいた。

 

僕がSNSで自嘲気味に、

「(相部屋で汚く、風呂も週3日の)田無寮に比べれば、どんなボロアパートでも楽園だ。」

と言うと、その1年以上、実家の部屋から出れなかった彼は、

「いや、田無寮ほどの『楽園』はなかった。」

と言った。

 

思うに、『家族』という漢字は『家』と『族』から成るが、それが必ずしも血縁じゃないといけないとは言えないと思う。

『家』があって、そこに何人かの人がいれば、『家族』でいいんじゃないかな?

 

今の時代はドラクエⅢのパーティのような『家族』でもいいと思う。

時々、メンバーチェンジして、メインメンバー以外は頑張らずにルイーダの酒場で呑んだくれてたり、モンスター爺さんの檻の中に入ってたりw(Ⅲじゃないし、檻に入れるなw)

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

山奥ニートにも立派な思想はあると思う。ないのは借り物の薄っぺらいイデオロギー。

これは石井さんが昔、動画でも言ってたことで、僕が好きな言葉なんだけれども、 

山奥ニートとヒッピーの一番わかりやすい違いは、山奥ニートには思想がないってこと。

『「山奥ニート」やってます。』P285

ということ。

 

言ってることはもちろん150%わかるけれど、ここで大事なのは『思想』という言葉の定義だと思う。

 

Wikipediaによると、、、

思想 - Wikipedia

思想(しそう、英: thought)は、人間が自分自身および自分の周囲について、あるいは自分が感じ思考できるものごとについて抱く、あるまとまった考えのことである。

 

このWikipediaの定義だけでいうと、石井さんにも、山奥ニートにもいい意味で『思想』はあると思う。

だからこそ、ブログを書いたり、動画を配信したり、本を出したりするんだと思う。

 

じゃあ、山奥ニートにないモノは、いい意味で『イデオロギー』なんじゃないかな。

 

日本の大学で『思想』を語ったり、アジアをフラフラしている自称・ジャーナリストが語る『思想』なんて、ほぼほぼ思想じゃなくて、薄っぺらい借り物の『イデオロギー』だと僕は思っていて、僕は若い頃からそれに辟易していた。「それコピペじゃん」って思ってた。

 

寮生活してたり、バックパッカーしているとそういうイデオロギーな人たちと同一視されたりする可能性も高く、話しててそんな感じになると、僕はやんわりと、時には明確に同一視されるのを拒んだ。

 

僕は『ポスト資本主義』の人類世界に興味があるのであって、55年体制下の『アンチ資本主義』には全く興味がない。それらは幼稚いとさえ思える。

 

そんな僕を『ノンポリ』という人もいたが、僕は僕なりのポリシーを持って生きているのであって(そういう意味でもブログネームは『A1理論』だ)、あんたらが単に『思想』家気取りの、単なるマインドコントロールされてるだけの危ないヤツなんじゃないかと思う。

 

人生で大事なのは、自分がなにをやりたいのかを、自分自身が知っていることだと思う。

 

そういう意味では山奥ニートも、いい意味で『思想』があり、だからこそヒトやモノが集まってくるんだと思う。それは十分に『実績』と言ってもいいと僕は思う。 

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

上の世代にとっては大雑把な『サヨク』コミュニティ。下の世代にとってはアフター・コロナの『ニューノーマル』なのでは?

この本の最後の方に出てくる文章。 

山奥ニートだって、ひとつの自称に過ぎない。他のミニマリストやBライフやギークハウスやしょぼい起業なんかと一緒にされて、まとめてひとつのムーブメントとして名付けられ、社会現象として扱われる日が来るのかもしれない。

『「山奥ニート」やってます。』P287

うわー、『界隈』的な単語が並んでいますねぇw

 

で、僕の肌感覚でいうと、もうここら辺の『界隈』は、一般人には『大カテゴリ』としてまとめてひとつのクラスタ扱いされていると思いますw

 

その『界隈』の中にいると、それらそれぞれがまとまった『大カテゴリ』だと認識してしまうけど、普通の市民生活をしてる人にはそれらは全部『中カテゴリ』であって、『大カテゴリ』としては「全員、そっち系のヒト」みたいな感じだと思うw

 

じゃあ、その「そっち系のヒト」を表す固有名詞ってなんなんだろう。

これは年代によってだいぶ分かれると思う。

 

まえに、日本橋のゲストハウス『CITAN』の地下のバーで、諏訪に住んでるマダムのひらやまさんと何人かで飲んだ時、ミニマリストやゲストハウス好きやなんやかんやの人種の違いについて話していた時、ひらやまさんが、

「いや、一般人から見たら、ここの人たちは全員、『サヨク』だから!w」

と言ったw

 

ゲストハウスという単なる宿泊施設の愛好者でさえ、一般人から見たら『サヨク』らしいけど、「まぁ、なんとなくそうだろうな。」と40代の僕は思ったw

 

上の世代からしてみれば、ここら辺の『界隈』は、すべて大雑把な『サヨク』として大カテゴリに入って、そんな中の中カテゴリ、ましてや小カテゴリなんて、知らんがな、という感じなんだろうなぁ。 

 

「サヨク」扱いされても、特に政治的な意図はないんだが、、、

 

これが今のアラフォーやアラサーになると、パーマカルチャーとか、カウンターカルチャーとか、シェアライフとか、ダウンシフターとか、ロハスとか、オーガニックとか、ヴィーガンとかになってくるのかな。

もしかしたら、それらを全てひっくるめて『ミニマリスト』という大カテゴリなのかもしれない。

 

それらはなんか21世紀的で、女性的な気がする。

21世紀になるとよくわからない政治色は消えて、単なる『ライフスタイル』の一種になっているような気がする。

 

さらに今、コロナで学校に行けていない10代が大人になる頃、つまりアフター・コロナの時代では、それは『ニューノーマル』と言われているかもしれない。

 

親からして『人口オーナス期』を生きてきたロスジェネ氷河期世代だ。『人口オーナス期』の生活様式が『ニューノーマル』と言われるようになるのかもしれない。

今よりリモートワークもリモート教育も進んでいくだろうし。

 

もっというと、それこそ、マルクスが『資本論』で予見した『ポスト資本主義』の時代だったのかもしれない。

 

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

これから大事なのは『持続可能』な新しい生活様式だと思う。

最後の最後に載ってた、僕が大好きな言葉。 

目指すのは「持続可能なニート」だ。

『「山奥ニート」やってます。』P309

 

いやー、SDGsですねぇ。素晴らしい。

 

最近、コロナの影響で▼有名なゲストハウスでさえ閉業(期間限定ではなく完全閉館)が増えてきつつあります。

 

昔のヒッピー・コミューンはこの本にも書かれているように、時代の変化に適応できずに消えていった。

 

僕が住んでいた昔ながらの学生寮もどんどん消えていっていて、まるでホテルのような学生寮がバンバンできている。phaさんが住んでいた京大の学生寮がなくなるのも時間の問題だと僕は思っている。

 

そして、2020年の新型コロナの影響で、不特定多数と三密空間で過ごすゲストハウスという形態も、残念だけど、今後は運営がかなり厳しくなっていくと思う。外人もしばらく来ないだろうし。

 

ただ、ゲストハウスの中には一時的にシェアハウス化しているところもあり、そういう環境に適応できるところが残っていくのだろう。オンライン宿泊を導入したり。

まさにウイルス進化説。

 

どれだけ疫病が流行っても『家族』という形態がなくならなかったように、山奥ニートという名の、「Non Family Organization」も、どうにかこのコロナ禍を乗り切って、どうにかアフター・コロナの『ニューノーマル』な存在になって欲しいですね。

 

そのために、今、外出を控えて旅もできずにSTAY HOMEしている人たちは▼この本を買いましょう!w僕のこの長いブログ記事をここまで読んだんだから、この本も買って読むよね!?友達にも勧めるよね!?SNSでもシェアするよね?w

 

まぁ、いろいろ大変な時代ですが、とりあえず▼この本を読んで楽になりましょう!オススメです!!

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

 

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