『gift』という簡単な英単語がある。
小学生でも知っている「贈り物」という意味の単語。
僕がこの『gift』に「才能」という意味もあることを知ったのは確か仮面浪人時代の19歳の時。
その時は受験勉強中でもあり、
「なんだかキリスト教的な考え方だなぁ。」
としか思わなかった。
それから時は流れて35歳のある平日、突然、普通に道を歩いていて、ふと、
「ほとんどの人は『gift(才能)』を使いこなせてないんじゃないかな??」
と思った。
エジソンは、
「天才とは1%のひらめきと99%の努力」
と言った。
努力と根性大好き国民の日本人は、
「だから『努力』が大事なんだ!!」
と解釈しているけど、実際にエジソンが言いたかったのは、
「1%のひらめく『才能』がなければ99%の『努力』は無駄ァァァァァァァアアアア!!」
と言いたかったらしい。
僕はエジソンはこう言いたかったんだと思う。
はじめに『才能』ありきで、そこに人生の99%を投資しろ、と。
それが一番、コスパのいい人生だ、と。
島田紳助は、
「『才能』は0~5までの5段階、『努力』も0~5までの5段階。『才能』5の人間が5の『努力」をしたら5×5=25で最高点の結果が出る。」
と言った。
▼くわしくはこちらの動画を見て頂ければと思います。このシリーズはすべて神動画なので時間がある時に全編見ることを推奨します!
この中で島田紳助は、
「僕らが伝えられるのは『努力』の方法。」
と言っている。
逆に言えば、
「僕はあなたじゃないから、あなたの『才能』はわかりません。」
と言うことになる。
確かにその通りだ。
これはブログ運営とかも似ていて、ブログの先輩が伝えられるのは今までやってきた『努力』の方法の結晶である『ブログ運営テクニック』だけであって、
「そもそもそのブログに何を書くか?」
は島田紳助同様、自分で考えるしかない、「僕はあなたじゃないから、あなたの『才能』はわかりません。」と言うしかない。
で、ここで大きな問題点がある。
「自分の『才能』がわからない。」
「そもそも自分にはなんにも『才能』がないんじゃないか?だから会社にしがみつくしかない人生なんじゃないか?」
情報がビッグデータ化しているこの時代『努力する方法(ノウハウ)』はググったり、本を買ったり、セミナーに行けば習得できる。いや、意識しなくてもtwitterやfacebookのタイムラインに流れて来たりさえする。
でもそもそも自分の『才能』がわからなかったら人生を見誤る可能性が高い。
この時代、どう頑張っても餓死することはない。だから職を失うことは『詰み詰みルート』でもなんでもない。(▼だから嫌な仕事はとっとと辞めるべきだと僕は思う)
本当の『詰み詰みルート』とは、人生の最後の最後になってずっと海を見つめ続けている▼ドラクエ4の港町の老人状態になることだと僕は思う。
なのでできるだけ人生の早期に自分の『才能』を発見し、それに人生エネルギーの99%を投資するべきだ。
なぜなら島田紳助のように「好きなことに関する『努力』は苦でもなんでもなく、むしろ快感」だからだ。
でも「自分の『才能』」って、実は自分が一番わからなかったりする。
自分では簡単にやってることが「才能」だとわからずについつい自分ができない「弱点」を克服しようとしてしまう。
大学受験・資格受験でも苦手科目・苦手分野の克服をして弱点を潰して6割合格で滑り込め!というのが必勝パターンでもある。
でも人生は受験勉強じゃない!
僕がそう考えていた時にひとつの本に出会った。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 160人 クリック: 3,045回
- この商品を含むブログ (460件) を見る
この本に付いている「ストレングス・ファインダー」へのアクセスコードで自分の『才能』がわかるという。
(古本では「ストレングス・ファインダー」のアクセスコードはまず付いてないのでこの本は新品で買いましょう)
この本は昔からブロガー等に評価が高く、有名だった。
僕は2年ほど前からずっとこの「ストレングス・ファインダー」が気になっていたんだけどなんとなく『才能』という言葉に気おくれしていて購入できなかった。
けど、最近、はてなブロガー界隈でこの「ストレングス・ファインダー」をやっている人が多く、思い切って購入してみた!(再び流行っているのか、うちの近所の中型書店では売り切れていたので池袋まで買いに行きましたw)
▼本多メグさんの記事
そしたらもうすでにこの本の内容からして『神』だったので少し内容をご紹介します。
と言っても、本自体は厚く、「ストレングス・ファインダー」がメインなのでミニマムに内容を理解しましょう!
この本に限らず「本をだらだら時間をかけて読むの」は時間の無駄!20世紀の発想!
21世紀に生きる我々はミニマムに要点のみを掴みましょう!
この本は7章構成ですが、ぶっちゃけ「読む」のに大事なのは3章まで。
3章までなら100ページもないので読書や翻訳書が苦手な人でもOK!
以下にもう少し詳しく『ミニマムにこの本の要点を理解する方法』をまとめてみた。
◆「はじめに」と1章・2章・3章だけ読む。100ページ弱。
「はじめに」が一番大事、その後1章・2章・3章と重要度が下がる。
そもそも「才能」「知識」「技術」の定義なので、とりあえず3章まではいっきに読む。
ここで止まってはいけない。止まると次の本番の「ストレングス・ファインダー」ができなくなる。
けど難しいところや興味のないところは「表層読み」でOK!最悪、意味がわからなくてもOK!
◆4章・5章はストレングス・ファインダーの『辞書』。
なので全部読む必要はない。
自分に関連するところだけ読む。
◆6章は仕事で部下がいる人のみ読む。7章は会社経営者のみ読む。
なのでそれ以外の人は断捨離でOK!無理に読まなくてもいい!
「いやいやもっともっとミニマムに内容を知りたい!」
という方向けに「はじめに」と1章・2章・3章から僕が最重要だと思う部分を抜き出してみました。
●学校や職場で「優秀な人間になるためにはまず弱点を自覚し、分析し、克服すること」だという今までの人類の指導法は悪意があってなされているわけではないが間違っている。
●本書のねらいは従業員の性格や能力は一人ひとり異なるという事実を踏まえて「その違いを活かす」こと・
●大事なこと①人の才能は一人ひとり独自のものであり、永続的なものである。
●大事なこと②成長の可能性を最も多く秘めているのは、一人ひとりが一番の強みとして持っている分野である。
●ウォーレン・バフェットと普通の学生とは「なんら変わりがない」。
●「違いがあるとすれば、私(ウォーレン・バフェット)は毎日朝から晩まで『この世で一番好きなことをしている』だけ」
●弱点を克服することに重きを置かず、最も強力な自らの特徴を特定・補強・成長させる
●人間の才能を特定し、磨くことが本来の学校や企業の「あるべき姿」
●人間は繰り返し現れる思考、感情および行動のパターンを「新しく作り出す」ことはできない。脳内の複数の神経が連続して生み出すものだから。
●つまり才能とは「永続的なもの」
●なぜなら「シナプスが才能を生み出す」から。(脳科学的なことに興味がある人は2章後半は必読。逆に興味がない人や今忙しい人は2章後半は断捨離)
以上がこの本のミニマムな要約です!
もっと詳しく知りたい方は他のブロガーさんの記事も検索して読むといいと思います。
この記事をアップしたら僕も「ストレングス・ファインダー」をやってみようと思います!!