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『ファンベースなひとたち』はアフターコロナの人々の生き方の方針を示してくれる丁寧な1冊でした!

いやー、なかなか素晴らしい1冊に出会えました!

僕が今年読んだ本の中でもかなり上位にランクインです!

 

それは▼『ファンベースなひとたち』というマンガ(コミックエッセイ)と文章が組み合わさった本です!

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

  • 作者:佐藤尚之,津田匡保
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: Kindle版
 

 

2018年に出版された▼『ファンベース』という本をマンガでわかりやすく解説し、さらに2020年の最新事例も追加した、丁寧な1冊だと思いました。 

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために (ちくま新書)

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために (ちくま新書)

  • 作者:佐藤尚之
  • 発売日: 2018/02/22
  • メディア: Kindle版
 

 

『ファンベース』のほうは新書で、やや経済学的でちょい固いのですが、『ファンベースなひとたち』は絵も可愛く、エピソードもわかりやすいので、10代でもなんとなくわかる内容になっているかなと思いました。

 

僕はこの『ファンベース』な考え方を今後のブログ運営の軸にしていこうと考えていますが、この考え方はお店やゲストハウスを運営している方、企業で広報や企画を担当している方、転職検討中の方、自分にあったサービスを探している方など、これからの時代を生きるほぼ全ての方に必要な考え方なんじゃないかと思いました。

 

『経済』や『仕事』という固い枠を超えて、

「アフターコロナの人々の新しい行動様式」

と言っても過言なのではないでしょうか?

 

是非、いろんな人に読んでもらいたいです!

(って、僕自身がこの本のファンになっとるがなw)

 

それではこの本のオススメの読み方を以下に書いていきます!

いつも通り「ネタバレはミニマム」を心がけます!

新書『ファンベース』の要点がミニマムに理解できる、『ファンベース』の入門書!

実は僕は、新書の▼『ファンベース』のほうは2018年4月、発売してまもなくの頃、本屋さんで見つけてパラパラ読んで、即買いしていました。

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために (ちくま新書)

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために (ちくま新書)

  • 作者:佐藤尚之
  • 発売日: 2018/02/22
  • メディア: Kindle版
 

 

当時、twitterでそのことをつぶやくと、当時のブログ仲間でブログマネタイズにかなりチカラを入れていた星川さん(お元気ですか?)も買って読んでいて、

「やっぱり良書なんだ!」

と思いました。

 

ただ、当時、パラパラと読んで、ここ2年8ヶ月ほど放置。。。

放置していた理由は内容がつまらないとかでは決してなくて、、、

 

当時の僕は長く勤めた仕事を辞め、心機一転、プログラミングを学ぶため(理由は本業と副業に活かすため)に職業訓練校に入校したばかりで、生活環境も一変。

そして、思いのほか、その学校がハードで授業についていくのがいっぱいいっぱい。。。

 

その頃、ブログ仲間でゆるく集まってブログ話とかをする勉強会も主催(!)していたのですが、主催者の僕がもう生きていくだけでいっぱいいっぱいな状態で。。。

 

あ、当時、いっしょにマネタイズ勉強会していた▼たんたんはめちゃくちゃブログマネタイズできました。KADOKAWAさんから本まで出版。(この本に僕も少しだけ登場しますw)

月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方

月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方

  • 作者:深井 竜次
  • 発売日: 2020/02/06
  • メディア: 単行本
 

 

その頃の僕は、

「俺、この学校を卒業したら、ブログをマネタイズするんだっ!」

と、思って1年間、勉強していました。

(夏休みに少し時間があり、はてなブログのテーマを変えたり、アドセンスを貼り直したりは出来ましたが、夏休みが終わって授業が始まると実習的なものが始まり、またすぐにいっぱいいっぱいに。。。)

 

結局、年明けくらいまで勉強にてんてこ舞いで、ブログマネタイズどころか、授業についていくだけでいっぱいいっぱいいっぱい。。。

(本当、プログラミングは向いてなかったな。。。)

 

ただ、おかげさまで勉強のかいあって、年明けくらいから動的なサイトも作れるようになり、同時に仕事探しも始め、1月に内定、3月1日からの勤務が決まり、卒業を待たずに2月に学校を早期退校。

 

で、

「よーし!3ヶ月くらいで仕事を落ち着かせて、いよいよブログマネタイズするぞ!」

と思いきや、新しい仕事の1年目はもうずっとハード過ぎて1年間、ずっとバタバタ。

 

(「いや、おまえ去年は旅行とか行ってたじゃん!ドラクエウォークしたりも!」という人がいると思いますが、ある程度、まとまった時間を確保するにはある程度、生活が安定してないと少なくとも僕はダメで、旅行やドラクエウォークはその生活を安定させるまでの細切れ時間の息抜きで、去年はそれらがないと仕事に押しつぶされてしまう状態でした。まぁ、わかってくれないと思いますが。。。)

 

2年目の今年は春からコロナが始まり、仕事どころかもう「この世界」自体がどうなるのかわからない状態でしたが、緊急事態宣言解除後、前半のコロナの遅れを取り戻すために秋くらいまでまた仕事でバタバタでした。

 

が、11月下旬に来年3月までの契約延長も決まり、12月第1週に来年3月までの仕事の段取りも組み、この12月第2週からは、

「よっしゃ!!やっとブログマネタイズできるぜ!!『ファンベース』を改めて読んでやる!!」

と思いました!!

(ずっとスケジュールノートに「ファンベース読む」と書き続けてきた2年8ヶ月でした。。。)

 

 

で、やっぱり内容は面白く、うんうん納得しながら読んだのですが、改めてネットでググってみると、つい最近、▼この本が出版されたことを知る!

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

  • 作者:佐藤尚之,津田匡保
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: Kindle版
 

 

「うわぁ!これ『ファンベース』の超入門書じゃん!!」

って思って、テンションが高くなり、『ファンベース』を読んでいる途中で『ファンベースなひとたち』をKindle版で購入し、、、

 

『ファンベースなひとたち』を読了してから、改めて『ファンベース』を読むと、かなりスラスラと読めました!

 

そして、改めて、この『ファンベース』という考え方が今後の僕のブログ運営の基本だなぁと再認識しました。 

 

2年8ヶ月、ブログマネタイズにくすぶってた間に、この本が出版されて、僕の2年8ヶ月という時間も、ブログマネタイズのために『必要な時間』だったんだろうな、と思いました。

 

最初の『ファンベースさとなお集中講義』がミニマムにまとまった根幹部分!何度も読んで新書『ファンベース』で補完しよう!

と、自分語りが長くなりましたが(いつものことかw)、 、、

 

この『ファンベースなひとたち』は完全にマンガ(コミックエッセイ)ではなく、マンガ部分と文章部分で構成されているのですが、最初のほうにある27ページの『ファンベースさとなお集中講義』のコミックエッセイの部分がすべての根幹にある大事な部分だと思いました。

 

数学で言うと『公式』ですね。

原理原則。

 

もう僕はこの27ページのマンガ部分を、これからも、何度も何度も読んでいこうと思いました。

そして、それを補完するのが新書『ファンベース』かなと思います。

 

逆に言うと、その後に続く10つの事例は膨大な『参考資料』という感じかなと思います。あくまで「具体例」のひとつひとつに過ぎないかなと思いました。

これはこの本の「あとがき」部分にも書かれていることです。

 

この構成というか、方針は、勝間和代さんの動画とか本と似ているかなと思います。

勝間さんが伝えていることは、あくまでも『原理原則』や、それに付随する情報なんですよねぇ。

また、多くのブログ本もそれと同じかなと。

 

果物の「種」の部分を教えてくれているだけで、肝心の「果実」は自分でつけていかないといけない。

身体でいうと、「骨」や「内臓」は親からもらっても、「筋肉」は自分で作っていかないといけない感じ?

旅でいうと、「交通機関」や「宿」はおカネを出せば提供してもらえるけど、肝心の「旅」の部分は自分で作っていかないといけない、みたいな。

 

これは多くの「仕事」や、もっというと「人生」と同じなのかもしれません。

 

原理原則は、「先人」がすでに切り開いてくれている。

「セオリー」という言葉がそれに当たるのかもしれない。

でも、それを活かすも殺すも自分次第。

 

受験勉強でいうと、時代の『傾向』は教えてもらえるかもしれないけど、自分の専門分野の『対策』は自分で見つけないといけない。

 

じゃないと、二番煎じ三番煎じになる、いや、それさえなれずに単なる劣化版やパチもんに成り果てる可能性が高いと思います。

 

なので、一番根幹的な部分はやはり筆者の佐藤さん(さとなおさん)の部分と、新書『ファンベース』かなと。

 

ただ、10の事例部分はシンプルにコミックエッセイとして読んでて楽しいです。

 

なので、僕のオススメの『ファンベースなひとたち』の読み方は、最初のさとなおさんの集中講義の部分と、10の事例のコミックエッセイ部分をまずすべて読む。

これはそんなに時間もかからないし、リラックスして読めるので、寝転びながらマンガを読む感じで読めばいいと思います。(実際にマンガですし。。。)

 

で、その10の事例のうち、自分と親和性の高い事例はコミックエッセイのあとの文章部分もしっかり読んで、さらに気になったことはネットで検索もして深掘りして理解すべきかなと思いました。

 

逆に10の事例すべてを理解しようとすると全方向的になってしまって、「メモリの無駄使い」になると個人的には思います。(あくまで個人の感想です!) 

 

というわけで、以下に僕が個人的に気になった3つの事例を紹介しますので、読み方の参考にしていただければと思います!!

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

  • 作者:佐藤尚之,津田匡保
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: Kindle版
 

 

月額4万円で全国住み放題サービス『ADDress』の佐別当さんは古民家リノベで「居場所」を作ることでファンが関係人口としてついてくると思った。

というわけで、順番的にはこの本の後半に収録されているエピソードですが、 月額4万円で全国住み放題サービス▼『ADDress』の佐別当さんのコミックエッセイ部分を僕は真っ先に読みました!!

ADDress | 定額住み放題 多拠点生活プラットフォーム

 

理由は、、、

 

『ADDress』のことは比較的、初期から知っていたのですが、佐別当さんが▼『ゲストハウスサミット2019』に登壇されていて、、、

a1riron.com

(たしか『ADDress』のロゴがこの翌日発表だったような)

 

佐別当さんは僕と同い年ということもわかり、人柄もなんとなくわかったので、その後、すぐに▼クラウドファンディングでも応援させて頂きました!!

Makuake|【優先会員募集】全国住み放題「ADDress」で、日本中にあなたの田舎をつくろう|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス

 

リターンの▼シェアライフも家に届きました〜! 

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

  • 作者:石山 アンジュ
  • 発売日: 2019/02/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

今回の『ファンベースなひとたち』ではそんな佐別当さんの会社員時代(ブラック企業?)のスパルタな絵も描かれていて、、、

「ああ、俺と同じ平成氷河期を生き抜いたロスジェネどストライク世代だなぁ。。。」

と思い、さらに親近感が湧きましたw

 

旅好きの佐別当さんと同じく、僕も子供の頃から冒険好きで(大の大冒険好き!w)、20代はバックパッカー、その後、ブラック労働を経て東京で消耗し、30代後半からこのミニマリストブログを始め、改めて国内ゲストハウスにハマったりと、のんびりと生きています。(と言いつつここ2年8ヶ月はいっぱいいっぱいでしたが。。。)

 

『ADDress』のサービス自体はまえから知っていて、『ADDress』公式twitterも密かにかなり見ているのですが(リストで読んでます。尾道邸泊まりたい!)、今回、改めて佐別当さんのことをググりました。

 

すると、▼こんなステキな記事が出てきました!!

【ADDressの佐別当隆志さん】居場所のある社会をつくる。シェアリングエコノミーが救う地域と人 | エキウミ:茅ヶ崎のローカルインタビューメディア

 

――― 最後に、佐別当さんの夢を伺えますか。

 

佐別当 ADDressによって、「どこにいっても自分の居場所がある」っていう世界をつくることです。

たとえば東京でうまくいかないとき、北海道に居場所があればそっちでやってみるとか。

少し大きいことを言うと、それがあれば結構な社会問題って解決できるんじゃないかなって思っているんです。

 

「ザ・ファンベース」な感じのサービスである『ADDress』。

そのファンはこの佐別当さんのこの「夢」に惹かれているんじゃないかと僕は思いました。

 

これを読んですぐに思い浮かんだのは▼このコミックエッセイに出てくる直島に移住した20代の女子2人ですねぇ。

直島古民家シェア暮らし (コミックエッセイ)

直島古民家シェア暮らし (コミックエッセイ)

  • 作者:まつざきしおり
  • 発売日: 2017/04/21
  • メディア: Kindle版
 

a1riron.com

 

平成氷河期どストライク世代で、都会で消耗し、「生きてる実感」が持てずに直島に移住してシェア生活をしていた2人の物語。

 

僕自身も20歳まで生まれ故郷の姫路で消耗していて、東京に出てきてからは田無にあった学生寮に入ったからこそ、そこに『居場所』が少なくともあった。

(その学生寮の3年の時に同室だった通称「エスターク」君とは今でも同じ町に住んでゆるい近居生活中ですw)

 

同じ時期に京大の熊野寮に入っていた、はてなで有名なphaさん(ギークハウス提唱者)は▼この本の中で、、、 

 

「集まっていると死ににくい」

みたいなことを言っていて、これまさに学生寮生の発想だと思った。

(暗い話だけど、学生寮を卒寮したあと自殺する人を何人も見てきたので)

 

▼『山奥ニート』もそれを受け継いでいるわけで、、、

「山奥ニート」やってます。

「山奥ニート」やってます。

  • 作者:石井 あらた
  • 発売日: 2020/06/05
  • メディア: Kindle版
 

a1riron.com

 

ただ、僕は営業職なこともあり、ニートよりももう少しだけコミュニケーション能力が高い人が好みなので(ニートを否定しているわけではないです!)、ゲストハウスとか『ADDress』的な世界観が好きかな。。。

(ニート的な人から見ると「光属性」らしいのですが、まぁ普通だと思うのですが。。。)

 

で、『ADDress』にしても、 ゲウトハウスにしても、シェアハウスにしても、学生寮にしても、ギークハウスにしても、山奥ニートにしても、キーワードは『居場所』だと思うんですが、それらはすべて『物理的な家や建物』にやや固定されがちかなと僕は思っています。(もちろん各SNSで情報はかなり発信していますが)

 

僕はこのブログを通して、病んでる人に仮想的な『居場所』を提供したいなぁ、とぼんやりと思っています。

 

昔、読者の方に、

「仕事の後にA1理論さんのブログを読んだら気が楽になります。」

と言われたことがありますが、そういうモノに私はなりたいw

 

『日本のコミックエッセイ文化』を作った松田紀子さんは「ファンベース」で明治維新並みの改革を現在進行形でしようとしていると思った!

お次はKADOKAWA社で雑誌『レタスクラブ』のファンを増やした、松田紀子さん!

 

坂本龍馬ファンで、レタスクラブのまえは、

「ずっとKADOKAWAでコミックエッセイの編集をしていた」

とのことで、コミックエッセイ好きの僕は、

「えっ!?もしかして、あの松田さん!?」

とピンときました!

 

そのまえのメディアファクトリー時代に大食いの加藤さんといっしょにたかぎなおこさんのコミックエッセイを連発していた松田さんじゃないですか!!

(▼たかぎなおこさんのコミックエッセイの絵と今回の本の絵とでは顔がだいぶ違いますw)

松田紀子 (@koriko_m) | Twitter

  

僕のこのブログでもたかぎなおこさんの本は何度も紹介していますが、特に▼この2冊はオススメ!! 

a1riron.com

a1riron.com

ひとりたび1年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

ひとりたび1年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

  • 作者:たかぎ なおこ
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: 単行本
 
ひとりたび2年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

ひとりたび2年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

  • 作者:たかぎ なおこ
  • 発売日: 2007/11/27
  • メディア: 単行本
 

 

で、

「そういえば、松田さん、ベトナムで坂本龍馬を熱く語っていたような。。。」 

と思い出して、本棚を探してみたら、▼ありました!(断捨離してません!w)

f:id:A1riron:20201211040316j:image

▼この本のエピソードですねぇ。  

 

で、上記のコミックエッセイを読み返して思うのは、坂本龍馬も『ファンベース』な生き方をしていたんだろうなぁ、ってことです。

(司馬史観ですが。。。)

 

上記コミックエッセイの最後のコマにある坂本龍馬の言葉、

「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」

という言葉、僕も好きな言葉で、時々、twitterでつぶやいたりしたりもする痛い人なのですが、、、

 

坂本龍馬の頃はSNSもなく、

「単なる変人、狂人」

で一生を終えていた人も多かったんだと思います。

下手したら坂本龍馬のように殺されたり。。。

 

現在はスマホもSNSも普及し、SDGs的な多様性も認められつつあり、200年くらい前なら「変人・狂人」で終わっていた人でも自分と親和性の高い人と繋がることができて、その人たちに向けて情報発信することで、『ファンベース』で生きていけたり、さらにマネタイズできる時代になってきたと思う。

(その自分と親和性が高い仮想的な集団を『トライブ』という人もいる)

 

そんな『ファンベース』な資質があった松田さん、2019年10月にKADOKAWAを退職し、なんと!この▼『ファンベースカンパニー』で働いているようです!

 

さらに現在、松田さんは▼noteで「天職」と言っていたコミックエッセイの仕事も継続しているようです!うーむ、まさに『ファンベース』!

松田紀子|note

 

おそらく、そんな改革、改革、改革、で突き進んでいく松田さんのファンは、その『最上志向』性のファンなんじゃないかと思いました。

 

▼ストレングス・ファインダーの『最上志向』より。

あなたはあなたの強みを高く評価してくれる人たちと一緒に過ごすことを選びます。
同じように、自分の強みを発見しそれを伸ばしてきたと思われる人たちに惹かれます。
あなたは、あなたを型にはめて、弱点を克服させようとする人々を避ける傾向があります。
あなたは自分の弱みを嘆きながら人生を送りたくありません。
それよりも、持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。
その方が楽しく、実りも多いのです。
そして意外なことに、その方がもっと大変なのです。

 

で、僕も昔、ブログに書きましたが、この『最上志向』、▼日本社会と相性が悪いんですよねぇ。。。

a1riron.com

ペンギンの国のクジャク

ペンギンの国のクジャク

 

 

まぁ、坂本龍馬も完全に日本社会で浮いちゃってましたからねぇ。。。

(そりゃ脱藩するわ。。。)

 

けど、現代はそれを理解してくれる少数の人と繋がり、さらにそこからマネタイズもできてしまう、素晴らしい『ファンベースの時代』になったと僕は思います。

『ペンギンの国』は物理的な場所にあるのかもしれないのですが、『ファンベースの国』は仮想的な場所にあるので、誰でもスマホから気軽にアクセスが可能な時代。

 

そんな時代に松田さんがどう生きていくのか、いちファンとしてゆるく追っかけていこうと思いました!

 

あと、そういえば、最近、僕はKADOKAWAさんとご縁がいくつかあり、先日はKADOKAWAの方から連絡があり、▼勝間和代さんの本の新聞広告に僕のコメントが載りましたw 

 

上でも紹介した、ブログ仲間の▼たんたんの本もKADOKAWAさんです! 

月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方

月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方

  • 作者:深井 竜次
  • 発売日: 2020/02/06
  • メディア: 単行本
 

a1riron.com

 

これまたブログ仲間の▼はらぺこグリズリーの本もKADOKAWAさんより寄贈頂きました!(祝!2年連続レシピ本大賞受賞!!) 

世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ

世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ

  • 作者:はらぺこグリズリー
  • 発売日: 2019/04/08
  • メディア: Kindle版
 

a1riron.com

a1riron.com

 

そういえば、この『ファンベースなひとたち』のコミックエッセイ部分を描いている、おぐらなおみさんの▼このフィクションコミックエッセイもWEB掲載時代にスマホで読んでいました。

私の穴がうまらない

私の穴がうまらない

  • 作者:おぐら なおみ
  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: 単行本
 

この作品、マンガ自体はすごく面白いのですが、、、 

よく「絶食系男子」「すでに出家してる」と他人から言われる僕的には耳の痛い内容でした。。。w 

 

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

  • 作者:佐藤尚之,津田匡保
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: Kindle版
 

 

『里山十帖』『箱根本箱』の岩佐十良さんの継続して『地域』を作っていく姿勢にファンはついていくと思うし、それは宿以外のサービスでも同じだと思った。

最後に紹介するのは、素敵なお宿である▼『里山十帖』『箱根本箱』を運営する岩佐十良さんです!

絶景露天風呂「里山十帖」 created by 自遊人 越後湯沢・大沢山温泉

 

本好きの僕はどちらかというと、まえからずっと▼『箱根本箱』が気になっていますw

ブックホテル「箱根本箱」

 

面白かったのは、経営が悪化した時、苦境をつづったアナログな手紙を岩佐さんの昔からのファンに送ったら、ファンが泊まりに来てくれて、インスタなどで拡散してくれて、稼働率がかなり上がったらしいです。

 

今、コロナ禍で困っている宿も、大変だとは思いますが、困ってる時は、

「困っています!」

って言って欲しいんですよねぇ、ファンとしては。

 

コアなファンほど今は泊まりにいけないので、クラウドファンディングとか、もっというと口座公開して「ここに振り込んでください!」でもいいと思う。

 

「困っている人を助け合う」ことこそが、『人間の本質』なんじゃないかと僕は思っています。

 

特に都会のチェーン店と違って、宿は潰れてしまうと、その『作品』自体がなくなってしまうわけで、そうなると、その『作品』を鑑賞していたファンが一番悲しいわけで。。。

 

あと、面白かったのは、地域で「変わり者」扱いされていた「ナスおじさん」に価値を与えて、世に出したこと。

 

上にも書きましたが、

「変人・狂人」も、この世にはかならず少数の『理解者』がいると僕は思います。

そして、『最上志向』の人ほど、その少数の理解者を求めていると思います。

自分どころか、他人のファンまで作ってしまう、岩佐さんはすごい!

 

そんな僕は日本の地方は『世界文化遺産』よりも尊い、▼『ローカル文化遺産』の宝庫だと思っています!

a1riron.coma1riron.com

 

でも、日本でそれがわかっている人の数はミニマムなんですよねぇ。。。

もったいない。。。。

 

そして、この本に出てきた岩佐さんの言葉に、僕はすごく励まされました!

それは次の言葉です! 

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー

  • 作者:佐藤尚之,津田匡保
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: Kindle版
 

ブログ運営も『ファンベース』が基本の時代に突入へ!!

この本に載っていた岩佐さん(53歳)の言葉、

「何事も10年くらいは必要ですよ。3年くらいじゃ無理!」 

 「宿がブレークした背景にも、それまで私たちが10年やっていた『自遊人』や、食販売でのお客さまとの関係性がしっかりできていたからだと思います。」

「そうじゃないと表面的なバズですぐ終わってしまうんです。」

 

うーむ、言葉の重みが違いますね。。。 

(「バズってどうする!?」って、なつい。。。w)

 

『ファンベース』と言っても、華々しい活躍は氷山の一角に過ぎなくて、その水面下ではかなりの下積み時代がみなさんあったんだと思います。情報発信するまえからのも含めて。

 

それはもう、その活動にサブリミナルに現れると思うので、ファンはそのサブリミナルな部分も含めてファンになっていくんでしょうねぇ。

そういう意味も含めて、何事も10年くらいは必要なんでしょうねぇ。

 

僕も2年8ヶ月、ブログマネタイズが止まっていましたが、そんなの長い長い『ライフワーク』の中の「踊り場」みたいな時間だと考えると、少し楽になりました。

 

そしてブログ運営も、2010年代のバズや炎上ではてブやPVを稼ぐ時代から、2020年代以降は『里山十帖』のような10年スパンの『ファンベース』の時代になっていくような気がします。

 

 

最後にまた、自分語りになりますが、、、

 

僕は生まれてから20年間ほど、故郷の姫路で消耗していて、自分で情報発信をするジャーナリストになろうと思って東京の大学に入りなおして新聞社でバイトしましたが、新聞社のあまりにもサラリーマン的な雰囲気に嫌になり、逆に大学のメディアネットワークセンターで生まれて初めて『インターネット』に触れてどハマりして、授業にも出ずに朝まで学内掲示板に書き込みして過ごしていたりして、学生寮でネットができるようになってからは名刺交換した人たちを軸としたメーリングリストを作成し、卒業後はアジアをバックパッカーとして横断しながら各地のネットカフェからメルマガを配信し続け、帰国後は風呂なしアパートで「親の借金」と「学費の借金」という『双子の赤字』を返済しながらmixi日記を書き続けてマイミクから救援物資を送ってもらったり、「花やしき遊園地貸切オフ会」を開催したり、30代半ばの2013年からは、このはてなブログでミニマリストブログを書いてきました。

 

ネット上に雑文を書き続けて、すでに四半世紀になろうとしていますが、それらのビンボーな下積み時代を含め、ずっと書き続けてきた雑文のファンをベースに、今後の人生を生きていければな、と考えています。

 

というわけで、『ファンベース』と『ファンベースなひとたち』は僕のこれまでの、そしてこれからの人生の基盤となる考え方として活用していきたいです!! 

 

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