地方の市町村に旅行に行くと、よく、
「この町にはなんにもない。」
という人がいる。
これは老若男女あんまり関係なく、一定数いるし、口に出さなくてもそう思っている人は多いと思う。
で、僕には、
それが遠因となって、移住者誘致の心理的な足かせになってしまってるような気がしますw
逆・プラシーボ効果w
逆・鵜堂刃衛w「我、最弱也!!」w
地方では、
「京都に比べたらうちの町なんて。。。」
「隣の●●市に比べたらうちの市なんて。。。」
って言う人が多かったりしますが、
「この町にしかない魅力を発見しましょう!!」
って、僕は思います。
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他の市町村と比べたところで、なにも発展的な思考にはならない。
それよりも、
『ローカル文化遺産』
『ローカル自然遺産』
を発見するのが、遠回りに見えて、一番、移住者を集める近道のような気がします!
そもそも、僕がそうなんですが、
世界遺産に興味がない
んですよね~w
海外旅行中も、
「はいはい、世界遺産、世界遺産w」
って感じでしたw
姫路という世界遺産の町で生まれ育ったのもあるのかもしれませんが、、、
なんかメジャー過ぎてあんまり興味がないです。
ググればいくらでも情報出てきますし。
逆に、ローカルで珍しい『ローカル文化遺産』や『ローカル自然遺産』が大好きですねぇ~。
なんというか、味があるし、気取ってない、自然体な感じがいい!
ググっても情報出てこないので、今の情報化社会では逆にレア感があるw
この間、お話を聞いた▼中村功芳さんとかは、こういう『ローカル文化遺産』や『ローカル自然遺産』を見つけるのは天才的で、、、
『ひろしま里山ウェーブ』のトークイベントで横浜に行ってきたよ!中村功芳さんの熱い話がまた聞けた! - A1理論はミニマリスト
岡山県の川の中州で、昔、そこに人がちょっとだけ住んでいたことをめちゃくちゃ楽しそうに話すw
岡山県以外の人や外国人はそれを興味深く聞いてくれるらしい。
本人も、そういう日本の地方にあるローカル遺産は『はぐれメタル』と言ってるw
先日の宮城県栗原市で見つけた『ローカル文化遺産』は、「もなかの皮」を作ってる民家で、一見、普通の民家なんだけれども、江戸時代から続いている5代目(だったかな?)な家だ。
僕も▼この「もなかの皮」だけを食べさせてもらったけど、すごく美味しかった!!
僕がよく行く、長野県の下諏訪で言うと、路地の中に出てくるちょっとした碑文とか、モニュメントとか、湧き出てる温泉とかものすごくいい。
というか、路地自体がいいw
僕の故郷の姫路で言うと、司馬遼太郎のおじいさんの家とかw
もう、見つけた時は大興奮しましたよ!!w
で、そこで大事なのは、そんな『ローカル文化遺産』や『ローカル自然遺産』を、
「楽しそうに語るキュレーター・ナビゲーター」
の存在だ。
島田紳助は、▼『紳竜の研究』で明石家さんまのことを、
「なんでもないサードゴロをファインプレーに魅せれる実力者」
と言っているけど、そういうことなんだろうな。
松本人志も、
「トークで大事なのは『情報加工能力』」
と言っている。
要は『情報』という素材を、
素材の良さも活かしつつ、どれだけ美味しく料理できるか?
ということだろう。
黒田官兵衛が圧倒的な兵力の差がある戦いでも常に勝ち星を納めていたように。
如何に、
『ニーズ』を、
『リード』し、
『クロージング』していくか?
これこそが営業の基本中の基本だ。
で、
そんな『ローカル文化遺産』『ローカル自然遺産』の発見が、なぜ移住者誘致につながるのか?
▼この記事にも書いたけど、、、
『まちのゲストハウス考』は21世紀の地方都市の未来が詰まったステキなエッセイ集!イラストも可愛いよ! - A1理論はミニマリスト
僕は、この2010年代という時代は、
日本の市町村が(やっと)ゲストハウスの有用性に気づいたフェーズの時代
だと思っている。
2000年代に、僕が、当時の『良識ある大人』にゲストハウスの有用性を説明しても、
「いやいや、ヒッピーの溜まり場を作ってどうするんだよ!!w」
と笑われて試合終了だったけど、この2010年代は日本人がやっとそれを理解してきた時代だ。
なぜなら▼『ゲストハウス』はグローバルネットワークから来た人に対するルーティング機能を有しているからだ。
しかし、
それでは移住者誘致には不十分だ。
理由は、ゲストハウスはその市町村のゲートウェイ的なルータに過ぎないからだ。
(ゲートウェーイ!!w)
大事なのは、▼真の意味で、グローバルネットワークから降りてくるパケットを町中に中長期に渡り、回遊・周遊させる『シェアハウス』『住み開きシェアハウス』というルータなんじゃないかな?
で、▼その『シェアハウス』や『住み開きシェアハウス』のオーナーや住人が『ローカル文化遺産』『ローカル自然遺産』のキュレーターになるのが一番ふさわしいんじゃないかな?
これからの地方の移住者誘致で大事なことは、「グローバルネットワークとつながること」なんじゃないかな?? - A1理論はミニマリスト
なぜなら、『ゲストハウス』のオーナーさんやスタッフさん、ヘルパーさんは基本的にゲストハウスからあんまり外に出られない。
毎日、知らないゲストが来ては去り、来ては去り、を繰り返すから。
でも、『シェアハウス』や『住み開きシェアハウス』のオーナーや住人なら、そこまで流動性は高くないし、来る方もゲストハウスレベルのサービスは期待していないw
ま、どういう形にしても大事なのは、そういう、
『ローカル文化遺産』『ローカル自然遺産』を伝えるキュレーター・ナビゲーターが『グローバルネットワーク』から来た人、つまり『グローバルドメイン』の視点から、そのローカルな遺産を評価できるかどうか?
だと思う。
地元目線ではなく、グローバル目線。
虫の目ではなく、タカの目。
世界史・日本史の知識もあるとよりベターだと思う。
旭川『Big E』にいる流さんの言葉で言うと、
『本質』を理解しているかどうか?
人間、どうしても近くにあり過ぎるモノは軽視してしまうし、隣の芝生は青く見える。
なので、その市町村にずっと生活している人よりも、グローバルドメインから来た、もしくはグローバルドメイン目線(例えば、東京に10年くらいいた、海外を旅していた等)でローカルを評価できる人が『ローカル文化遺産』『ローカル自然遺産』を見つけることができるのだろうし、それを面白おかしく▼『伝える人』が、その地域をメジャーにしていくのだろう。『情報加工能力』!
『伝える人』が「寄付のハードル」をミニマムにして『ムーブメント』を起こす!! - A1理論はミニマリスト
実際に、僕も▼このコミックエッセイを読んで尾道に行ったし。
この本、尾道の『ローカル文化遺産』が満載で読んでてすごく楽しかった。
そんな『ローカル文化遺産』『ローカル自然遺産』を「楽しそうに話す人」の元に人が集まり、それはやがてコミュニティとなり、さらにそのコミュニティがやがて21世紀の▼『フルサト』になっていくんじゃないかと僕は思います!!
「個性の時代」を生きる子供達に『この世界』を知ってもらうため是非読み聞かせたい絵本『ペンギンの国のクジャク』 - A1理論はミニマリスト
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が、
こういう話を日本の地方自治体が『理解』できるようになるのは、僕は早くても2020年以降だと思います!w
でも、
今現在の2010年代ですでに、その本質を『理解』しつつある自治体がちらほら出てきた。
そんな『次の時代』を先に生きてしまってる町に、僕は今、非常に興味がある!!
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なぜなら、そこには▼『ポスト資本主義』社会の「アーリーアダプター」達が集まり始めているからだ!!
『ポスト資本主義』社会の「アーリーアダプター」達の『情報ノート』に俺はなる!! - A1理論はミニマリスト
僕は日本中のそんな町を「るろうに」しながら、ブログという『情報ノート』を書き続けて行きたいでござる!!
(あと、働きたくないでござる!絶対に働きたくないでござる!!w)