先日、東京・池袋で行われた、日本中の「島」が集まる▼『アイランダー2017』というイベントに行きました!
日本中の「島」が東京・池袋に集まる巨大イベント『アイランダー2017』に行ってきたよ!松鳥むうさんにも再会! - A1理論はミニマリスト
その時に、、、
読みたい(笑) pic.twitter.com/d2Vjtssk3Z
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2017年11月18日
コミックエッセイ好きの僕が、
「ああ、あのコミックエッセイ、読んでなかった!!」
って思いました!!
直島古民家シェア暮らし (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: まつざきしおり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: 単行本
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半年くらい前に、ウェブ漫画サイトの▼『コミックエッセイ劇場』で、少しだけ読んで、、、
直島古民家シェア暮らし|まつざきしおり|コミックエッセイ劇場
「うわー!これ絶対に面白い!!」
って思ったのですが、なかなか当時は仕事も旅も忙しく、、、
今回、購入する2週間くらい前もKindle版を買おうかどうか迷っていたのですが結局、買わず、、、
『アイランダー』に行き、再度、Amazonを見ると、なんか1ヶ月くらい前に比べて半額くらいになってたので、即購入しました!!w
で、買って朝までそのままぶっ続けで読了!!
うおー!
めっちゃ面白かった!!最初はギャグ漫画かと思ったら、最後はめっちゃ感動したよー!! pic.twitter.com/CudPoHl2QX
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2017年11月20日
内容は、瀬戸内に浮かぶアートの島・直島の古民家とカフェをメインに繰り広げられる都会女子のドタバタ移住物語w
このコミックエッセイの面白さは、
まず『リアリティ』ですねぇ!
僕は▼『リアリティ』こそが『エンターテイメント』だと考える露伴厨ですw
ま、もう少し詳しく本の内容を言うと、、、
僕も瀬戸内海地方の端っこのほうで生まれ育っていて、なんというか瀬戸内の良さも悪さもなんとなくは知ってるし、最近は都内でいろんな移住イベントにも行ったりもするので、
「うわー、これ、リアルだなぁ。。。」
って感じるところ、多数。
でも、
この主人公の「まつざきしおり」さんは若さ(移住当時25歳)もあってか、そこをポジティブに乗り越えていきます!!
で、その過程のギャグが面白く、基本四コマ漫画なので、オチが毎回笑えますw
まさに『移住エンターテイメント』!w
けど、やっぱり移住後も、
移住前とは別の悩みがつきまとい続けます。
基本、ギャグなんですが、その間も「島に残るか?」「都会に戻るか?」というはざまで揺れ動く様が、読む側からすると、
「これ、どうなっちゃうの??」
というドキドキ感を生みます。
で、最後は日頃のギャグ路線とは一転して、
大感動のラスト!!
ちょっと、泣きそうになりそうなくらい感動しましたよ!!
しかも、この本。
所々に移住お得情報とか、古民家暮らしテクニックとか、お菓子レシピ的なものも載っていて、全体的にお得感満載です!!
あと、微妙に絵が上手い!
『移住』をテーマにした本の中では字の本も含めてナンバーワンだと思いました!
▼まさにコスパ最強漫画!!
移住、特に島に移住を考えている方には必読書だと思いました!
直島古民家シェア暮らし (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: まつざきしおり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/21
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というわけで、ミニマムにあらすじを見ていきましょう!!
この、もう一人の主人公、1年早く直島に来ていた、
『なっち』の存在
が最初から最後、そしてラストの『決断』まで、
ずっと主人公にとっては大きな存在になっていきます。
2人が島に来た理由は主人公の「まつざきしおり」さんの場合は、20歳の時、旅行で初めて直島に来て気に入ってたんだけど、
働き始めてからは都会でのハードワークで心身ともにボロボロになり、ふとこの島のことを思い出して、再び、1人でこの島を訪れた。
で、「なっち」の場合も似ていて、、、
同じ歳、同じ境遇、同じ職場、趣味も似ている移住仲間の存在って、めっちゃ大きいですよね。
僕もまぁ、20年前に上京してきて、おカネがなくて入ったビンボー学生寮で出会った、同じ歳、同じ境遇、趣味も似ている(ジャンプ漫画&ドラクエ好き)な『エスターク』と、かれこれ20年近くの腐れ縁が今も続いていますからw
今は仕事の業界も似ているし、同じ高田馬場の近所に住んでるw
(でも、僕が東京で頑張れているのはエスタークのおかげではなく、ひとえに僕の不断の努力のおかげですw)
しかし、今は、
女子が生きていくには難しい時代ですねぇ。
下諏訪の地域おこし協力隊の▼「ひっきー」もそうですが、、、
下諏訪町の地域おこし協力隊『ひっきー』は就任半年でめちゃくちゃ成長していて、ちょっと感動した! - A1理論はミニマリスト
都会で正社員で頑張れば頑張るほど、報われず、心身共に不調をきたしたりする。
僕の母親の時代とかはテキトーな短大でも出て、20代半ばでとっとと結婚して子供生んでしまえば良かったんですけど、、、
今の都会は、まぁ、僕みたいな低収入の草食系男子も多いですし。。。w
で、そうなると、都会に『居場所』がなくなり、
人は▼『サードプレイス』を探し始めるんだと思う。
ゲストハウスがブームになった理由と同じですねぇ。
サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
- 作者: レイ・オルデンバーグ,マイク・モラスキー(解説),忠平美幸
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2013/10/26
- メディア: 単行本
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人によってこの『サードプレイス』は違う。
「移住」と言えば、特に3.11後は東京より西がメインなんだけれども、僕とかはやっぱり、元々、生まれ育った関西とか瀬戸内のノリがあんまり好きじゃなかったので東京に避難してきたわけで、、、
僕にとっての『サードプレイス』は長野、特に下諏訪が一番、居心地がいい。
若干、「きっちり病」の僕にはテキトーなノリの関西や瀬戸内より、緩いながらにも、要点はピンポイントにキッチリ押さえている長野県民の県民性が大好きだ。
「酔拳」みたいでw
ちなみに、東京はどうでもいいところはキッチリしてるくせに、要点はキッチリしてないように僕には思える。
なので正社員はだらだらと無駄な長時間労働が多いんだと思う。
僕はそんな『正社員』という日本独自のガラパゴスな雇用体系がアホらしくて、20代からずーーーっと派遣社員でミニマリズム生活ですw
(人に媚びず、富貴を望まず!!w)
って、僕の話はどうでもよくて!!
この2人にとっての『サードプレイス』は、この直島だったんだろう。
旅行、特に一人旅で何度も訪れてしまう場所は『サードプレイス』になりやすい、と僕は思う。
直島古民家シェア暮らし (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: まつざきしおり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/21
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けど、都会で消耗して『サードプレイス』に移住しても、また別の問題が発生する。
この本のタイトルにもなっている、
『古民家』という空き家の『住』環境もそうだ。
「まつざきしおり」さんはカフェの店長から『古民家』を紹介してもらうが、
最初に『古民家』に行ったとき、、、
これ、ネタにしてるけど、かなりヘコんだと思うw
で、こんな家なので、仕事で疲れて帰って来ても、全然、夜も寝れないw
カフェで知り合った島の人がこの家に来てドン引きするシーンもw
これで逃げ帰ってくる姫姉様女子も多いと思うけど、タイトルにもあるように、
同じカフェで働く、同じ移住者の「なっち」が居候していた親戚のおばあちゃんの家から引っ越してきてシェアハウスに!!
それから2人で害虫退治したり、100円ショップの材料でDIY始めたりし始めます!
家賃も折半に!!
いやー、たくましい。
ちなみに、このシェアハウスをしていた時期は今(2017年)から6年前らしいので、2011年くらいかな?
当時は日本中、まだまだこういうボロい空き家が多かったと思います。
3.11以前に尾道に移住した▼この漫画のつるけんたろうさんの空き家もボロボロw
最近は「住める空き家」も多くなってきた印象ですねぇ。
実際、僕の姫路の元・婆ちゃんの家もぜんぜん「住める空き家」ですし。(2014年から空き家)
あとはルームメイトですねぇ。
独身1人だと空き家暮らしはコスパ悪いですから。
地方都市が移住者誘致したいなら、「住める空き家」をシェアハウス化するのが一番、手っ取り早いと思うのですが、それに地方都市が気づくのは、早くても2020年以降だと僕は思っています。
(2010年代は、やっと日本の地方に「ゲストハウス」が浸透したフェーズ)
直島古民家シェア暮らし (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: まつざきしおり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/21
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で、この本に話を戻すと、、、
元々、お菓子作りが趣味だった「まつざきしおり」さん。
「なっち」というルームメイト兼カフェ仲間を得て、直島のカフェでぐんぐんと『才能』を発揮していきます!
これは都会でOLしていてはけして味わえなかった、
『自分らしさ』
だったでしょう。
『自分らしい仕事』
が出来た時に人間はいっきに成長する、と言います。
その成長っぷりは、カフェの先輩である「なっち」も驚くレベル!!
大前研一さんは▼こう言っている。
人間は「決意」では変わらない。本当に変えたいのなら『環境』から変えるべきだ。 | hentenna project
「人間が変わる方法は三つしかない。
ひとつめは時間配分を変えること、
二つめは住む場所を変えること、
三つめはつきあう人を変えることだ。
最も無意味なのが〝決意を新たにすること〟である。
決意だけでは何も変わらない」
僕の言葉で言うと、「まつざきしおり」さんは、大前さんの言う『時間配分』『住む場所』『つきあう人』を移住により、いっきに変えることで、
▼『A1能力』の発動条件を満たした!
と言えると思う。(A1理論!)
『好き(A1)』×『才能(能力)』=『A1能力』発動!!! - A1理論はミニマリスト
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
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これは尾道の空き家に移住した▼つるけんたろうさんと同じだ。
僕も20年前に姫路から東京に出てきた理由は、姫路では僕の『才能』は『A1能力』化しないと思った、つまり、開花しないと思ったからだ。
20歳で東京に出てきて、さすが、それを『理解』できるヤツもそこそこいるとは思った。
(僕にとっては姫路は「論外の町」w)
でも、
その『理解』は僕的にはまだまだ微妙だった。
20歳の頃からずっとウェブ上に自分の想いを長文で書き続けているのも、▼その「ストレス」解消のためなんだろうな。
(ちなみにエスタークは「おまえの文章は『自分語り』が多い!」と言って読んでくれないw)
僕が求めていたのは『ペンギンの国』ではなく、
子供の頃からずっと▼『チャンスの国』だったんだろう
と、これを書きながら思った。
「個性の時代」を生きる子供達に『この世界』を知ってもらうため是非読み聞かせたい絵本『ペンギンの国のクジャク』 - A1理論はミニマリスト
- 作者: BJ ギャラガー,ウォレン・H.シュミット,BJ Gallagher,Warren H. Schmidt,田中一江
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2002/03
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「『世界』はもっと、『俺の言ってること』を『理解』しろ!ボケェ!!」
と、僕は子供の頃から常に思っているw
直島古民家シェア暮らし (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: まつざきしおり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/21
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で、そんな『自分語り』をしたところで、、、
無事に『才能』(=「A1能力」)に目覚め、『やりがい』も『居場所』も見つけた「まつざきしおり」さんですが、
地方への移住者、特に20代の移住者特有の問題が、、、
ただ、これを読んでいて僕は、
「いや、このカフェ、いくらなんでも給料安すぎでしょ!w」
って思ったw
で、試しに、直島のある▼香川県の2011年の最低賃金を調べてみた。
(▲このサイト、超便利でした!w)
今年の2017年の最低賃金は766円。
2011年時点での最低賃金は667円。
なんと!6年間で100円近くアップしています!
で、「まつざきしおり」さんが、2011年に8時間労働を月21日していたとして、、、
667円×8時間×21日
=月収112,056円!
確かに最低賃金近かったとしたら、安い。。。
所得税引かれたら手取り10万くらいかな。。。
ここから年金・住民税・国民健康保険、家賃・光熱費・食費を抜くと確かに赤字かも。
家賃折半、食事はまかない付きで赤字。。。
これで奨学金の返済もあると大赤字でしょうね。。。
しかし、田舎で20代とは言え、朝から晩までフルタイムで働いていて、シェアハウス暮らしもしていて『赤字』はキツい。。。
田舎のリアルな現実ですな。。。
批判も多い「地域おこし協力隊」制度がめちゃくちゃホワイト企業に思えてきますw
ちなみに、20代の僕はこの「まつざきしおり」さんの状態に加え、
「親の借金」と「奨学金」という『双子の赤字』を背負っていたので、東京で時給が高い『ブラック派遣』で働くという選択肢しかなく、
もちろん病みましたw
なので、『双子の赤字』が落ち着いた30代後半からは、
「働きたくないでござる!!絶対に働きたくないでござる!!」
という『ゆる隠居生活』ですw
(ヤバいDVDも見る!あと『北海道編』は断捨離!!w)
そんな、働けど、働けど、我が暮らし楽にならない「まつざきしおり」さんは『都会か?』『島か?』で揺れ動きます。
僕も、とあるゲストハウスで同じ状況の20代女子と話したことがあります。
彼女はその町に移住希望で、
その町のチェーン居酒屋で働き始めたものの、ブラック過ぎて、病み病み、みたいな。
都会の人はわからないと思うけど、地方出身で、弟や同級生も地方で働いている僕から言わせれば、地方の企業の時点でほぼブラック企業に近いですね。
僕は東京に出てきた学生時代、東京はバイトが多く、かつホワイト過ぎてビビりましたわw
「これ、一生、フリーターでええやん!」
って思って、まぁ、希望通り、一生フリーターになりそうなのですが、特に不満はないw
特に地方の飲食業は、店長さんやいっしょに働いている人はいい人でも、給与体系は最低賃金で、大概は店長とか、チェーン店の場合はその会社自体がブラックな可能性が大なので、地方移住を考えている方はご注意をw
さらに、最近は少子化や人手不足を解消するために「根性論」「精神論」「夢実現」みたいな▼宗教化している飲食店も多いので注意が必要ですw
今の地方では『コミュニティ』は、すでにゲストハウス周辺にある。
つまり、
『居』場所はすでにある!
と僕は思ってます。
なので、移住で大事なのは、
テキトーに働いていてそこそこのお金が入ってくる『職』
だと僕は思います。
『居』場所も、『住』居も、『職』業に従属していた▼20世紀はすでに終わっている、と、僕は考えます。
『住』従属人生の19世紀、『職』従属人生の20世紀、『居』従属人生の21世紀。 - A1理論はミニマリスト
21世紀は自分の『居』場所さえあれば、『職』も『住』もミニマムでいい!ていうか、ミニマムがいい!! - A1理論はミニマリスト
で、揺れ動く「まつざきしおり」さんは、
思い悩むうちに、カフェの常連さん(おじさん)に相談すると、
「車の免許を取れ!」
と言われる。
これも「田舎あるある」で、僕も実家に帰る度に言われますが、姫路に帰りたくないので、ガンとして免許は取りませんw
で、成り行きで免許合宿のために、一時的に都会に帰った「まつざきしおり」さん。
たまたまその免許合宿の時、直島のカフェがテレビ取材されて、
都会のホテルのテレビ画面越しに、カフェと「なっち」を客観的に観ます。
(この体験はすごく良かったと思います)
その後、無事、都会で免許を取って直島にかえってきた「まつざきしおり」さん。
港から1人、「なっち」や店長、常連客の待つカフェに向かいます、、、
と、
この『結末』は▼本を読んでからのお楽しみ!!
直島古民家シェア暮らし (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: まつざきしおり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: 単行本
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僕も読んだ後からググってわかったのですが、このコミックエッセイは人気ブログの書籍版だったようです。
アメブロでは有名だったみたいで、はてなブログの僕はググるまで知りませんでした。。。
でも、▼この本家のブログにはこの本の『結末』が書いてあるので、
本を読んでからこのブログを読むことを強くオススメします!!
そして、、、
あ、いたんだw / “アイランダーin池袋に参加します!|都会女子ふたり 島で古民家(ボロヤ)暮らしはじめました” https://t.co/2HUKOZqVB7
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2017年11月20日
ご本人、先日の『アイランダー2017』にも来られていたらしいです!
あのブースにいたんだー。
(開場してすぐに直島ブースの写真を撮ってたおっさんがA1理論ですw)
というわけで、
・地方への移住を考えている方
・都会で消耗している方
・なんとなく『自分の居場所』を探している方
にはオススメの一冊です!
なにかしらヒントが得られるはず!!
▼Kindle版が特にオススメ!!
直島古民家シェア暮らし (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: まつざきしおり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/04/21
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