この10日ほど、ブログを書くこと以外、何もしなかった。
2月上旬からこのブログを本格的に始めた。最初は資格関連記事ばっかり。
資格受験状況は複数試験の同時受験、かつCCNPが新しいバージョンになったり、急遽、先輩達にIEEE WCET受験を勧められたりして受験スケジュールも二転三転。
新CCNP ROUTE勉強が間に合わず、さらに急遽、IEEE WCETを受験することになり、対策をした後、情報もないまま新CCNP SWITCHの勉強。
でも春の情報処理試験が迫ってきていて、応用情報技術者試験の勉強に切り替え、それが終わると同時にIEEE WCETの勉強に切り替え(いわゆる中国大返し受験)。
それと同時にGWに親が始めて東京に来るというのでいろいろアドバイス。
結局、ろくに電車にも乗れないのでGW中も2日半ほどほぼ付きっきり。しかしその時に実家の経営も安定してきたことを知る。
それと同時にありがたいことにブログもアクセス数やはてブ数も増えていき、ブログ仲間も増えてきた。
4月からははてなブログの「注目のブログ」にも毎回載るようになり、ブログ村・ブログランキングに登録。同時にグーグルアドセンスとアマゾンアフィリエイトにも登録。
その後、記事が何度か小さくバズった。バズる度に試験疲れや親の東京案内疲れも重なり、体調が少し崩れる。
仕事を休んでいるのにここ数カ月、「新しいこと」ばかりで、すこし頭が麻痺してしまっていた。
なのでWCETが終わったら少し「ブログを書くことだけ」に集中したかった。しかも資格とは関係ないブログを書きたかった。
10日間は散歩や家事をしながら半日かけてブログ内容を考え、半日かけて書き上げる。昔、メルマガを書いていた時のような、丁寧な丁寧な作業。
そして記事アップしてからじわじわとはてブが増えていくのがとても楽しかった。
それを寝ころびながら、iPhoneで見ながら、あいまにtwitterでおはぎさん(断捨離パンダ)とくだらないことをつぶやきあう。
ある時はブログを書いくことで『ポジティブ人間』になる方法を書いた。
そのあと、その記事を読んだ方が本当にブログを始めてくれた。最高にうれしかった。
この10日間は今までの人生の中で最高に楽しかった。こんな日々がずっと続けばいいのに、と思った。
こういう生活をずっとずっと望んでいたし、今、死んでも残念だけど、でも特に後悔はないとも思った。
ここ10日は特に大きくバズった記事はなかったが、少しずつ固定ファン、特に資格記事ではなく僕の文章自体をいつも読みに来てくれる人が増えてきたように感じた。
バズったから来てくれる人ももちろん有難いが、数日するとガクっとPVが下がる。下がるというより戻るだけなのだけど。
でもそれよりもいつも読んでくれる常連さんをひとり、またひとりとゆっくり増やしていきたいと思った。
お金は儲からない。が、僕はそもそもブログで儲ける気はない。
ここのところ「ブログ論」的記事を意図せずにかなり読んだ。
ブログの続け方、PVの上げ方、効果的なSEO、効果的な広告の貼り方。ブログで稼ぐ方法。
こういう記事を読む度にいつも少し違和感があったのだが、ここ10日ほど試験勉強をせず、ブログを書くことだけに集中した結果、なんとなく違和感の謎が解けてきた。
それはすごくシンプルな答えだった。僕は世間の人と「逆」なんだと。
多くの人はブログを副業・副収入にしたり、本業にして家族を養ったり、会社から独立したり、自分の仕事をアピールしたり、ブログから仕事をもらったり、海外放浪したりする『手段』として使ってる。
それはぜんぜん悪いことではないし、立派なことだと思う。またライターの単価が下がり、出版社が潰れまくっている現在では非常に賢い選択肢でもあると思う。書く場所も問わない。
でも僕は彼らとは違って、ブログを書くこと自体が『目的』なんだと。
僕はほっといたらブログを書いてるか、ブログのことを考えているかのどちらかの人間だ。
ほっといたらボールを蹴りだす人、ほっといたらギターを弾きだす人、ほっといたらゲームしだす人、ほっといたら映画を見だす人、ほっといたら旅立ってしまう人。
世の中にはいろんな人がいるが、なんでそんなことをするのか本人たちにも良くわからないだろう。「好きだから」「したいから」としか言えないだろう。
僕はほっといたら文章を書きだす人間だ。いつまでもいつまでも時間のある限り書いてているだろう。たぶん長文だ。
いや、時間がなくても、お金がなくても、家がなくても、仕事がなくても文章を書いているだろう。
実際、アジア横断メールマガジンを書いていた時はそうしていた。旅のメルマガを書く、というよりはメルマガを書くために旅をしていた。
帰国後もmixi活動をするために働いていたようなもんだし、mixi巨大イベント開催時にはかなりのお金を使った。
『親の借金』と『自分の学費の借金』の「双子の赤字」を解消しようとしたのも、東京でずっとなにかしらを書いていたかったからだ。
カネがなくなって実家にバシルーラくらったらたまったもんじゃない。田舎には仕事がないし、なにより親とも分かり合えない。たぶん、そのうち気が狂って死ぬだろう。
東京にいれば家族とは適度な距離を保つことができるし、仕事はある。そしてネットで知り合った人達ともすぐに会える。山手線沿線に安く済めばさらに効率的だ。
3年前から元寮友達で現勉強友達が近くに引っ越してきてくれたので試験勉強環境もすこぶるいい。
僕はずっと昔から家もいらないし、車もいらない。嫁もいらないし、子供もいらない。もちろん地位も名誉もいらない、いらない。
「正社員」になんてさらっさらなりたくないし、会社に家賃補助もされたくない。とにかく何者にも縛られたくない。
ただただ文章を書いていたい。
ただただ文章を書いていたい。
ただただ文章を書いていたい。
ただただ文章を書いていたい。
そのために最小の時間で効率よくお金を稼ぎたい。だから文章を書く『手段』として働く。
なので働き出したらめちゃくちゃ働く。あたりまえだ、実家バシルーラくらいたくないからだ。実家に飛ばされた瞬間に「死」が待っている。
働いていて、もし仕事が『詰み詰みルート』に入ってきたらとっととバックれるw
そのプロジェクトが失敗しようが、会社が潰れようがそんなの知ったこっちゃないし、そんなの俺のブログ運営にはなんの影響もねーよwww
僕にとって、ブログは『モールス信号』なんじゃないかと最近、考えるようになった。
いや、学内掲示板、メールマガジン、mixi活動の時もずっとずっとこの『モールス信号』を打ち続けていたんだと思う。
それが時代の流れで今は『はてなブログ』になっただけだと思う。
『モールス信号』なら日本中、世界中に向けて延々と打ち続けることができる。
延々と「SOS」を打ち続ければ誰かが気づいてくれるかもしれない。
小中高と地方の公立で、友達とは「話」はあっていたが、「波長」はあわなかった。
高校卒業してから少し街の大学に通ったものの、そこで出会った友達ともやはり「話」はあっても、「波長」はあわなかった。
東京に行けばどうにかなるんじゃないかと思って仮面浪人して東京の大学に入りなおしたが、やはり東京で出会った人々とも「話」はあっても、「波長」はあわなかった。
その頃、インターネットなるものが流行りだし、学内掲示板、メールマガジン、mixiと転々としたが、結果は似たようなものだった。
その後、スマホの普及とともに『第二次ブログブーム』が始まり「はてなブログ」なるものが始まった。「もしかしたら、これなんじゃないか?」と思った。
「はてなブログ」が正式リリースした2013年にとりあえずやり始めてみたものの、仲間も見つからず、記事も読まれず本家ブログ(A1理論)は挫折。
しかし2014年にほんの少しだけ書いた資格記事にアクセスがあったので、2015年に改めて資格ブログとして開始。
そして僕と同じ生活形態の「ミニマリスト」の方々や、同じ時期にはてなブログを始めたブログ同期の方々と出会えた。
37年生きてきて、やっと、やっと「波長」のあう人たちを探し当てつつある、と思った。
そしてIEEE WCETが終わってからのこの10日間、資格情報ではない『モールス信号』記事を書き続けて以下のことがわかった。
①これらのブログ記事のクオリティを維持すれば、ゆっくり、でも確実に「波長」のあう人たち(固定読者)を増やしていける
②働きながらでもこのブログ記事クオリティを保つことは可能だ
③そしてたぶん、働きながら、このクオリティの記事を保ちながら、さらに情報処理や英語の勉強を続けることも可能だ
④でも、働きながら、このクオリティの記事を保ちながら、CCNP等のベンダー系試験の勉強をすることは困難だ
⑤秋と春には情報処理試験があり、その合間の冬と夏は英語の勉強をするのが効率的だ
⑥そしてこの秋までにCCNPを取らないと下位試験のCCNAでさえ、失効してしまう。
⑦1月末に新しくなったCCNPバージョン2の情報もここ4か月半でだいぶ出てきた(これを待っていた)
そして理解した。
次の敵はCCNPだ!!!