2021年6月末で派遣会社を退職したA1理論です。
前回退職したのが2017年だったので4年ぶりの退職&雇用保険申請になりますが、やはり4年ぶりとなると【退職したらすること】についていろいろ忘れていた部分や、前回は情報がなくあまり理解していなかった部分もわかったので、今回、上記のように2021年版としてリスト化してみました。
また、これと並行して離職者には問題になってくるであろう自己都合退職を特定理由離職者(会社都合退職)に変える方法についても併記してみました!
退職前後は各種対応等でヘトヘトになっていることが多く、いろいろ大変だとは思いますが、これから退職する方、現在、退職後でこれからなにをしたらいいのかわからない方などの参考になれば幸いです。また、後述しますが、この流れは市区町村など各種自治体によって違ってくるので、かならず各種自治体の公式サイト、電話・窓口などでご確認ください。あくまでこのリストの流れは私の住んでいる東京都新宿区の例です。
そして参考例と致しまして、私が昨日書いた東京都新宿区での雇用保険(失業保険)の申請までの流れの記事は▼こちらになります。
また、2015年に私が書いた▼こちらの記事も今、読み返してもあまり間違ってはいないと思いました。(先ほど古い部分などは修正しました)
この記事は冒頭のPDF資料を説明する記事となりますが、特に初心者向けに書いていますので、何度目かの失業の方は適宜、飛ばして読んでいただければと思います!
まずはハローワークと役所の特徴を知ろう!
まずは「そもそも論」ですが退職した人が次に仕事が見つかるまでお付き合いする場所は『ハローワーク』という「役所」になります。
僕も34歳で初めてこの『ハローワーク』という役所とお付き合いしたのですが、これがなかなか通常のお店のカウンター接客と違う独特の雰囲気とルールがあるので、まずはその大前提や雰囲気をここでお伝えできればと思います!最初の一歩ですね。特に初めての退職の方や20代の方等は是非お読みください!
ⅰすべてが「申請主義」
これが最大の特徴ですね。基本的にこちらから聞かないとなにも教えてくれません。また、僕も昔、接客業経験者なのですが例えば窓口で民間企業がやるような「離職票のコピーなどはすでにおとりでしょうか?」のような気が効いたことは基本的に言ってくれません。最近は減りましたが、僕のような接客業経験者からしてみれば「え!?」という態度をとる人もいました。
というわけで、それらの対策としてはまずはネットやYouTubeなどで知らないことは検索して予備知識をつけましょう。
また、聞きたいことは紙やスマホのメモ帳アプリなどに箇条書きで書いて、聞き忘れがないようにしましょう。(細かいことを聞きすぎて肝心なことを聞き忘れる「ハローワークあるある」もあります。)
ⅱ市区町村の自治体ごとにルールが違う
これも大きな特徴ですねぇ。基本ルールはあるらしいのですが、細かいルールは自治体ごとに違う、もしくは決まっていないようです。
これもハローワークの方と話しして知ったのですが、細かいルールは所長さんのような方がその時のルールで暫定的に決めることも多いらしく、所長さんが変わればまたルールもすぐに変わったりするらしいです。ですので、細かいルールは「変動制」くらいにとらえて、その都度確認するほうが無難なようです。
ⅲ窓口の担当者によっても微妙に言うことが違う
これもあるあるですねぇ。まぁこれは民間のカウンター接客とかでもあるあるではありますが、ハローワークはその幅が大きいような気がします。
担当者の言ってることがあやふやそうなら詰め寄るといいと思います。おそらくもっとわかっている人に「エスカレーション」してくれるはずです。
「エスカレーション」してくれない場合は、自分から問い合わせする日付や時間を変えてみたり、電話なら対面・対面なら電話などアクセス方法を変えて別担当者と話すのも手です。怪しそうなことを言う人は名前も聞いて控えておきましょう。
ⅳ書類や用語が全体的にわかりにくい
これも今はだいぶ改善されてきたようにも思えますが、書類、しおり、サイト等は基本的に「不親切設計」になっていると思います。特に僕のように長くブログなどの文章を書いてきた人間から見たら「いや、この表現わからない人もいるんじゃないかな?」「これ順番、逆じゃない?」みたいに思える時もあります。
またこれはハローワーク現地での窓口接客でも同様で、なんというか「役所専門用語」で一般人があまり使わない用語もあるので、わからなければ「それってなんですか?」「それってどういう意味ですか?」と積極的に聞いたほうがいいです。(そのほうがハローワーク全体の質も向上します)
さらに年配の窓口対応者とかだと「いろいろ『ファジー』ですみません。」とか言ってきたこともありますが、僕とかは(いや『ファジー』ってそれ90年くらいに流行った死語で、若い人わからないだろ。。。)とか思ってしまいました。要は全体的にギョーカイ用語・オジサン用語が多いので、わからない単語はその場で聞き返すか、あとでググりましょう!
ⅴ離職が決まったら、もしくは決意したら、もしくは暇なときに退職後の各種免除・軽減の項目や申請方法を調べたり、ハローワークや役所に聞いておく!
で、退職後、すぐに準備体操なしで、上記のような『ハローワークの独特の世界観』に入ってしまうと、いきなりカルチャーショックを受けるので、(派遣切りなどで)離職が決まったら、もしくは離職を決意したら、もしくは暇なときにいろいろ下調べをしておくべきだと僕は思います。(それでも大変ですが、しておかないともっと大変です)
具体的にはこの記事の冒頭のPDFのようなリストの「自分の自治体版」を各所に電話などで聞いて事前に作成しておくといいでしょう。ネットの情報だけだと変わっているor間違っている場合もあるので注意です!
退職者がやりがちなことあるある5選!
『ハローワーク』という「敵」を知ったところで、ここでは退職者がやりがちなことあるあるで「己」を知りましょう!孫子の兵法と同じで「敵」と「己」を知れば百戦百勝です!
ここでは僕のまえの職場や昔の職場にいた人、またはブログ仲間等と話していて「うわー!それもったいない!!」と思った事例を5つ書いてみました!どれも実在した人物ですが個人名やイニシャル等はさすがに控えさせていただきますw
ⅰそもそも雇用保険(通称:失業保険)の存在を知らない!(特に20代30代)
そもそも論ですが、『雇用保険』を毎月払っていたのにその存在を知らないパターンです。これは20代あるあるで、30代でもわかっていない人が多い印象です。
まわりにそういう人がいる場合は、是非、LINEやメッセンジャー、SMS、楽天Linkなどでこの記事を教えてあげてください!wもれなく僕のブログ読者が増えます!w
ⅱめんどくさがって(or退職後にぶっ倒れてて)雇用保険を申請しない!(特に20代30代)
次に、存在は知ってるけど申請しないパターンです。これも多いですねぇ。
理由はめんどくさい、仕事が終わって疲れてぶっ倒れていた、「ハローワークって仕事を探している人が行く場所でしょ?私には関係ないよ。」、「実家暮らしだから。」みたいなパターンですねぇ。
その後、すぐに就職すれば別ですが、こういうタイプはすぐに働かない人も多く、その場合は数十万円の札束をドブに捨てているのと同じということを認識しましょう!
ⅲ自己都合退職後の給付制限期間(2〜3ヶ月)はアルバイトもできないと思っている!
これはものすごく多いです。こういうタイプは「待機期間」と「給付制限期間」を混同しています。
「待機期間」はハローワークに離職表を提出したあとの7日間だけです。この7日間だけはアルバイト等の仕事ができません。(が、特例措置もあるのでどうしてもこの7日も働きたいという方は自分の自治体のハローワークに相談を!)
そして多くの人がその「待機期間」と混同している「給付制限期間」は、自己都合退職で辞めた場合の「待機期間」7日が終わった後の期間になり、昔は3ヶ月、▼昨年10月からは2ヶ月になっています。(5年間に2回まで)
この「給付制限期間」はアルバイトやパートどころか、派遣社員、契約社員、正社員、業務委託、Uber eats等などあらゆる労働が可能です。
僕も初めて失業した時はこの給付制限期間の3ヶ月はフルで労働し、ちょうどその仕事が3ヶ月で終了したので、翌週から2ヶ月失業保険をもらい、その後、3ヶ月職業訓練校に失業保険をもらいながら行きました。
この記事ではできるだけ「自己都合退職者」ではなく「特定理由離職者(会社都合退職者)」に切り替える方法をオススメしていますが、もし最悪、自己都合退職になったとしても「待機期間」が終わった8日目からバイトでもすればいいのです。
その場合は「待機期間」の7日の内にバイト探し、エントリー(応募)、面接などをするといいでしょう。7日間のうちに就業してはダメですが、バイト先にその旨を話しし、「待機期間」終了後の8日目(給付制限期間開始日)からバイト就業をスタートするといいでしょう。
もしくは「待機期間」の7日間にUber eatsの準備をして、8日目に自転車でGO!です!
ⅳ派遣社員や契約社員の任期満了退職・期間満了退職等は『自己都合退職』だと思っている!
これも派遣社員や契約社員あるあるですね。いわゆる「派遣切り」は基本的に特定理由離職者の『会社都合退職』ですが、それを『自己都合退職』だと思い込んでしまい、さらに上記のように給付制限期間2ヶ月はアルバイトもできないと思い込んでしまい「もうおしまいだー!」となって自殺しちゃった人とか、平成時代は多かったと思います。(当時はネット上にもこういう情報があまりなく、そもそもわからないことをハローワークに電話して聞く、ということも知らなかったんでしょうねぇ)
ちなみに派遣社員の3年ルールで、3年後に強制契約終了した場合も『会社都合退職』です!
また、仕事自体が終了し、派遣会社が次の仕事を探さない場合、もしくは全く違う畑違いの仕事を紹介してきた場合も『会社都合退職』です!
ⅴ会社が『自己都合退職』だと判断したら、もう『会社都合退職』にならないと思っている!
今はだいぶ減りましたが、昔、特に平成時代は会社(主にブラック企業)や派遣会社が離職表に平気で『自己都合退職』と書いて送ってきたり、退職時に「おまえは『自己都合退職』だぞ!」と言ってきたりすることも多かったようです。(今でもネットでは散見されます)
が、これらはハローワークの窓口に相談するとおそらくかなりの確率で『会社都合退職』になり、辞めた会社にその旨の連絡もいきません。
なので、『自己都合退職』にされて納得がいかない場合は、もうダメ元でハローワークの窓口に訴えましょう!諦めたらそこで試合終了です!!
4つの離職認定区分を理解し、❷特定理由離職者(会社都合)か❸特定理由離職者(自己都合)を狙う!
そして今までこのブログやこの記事では『会社都合退職』『自己都合退職』と記載してきましたが、より詳細にはハローワークには4つの離職認定区分があります。これは僕が知っている限りではほぼ全国共通の区分のようです!
詳細はこの記事の冒頭のPDF資料をご覧いただければと思いますが、以下となります。
❶特定受給資格者(会社都合)
❷特定理由離職者(会社都合)
❸特定理由離職者(自己都合)
❹一般離職者(自己都合)
で、
❶は倒産・解雇の場合なのでどちらかというと特殊事例、かつハローワークでの交渉も特に必要ないと思われます。
❹に関しては極力、回避できるようにハローワークの窓口で交渉し、できるだけ❷か❸に持って行きましょう!(このブログ記事の主旨です!)
その理由は上記PDF資料の通りですが、❷は2ヶ月の給付制限がなく、かつ給付日数も増えるので(僕の場合は90日→150日に増加)、特に派遣社員や契約社員で契約満了で「派遣切り」された方はもちろん、後述しますが仕事が微妙すぎて契約更新を断った人も是非、狙いましょう!これは資料や証明書などのエビデンスは無くてもいけますが、あるなら是非ハローワークに持参しましょう!(雇用契約書やタイムカード・給与明細のコピー等)
❸は給付日数は増えませんが、給付制限がなくなるので、正社員で自己都合退職したけど、その理由が介護・病気・妊娠・育児などなど(かなりいろんなケースがあります)の場合は是非、ハローワークで申請しましょう!その場合は資料や証明書などのエビデンスが必要ですが、その詳細は厚生労働省の公式PDFでは▼こんな感じに記載されています。
上記PDFを読む限りでは、理由により医師の診断書、受給期間延長通知書、扶養控除等申告書などがあれば大丈夫そうですが、それもやはり適宜、ハローワークと相談しながら進んでいきましょう。
また、後述しますが、東京都に限っていえば、❶の全区分(番号)、❷の全区分(番号)、❸の区分(番号)の番号(対象コード)が「33/34」の場合は国民健康保険が30/100に軽減されるのでかなり大きいです!東京都の方は▼以下の僕の過去記事を参考にしてもらえれば!(この制度は知名度低いです!)
雇用保険受給資格者証を役所の窓口に持って行けば国民健康保険料が30/100になるよ!(東京都新宿区の場合)
失業後、役所に国民健康保険料の減免申請をしたらめちゃくちゃ安くなったんだけど!!www
ですので、是非、ダメ元でもいいので❷か❸を目指しましょう!もらえるモノはすべてもらっておきましょう!!失業者のぼくたちには「もらえるモノ」は必要です!w
❷特定理由離職者(会社都合)か❸特定理由離職者(自己都合)に変更するチャンスは2回!
で、これも後述しますが、自己都合退職っぽい退職、もしくはグレーゾーンな場合、上記の❷か❸に変更するチャンスは2回あります!
会社に離職表を発行してもらう時と、ハローワークに雇用保険の申請に行く時です!
特に2回目のハローワークに申請に行く時に変更できる可能性は高く、僕も前回の離職時はこのハローワーク申請時に❷に変更してもらいましたし、後述する僕の知り合いもこのハローワーク申請時に❷や❸にしてもらっています。ネットやYouTubeでもこのハローワーク申請時に❷か❸に変更してもらった人が多いようです。
しかも、このハローワーク申請時に❷や❸に変更されても、元の会社には通知などがいかないので元の上司や派遣会社の担当のことを気にする必要は全くないです。完全にあなたとハローワークの関係だけなので。
ハローワークは基本的に「労働者の味方」というスタンスなので、このハローワーク申請時にダメ元でもいいので窓口で事情を詳細に話ししましょう。
特に❷は資料や証明書も特に必要ない上に(あればベターです!雇用契約書とか!)、変更できれば給付制限なし、給付日数増加、さらに東京都の場合は国民健康保険料が30/100軽減なのでいっきに世界が変わります!
『コロナ特例』など離職時期によっては給付日数が増える場合も!
また2021年7月22日現在、コロナ禍により厚生労働省から▼このような特例が出ており、該当者は60日も給付日数が増えます!
雇用保険受給資格者の皆様及びこれから手続きされる皆様へ~新型コロナウイルス感染症等の影響に対応した給付日数の延長に関する特例について~
名前が長いので、僕はこれを『コロナ特例』と呼んでいます。
また、2008年のリーマンショックから数年間は主に会社都合退職者に『個別延長給付対象者』という特例が設けられ、やはり60日間、給付日数が増えました。
「リーマン不況」「コロナ不況」等の不況時にはこういう「キャンペーン」が厚生労働省から出るようです。
これらはハローワーク申請時に窓口で教えてもらえるかもしれませんが、教えてもらえなかったり、もらった書類がいっぱいで覚えきれなかったりもするので、ハローワークのサイトなどでも随時発表されるので、できれば申請前に事前に知っておいたほうがいいと思います!
①退職したらすぐに会社に離職票と健康保険資格喪失証明書を送ってもらうようにお願いする(ここで1回目の会社都合退職交渉)!届いたらコピー!
というわけで、以下では冒頭のPDF資料の【退職したらすることリスト2021】の①から順番に説明していきます!
まずは退職したらすぐ、できれば翌日に元いた会社に連絡して、『離職票』と『健康保険資格喪失証明書』を送ってもらうようにいいましょう!
特に『離職票』は雇用保険の申請には必須な上に、会社や派遣会社によっては言わないと送ってこない、言ってもなかなか送ってこない場合もあるのでしつこく言い続けましょう。大体、1週間から1ヶ月で送られてくることが多いです。
最近はあんまりなくなりましたが、昔はどれだけ言い続けても1ヶ月以上送ってこない派遣会社とか他人の離職票を送ってくる派遣会社もありましたw僕の昔の派遣会社のことですが、僕の昔の離職表にまつわるトラブルは▼こちらの記事をご参考に!
離職票が届かない!?僕が経験した3つの事例と対策をシェア!『しくじり失業者』の俺みたいになるな!!w
そしてこの記事のキモの部分ですが、この会社への連絡が、1回目の会社都合退職の交渉です!ちなみに僕は今回、会社に▼このように離職表を書いてもらいました!
上記写真1枚目の「更新又は延長しない旨の明示」を「無」に、「労働者から契約の更新または延長」を「を希望する旨の申出があった」にしてもらいました。
また、上記写真2枚目の「具体的事情記入欄(事業者用)」を「契約期間満了」にしてもらいました。
僕は今回、派遣会社との交渉はこれが限界でした。が、その後、ハローワークで無事に❷特定理由離職者(会社都合)に認定してもらえたようです。(この記事を書いている2021年7月22日現在でまだ雇用保険受給資格者証が届いていないので書面上は確定ではないですが給付制限がないことは確定です)
ちなみに前回2017年離職時の内容に不満がある離職票は▼こちらですw
離職票がやっと届いたけど、内容が微妙過ぎたので週明けにハロワに相談に行く!
会社都合退職した僕が失業保険の給付日数を90日→150日に増やせた理由を公開!
また、離職票が家に届いたら必ずコピーをとっておきましょう!
離職票はハローワーク申請時にハローワークに取られてしまうので、コピーをとっていないと基本的に二度と内容を見返せなくなります!
僕は今回は離職票は2枚コピーし、健康保険資格喪失証明書もコピーをとりました!
②会社が送ってきた健康保険資格喪失証明書を役所に持って行き、国民健康保険証を入手!
今まで使っていた、会社が発行した保険証は退職した翌日から使えなくなるので、速やかに国民健康保険証など以下の3つのどれかに移行しましょう。
●国民健康保険
●任意継続保険
●親や配偶者の健康保険の被扶養者
日本は「国民皆保険制度」なので生まれてから死ぬまで「保険に入っていない期間」は存在しなくなるはずなので、すみやかに上記のどれかに移行する必要があり、その間は「保険には入っているけど保険証がない状態」というけっこうなイレギュラー状態になるので、速やかに新しい保険証を手に入れましょう!
また、派遣社員の異動待機期間中(1ヶ月)の保険証に関しては▼こちらの記事にまとめたのでご参照いただければと思います!
派遣社員が就業期間終了後の異動待機期間中(1ヶ月)に保険証を使って病院等を受診する場合のパターンまとめ
ちなみにこのタイミングで役所で国民年金への切り替えも勧められる場合もあります。今回、僕は国民健康保険&国民年金を同時に切り替えました。
その時のつぶやきは▼こちら!
つぶやきにもありますが、役所には「退職後15日以内(もしくは14日以内)に切り替えてください。」と言われますが、単なる目安のようです。
また、役所に持参するモノは自治体によって違うと思うのでサイトや電話などで事前に確認したほうがいいです。事前に言われなくても写真付きの本人確認書類やマイナンバーカードはできれば持って行ったほうがよさげです!
③会社が送ってきた離職票を役所に持って行き、国民年金の免除申請(④ハローワーク申請の後に受給資格者証でも申請可能)
次は国民年金の免除申請ですねぇ。国民年金が最大で全額免除されます。(申請後に2〜5ヶ月後に通知ハガキが家に届きます。)
ただし、これは次の④ハローワーク申請のあとの雇用保険受給資格者証でもできます(東京都の場合)。特にハローワーク申請時に❷特定理由離職者(会社都合)か❸特定理由離職者(自己都合)に変更を狙っている人は雇用保険受給資格者証をもらってから申請したほうがいいかもです。理由は雇用保険受給資格者証には❷特定理由離職者(会社都合)か❸特定理由離職者(自己都合)の区分(番号)が当然ながら明記されているので、区分(番号)が明記されていれば年金が全額免除になりやすいからです。僕は今回、ちょっと後悔しています。
ただ、国民年金は毎年、7月が1タームなので6月以前ならもう早めに離職票で免除申請、7月以降ならハローワーク申請後の雇用保険受給資格者証で免除申請がいいと思います。
免除申請後は家に送られてくる国民年金の納付書は無視してOK!
④会社が送ってきた離職票をハローワークに持って行き、雇用保険の申請(ここで2回目の会社都合退職交渉)
これがこの記事のキモの部分です!
何度も書いていますが、離職票の記載がどうであれ、ここで❷特定理由離職者(会社都合)か❸特定理由離職者(自己都合)に変更させましょう!
今回の僕は▼こんな感じで❷特定理由離職者(会社都合)にしてもらいました!
これが終了すると雇用保険受給資格者証がもらえます。コロナ前は『雇用保険説明会』でもらえましたが、コロナ禍の今は郵送か、最初の認定日にもらえるようです。それがもらえたら次は国民健康保険の軽減申請ですね!(しつこいですが東京都の場合です)
⑤ハローワークでもらった雇用保険受給資格者証を役所に持って行き、国民健康保険料の軽減申請
東京都の場合、❶の全区分(番号)、❷の全区分(番号)、❸の区分(番号)の番号(対象コード)が「33/34」の場合は国民健康保険料が就職するまで最大2年ほど30/100に軽減されます!
この制度は知名度が低く、僕は最初の会社都合退職の時は知らずに全額払っていました。。。是非、申請しましょう!!
▼こちらの記事も是非、ご参照ください!!
失業後、役所に国民健康保険料の減免申請をしたらめちゃくちゃ安くなったんだけど!!www
(⑥)人によっては奨学金の免除申請も!
そして、最後に人によっては奨学金の免除申請もしたほうがいいかもです!ここでいう「奨学金」とは給付型ではなく貸与型の奨学金ですね。学生時代に奨学金を借りていて、さらに今回、退職してめちゃくちゃおカネに余裕がない人は免除申請したほうがいいでしょう。
多くの方が借りているであろう「日本学生支援機構」のサイトへのリンクを▼ここに貼り付けておきます!
▼ここが詳しそうです。
個人的には国民健康保険や年金と違い、奨学金は生きている限りはいつか全額返さないといけないので、奨学金を免除申請しなくてもいいくらいの貯金額は常にキープしておくべきかと思います。
また、これも個人的意見ですが、日本学生支援機構の二種(きぼう21プラン)は利子がエグいので、おカネがあるうちはできるだけ早めに繰り上げ返済したほうがいいです!▼僕は32歳で全額繰り上げ返済しました!
最近の僕の知り合いが❷特定理由離職者(会社都合)か❸特定理由離職者(自己都合)に変更できた2つの好例!
最後にこの記事のキモである、本来なら❹一般離職者(自己都合)だったのを、❷特定理由離職者(会社都合)か❸特定理由離職者(自己都合)に変更した僕の知り合いの例を上げておきます!どちらも最近の事例です!
某ブログ仲間が❹一般離職者(自己都合)から❷特定理由離職者(会社都合)に変更できた方法!
某ブログ仲間は契約社員で契約更新を断ったのですが、ハローワークの窓口でどうしてもその仕事の契約の更新をしたくなかった理由や、コロナ禍で病気の家族もいるのに上司がマスクもしてくれなかったことなどを訴えると❹一般離職者(自己都合)から❷特定理由離職者(会社都合)にしてもらえたようです!大逆転ですねぇ!
これは窓口の担当者にもよるかもしれませんが、自分から更新を断った場合でもダメ元でハローワークの窓口で派遣先等の愚痴を言って❹一般離職者(自己都合)から❷特定理由離職者(会社都合)に変えてもらいましょう!諦めたらそこで試合終了です!!
某友達が❹一般離職者(自己都合)から❸特定理由離職者(自己都合)に変更できた方法!
彼はまぁ単純に会社を辞めたかっただけなのですが、病気の家族がいたので「介護理由」ということで病院の先生に診断書を書いてもらい、❸特定理由離職者(自己都合)に変えてもらってました。これにより2ヶ月の給付制限期間を断捨離です!さらに国民健康保険料も30/100に軽減です!
ちなみに上記2人もコロナ禍での退職なので上記『コロナ特例』によりさらに60日給付延長で、現在、ゆっくりと時間的にも経済的にも余裕を持って求職活動を行っています!
ネットやYouTubeでも情報を集めよう!
さらに「今の時代はネット上やYouTubeで良質な情報が多く落ちているなぁ」と僕なんかは思ってしまいます。僕が初めて雇用保険を利用しようとした10年前の今頃はいくらググっても情報はなく、僕自身も若くてハローワークになにを聞いていいのかさえ分からなかったですから。
今回、この時期を書くにあたり▼これらの動画が大変、参考になりました!
▲この方は病気により❹一般離職者(自己都合)から❸特定理由離職者(自己都合)に変更ですねぇ。
▲この動画もかなりわかりやすいですねぇ。
▲この動画は僕のこのブログ記事とセットで見るといいと思います!
失業保険関連の本を買う場合は日向咲嗣さんの本がオススメ!
あと、いつも書いていますが、雇用保険・失業保険に関して「どうしてもネット情報だけではなく本も買いたい!」という方には▼日向咲嗣さんの本がオススメです!僕も最初の失業時には当時出ていた日向咲嗣さんの本を読み込みましたし、「A1理論さんの記事を読んで日向咲嗣さんの本を買いました!」という読者の方にもお会いしたこともありますw
▼日向咲嗣さんの他の本も面白そうですねぇ。
ちなみに日向咲嗣さんは昔は明日香出版社でよく本を出版していたのですが、この明日香出版社の社長は僕が学生時代に4年間住んでいたビンボー学生寮の先輩ですw
というわけで、この記事では【退職したらすることリスト2021】と、自己都合退職を特定理由離職者(会社都合退職)に変える方法をまとめてお伝えしました!
もらえるモノはすべてもらって、次のステージに進みましょう!!それでは皆さん、よき人生を!!
2021年8月12日追記:本日、初回認定日でした。無事に特定理由離職者で23番号でした。受給資格者証は郵送されて来なかったので本日、ハローワークでもらえました。区役所で国民健康保険料の軽減措置の申し込みも無事完了しました!
2021年8月19日追記:8月18日に国民年金と国民健康保険の納付書が家に届きました。8月19日朝に国民健康保険を納付しようとまずATMにおカネを下ろしに行くと初回の雇用保険料が振り込まれていました。
2021年9月7日追記:無事に国民年金の全額免除の通知ハガキが家に到着しました。意外と早かった。
2021年9月9日追記:2度目の認定日となりましたが、新宿区は原則、郵送での失業認定とのことで初めて郵送で対応しました。先に失業したエスタークから郵送対応に関しては聞いていたので比較的スムーズにできましたが、ハローワークに行くよりも手間暇かかりますね。まぁまだ緊急事態宣言中ですしね。
2021年9月14日追記:今回も無事、国民健康保険を約30/100に減免できました!
2021年9月19日追記:ハローワークの郵送対応、ざっくり1週間くらいで入金&返信用封筒到着するようです。10月以降の緊急事態宣言解除後に来所すればいいのかどうかは書類だけでは分かりません、、、まぁ、東京の感染者減ってきたし、来所しようかな。郵送対応、めんどくさいです。。。