自分の『優秀さ』をことさらにアピールする人っていますよね~。
「俺は現役で●■大学合格した!」
「俺は×●会社で正社員で働いている!」
「俺は営業成績日本一をとった男だ!」
こういう人ほど、僕は、
「あ、こいつ『無能』だ。」
と冷めてしまうタイプですw
なぜなら、僕は、
本当に頭のいい人ほど、自分の『頭の良さ』を隠す
と考える人間だからです。
そりゃあそうでしょう。
相手に、
「あ、こいつ頭がいい!」
と悟られるのが、『頭のいい人』にとって最大の失態なんですから。
軍師・黒田官兵衛も、上司の秀吉に、
「あ、こいつ俺より頭いいわ。こいつ、いつか俺の首を取りにくるんとちゃうか?信長様の首を取った光秀のように。」
と、頭のいいことがバレてしまったからこそ、若くして、ひたすら『隠居』したがったわけで。
なので、頭がいい人ほど、自分の『頭の良さ』を隠そう、隠そう、と、するのが普通なんだと思います。
だから頭のいい人ほど、
一般大衆に紛れ『モブキャラ』を装う。
昆虫で言うと▼『擬態』ですな。
まぁ、要は生活のすべてが『カムフラージュ』ってことです。
▼刑事コロンボみたいなもんですなw
一見、ダメなおっさんのように凡庸を装い、、、
肝心な時にはズバッ!ズバッ!っと『要点』のみを突いてくる。
『頭がいい』というのは彼らにとってはもう『前提』なんですよ。
大事なのは、それを、
「どうカムフラージュするか?」
なんです。
吉良吉影が自分の『優秀さ』を隠し、子供の頃から目立たず、わざと2流大学卒業し、わざと地方の中小企業の平社員として働いているのと同じですな。
剣心が『元・人斬り』であることを隠してバックパッカーやってるのと同じですw
(働きたくないでござる!絶対に働きたくないでござる!!)
蔵馬が奥の手を見せた後に、さらにその奥の手を持っているのと同じですw
彼らにとって、大事なのは『頭の良さ』をアピールすることではなく、逆にそれを隠し、さらに、どう『カムフラージュ』するか?なんです。
ところで、派遣社員で普段、働いていると、時々、ビックリするほど優秀な派遣社員がいる。
でも、
「そりゃあそうだろうな。」
とも思う。
現代日本では、
正社員=優秀!
派遣社員=無能で可哀想な人
となってるから、現代日本では『派遣社員』という身分ほど、『自分の頭の良さ』をカムフラージュすることができる絶好の「隠れ蓑」はない。
万が一、それがバレたら派遣先を変えるか、派遣会社を変えればいいだけなんだから。
逆に無能な人間ほど、自分の『優秀さ』を全力でアピールする。
これはもう、古今東西、どこの世界でも起きていた現象で、
「弱い犬ほどよく吠える」
ってことです。
彼らは頭のいい人とは逆に、自分の『頭の悪さ』『スペックの低さ』を隠すために『ブランド品』をまとう。
つまり、「数字」や「学歴」や「正社員」という『ブランド品』をマキシマムにアピールする。
彼らにとってはそれこそが存在意義であり、逆にそれがないと『アイデンティティ・クライシス』に陥るからだ。
赤字企業ほど、赤字を隠そう隠そうとしたり、無駄にガンガンCMし出すのと同じだw
潰れる直前の高田馬場駅前の飲食店の看板と同じだww
なので、
「俺はすごい!」
と、聞いてもないのに、自分から言ってくる個人は要注意だし、
「俺らはすごい!」
と、聞いてもないのに、自分から言ってくる企業や店舗等の法人も要注意ですwww
で、一般大衆の中に『モブキャラ』として『擬態』して生きている人間が、『本当に頭のいい人』だよ、ってことで。