ソーシャルメディア利用者には確かに「向き」「不向き」があるのかもしれない。
前回の4つの『A1能力者』の『型』で言うと、一番必要ないと思われるのは『1』型能力者で、すでに専門分野でそれなりの地位や収入も確立できていて、業務上特に他者と関わる必要がない人かな、と思う。(岸部露伴みたいな人w)
『A1能力』分類シリーズその① ~基本の4つの『型』編~(2008年10月2日)
https://a1riron.com/entry/2013/09/30/110604
僕は意外と『一』型能力者も向いてないんじゃないかな?と思う。
理由は、『一』型能力者は「リアルが充実している場合が多い」からかな~、と。
『一』型能力者には『A1キーワード』も偏ってない「99%のカード」の場合が多いから、特に人生において「レアカード」を探す必要がなく、会社の同僚や恋人や家族、または仕事そのものや趣味に『y』を投資してればそれなりの『A1キーワード』を満たせる。
mixiやったとしても主に趣味の情報収集と昔の友達との連絡手段くらい?
「それも最近はあんまりログインしてないな~」
「っていうか、パスワード忘れたしw」
「えっ!?mixiで知り合った人とリアルで会うなんてとんでもない!」
って感じのマインドの人が多いと思う。
主にこういう人が最近、mixiログインしてないからmixi側も
『簡単便利!グループ機能で特別な人に日記を書こう! 』
とか言って必死にけしかけるけど、基本的に『一』型能力者の『バインダー』にはそもそも「特別な人」しか入ってないんだから意味ね~w
「いや、今、目の前にいるから別に日記で書かんでええやん!」みたいな。
万が一、そんな特別なグループ日記書こうと思っても、他カードから、
「ほんなら、俺は『特別』とちゃうんかい!!」
と言われるのも怖いからこういう機能はほとんど使わないと思う。
で、そんな『一』型能力者の中で数少ない「mixiを使う人」はどういう人か?
ズバリ!!
「リアル充実してない人」
(そのまんまやんけw)
SNSユーザーをタイプ別に分けるなら『βタイプ』のユーザーだと思う。
『SNSユーザー』は大きく分けて3種類の人種がいるのではないか?(2007年7月24日)
https://a1riron.com/entry/2013/09/17/042937
もっと言うと、今のmixiはこの、リアル充実してない『βタイプ』の『一』型能力者で成り立っているようなものだと思う。
『αタイプ』のユーザー、あるいは昔書いたこの日記の、
GREEとmixi、どっちが増えるか?(2004年5月6日)
https://a1riron.com/entry/2013/08/27/184848
『フリーランスの壁』の中の人はなんか今はそれらに圧倒されてる感じだ。
逆に、そんな『フリーランス』に多いのが『T』型と『π』型の『A1能力者』かな~、と思う。その理由は、僕的には『A1キーワード』が偏っている『1%のカード』だからだと思う。
生まれつき『A1キーワード』が偏ってなければサラリーマンやってりゃいいだけだし、別に派遣・契約社員でも、『日本』という『カントリー・カード』を引いた以上は餓死はしないだろう。
が、それでは「横棒」は満たせても「縦棒」が満たせない!というある意味「困った」人たちだ。「軍規を乱す社会不適合者!」と言われるかもしれない。でも、しゃーない。人間とは『A1キーワードの奴隷』なんだから、と僕は思う。
こういう人たちは日常生活で「横棒」(の『A1キーワード』)は満たしつつも、常にずっと「縦棒」(の『A1キーワード』)を満たしてくれる人を探し続けているんじゃないか、と思う。
PCが家庭に普及しだした90年代初頭から、
niftyフォーラム
↓
BBS・掲示板・チャット
↓
メーリングリスト・メールマガジン
↓
ブログ・楽天日記
↓
mixi
と、ソーシャルメディアをさまよい歩いてきた歴史がある人たちなんじゃないか、と思う。もちろん、大学では○○研究会の部長や幹事長をしてたような人w(そのために大学も行ったw)
そんな『T』型や『π』型な人たちにはソーシャルメディアは「おそろしく向いている」と僕は思う。
で、僕的に特に向いているのが『π』型の人かな~、と思う。
理由は二つある。
一つは「横棒」(リアル世界)と二つの「縦棒」(専門分野)の人脈を3本同時管理できるから。
僕的には「横棒」は高校や大学の同級生なども含めたい。彼らとはたとえ『A1キーワード』があまり合致してなくとも、「同じ時と場所を共有した」歴史がある。
これは「場所」を表すA1キーワードはB1度が高いという特性を利用したもの。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=949954893&owner_id=1033
その「場所」に貴重な『y』を投資したのだからそういうカードはできれば数枚『カード化』しておいて、東京に来たときに美味しい店を紹介してあげるとか、日記で困っていたら遠隔操作で助けてあげるとか、そういう大口・小口の「投資」はしておいたほうがいいと思う。
話が横にそれたが、もう一つのソーシャルメディアに向いている理由は、
一方の「縦棒」の『A1キーワード』が同じ『π』型カードを集めることで、間接的に多くの『A1能力』を手に入れることができる。
ことだろう。
例えば自分の専門が「PC」と「外国語」だったとする。そうなるとマイミク(カード)構成は「PC」分野のマイミク(カード)と「外国語」分野のマイミク(カード)と、さらに「横棒」のマイミク(カード)になる。
「PC」のマイミク(カード)が「T」型ならそれはそれでいいだろう。
ただ、それもいいが、その人(カード)が『π』型で、その「縦棒」が「PC」と「フランス料理」だったとすれば、いっきにマイミクの「二次」階層に「フランス料理」関係者のカードが並んでいることになる。「二次」階層、ということは「トレード」可能な可能性が高いカード、ということである。
そんなときに、なにかのおりに「フランス料理」に関する人材が必要になった時、「PC」という『A1キーワード』がすでに共有されているので、
「トレード」→「カード化」→「『A1能力』発動」
の流れがスムーズに行える可能性が高いのではないか、と思う。
そういう意味でも『π』型な『A1能力者』、またそれを目指す人はソーシャルメディアに向いてるんじゃないか、という説を立ててみたけど、どうだろう?
それが僕の『A1理論』!
https://a1riron.com/entry/2013/08/23/213129
で、突然だが、今、インドにいることにする。
「なにを突然!」
と言われるかもしれないが、今、インドの、そうだなぁ、ニューデリーのコンノートプレースの芝生の上に2人の日本人バックパッカーといっしょに座って雑談しているとしよう。
で、これから自分は「イスタンブール」に向かうことを決めている。
どうしても「イスタンブール」に行くことに決めている。
しかも陸路で、だ。
でも1人はさびしい。
2人のバックパッカーのうち、雑談した感じでは、
1人はすごく気が合うが、これからバンコクに飛び、東南アジアを周ろうとしている。
もう1人は気が合わなそうだが、これからパキ→イラン→トルコと向かうことを決めていて、もうすでにパキビザとイランビザはとっている。
オフシーズンなのでどれだけ待っても他にバックパッカーはデリーに来そうにない。
それに、早くしないと西のほうで戦争が始まりそうだ。
そういう意味でも一人旅では不安だ。
答えは最初から決まってる。
気は合わなそうだが、同じ「イスタンブール」に向かうバックパッカーとともに旅立つしかない。
いや、すでに「イスタンブールに向かう」という意味で気が合っている。
いや、むしろ、この旅路で「僕」や「僕に似た人」では気付かなかったことに気付かせてくれるかも、いや、きっと気付かせてくれる。
そして、長い長いバスでの移動時間は、隣のシートで僕が日本でけして会うことがなかった彼の友人の話をしてくれるだろう。
「友」よ、さぁ、行こう!!
あの「ワガ・ボーダー」へ!!
~追記~
この記事は2008年10月3日のmixi日記のリライトです。
最後にいきなり旅の話が出てきて「おまえはなにをいってるんだ?」状態だけど、まぁ、おそらく『π』型の『A1能力者』は「旅」にも向いている、とでも言いたいのだろうか?五年前の僕は?
そんなことをぼんやり考えてたら、この追記にも「旅」のことを書きたくなった。(「旅」にA1じゃない人、ごめんなさい!)
「旅の適齢期」という言葉があるらしく、『深夜特急』の沢木耕太郎は「それは26歳」と言っていた。(まぁ自分が26歳で旅立ったからだろうが、、、)
なぜ沢木さんがそう考えたのか、今回の内容的に僕なりの言葉で言うと、
「20代後半くらいの『T』型の『A1能力者』こそが旅をすべき。で、その縦と横の棒をさらに伸ばすべき。」
と言いたいんじゃないかな、と思う。
確かにこの時の沢木さんは本もすでに数冊出していて、そこら辺のフリーター的な26歳じゃない。僕の言葉で言うと『T』型な『A1能力者』だったと思う。
で、確かに旅をしている学生と話をしても大体つまらないw
まぁ自分もそういう学生だったので、ある意味「自分が来た道」なのだが、実際、「縦棒」も「横棒」もほとんどない学生がほとんどw
人にも寄るけど、学校でめちゃくちゃその国の民俗学とかを勉強していたとしても「なんだかなー」な感じの学生が多い。
ま、だからこそ旅に出たんだろうし、僕もそういう学生だったんだろうけど、、、
で、20代後半くらいから『T』型の能力者もぽつぽつ現れる、が、絶対数はやはり相変わらず少ない。
沢木さんレベルの能力者は20代後半の旅人ではかなりレアだと思う。
蔵前仁一さんが長い旅に出たのは30代だけど、これくらいの歳がもしかしたら一番「旅の適齢期」なのかもしれない。
蔵前さんは元々人柄がソフトな上に、当時は既に「イラストレーター」と「雑誌編集者」という2つの『専門領域』を持っていたのだから、まさに『π』型の『A1能力者』だったと思う。
で、そういう『π』型な能力者が「旅」をすることにより、「縦棒」という『専門領域』の幅も広がり、さらに「旅」という『A1キーワード』をきっかけに『T』型や『π』型の「仲間」を見つけることで『バインダー』も充実させた。
それらが帰国後の旅雑誌に結実する。もちろんただ30代ならいいというわけではなく、蔵前さんレベルの『π』型の能力者だったからできたことだと思う。
こうして見ると、蔵前さんは理想的な「旅人」だと思うし、同時に理想的な『A1能力者』だとも僕は思う。
次回は、『A1能力』分類シリーズその③!「21世紀は『鳥居』型の『A1能力者』の時代!」というお話。