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『A1能力』分類シリーズその③ ~21世紀は『鳥居』型の『A1能力者』の時代!~(2008年10月6日)

今回は前回までの基本となる4つの『A1能力』の「型」の他にさらにいくつかの「型」について考えてみようと思う。

『A1能力』分類シリーズその① ~基本の4つの『型』編~(2008年10月2日)
https://a1riron.com/entry/2013/09/30/110604
『A1能力』分類シリーズその② ~『π』型の『A1能力者』はソーシャルメディアに向いている?~(2008年10月3日)
https://a1riron.com/entry/2013/09/30/203812

 

前回までの4種類の型の他に僕がありえると思うのは、
『・』型。

一見して、なんとなくわかるかもしれないけど、要は特段とびぬけた能力もなく、かといってコミュニケーション能力も低いカード。能力の型、というより「能力なし」と言うほうが適切か?

「縦棒」の「専門性」も、「横棒」の「コミュニケーション能力」もなかったらどうやって生きていくの?と、思われるかもしれない。

それができちゃってるのは、結局、『ペアレンツ・カード』がそれを許せるカードを引いた場合なんじゃないか、と思う。死ぬまで食うに困らないカネ(人生資本①)があるなら働く必要ないんだから。『・』型の人にとっては「仕事」なんて、所詮「暇つぶし」でしかない。

 

また、『日本』の政治家は世襲議員が多いと言われるが、僕から言わせれば、
「この『世界』は『世襲こそが世界標準』」
だと思う。もちろん、「いい」「悪い」を別として。
この60年ほどの『日本』が何に①②③④⑤を投資しても値上がりする「一億総中流」という異常時代なだけだったんじゃないかな、と思う。

『・』型の『能力者』(?)の典型例は、

・親が政治家だったから、その票田を再利用して自分も政治家になれた。
・親が大蔵官僚だったから、その人生ノウハウを利用して自分も財務官僚になれた。
・親が開業した病院を継いだから、自分は元手ゼロで大病院の院長になれた。

みたいな。『カントリー』別で言うと、

・『インド』なら、親が最高カーストの職業。
・『中国』なら、親が中国共産党幹部。
・『タイ』や『インドネシア』なら、親が軍関係者。

みたいな。もう『ペアレンツ・カード』運が良かっただけ、みたいな。

しかしそれらはある意味、生まれながらにして『王』となることがあらかじめ決まっていたカード、とも言える。

中流・下流な庶民からしてみれば死ぬまで食うに困らないためにうらやましく映るかもしれないが、あえてデメリットを言えば「『王』としての孤独」があげられるかもしれない。

目に映る人(カード)はすべて自分を『一つのカード』としてではなく『王』としかみなさない。ひざまずく人間もすべて『王』という肩書にひざまずくのであって、間違ってもそのカードの『A1能力』にA1なのではない。能力を「評価」されることがあっても、それは100%「おせじ」だ。

そんな時、自分を『王』としてではなく、『一つのカード』として扱うカードが奇跡的に突如目の前に現れた場合、それだけで『王』のカード的には、そのカードに対しA1度80%を超えるのではないだろうか?

 

あと、例外的に現代『日本』という『カントリー』では『ニート』という『王』に準ずる立場で、さらに『王』としての責任も業務もこなさなくていい、というありえない特権階級がいる。これはやはり『絶対銘柄カード』の組み合わせが良かった、と言えるのかもしれないが、、、

しかし、『王』よりもさらに「手持ちカード」が『バインダー』に少ないため、「孤独」と「絶望」という、このゲームの「死亡フラグ」に比較的近いのもこの『ニート』なカードの特徴だと思う。

 

 

で、次はその対極にあるいくつかの型。

僕は21世紀になり、ソーシャルメディアが台頭し始めてから、『π』型の進化系として、とある『A1能力』の型がいくつか新しくできてきたように思う。

それは『工』型、『干』型、『Ⅱ』型、そして『鳥居』型。

フォントがないので『鳥居』型をmixiラクガキ機能で説明すると、こんなタイプ。

             f:id:A1riron:20131001094028j:plain

神社にある『鳥居』みたいな型、ということです。

当然、「えっ!?なんで横棒(コミュニケーション能力)が2つもあるの???」という質問がとんでくると思う。

 

下の棒の『第二のコミュニケーション能力』とは、

「ソーシャルメディアにおけるコミュニケーション能力」。

もしくはブログも含めた「ソーシャルメディアを自由自在に操れる能力」。

「ITリテラシー」とも言われるかもしれないが、僕的には「ICTリテラシー」、もっと言えば「CT(コミュニケーション・テクノロジー)リテラシー」なんじゃないか、と思う。

これは「仮想化した世界でのコミュニケーション能力」と言えるかもしれない。
(この「仮想化した世界」を「フラット化した世界」とか「第八大陸」とか「逆パノプティコン社会」とか「トライブ(部族)」とか「ゴールドカラー」とかいう人もいる。)

 

僭越ながら、完全に僕の言葉で言わせていただけるなら「『A1理論』理解力」。
特に「(A1,B1)な人」とのコミュニケーション能力。

 

誰しも、目の前の人に対する「態度」や「性格」は万人に一定ではなく、その相対するカードの『A1キーワード』やその『脳内占有率』により左右される。

しかし、これらの型、特に『鳥居』型はそういう個別の「態度」や「性格」を遥かに凌駕した「二面性」が明らかにあると言えるんじゃないか、と思う。

その線引きはズバリ!

「A1か、どうか?」

で、一線を引いていると思う。

共有する『脳内占有率』でいうと50%以上、というところか。

ただ、もちろん(第一の)コミュニケーション能力は高いので、基本的に誰とでもコミュニケートする能力はあるが、特定の人間には明らかに別のコミュニケーション能力が働く。

それが「A1な人たち」であり「特出した同じような『第二のコミュニケーション能力』を共有する人間」だと言えるんじゃないか、と思う。

当然、その「横棒」は「下の横棒」のこと。

 

では、「上の横棒」の対象になるのはどういう人たちか?

それは、地縁・血縁・学閥・職場の人・mixiの人・単なる通行人等など。

『工』型、『干』型、『Ⅱ』型、『鳥居』型の『A1能力』を持つカードにとってはこれらのカードは皆『いっしょくたにA2』なのではないだろうか?

そして「下の横棒」、つまり「A1なカード」は、例外も多いだろうが、基本的に「『バインダー』の中のカード(人)」なんじゃないか、と思う。

SNSの普及により、『この世界』に『バインダー』という『概念』が出現したこと、つまり『世界』が『トレーディング・カードゲーム化』したため、この『2つのコミュニケーション能力を持つカード』は以前よりもものすごい速さで増えつつあるのではないか、と個人的には思う。

 

もしかしたら、 

「昔、何かの本で、

『地縁・血縁』が日本社会第一社会、
『学閥・会社世界』が日本社会第二社会、
それとは別に『SNS世界』が日本社会第三社会だったんじゃないのか!?

なんで、第一、第二と『SNS世界』である第三社会が並列に並べられてるんだ!?」

と言う方がおられるかもしれないが、、、

それらはすべて「出会う場所」の問題。
「一」型のカード能力者にとってはそれらは多少、重要かもしれないが、、、

(カード入手の)場所はどうでもよく、出会ったカードが「A1か?A2か?」というのが『工』型、『干』型、『Ⅱ』型、『鳥居』型のカードには最重要課題。

要は「レアかどうか?」がすべてだと言える。A1以外のカードはすべてA2とも言える。

彼らは、

「どこの場所にカード(厳密にはアイテム)が隠されているかわからない」

というこの「ゲーム」を楽しんでいるようにも映るかもしれない。

仕方がない、『A1キーワード』の『脳内占有率』が産まれつき偏ってるカード(1%のカード)なのだから。

地縁・血縁、または学閥・会社内で『A1キーワード』が満たせるならこんな複雑な『A1能力』の型はあえてとる必要もないのだから。

(地方の人mixiをあんまり使わないのも、趣味程度の偏りはあっても、基本的に『A1キーワード』があんまり偏ってない人がほとんどだからだろう)

 

しかし、これらの型は「レア」だと思う、特に『鳥居』型はかなり「レア」なんじゃないか、と思う。(『π』型でもそこそこレアなのに)

ただ『π』型の最終形態はやはり『鳥居』型だと思う。なので『π』型を目指す人は最終的に『鳥居』型を目指すべきだと僕は思う。

理由は『A1能力』が「下の横棒」も突き抜けてしまっているということはもう「その業界の有名人」ということだ。

名が売れてれば出会うカードのB1度も高いため「トレード」に応じてくれる人は多いだろうし、その為、ちょっとでも「いいや」と思ったカードは惜しげもなく「リリース」できる。その能力が2つもあるのははっきり言って、強い!

ただ、デメリットをあえて言うと「レアな」カードゆえに、そういうカードを狙って騙そうとする悪質なカードも出現すると思うが、

「そういうカードをあらかじめブロックする『A1能力者』」

のカードをできれば数枚所有&定期投資しておけば、その枚数と『A1能力』発動時のパワー(P)に比例してそういう事態も防げるのではないか、と思う。

 

 

~追記~

この記事は2008年10月6日のmixi日記のリライトです。

 

先日、ブログ友達が、

「この間、初めて仕事でお会いした人が自分のブログを読んでくれてて、めちゃくちゃスムーズに仕事が進んだ!」

と言ってました。こういうことは熱心に情報発信をしている人には誰しも経験があるかもしれません。僕も昔、旅の途中にメルマガを読んでくれていた女の子が偶然、同じゲストハウスにいて、もちろんめっちゃB1でしたw

 

とあるブロガーは、ソーシャル疲れをしない秘訣は「自分のブログを読んでいる人にしか会わない」と言ってました。

これを僕の言葉で言うと「(A1,B1)関係の人しか会わない」という言葉になります。

(時々、誤解されますが、僕が言う「A2」は「嫌いな人」というわけではなく「めっちゃ会いたい!」と思わないすべての人のことです。好きでも嫌いでもない人、「人生の資本」を投じようとは思わない人、という意味です。必ずしも「嫌いな人」というわけではありません)

先日の「ブロガー・サミット」でも、とある登壇者が「ブログが本体で、僕が『スタンド』」と言っていた。

これを僕の言葉で言うと、この方はプロフィール的にもおそらく『鳥居』型の『A1能力者』で、「ブログ」が二本めの「横棒」、「自分」が『鳥居』型のすべての能力(「縦棒」も含めた)を操る能力者、というところじゃないか、と思う。

「ブログ」という独自のプロトコルを基盤に、自分の人生をコントロールしている、と言いたいんじゃないだろうか?

 

「NO BLOG,NO LIFE」と言った人もいる。

「ブログを読んでくれている人(B1な人)とは本音で話す、それ以外の人とは、まぁ、それなりに、、、」と言いたいのかもしれない。

で、これらは情報発信してない人には全く理解されない。

「なんでそんなカネにもならない情報発信なんてするんだ。地方都市で適当な地元大学行って、適当な仕事探して、適当に生きればいいじゃないか。『メキシコの漁師』のように生きればいいじゃないか。40代でも『一』型のままで、定年までに『T』型を目指せばいいじゃないか。そもそも関西人がなんで東京に住んでるんだ?」

という風な感じ。

こういう人は、僕のいう「99%のカード」なんじゃないか、と思う。

 

あえて言うと『鳥居』型を目指す人はむしろ『メキシコの漁師』になるために『鳥居』型を目指している、と言えなくもない。

彼らにとっての「コンフォートゾーン」がそもそも「99%のカード」と違うんだと思う。

 

で、僕はここでひとつの「仮説」を立てたいと思う。

『π』型や『工』型、『干』型、『Ⅱ』型の『A1能力者』が『鳥居』型にまでプロモーションした場合、

 

『カントリー・カード』の『制約』を『無効化』できるんじゃないだろうか?

僕は同じような『A1キーワード』を持った人(カード)どうしは「惹かれあう」性質があると書いたが、同じような『A1能力』の型どうしも「惹かれあう」のではないだろうか?

いや、「『一』型」「『π』型」というのがすでに「型を表す『A1キーワード』」として「場所を表す『A1キーワード』」同様、B1度が高い『A1キーワード』なのかもしれない。

特に『鳥居』型までプロモーションすれば「レア度」がかなり高くなり、『カントリー』を問わず、「専門領域(縦棒)」を問わず、「惹かれあう」のではないだろうか?

たぶんそれがほとんど本能的にわかっているから、アジアの国から日本に留学してきた留学生はあんなに熱心に勉強したりするんじゃないだろうか?

逆に日本からアジアに就職する人も最近増えている。「アジア就職」「アジ就」「世界就職」「セカ就」とも言われている。

40代以上の日本人からしてみれば、

「なんで日本に生まれたのにわざわざアジアに就職するんだ!」

と、理解不能だろうけど、彼ら、彼女らは、

「『日本』のパスポートで、かつ『同調圧力』という『制約』が消えれば世界最強!」

と言いたいのじゃないかと思うが、ズバリそう言えない『制約』がある『カントリー』なので、無言でアジアに向かうのではないだろうか?

だから僕は国家や企業といった組織間の「パワーバトル」だった20世紀が幕を閉じ、個人間の「能力バトル」になった21世紀を動かしていくのは世界中に散らばっている『鳥居』型の『A1能力者』だと考えている。

 

 

■これにて「『A1理論』とは?」を書いたmixi日記の過去記事リライトシリーズは終了です!今後はソーシャルメディアのニュースや書籍などを『A1理論』で分析していく予定ですが、10月の情報処理試験が近いので申し訳ありませんがこのメインブログはまたしばらくブログはお休みさせてください~■

(軽めの派生ブログを作成するかもしれません!)

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