人間は物理的には『たんぱく質の塊』だが、経済学的には『マーケットの塊』である。
一つの人間の中には足の爪の先から髪の毛の先までありとあらゆる『マーケット』が存在する。
『マーケット』とは簡単に言うと、
「その個体がなにに反応するか?」
ということであり、人生における脳の使用頻度と身体の反射反応を支配的に操るものであると言える。
その『マーケット分布図』は人体の指紋と同じで、全く同じ『マーケット分布図』をもつ個体はほぼ存在しないと思う。
が、自分とよく似た『マーケット分布図』を持つ人間はいる。(そこが面白い!)
有史以来、自分とよく似た『マーケット分布図』を持つかどうかは、その人間と相当深く付き合わないとわからなかったんじゃないかと思う。
たとえば、外見が金髪で自分と同じようなサングラスをしていても話したらぜんぜん気が合わなかったとか、
出身地が同じで同じ音楽を聴いててもぜんぜん気が合わなかったとか、
同じ国を旅してて同じ料理が好きでもぜんぜん気が合わなかったとか、
同じ大学で同じような本を読んでてもぜんぜん気が合わなかったとか、
同じ人から生まれて同じ家で20年ほどいっしょに育ってきてもぜんぜん気が合わなかったとか、
その二者間で一点や二点の共通マーケットがあったとしても、気が合うかどうか、つまり『マーケット分布図』が合致するかどうかは別、ということが往々にして多かったのではないかと思う。
有史以来、自分に良く似た『マーケット分布図』を持つ人間にはほとんどの人間がめぐりあえずに生涯を閉じた。
つまり地球上に多くの人間が存在するにも関わらず、『自分と同じような人間』にめぐり合う為には人間にはy(残りの人生のうちコミュニケーション可能時間)が絶対的に足りなかったのではないかと思う。
究極的に言うとそれを克服する方法は2つ。
①yを数倍化させる。
②世界中の人間を「検索」できるシステムを構築する。
①は人間の身体能力的に無理。
となると、他の別の方法は作業効率の大幅UPである②しかありえない。
SNSの登場はこの究極的な命題に少し人類が近づいたと言えるのではないだろうか?
あとはSNSを使って人を「検索」できる技術を培ったものが、世界中に散らばった(A1,B1)カードを誰よりも速く、一枚でも多く入手できるのではないだろうか?
入手できれば後は楽である。
バインダーに『カード化』して保有、必要に応じて『アイテム化』、また必要に応じて手持ちのカードを「トレード」、もしくは「リリース」する。それをyの続く限り繰り返す。
人生の早い時期(比較的・確率的にyの残りがある時期)に、これらを繰り返し、自分だけのオリジナル『バインダー』を完成できればものすごい速さで自分の「やりたいこと」に到達できるのではないだろうか?
(A2,B1)カードをいくら集めたところでたいして意味がない。それどころかいつ0になるかもしれないyを大量消費していくだけ。
また(A2,B1)カードの「手持ちカード」もやはり(A2,B1)(A2,B2)カードが多い。 つまりそもそも「マーケットが合致しない人」の「持ちカード」もやはりマーケットが合致しない可能性が極めて高いのだ。
そこから(A1,B1)カードを探し出す作業効率は有史以来の人間が行ってきた作業効率の悪さとどっこいどっこい。
それよりも(A1,B1)な、『自分にとってのレアカード』の手持ちカードの中から自分にとっての(A1,B1)カードを探し当てるほうが作業効率はかなり良い。
ある程度『自分の実力』がついてきたら、SNSを駆使し、人生の早い時点で、キミだけのオリジナル『バインダー』を構築するんだ!
そして人生のスピードを加速させる!
それが僕の『A1理論』!
https://a1riron.com/entry/2013/08/23/213129
~追記~
この記事は2007年5月12日のmixi日記のリライトです。
『A1キーワード』前夜、と言った感じの文章ですね。
この文章を書いた当時はmixi全盛期でしたが、2013年の今はfacebook全盛期で、この時書いた『世界中に散らばった(A1,B1)カードを集める』という言葉が現実味を帯びてきた気がします。
さて、先日、とあるブロガーさんのイベントに行きました。
そのブロガーさんは「沖縄好き」で「韓流ドラマ好き」なのですが、「韓流ドラマ好き」な友達を無理やり「沖縄」に連れて行っても、つまらなさそうにしている、と言っていました。
つまり『マーケット』が違う。「沖縄」ではなく「韓国」に連れて行ってたらまた結果も変わってきたことでしょう。
『マーケット』の違う友達に、無理やり違う『マーケット』のことをさせても、お互いにyの無駄。何度も続けば下手すれば「リリース」されちゃうかもしれません。。。
だからそのブロガーさんは「韓流ドラマ好き」な友達と「韓流ドラマ」を見て、「沖縄好き」な友達と「沖縄」に行く、という『マーケット』ニーズに沿った行動になっています。
もちろん、その二人はブログ読者ではなく純粋にその人の元々の友達です。もしブログ読者にブログで「いっしょに沖縄いきませんか!」と呼びかけたとしたら「沖縄」は特に好きじゃない熱狂的な「ブログ」ファンが来ちゃう、とのこと。(僕もそう思います)
今の僕も似ていて、
「ブログ友達」=同じくブログを書いている昔の仕事仲間。「A1理論」を僕より理解しているふしがあるw
「資格友達」=僕がこの秋受験しようとしている資格にやたら詳しい大学時代の寮の友達。
「仕事友達」=僕が転職しようとしている業界にやたら詳しい年上の尊敬できる昔の仕事仲間。
「語学友達」=高校時代から英語がやたらできて、今は中国語もペラペラな高校時代のクラスメート。
「旅友達」=昔の海外一人旅で出会った友達で、なんと10年経った今でも現役の旅人!常に地球上のどこかを移動している人。
という、今現在で自分自身に興味のある『マーケット』に専門特化した友達と、毎日メールしたりLINEしたりSkypeしたりしています。
(また今後は「アジア就職」に興味のある友達が欲しくて、そういう人が集まっている有料サロンに入りました)
で、そのブロガーさんと同じく、「資格友達」は絶対に僕のこのブログは読みません。無理やり読ませても、わざと「面白くない!」と言ったりするので僕も読ませたくなくなりましたw
「旅友達」がfacebookでアップしている写真があまりにも美しかったので「ブログでアフィリエイトしたらLCC代くらいにはなるかもよ?」と言っても「ワシは40歳くらいまで生きれればそれで十分!」と言ってぜんぜんブログを書いてくれません。
なので僕もそのブロガーさんと同じく『マーケット』ニーズに沿った行動をとるようになりましたw
同じような『マーケット分布図』を持った人に巡り合えるのが人生の理想ではありますが、当面は『マーケット』ごとに専門特化した友達を作るのが現実的だと今は思っています。
次回はいよいよ『A1キーワード』登場!!