最近、僕の周りの人間を観察してて思ったこと。
地方都市の人間はもう本当に地方都市から出ない。
だから地方都市の会社をリストラされても都市部には行かずに地方都市でイオン内の飲食店のアルバイトとかを探す。もちろん時給は800円くらいのパートタイマーとかだ。
京阪神の人間にそれを話すとなんで仕事もあって家賃も安い京阪神に来ないのか不思議でたまらないらしい。
しかし、京阪神の人間は東京に仕事で来たとしても京阪神に月一で帰ったりして、最終的には京阪神で働きたいと思ってる。
生まれも育ちも東京の人間にそれを話すとなんで京阪神に帰りたがるのか理解できないらしい。
ほとんどの大企業が東京に本社があるし、実際に東京では常に人不足で転職すると給料が上がることも多いからだ。
でも、それもアジアで働きたい人間からみれば、同じ人生の時間を費やすならアジアで働けばいいと考える。
アジアのほうがこれからのマーケットが大きいし、その割に東京より物価が安いからだ。
これらの人種を僕の中では、
『地方都市型人間』
『準首都型人間』(京阪神や札幌仙台名古屋福岡)
『首都圏型人間』
『アジア型人間』
『グローバル型人間』
に勝手に分類していますw
基本的に『グローバル型』以外は自分のテリトリーから出ないし、出てもすぐに帰ってくることが多い。
(テリトリーから出たまま帰ってこれない期間が長いと心身に異常をきたす人もいる。)
あと、話が合うのは隣り合う人種までな気もします。ギリギリで2つ隣?
『地方都市型人間』と『グローバル人間』とは言語が同じでも話がまるで通じない気がします。
(逆に国籍や言語が違っても同じ型の人間どうしは話が通じる気がします。)
なんでそうなるのか?
僕の考えは、みんなそれぞれの『コンフォートゾーン』で生きていきたいだけだから、だと思う。
『コンフォートゾーン』とは、簡単に言うと、その本人が「居心地がいい」「留まりたい」と思う場所。
で、それが生まれ故郷になるか、それ以外の場所になるかは人それぞれだと思う。
ダウンタウン松本人志は、
「子供の頃は自分が一番頭良くてオモロイからクラスの奴ら全員見下してた。けど、家が貧乏でクラスではどっちかというと『人並みより下』くらいに見られてた。それが納得いかなかった。」
と言っていた。
つまり松本人志にとっては生まれ故郷の尼崎は『コンフォートゾーン』ではなかったのだ。
だから自分と同じような境遇の戦国時代の軍師・黒田官兵衛を偏愛(超A1!)しているのだと僕は思う。
結局、その人がその場所に住む理由は「そこが『コンフォートゾーン』だから」という理由だけだと思う。
・育った場所だから
・生まれた場所だから
・先祖代々住んでたから
・友達がいるから
・仕事があるから
・景気がいいから
・便利だから
・暖かいから
・涼しいから
というのは全部『コンフォートゾーン』を正当化する後付け理由に過ぎないと思う。
で、僕はその人個人の『コンフォートゾーン』を形成するのはその土地とその人との『A1キーワード』とその脳内占有率だと思う。
つまりその人がその土地に好んで住む理由は複雑な『A1キーワード』の組み合わせの妙で、一つの理由では簡単に説明できないことがほとんどなんじゃないか、と思う。すべての理由はその本人でさえ理解していないと思う。
「なんとなく、この場所、好き!」
というセリフは、その人とその場所との共有する『A1キーワード』占有率という脳内の論理演算をブッ飛ばして、解だけをまず導き出した表現手段なんじゃないか、と思う。(それを日本語で「直感」というのかもしれない)
で、ほとんどの人はその「直感」を元にその場所に住むことを決める気がする。
(ちなみに僕は今住んでる街に好きで住み始めて10年。やっと自分がこの街が好きな理由がうっすらとわかってきました。)
「男は気に入った場所に女を連れて行きたがる」
と、昔、何かの本で読んだけど、これは男がもしかしたらこれから長年いっしょに『家族』として生きていくかもしれない女性と共有する『A1キーワード』占有率を自分の『A1キーワード』の集積地である『コンフォートゾーン』に連れて行くことで直観的に計算し、日本語で言ういわゆる「相性」を測定しようとしているのかもしれない。
僕は人の数だけ『コンフォートゾーン』(と、その共有する本人との『A1キーワード』の脳内占有率)があり、他人が他人の『コンフォートゾーン』を変えることは僕は不可能だと思う。
ただ、「変える」ことは出来ないけど、「変わる」ことはあると思う。
それは本人が自分からものすごく『コンフォートゾーン』を変えたい!と願った時、もしくは変えようかなと考えた時に親しい(A1な)第三者にアドバイスをもらった時かなと思う。
で、ここで言う『コンフォートゾーン』は物理的な場所に留まらないと思う。
都市、街、部屋、職種、業種、職場、家族、友人、運営ブログ、メインSNS、サブSNS、パソコン、OS、スマホ、、、
これらの『コンフォートゾーン』と個々人はすべて『A1キーワード』とその脳内占有率で繋がりあっていると思う。
と考えると『コンフォートゾーン』は大きく分けて、
『物理的コンフォートゾーン』
『職業的コンフォートゾーン』
『人的コンフォートゾーン』
『ITコンフォートゾーン』
に大きく分類できるのかもしれない。
ちなみに僕個人は30代前半まで『学費の借金』と『親の借金』という「双子の赤字」に苦しんだが、それらを解決させてからはゆっくりと数年がかりでこの4つの『コンフォートゾーン』を変えようとしてるんだなあ、と、今気づいた。
(住んでいるのは同じ街だけどアパートも「よりA1なところ」に変えた)
生まれてから30代前半まで、僕は『コンフォートゾーン』で生きてなかったんだな、と思った。
僕は自分の体験からも、
『コンフォート』な場所に住み、
『コンフォート』な人たちと、
『コンフォート』な仕事をして、
『コンフォート』なソーシャルメディア環境を作るのが、
一番『コンフォータブル』な人生だと思う。
それが僕の『A1理論』!