昔、こんな人に出会った。
政治家でもないのに、ものっすごく『ファン』が多い。
その人がいるだけで、めっちゃくちゃ、人が集まってくる。
だからイベント開催者等は彼を呼びたがる。人が集まるからだ。
しかし、僭越ながら、僕がお見受けしたところ、特段、なにかこれといった『A1能力』は持っていないように思えた。
が、なぜか人がわんさか集まってくる、で、なぜかみんな彼に惜しみなく協力しようとする。
その光景をみていた僕は突然、「ハッ!」と気づいた!
「わかった!この人は、
他人の『A1能力』をあたかも『自分のA1能力』のように自由自在に操ることができる能力者
なんだ!!!」
『アイテム化』という「手段」自体を自分の『A1能力』にしてしまった「能力者」なんだ!!
しかも『バインダー』には誰がどう見てもレアなカードや、人によってはめっちゃA1なカードも収納されていたりする。
さらに、いろんな人と「トレード」できそうなカードや、別の手持ちカードと同時にダブル、トリプルで『アイテム化』することでより多大な『A1能力』を発動することができそうなカードも多い。
で、その『能力』と「持ちカード」がすごすぎて、なにもしなくてもB1な人が吸い寄せられてきて、ほっておいてもどんどん『A1能力』が増えていく!!
「えっ!?これって『最強のA1能力』じゃね??」
と、若かったころの僕は思ってしまった。
しかし、そんな『最強のA1能力』には、それ相応の『制約』があると僕は思う。
『アイテム化』自体がそれらのカードの『A1能力』であるため、『アイテム化』とともに消費する「人生の資本」①②③④⑤に限界がある以上、
・『アイテム化』の回数
・それぞれのカードに投資できる『y』
・持ちカード全体のB1度
・及びそれに付随する『A1能力』発動時のパワー(P)
のどれかにいずれ限界が来る、もしくは特定のカード(主にA1なカード)に「人生の資本」が偏る結果になる。
特に「人生の資本」を構成する5大要素の中の、
①『カネ』
②『コミュニケーション可能時間』(=y)
③『エネルギー』
④『A1能力』
⑤『手持ちカードの能力』(=『バインダー』の中のカードの能力)
②③は特に絶対量が決まっているから、どれだけ①持ちだったり、⑤持ちだったとしても限界は結構『近い』。
手持ちカードを一つ所に同時『アイテム化』したところで、どだいその投資する①②③も、そしてそれらのカードに共有する『A1キーワード』も分散化されるのでさほど意味はないと思う。
さらにSNS上においては、僕の経験上、手持ちカードが200枚を超えたくらいから、
「日記がプレスリリース化する」
と思う。もっと言えば「ブログ化」。
そりゃそうだ。常に体育館で全校生徒の前で演説してるようなもんだ。数人で雑談してるのとはわけが違う。
数人しかわからない話題(その数人が共有する『A1キーワード』を多数含む話題)ならグループを限定して書かないといけないし、その特定のグループに①②③⑤を投資しすぎると、肝心の「全体」に発する日記が書けない。
そして多くの場合、全体に発する日記も『A1キーワード』が分散されているために「ありきたり」のことしか書けないし、同時に『A2キーワード』も分散されているため、下手なことも書けない。(しかも全員の『A2キーワード』の把握はムリ!)
で、そこまで気を配っても、それらの1人1人のカードからしてみれば、
「どうせ俺は1000人(mixiの場合)の中の1人」
なのだ。
なぜそう思うかと言うと『日記』という『投資行為』は「書く」こととともに「読む」(mixiでは「足あとをつける」)ことも大事なためだ。普通は1000人の日記をひとつひとつ読んでるだけで日が暮れる。
で、僕の経験上、こういう人はそれぞれの持ちカードに投資した「人生の資本」の絶対量が少ないため、それぞれのカードの『A1能力』やA1・A2キーワード、またその時の状態等を正確に把握できてない場合が多く、
「トレードが荒くなる」
場合が往々にして起きてくると思う。
この『カードどうしのミスマッチ』になった場合は経験上、ほとんどの場合が「害」になるか、よくて自然消滅するかのどちらかだと思う。
つまりその「トレード」されたカード達の②③の無駄使いに終わる場合がほとんど。
で、そうなると必然的に「紹介者」であるトレードしたカードの評判が落ち、B1度も下がる。
さらにそうなると次回『アイテム化』し、『A1能力』発動した際のパワーは、
P=A1(この場合はB1)×Y
という数式から、もともと少ないY(そのカードに投資した『y』)との積によりさらに弱くなる。
最悪は次回の『アイテム化』が拒まれたり、先方からいつの間にか『リリース』されている場合もある。(またそれに長らく気付かなかったりしたら「リリース」されてからもまたさらにB1度が下がるw)
そんなミスマッチな『アイテム化』が続いたり、そんな噂が広まったりすると持ちカード全体のB1度も当然、下がる。
「歩く人材派遣会社」と言われてる人でも、本当の人材派遣会社(法人)が派遣社員に渡すほどの①は、よっぽど「当たり」の『ペアレンツ・カード』を引いた場合以外は普通はないだろうし、当然、カード管理とは別に生業は持っているだろうから②③にも限界はある。(万が一、①が人材派遣会社ほどあるなら、『A1キーワード』にも寄るが、それこそ本当の人材派遣会社を立ち上げたほうがいいと思う)
そしてどんな人材派遣会社の担当でも1000人も担当及び管理できる人はいないだろうし、万が一いたとしても前述のとおり『y』の限界にぶちあたり、結果、様々な問題が生じる。
個人的な結論としては、
「他人の『A1能力』を、あたかも『自分のA1能力』のように操る能力」
という「夢のような能力」は、ほとんどの場合を除いて「無理がある」と言いたい。
よって、僕は普通の人の『カード化限度枚数』は「150」だと思う。
そして「持ちカード1000」なプレイヤーに多大な期待はしないほうがいい、とも思う。(そもそも1000枚のカードすべてに本当に(A1,B1)関係なのかな?とも思う)
よっぽど①持ちで、かつトレーディングカードゲームに理解を示す『ペアレンツ・カード』をひいたカード、かつすでによっぽどの大成功をおさめて『y』があり余ってるカード、で、かつ『アイテム化』の才能が異常にあるカードにしかそんな能力は発動できないと思う。
しかし、実際にはそういう能力を簡単に発動できる『能力者』は意外と結構、存在する。それは、
1000枚のカード(それ以下でも)ほぼすべてのカードが『信者化』しているカードだ。
そのカード独特の『アク』や『クセ』にA1なカードが集まってきて、ある意味、ひとつの『教団』を形成してしまっている場合。そしてそのカード自体が『教祖化』しちゃってる場合。
これは個人的には「お近づきにはならないほうがいい」と思う。理由はシンプルで、もしなにごとかがあって、1000の信者を「敵」に回すと厄介だから。 下手に関わると痛恨の一撃的に『y』を大量に浪費します。ホント。
ちなみに「信者化」している場合と単に「ファン化」している場合の違いは、線引きは若干難しい。
僕的には人(カード)を「好きになる」(A1になる)ということは半分「信者になる」ということだとも思うから。
しかし、僕なりに明確な線を引くなら、
「そのカードが『教祖チック』かどうか?」
というところで線を引きたい。
『教祖チック』な言動や日記を振りかざしているカードは「持ちカード」が「信者化」している場合が多い、と思う。
逆に「ファン化」の場合はその人(カード)自体の腰が低かったり、「持ちカード」が突っ込みやブラックジョークも入れられるような、和やかな空気だったりする場合が多いと思う。
僕は多くのカードが「信者化」すること自体は必ずしも「悪いこと」だとは思わない。
この「ゲーム」は『バインダー』がSNS上に存在するため、『バインダー』を開くためにはどうしてもPCかケータイを開かなくてはいけない。
で、ネット接続する限り、SNS上・サイト上に多く存在するβタイプのユーザーが常時滞在していて、彼らは基本的に『y』があり余っているので、特定のカードを信仰するのもある意味仕方ないかな、と思う。
けど、これらは人類が地球上に誕生した瞬間から世界各地に起こった「宗教」や「信仰」と同じものの延長線上にあると思う。
そして、人(カード)の数だけ2枚の『絶対銘柄カード』の組み合わせは違うし、持って生まれた『A1キーワード』とその『脳内占有率』、さらに各自の『A1能力』もバラバラ。
そしてそのギャップをおぎない、万人が「フェア」に戦えるほどに「このゲーム」の『ゲームバランス』はたいして良くもない、と個人的には思う。
(まぁはっきり言うと「クソゲー」w)
それが僕の『A1理論』!
https://a1riron.com/entry/2013/08/23/213129
~追記~
この記事は2008年9月30日のmixi日記のリライトです。
(日付け的にはちょうど5年前!)
「人脈がある」というと、日本社会ではものすごく評価されます。
でも意外と「人脈」を作るのは結構簡単で、「動いて」いれば勝手に人脈なんてついてくるものだと僕は思います。
僕はこれらの現象に関しては昔からこう考えています。
・「動かない」人があまりにも多すぎる
・「動かない」で、しかも『A1能力』も向上させない人が多すぎる
・「動いているだけ」の人が多すぎる
・「動いているだけ」で日本社会からは評価されすぎる
・「動いているだけ」の人が『A1能力』を向上させなさすぎる
・「動いて」いて『A1能力』がある人が「いい人」とは限らない
まえにも少し書きましたが、何事にもやはり「心・技・体」のパラメータをバランスよく向上させていくことが大事かと。
「カード集め」に没頭し過ぎて、肝心の『A1能力』が特にない、という人生だけは避けたいと僕は考えています。
僕の場合は、定期的に「貯まりすぎたカード」は「リリース」するようにしています。
ここで重要なのは「リリース」のやり方です。
相手を傷つけず、段階的に「ナチュラル・リリース」を心掛けています。
再会した時でも「リリース」まえと変わらないような会話ができればベストだと僕は思っています。で、その会話から「『バインダー』に戻す」かどうか決める、みたいなw
「あっ!ごめん!新しい携帯番号教えてなかったね!」
みたいなw(その番号も2年周期で変えるのですがw)
あと『バインダー』も、昔はmixi一択でしたが、最近は、facebook、twitter、LINE、Skype等に「カード分散」もさせています。で、「日記」はこのブログになりつつあります。
僕は「人脈」なんかより大事なのはやはり『A1能力』の日々の向上と、「動くこと」。で、自分にとって「レアなカード」を集めることだと思います。
「レアじゃないカード」は別にいくらでも集められると思います。
最悪、毎日、飲み歩いてればいいんですから。ぜい肉に比例してカードは増えていくでしょうけど、ぜい肉より体が重くなります。
「レアじゃないカード」にもそれ相応の『A1能力』はあるとは思いますが、それを的確に使えないならその方にとっても失礼だとも思います。
で、僕は「人を集められる人」を過大に評価する人は、大抵「人さえも集められない人」だと思っています。
次回は「場所」を表す『A1キーワード』でなんとなくその人がどんな人かわかる!という内容です。