高級ホテルや高級旅館の旅よりも、旅先の地元の銭湯に明るい時間からお邪魔させてもらい、夕方から大衆酒場で地元の人たちが愛する料理を食べ、ゲストハウスのバーで初対面の人に旅の報告をし、ドミトリーで眠る旅を愛するA1理論です!
そんな「暮らすように旅し、旅するように暮らす」人にオススメのムック本『旅先銭湯』シリーズが3年ぶりに復活!某感染症によるステイホームな3年間を克服し、堂々の復活です!
僕は今回▼この『旅先銭湯⑤』を著者の松本康治さんから直接予約で購入し、家に届くと、発売日前に即読みしました!④までもサイコーでしたが、今回の⑤は美味しそうな料理の写真が満載でヤバいです!
庶民的な旅を愛する方、いつも生活している町と違う町に少しだけお邪魔したい方、風呂上りにビールと地元の料理を堪能したい方などにこの本と今回の記事はオススメです!ネタバレはミニマムに努めます!
最初にこの記事のミニマムなまとめ!
- 銭湯は町の中にある「整う美術館」!銭湯の可愛さを堪能しよう!
- 湯あがりに美味しいモノを食べるためだけの素朴な旅がしたくなる本!
- 直接予約特典の『地物誌③』が良かったです!
『旅先銭湯』シリーズとは?
僕が大好きな『旅先銭湯』シリーズが3年ぶりについに復活!僕はシリーズ1冊目から4冊目まですべてブログ記事にし、しかも別冊の『大阪の風呂屋を歩く』を持って昨年末は大阪を旅しました!
ここでは軽く『旅先銭湯』①~④+別冊01の歴史と僕の読書履歴を振り返ります!w
▼僕が最初に『旅先銭湯』に出会ったのは2018年12月にブログ仲間のにゃんすと松本を再訪した時に『塩井乃湯』の番頭のおばさんの直接紹介で知りました!表紙はなんと!下諏訪マスヤゲストハウス近くの『菅野温泉』!
『旅先銭湯』には「公衆浴場」というモノのなかった時代のモノが21世紀には「コミュニティ」化していくドラマが描かれていたよ!
▼②の表紙はなんと!姫路の『白浜温泉』!黒田官兵衛の居城があった甲山城(妻鹿城)からもほど近いです。表紙のチョイスがA1理論過ぎる『旅先銭湯』w
『旅先銭湯2』発売!日本中で滅びゆくローカル銭湯を巡る老若男女の人生ドラマが詰まった珠玉のエッセイ集!!
▼③からはテーマ別の銭湯紹介になり、③のテーマは『泊まれる銭湯』という全国のゲストハウス化した銭湯の特集です!うーん、A1理論w
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本日発売!『泊まれる!銭湯』(旅先銭湯3)を持って日本中の銭湯ゲストハウスに泊まりに行こう!
2019年10月20日、本日!! ついに▼『旅先銭湯』シリーズの3冊目である、、、 a1riron.com 旅先銭湯 作者: 松本康治,澤田勝行,湊三次郎,美園まき,桂秀明,宮脇奈奈,よいまつり 出版 ...
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▼④の特集は『路面電車と銭湯』です!僕が住んでいる高田馬場にも路面電車が走っているので馴染み深いです!しかしここから某感染症時代に突入し、『旅先銭湯』シリーズは3年間のお休みに、、、
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『路面電車で風呂いこう!』(旅先銭湯4)片手に、またレトロでローカルな町を気軽に歩きたい。
※銭湯に行かれる際は感染対策のため、湯船・待合室での会話は慎みましょう。また長風呂は控えましょう。 銭湯と、ゲストハウスと、ローカルな食堂や居酒屋を愛するA1理論です! 旅は観光地よりも、地元民が ...
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▼某感染症の3年間は旅ができにくかったので、兵庫に住んでいる著者の松本さんが大阪の銭湯に絞って作成された別冊が出ました!この本がなんというか『大阪』自体のガイドブックにもなっていてサイコーでした!地元の大阪人にもオススメ!
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旅先銭湯別冊01『大阪の風呂屋を歩く』は「コスパ最強!大阪旅」のガイドブック!ゲストハウス旅とセットで!
銭湯と、ゲストハウスと、安メシ屋と、それらが好きな仲間が数人いたら人生は9割以上、満足なA1理論です! 今回は『旅先銭湯』という僕が大好きなムック本の別冊で、2022年7月に発売された▼『大阪の風呂屋 ...
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旅先銭湯⑤のテーマは『風呂まえ食堂 湯あがり酒場』!
そして3年の眠りの時を経てついに▼『旅先銭湯⑤』が復活!某感染症のまえの表紙はテイストが全体的にオッサンぽかったのですが、3年の間になんだか女子っぽくなりましたwピンクが基調になり、表紙には若い女性が3人も!
もしかしたらこの3年の間に日本の銭湯はオッサンのモノから若い女子のモノになっていったのかもしれません。東中野にリニューアルした▼『松本湯』もすごくオシャレでしたし。
年末の高田馬場周辺旅!『鎧神社』『松本湯』『馬場FLAT』『ミラノ食堂』ダイジェスト版!
そして家に届いた『旅先銭湯⑤』の表紙をめくると、いつも通り1ページ目に松本さんの私的なエッセイが!
「これこれこれこれ!!w」
と、思わず嬉しくなっちゃいました!これぞ『旅先銭湯』!僕はこの1ページ目の松本さんの文章がいつも好きなんですよね。少しだけ引用してみます!
仕事でも趣味でも旅行でも、その日の行動をなし終えて熱めの風呂にじっくりと浸かり、湯あがりにうまいものを食べてうまい酒を飲む。
結局、これに尽きるのではと。
人生、これに尽きますw「仕事」「趣味」「旅行」が並列で並んでいるのもいいですね。
そんな銭湯を愛する松本さんが「銭湯地図」を心に忍ばせて全国を旅していると、銭湯の隣や真向かいの至近距離でのれんをゆらしている飲食店がある。徒歩数秒の美観地区。
私はいつしかそれら隣接または向かい合う両者を「風呂まえ食堂、湯上り酒場」と呼び、理想郷的風景として意識するようになった。
とのこと!わかります!wこの世の『桃源郷』に近いんですよねw
スーパー銭湯内の飲食スペースもそれはそれでビルトインで便利でいいんですけど、「風呂まえ食堂、湯上り酒場」はそれぞれが別の「個体」として存在しならがも、運命的に相性が良すぎるのがいいんですよね。
この本の「後記」によると「風呂まえ食堂、湯上り酒場」は松本さんが10年近く前から温めてきたテーマとのこと!
そして下諏訪のように銭湯の近くにいい感じの飲食店がある場所は多くあるのですが、今回の『旅先銭湯⑤』では「銭湯と飲食店が並んでいる、もしくは向かい合っている」ことにこだわられて作られていますw
松本さんいわく「その一角へ行けば幸せが保証される」とのことwこのこだわり!w
もう▼この本を持って全国の「風呂まえ食堂、湯上り酒場」を制覇したくなっちゃいますね。手始めに僕は都内、そして秩父の「風呂まえ食堂、湯上り酒場」に非常に行きたくなりました!
銭湯は町の中にある「整う美術館」!
今回、表紙が女子っぽくなりましたが中身もなかなか女子っぽいです!ちなみに僕のブログ仲間の女子も何人か『旅先銭湯⑤』を直接予約購入していたのでこの戦略は正しかったと思います!
そして女子的には▼こんな感じで銭湯を『整う美術館』として活用するのがいいんじゃないかと思いました!銭湯って壁の絵やタイルが可愛いところが多いですしね!湯舟から可愛い金魚や小鳥が見える銭湯もあります!
▼そしてこんな感じで湯舟や床のタイルが可愛い銭湯もあります!
▼フランス女子がこんな本まで出しているくらいですからね!
▼昨年発売されたこの雑誌、Kindle Unlimitedで読めたので僕はさっき読んでみたのですがこの雑誌に出てくる関西の銭湯もなかなか可愛いです!
▼京都の可愛い銭湯を探したい方はこちらもオススメ!インコを見ながら湯に入れる銭湯もあるよ!
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絵が可愛い!『京都銭湯図鑑』を片手に、京都の個性あふれる銭湯たちを巡ってみよう!!
『銭湯』と『ゲストハウス』って、なんとなく似てる気がします。 どちらも「行く人」と「行かない人」がバッチリ分かれている気がします。 「行く人」は何度もリピートするけど、 「行かない人」はたぶん一生 ...
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湯あがりにこれらを食べるためだけの素朴な旅をしたい!
今回の『旅先銭湯⑤』は「旅テロ」に近いと思いましたw
着替えを入れた小さなデイパックだけを背負って、もう▼これらを食べるためだけの素朴な旅をしたくてしたくてたまらなくなりますw写真だけでもう言葉は必要なくなりますw
初めての町をぶらぶら散歩し、明るいうちから銭湯に入り、夕方に「風呂まえ食堂、湯上り酒場」を堪能し、その夜は▼ゲストハウスの共有スペースや併設バーで初対面の人にその日の「旅の報告」ができたら、僕の人生はもうそれだけで満足ですw
おまけ:直接予約特典の『地物誌③』がいい感じ!
ここからはおまけなのですが、僕は今回の『旅先銭湯⑤』は初めて著者の松本さんから直接予約で購入しましたが、その予約特典の▼『地物誌③』という数ページの読み物がめちゃくちゃいいです。
『旅先銭湯⑤』は素敵な写真が満載なのですが、この『地物誌③』は逆に写真はほとんどなくて、旅エッセイの短編集、という感じですごくいいです。地物誌①②もKindle版で出してほしいですw
個人的には姫路の「妻鹿(めが)」という、姫路人でも知らない人もいるようなマニアックな場所が入っていたのでクリティカルヒットでしたw
この『地物誌③』的な旅エッセイ短編集が好きな方には▼このアジア本もオススメ!
▼日本全国の「土地」が好きすぎる方はこの県民性マンガが超オススメです!
▼このマンガで古事記を知ると日本全国の神社巡りが楽しくなりますよ!
▼ちなみにこれは予約特典の松本さんの『旅先銭湯⑤』の表紙裏のサインですw可愛すぎw
『旅先銭湯⑤』の僕のタイムライン!
今回の『旅先銭湯⑤』が家に届いてからの僕のTwitterのタイムラインはこんな感じでした!
予約していた松本さんのサイン入りの『旅先銭湯5』が家に届きました! 今までの旅先銭湯の表紙は僕のようなオッサン好みの表紙だったのですが(しかも下諏訪とか姫路とか)今回の表紙はめっちゃ女子向けになりました。 ブログ仲間の女子が何人か予約購入してたのでこの表紙は正解かと。 #旅先銭湯
旅先銭湯5の予約購入特典の『地物誌③』をパラパラと読みました! ひとつだけ『女鹿(めが)』という姫路人にさえ知名度が低い地名が入ってて是非読みたかった! 黒田官兵衛の山城がある集落です。『酒は飲め飲め黒田節』の母里太兵衛が生まれた地。 僕も子供の頃親父と何度か山登りに行きました。
旅先銭湯5の予約特典、いっぱい入っててお得感!(笑) コロナ禍が終わってまた旅先銭湯シリーズが復活してして幸せです! 風呂と飲み会の日常が戻ってきた!!
Amazonでも『旅先銭湯5』の予約が始まってますね! 旅と銭湯と風呂上がりのビールと美味しい食べ物、そしてゲストハウスが好きな方は是非! 僕はこの本を読むだけで生まれてきたことに感謝できます(笑)
『旅先銭湯5』をパラパラ読了! 読んでるだけでも幸せなんだけど、本当、生きてるうちに行けない楽園がこの世にはめちゃくちゃ多いんだと思ってしまう。 この時代の日本に生まれただけで丸儲けだなぁ。
最後にこの記事のミニマムなまとめ!
- 銭湯は町の中にある「整う美術館」!銭湯の可愛さを堪能しよう!
- 湯あがりに美味しいモノを食べるためだけの素朴な旅がしたくなる本!
- 直接予約特典の『地物誌③』が良かったです!
という感じです!気になった方は▼是非読んでみてください!