
最近、退職を機に「残りの人生のコスパ」を見つめ直している43歳のA1理論です!
今回は本日発売された勝間和代さんの新刊『勝間式ロジカル不老長寿』が人生100年時代の「残りの人生のコスパ」を考える上でめちゃくちゃ参考になった、というかこの本を起点に「3大リスク対策」を40代の今から改めて見直す機会になったので、是非、皆さんにも読んでもらいたくて記事を書きました!
老後の健康やおカネ、人間関係で悩んでいる方にはかなり参考になる一冊だと思いました!
『人生80年時代』で考えていると「みじめな老後」になりかねない!『人生100年時代』に今からマインドセット!
この本の主旨を僕なりに一言でいうと、
『人生80年時代』から『人生100年時代』に認識をアップデートし、そこから逆算して「健康」「おカネ」「コミュニティ」の『3大リスク』を真剣にロジカルに考える
ということですね。
僕も先日、仕事を辞め、今後、この3つに重点を置いて生きていこうとぼんやり考えていたので、あまりにもタイムリー過ぎてびっくりしました!
もちろん無職だったこともあり、発売日の本日、朝イチで本屋さんに行って紙の本を即買い!ちなみに勝間さん本人の本の紹介動画は▼こちらです!
勝間さん自身、昨年亡くなられたお母様の死がこの本を書くきっかけになったとのことです。
そして僕も数年前、立て続けに祖母を亡くしたのですが、僕の祖母2人もどちらも90歳代まで生きたんですよねぇ。なので僕自身も『人生80年時代』という言葉にはここ数年、ずっと疑問を持っていました。
さらに自分の親、親と同年代の親戚、友達の親の話などを聞いていると、まぁ病気の話ばかり。それも正直、飲酒などの日頃の生活習慣の不節制や、健康診断を長年受けてなかったとかが要因です。
僕は人生には「防げない不幸」と「防げた不幸」があると思っていて、それらの話を聞いていると、正直、「それって『防げた不幸』なんじゃないの?」って思ってしまいます。
彼らは今、70歳前後の人たちなのですが、僕の祖母と同じ、もしくはそれ以上生きるとするとあと30年近く病気と戦わないといけません。30年って「平成」という年号の時代まるまるですからね。。。まさに『みじめな老後』という言葉が当てはまりそうです。。。
『人生100年時代』の認識がないと30代〜50代にかけて『時間割引率』が低い行動を選びがちで、それが生活習慣病や老後の貧困や孤独を招く!
『みじめな老後』といえば、1980年代ごろ、タイ・バンコクの安宿「楽宮旅社」の壁に▼こんな落書きがしてあったようです。
「豊かな青春、惨めな老後」
1980年代といえば、蔵前仁一さんの『ゴーゴー・インド』等の本で日本でもアジアを旅するバックパッカーが増えた時代です。そのまえの1970年代に欧米でヒッピームーブメントが起こり(スティーブ・ジョブズもその中の1人)それに少し遅れるカタチで経済成長を遂げた日本にムーブメントがやってきたんでしょうね。日本の国力が上がったことによる円高やアジア各国の観光ビザ緩和も大きかったと思います。
で、そんなムーブメントに冷水を浴びせかけるような落書きがバンコクの安宿に書かれていたのが面白いw
当時は「正社員」「派遣社員」という制度どころか言葉もなく、全員、新卒入社で終身雇用・年功序列が当たり前の時代、落書きをした人はおそらくこう言いたかったのでしょう。
「今はバックパッカーが流行ってるけど、20代30代の『青春』でフラフラしてると、40代50代でまともな職につけず、60代70代の『老後』に厚生年金もほとんどもらえずに貧しく死ぬぞ。」
みたいな。
これはまぁ終身雇用・年功序列が鉄壁で、さらに『人生80年時代』だったら確かに真理でしょう。
で、それから40年ほど過ぎた2020年代になっても日本人は未だにこのマインドから脱却できておらず、まぁうちの親世代もずーーーーっとこの感覚です。
で、その親世代が現状、どうなっているかというと70歳前後からあと30年間『みじめな老後』に陥っていると僕は思ってしまいます。
いや、しかし▼このバンコクの安宿の言葉は今でも真理だと僕は思っています。
「豊かな青春、惨めな老後」
でも、現在の『人生100年時代』だと『青春』の時代も20年くらい伸びている気がします。『人生100年時代』にアップデートした今の僕ならこう解釈しますね、
「30代40代50代の『青春』の時期に『時間割引率』の低い行動をしていると、60代70代80代90代100代の『老後』の3大リスクをモロに食らって『みじめな老後』になるぞ!」
と。『時間割引率』という言葉は勝間さんの著書や動画ではもはやお馴染みの言葉ですね。
大企業に入れば、定年まで勤めていれば『みじめな老後』を自動的に回避できる時代はかなり昔に終わっていて、むしろ主体的に『時間割引率』の低い行動を30〜50代に意識的に選択するかどうかで60代以降の『老後』のコスパが劇的に違ってくると僕は思います。
20代でアジアをフラフラしていた元バックパッカーの僕が、バブル世代の悲惨な親世代の現状を見て『みじめな老後』を回避しようとしているわけです。
『人生ゲーム』『人生劇場』は「人生80年時代」をベースに作られたオワコンゲーム!2020年代の『FACTFULNESS』ではない!
勝間さんもこの著書で言われていますが▼『人生ゲーム』というボードゲームがありますね。多くの人が遊んだことがあるのではないでしょうか?
これは発売当時の『人生80年時代』な頃はリアリティのあるゲームだったのかも知れないですが、2020年以降の『人生100年時代』においてはかなり「罪作りなゲーム」になってしまっていると思います。僕の世代だとファミコンやスーファミで『人生劇場』というゲームがあったのですがこれも同罪ですw
理由はほとんど「おカネ」のことしか考えていないゲームシステムだからです。「人生劇場」にいたっては「どうやって年収の高い企業に『就職』するか?」というゲームになっていますw
モノが無かった時代に「モノをどう効率的に生産すればおカネを稼げるか?」というマインドに支えられた大量生産・大量消費時代のゲーム、と言わざるをえません。
「『プロダクトの生産性』がカンスト」
した現代においてはこういうオワコンゲームは若年層へのマインドコントロールという点において非常に問題があると思いますねぇ。
2年前によく売れた本に▼『FACTFULNESS』という本があり、このブログでも紹介しました。
『FACTFULNESS』を読むと、我々の「世界」に対する認識が、いかに数十年前から変わってないかを痛感させられます。それはおそらく子供の頃に習った社会の教科書や資料集などから人々の認識がアップデートされていないからでしょう。
これと同じで、まさに日本は『人生ゲーム』『人生劇場』から人生自体の認識がアップデートされていない状態だと思います。それらはすべて『人生80年時代』が認識の基盤で、さらに終身雇用・年功序列が認識の基盤だからオワコンです。
『人生100年時代』のライフスパンで考え、そこから逆算してロジカルに30代〜50代に『時間割引率』の高い生活習慣や金融リテラシー、コミュニティの形成を行なうべきだと僕も大いに勝間さんに賛同します!
この本で『健康』『おカネ』『人間関係』の3大『長生きリスク』が存在することをまず認識する!
で、先ほどからずっと出てきている長生きの『3大リスク』ですが、それは、
『健康』『おカネ』『人間関係』
だと勝間さんはおっしゃられて、僕もこの論にほぼ賛成です。老後のリスクに『傾向』と『対策』があるとしたらほぼ鉄板の『傾向』の部分ですね。
ちなみに『人生80年時代』に作れらた『人生ゲーム』『人生劇場』にはほとんど『おカネ』についてのマインドしかなく、その『おカネ』さえもほとんどの人は「公的年金」といういわば「ストック収益」のみなので危険だと勝間さんは警鐘を鳴らしています。
「健康第一」と言われるように、この3大リスクに関しては『健康』が第一優先、特に男性に関しては▼「内臓脂肪」をミニマムにすることが第一優先だと僕も思っています。
ただ、『人生80年時代』からずっと重要視されてきた「おカネ」に関しても公的年金だけに頼るのは危険で、「人間関係」に関しても会社や仕事を辞めるといっきに孤立し、老け込む人が多いことからやはり40代くらいから自分を起点とした「コミュニティ」を作っていくことが今の時代には大事なんじゃないかと思っています。つまりこの「3大リスク」は全部『対策』をすべき!
この『傾向』に対して、万人向けの『対策』はないですが、この本が大いに参考になるのはもう間違いないと思います。
この本を『起点』として『3大リスク』に対する各種情報を30代40代から収集していく、そしてそういう『時間割引率』の高い行動をしている人と末長く100歳、もしくはそれ以上、生きていくことが大事なんじゃないかと思います。
『時間割引率』の低い人と付き合ってても、どうせそういう人は「早死に」か「寝たきり」になるのでその人に投資した自分の人生時間が無駄になりますw
3大『長生きリスク』に関しては若いうちから個々人でそれぞれ対策を!対策には本やネットや動画を活用しよう!
というわけで、ここからはその『3大リスク』に対する僕なりの『対策』を書いていこうと思います!是非、皆さんの『対策』の参考にしていただければ!
『健康』対策は健康本爆買いと本要約系動画で40代から食生活を変える!そして近所にウォーキング仲間を作る!
まず『健康』に関しては、僕は現在、退職を機にめちゃくちゃ食生活を変えています!なぜなら、
『健康』の基本は『生活習慣』で、
『生活習慣』の基本は『食習慣』で、
『食習慣』の改善は食べるスピード・順番・回数・時間・モノの改善!
だと考えているからです!
現在、僕はAmazonで健康系の中古本を大人買いし、ほぼ毎日読んでます!食習慣は男性2ヶ月・女性3ヶ月で変わるらしく、僕はもう1日1食が定着してきましたねぇ。基本的に自炊生活です。
食べ物に関しては本によって意見が分かれるモノもあるのですが、「食べていいモノ」「本によって意見が分かれるモノ」「食べたらダメなモノ」に分かれると僕は思っています。
なので、基本は「食べていいモノ」をメインの1日1食で、「食べたらダメなモノ」は基本的に食べない。「本によって意見が分かれるモノ」に関してはそこまで神経質にはならない、というスタンスです。
僕なりの分類はまだ研究中ですがこんな感じです!
「食べていいモノ」:基本は玄米菜食で、おかずは「まごわやさしい」が基本。特に納豆と酢入り味噌汁はデフォルトで摂取で、サバ缶は定期的に摂取。間食はナッツ1択で楽天市場でまとめ買い。卵は茶色いモノ。麺類はソバをメインに。
「本によって意見が分かれるモノ」:果物は果糖の取りすぎに注意。コンビニやファミレスの袋詰め野菜は薬品に漬けているので微妙。肉は適度に。
「食べたらダメなモノ」:揚げ物は完全にNG。あれは薬物指定するべきwあとは砂糖・白米・小麦粉の「白い悪魔3兄弟」もほぼNG。よってパンはほぼNG。
ちなみに食事の時も健康系動画を流している時も多いですw食べながら本は読めないのでw特に中田敦彦動画と本要約チャンネルがオススメです!
運動に関しては「ウォーキング」1択で、1人でウォーキングもいいのですがウォーキング仲間が近所に1人いるとよりいいでしょう。
僕は「ウォーキング」は『禅』の一種だと考えていて、1人のウォーキングは曹洞宗の「只管打坐」、ウォーキング仲間とのウォーキングは臨済宗の「禅問答(公案)」に近いと思っていますw
『おカネ』対策は両学長の「お金の大学」一冊で十分!余剰資金は楽天証券でS&P500に毎月自動引き落とし!
『健康』対策はかなりの本を買い込んでいる僕ですが、『おカネ』対策は非常にシンプル!いろんな本を買い込むよりリベ大両学長の▼『お金の大学』一冊で十分です!!
具体的な対策は非常にシンプルで、この学長本で「貯める力」と「稼ぐ力」をマキシマムにして、余剰資金は▼楽天証券でS&P500に毎月自動引き落としです!楽天証券のつみたてNISA口座に楽天カードからの引き落としがオススメです!
『楽天経済圏』で生きていく!「ミニマムFIRE」まで5~10年働けば到達できる時代に日本は突入!!
『人間関係』対策は今後もブログを更新し続けtwitterアカウント起点に「自分と親和性の高い人」とストックな人間関係を!ゲストハウスや下諏訪ではfacebookやインスタでフローな人間関係を!
僕は『人間関係』もおカネと同じく「ストック」な人間関係と、「フロー」な人間関係があると思います。それぞれ説明していきます!
「ストックな人間関係」はブログ・YouTube・twitterで構築する!ブログや有料noteがマネタイズできると老後の「ストック収益」にもなる!
僕は最近、仕事を辞めて実感するんですけど、仕事の人間関係って『人生80年時代』は「ストック」だったのかもしれませんが、『人生100年時代』ではもはや「フロー」な人間関係になっちゃってるんじゃないかと思います。なのでサラリーマンが定年を迎えるといっきに「コミュニティ・ロス」に陥る。
なので、今の時代はネットやスマホがあるのだからブログやYouTubeやtwitterで情報発信し続け、自分を起点とした「コミュニテイ」を早期から構築すべきでは?と思います。そうなると人間関係が「ストック」されていき、仕事を続ける・辞めるでコミュニティが変化しません。
今日の朝書いたブログ記事の▼大原扁理さんの生き方も参考になることが大いにあると思います!
「フローな人間関係」はゲストハウス起点にfacebookやインスタで構築!一期一会な人たちと「多様性」を認め合う!
さらに僕は「ストック型」の人間関係だけでは老後はつまらないと思っていて、2010年代に日本各地にできてきたゲストハウスを起点に「フロー」な人間関係を構築できているとなおよしと考えていて、それにはfacebookとインスタが最適解だと思っています。
いつも同じ人ではなく、たまには一期一会の関係な人と触れることで人生の「多様性」が高まると僕は考えます。
まだ日本にゲストハウスがほとんどなかった2000年代に出版された▼この本に出てくる「律子さん」という女性は、タイ・バンコクのゲストハウス街「カオサンロード」の裏路地の日本人宿で著者の下川さんにこう話します。
「ゲストハウスの人間関係が好きなんです。
長くいる人もいるけど、基本的に旅行者でしょ。
あるとき、宿で一緒になって、いろんな話をして、そしてそれぞれの目的地に旅立っていく。
そういう関係っていうのかな。
近づきすぎず、遠すぎずっていうような関係、日本じゃできないんです。
だからここにいると、いろんな話ができる。
私、名古屋に住んでるんですけど、そこにいるより、なにか心を開いて話すことができるような気がするんです。
不思議なんですけど。」
「オススメのゲストハウス教えてよ!」という方にはいつも通り、▼この本を紹介いたしますw(内容は2016年の情報なのでネットなどで詳細確認を!)
「その中で初心者にオススメのゲストハウスを教えて!」となると、いつも通り▼下諏訪のマスヤゲストハウスとなりますw(あー!マスヤのサイト見たらめっちゃ下諏訪行きたくなってきた!w来年、仕事決まったらだなw)
というわけで、本日発売の『勝間式ロジカル不老長寿』!そこに記載してある『人生100年時代』の「3大リスク」に関して僕なりの「対策」を書いてみました!
今回の記事ではあえて本の文章を引用せずに書いてみました!気になった方は是非、書店などで手にとってみてはいかがでしょうか!
個人的には紙の本で買っておいて、いやでも目につく場所に置いておいて「老後生活のバイブル」として使用し、情報不足分は随時、ネットやYouTubeで情報収集、という30代〜50代を過ごすのが一番、「老後コスパ」がいい人生だと思いました!
それではみなさん、「老後」というボーナスステージをいっしょに楽しみましょう!!