2022年4月2日の土曜日、ブログ仲間のもーいさんと東京の早稲田地域周辺をお散歩してきました。この記事ではそのお散歩の記録を写真メインで書きます!早稲田地域や新宿区をお散歩したい方、夏目漱石や草間彌生さんの作品に興味がある方、東京の隠れた名所などを知りたい方などの参考になれば幸いです。
『漱石山房記念館』と『草間彌生美術館』は近いのでセットで行くのがオススメ!『草間彌生美術館』は予約必須!
東京以外の方のためにご説明すると「早稲田」というのは早稲田大学が有名ですが東京都新宿区の地名・地域です。新宿区北部の神田川の南側の割と広い範囲がこの早稲田地域で「西早稲田」や▼「早稲田南町」などのいくつかの早稲田と名がつく町の総称が、よくざっくりと『早稲田』と言われている地域です。ちなみに僕はこの早稲田周辺地域に24年ほど生息しています。
高田馬場在住の僕の近場のこのお散歩のきっかけは、ブログ仲間のもーいさんが早稲田にある『漱石山房記念館』に行きたいと言ったからです。僕も高田馬場周辺を散歩しているとよく路上の掲示板でこの『漱石山房記念館』をよく見るのでずっと興味がありました。で、
「それならその『漱石山房記念館』のすぐ近所にある『草間彌生美術館』もついでに行くのはどう?」
ともーいさんに提案したらアート好きなもーいさんは二つ返事でOK!日程は4月2日となり、僕は、
「その頃は神田川の桜が綺麗だから午前中は高田馬場駅から桜を見ながら神田川沿いを歩いて早稲田まで行こう。」
と言った。そして1月にもーいさんと行った西早稲田の中国カフェ▼『甘露』に春メニューができたこともわかったので、
再びもーいさんが『甘露』も当日の11時30分に予約し、『漱石山房記念館』は予約なしで入館できて18時までやっているので、予約必須の『草間彌生美術館』を僕が14時に予約し、この日の旅程は▼こんな感じになった。
我ながら▲このスケジュールはかなりパーフェクトだと思った。というのも『甘露』は確実に入るには11時半と12時しか予約できないし、人気カフェなので滞在時間は90分制。『草間彌生美術館』は▼この6つの時間割でしか予約できない。
① 11:00~12:30 (11:30までに入場)
YAYOI KUSAMA MUSEUM 草間彌生美術館
② 12:00~13:30 (12:30までに入場)
③ 13:00~14:30 (13:30までに入場)
④ 14:00~15:30 (14:30までに入場)
⑤ 15:00~16:30 (15:30までに入場)
⑥ 16:00~17:30 (16:30までに入場)
前述したように『漱石山房記念館』は予約なしで入館できて18時まで開館しているので、『草間彌生美術館』『漱石山房記念館』ともにマキシマムに楽しもうと思うと『草間彌生美術館』のラストの時間割の⑥ 16:00~17:30だと18時までの30分がどっちつかずになる。『漱石山房記念館』にはカフェも併設されていることを考えるとトータル2時間は必要だろうなと判断。
『甘露』から『草間彌生美術館』までは徒歩20分ほどかかるので、『甘露』に90分滞在すると13時ジャストになるので、移動時間を考えると③ 13:00~14:30は無理なので④ 14:00~15:30で予約を取った。それなら『漱石山房記念館』はカフェも含めて2時間以上滞在できる。もーいさんはカフェも好きなので『漱石山房記念館』に2時間は必要だと思った。(しかも『吾輩は猫である』の猫がテーマのカフェなので猫好きのもーいさん好みのカフェだ)
結果的にこの作戦は大成功。いやそれでも『漱石山房記念館』の地下は行けなかったので、『漱石山房記念館』をガッツリ見たい人は3時間は見ておいたほうがいいと思います!『草間彌生美術館』はよほどのファンでなければ1時間前後で見終わって時間余るんじゃないかな、というのが僕の率直な感想です。なので『草間彌生美術館』と『漱石山房記念館(カフェ含め)』で、できれば4〜5時間あればかなり余裕を持ってまわれるんじゃないかと思います!
そして僕は『甘露』はどちらかというと「おやつ」感覚で、昼食としてはちょっとボリュームが足りないと思ったので、『甘露』と『草間彌生美術館』の移動中になにか食べ歩きができればいいと思った。また早稲田駅の近くにできたDX店舗の▼この「ヨークフーズ早稲田店」も夕方にちょっと見てみたいと思った。
ヨーク/上質・簡便・DX強化し「ヨークフーズ早稲田店」リニューアル
桜が舞い散る午前中の神田川を高田馬場駅から東へ東へと歩く!
というわけで、もーいさんと午前9時に1月と同じ高田馬場駅早稲田口改札前のキオスク横のガチャガチャ前で待ち合わせ!なぜか僕はこの日は朝4時くらいに起きてしまっていた。電車がトラブルで遅れたので僕はガチャガチャを眺めていると、年末年始にもーいさんが高田馬場に来た時にあったミッフィーガチャはなくなっていた。僕はもーいさんが到着するまで▼「今日はこんなのはどう?」とこの写真を送ったら「可愛くない」と一蹴されたw
そしてもーいさん到着後は僕がいつも友達のエスタークとコーヒーを買っている自販機でコーヒーを買う。この自販機は最近Paypayや楽天Pay等のスマホのQRコード決済に対応していて、僕が自販機にスマホをかざし、楽天Payでコーヒーを買って見せたらもーいさんはすごく感動していた。大田区にはまだQRコード決済自販機はないらしく、僕は「中国人はWeChatPayやAlipayでモノを買うのが普通になっていて財布も持たない人がいるらしい。現金決済オンリーだと中国人が多い新宿地域だと機会損失になるんだろうねぇ。」と言った。
そして予定どおり、高田馬場駅から神田川を東へ東へと歩いていく。途中までは僕やエスタークの散歩コースだ。▼この頃の桜は見所のピークを少し過ぎて散り始めていたけど、その花びらが神田川に落ちて流れて、『花筏』まではいかないけど、川面はすごく綺麗だった。
▲この写真は神田川にかかる戸田平橋の上から撮った桜。ここは▼フォークソング『神田川』で歌われる「三畳一間の小さな下宿」があったすぐ近くです。
南から作詞を依頼された喜多條は当時25歳で、早大を中退したのち放送作家として売り出し中だった。彼はタクシーで早稲田通りの小滝橋を通りがかった時、神田川の河川整備をする都庁職員を目にし、19歳の時に1年間だけ早大生の髪の長い女学生と三畳一間のアパートで同棲した日々を思い出した。窓から汚い神田川と大正製薬の煙突が見えるアパートだった。
(中略)
中野区内の末広橋近くの公園には「神田川」の歌碑が建てられている。なお、実際の歌の舞台はもっと下流の戸田平橋付近で、喜多条が住んでいた「三畳一間の小さな下宿」は豊島区高田3丁目7-17に所在した「千登世旅館」(2008年廃業)の隣にあったといわれる。
神田川 (曲) wikipedia
大正製薬本社近くの▼高田橋まで歩く。ここで大きな「新目白通り」と交わる。
▼ハトがいっぱいいたので動物好きのもーいさんは写真を撮っていた。僕もなんとなく写真を撮る。
さらに進むと都電荒川線(最近では「東京さくらトラム」ともいうらしいです)が走っているのが見える。僕にとってはいつもの散歩コースなのだが、もーいさんはコトコト動く都電が「かわいい!」と言った。もーいさんのオランダ人の友達もこの都電はデザインの種類が多くてお気に入りらしい。オランダのトラムは単一デザインで個性がないとのこと。都電はいろいろラッピングしてあってかわいいらしい。
「そういえば、アムステルダム駅前ってすごく多くのトラムが走ってるよね?」
と、僕が2000年の大学時代にバックパッカーで西ヨーロッパ一周した時の記憶をしゃべると、アムステルダムに住んでいたもーいさんは堰を切ったようにアムステルダム話をし始めた。そんなオランダ話をしながら僕らは引き続き神田川沿いを▼曙橋まで歩く。(同じ新宿区で駅がある曙橋とは別)
その曙橋を渡り、ここからは神田川の北側を歩いた。川沿いにカフェのような中華料理屋さんもあり、なんか人が少ない中目黒みたいな雰囲気になってきた。▼桜の花びらと優雅に泳ぐカモ。
東京染ものがたり博物館(富田染工芸)はインスタ映えするモノがいっぱいありました!
そんな神田川沿いを歩いていると「なにこれ!?」という工房のような建物が登場した。▼『東京染ものがたり博物館』とのこと。僕はいつものエスタークとの散歩コースはこの1本南の新目白通り沿いで、さらにいつも深夜散歩がメインなのでこの博物館の存在自体をこの時まで知らなかった。
どうやらこの『東京染ものがたり博物館(富田染工芸)』は▼江戸時代の「東京染小紋」を現代に残す、神田川周辺ではほぼ唯一の染工房らしいです。めっちゃレア!
微細な幾何学模様で染められた「小紋柄」。着物や和小物でおなじみのこの柄を、染め続けている工房が神田川のほとりにあります。 昔ながらのレトロな工房で、ひとつひとつ手作業で染められている「東京染小紋」は、まさに“日本ならではの職人技”です。そんな和の手仕事を体験&見学できる「東京染ものがたり博物館(富田染工芸)」を紹介します。
染物体験&レトロな工房見学で和の世界に触れる 「東京染ものがたり博物館」
こちらは富田染工芸の富田篤社長。
富田染工芸5代目であり、東京都染小紋の伝統工芸士でもあります。新宿区がすすめるミニ博物館事業の一環で、作業場の一部を博物館として公開しておられます。
染色産業は江戸の地場産業で、武士の裃(かみしも)に代表される小紋染などが発展しました。かつては日本染色産業の三大産地として京都、金沢と並ぶほどの規模を誇っていたとか。はじめは神田、浅草が染色業のさかんな場所だったのが、明治時代以降に水質が悪化。
高田馬場は染めものの街だった!「東京染ものがたり博物館」。
それに伴って拠点を上流へと移し、現在の江戸川橋から落合に至る地域が染色の一代集産地になっていったそうです。
東京の染色業は最初は神田・浅草がメインだったけど、水質の悪化から次第に職人さんたちが神田川をさかのぼって来て、水が綺麗なこの早稲田・高田馬場周辺が一代集集地になったようです。これは知らなかった。そして当時この辺に多くあった染工房も今ではこの富田染工芸しか残っていないそうです。
そしてこの富田染工芸さんの住所は神田川の北で豊島区かと思ったらギリギリ新宿区の西早稲田なんですね。おそらくこの辺は昔、神田川にそって新宿区と豊島区の区境が分けられていたらしいので昔の神田川は、たぶんこの少し北を流れていたのでしょう。僕はこの西早稲田3丁目にも住んでいたことがあったのに同じ町内なのに知らなかった。。。
おそるおそる敷地の中に入ってみると、奥に工房らしき建物があり、さらに敷地に入ってすぐ右手にこんなおしゃれな▼『SARAKICHI』というミニマムなお店があった。中にはレザーの小物やカードケースなどが置いてありました。
そしておそるおそる▼工房内を覗いてみると、中はかなり広く、奥にいた若い気さくなお姉さんが僕らに気づいてくれて、工房内をいろいろ案内してくれました!
▼『東京更紗』がむちゃくちゃ綺麗ですな。インスタ映え!
▼こんな感じで昔は神田川で染物をしていたんですねぇ。知らなかった。
▼電車とかでよく見るポスター。ここじゃん!w
▼「美しいモノ」が好きなもーいさんは大コーフンしてお土産も買っていました。
僕はモノの価値がわからない無粋な男ですが、たぶん▼これらは手間暇かかっている割にかなりおトクだと思います。お近くに来た際は是非!
▼密を嫌うおばさんが去年、よくお召しになっていたスカーフ。
▼東京染小紋の型紙で作ったタイル。家をリノベするときにタイル壁のところどころにアクセントで使ってもいいですね。
▼『絹マスク』までありました。江戸の技術がアフターコロナでも大活躍!
▼江戸更紗の体験ワークショップも開催されているようです!
▼Tシャツも売っていました!「にゃんすが好きそう!」というフレーズは僕らの散歩ではよく出てくるフレーズですw
もーいさんはこの場所をかなり気に入っていましたが、先の予定と予約があるので頃合いを見て失礼しました。またゆっくり訪ねたい場所でした。
ホテル椿山荘近くまで歩いて和敬塾をチラ見。
僕らは神田川沿いをさらに東へ東へ歩き▼豊橋まできた。ここの桜と神田川の眺めは特に素晴らしく、老若男女の人だかりができていました。入学式後のような新しい制服の子供もいました。
そしてまた神田川の南側を歩いてホテル椿山荘を目指す。もうすぐ神田川散歩のゴールです!
ホテル椿山荘の手前の▼駒塚橋に到着してゴール!
ここら辺では▼多くの亀さんが甲羅干ししていました。
このホテル椿山荘周辺も実は見所が多く、椿山荘内の庭園や細川庭園や永青文庫、東京カテドラル聖マリア大聖堂などなど。むしろここら辺はお散歩大好きなもーいさんのほうが詳しいくらいでした。永青文庫も去年、来ていたらしいです。
で、今回はその永青文庫の隣にある、村上春樹の小説『ノルウェイの森』のモデルとなった▼学生寮『和敬塾』を門の前でチラ見。「俺とエスタークの学生寮の面接落ちたらここに入るんだよ。」と僕はざっくりと説明をして、その場をそそくさと去る。なぜなら『甘露』の予約の時間が迫っていたからだ。でもここの坂の上り下りが微妙にキツかったw
坂を下りて橋を渡り、そのまままっすぐ進み、新目白通り沿いに出て右に曲がり、僕とエスタークのいつもの散歩道を通って大隈講堂まで行き、早稲田大学のキャンパス内を通り抜けて西早稲田の『甘露』まで近道をする。この日は土曜日だったけど法科大学院の入学式だったのかな?スーツ姿の若い学生らしき人たちが多かったし、1月にも入れなかったキャンパス内の村上春樹ライブラリーはこの時も年度始めのためにだいぶ前から予約が埋まっていた。
早稲田は文学も有名だけど、漫画も有名で今は▼こんなイベントもしているようです。僕は「そういえば、大学1年生の春に学内で開かれた藤子不二雄Aさんの講演会に行ったなぁ。」と思い出したけど、この記事を書いていたらその藤子不二雄Aさんの訃報が飛び込んできた。
このブログ記事を書いていて知ったのだけど、早稲田大学の漫画研究会を創設した▼園山俊二さんという人が『ギャートルズ』の作者で、藤子不二雄Aさんとも親しかったんだ!ちなみにドラクエの堀井雄二さんもこの早稲田大学の漫画研究会のOBですねぇ。
園山氏はその頃早稲田大学へいっていた。彼は早稲田大学で漫画研究部(略して漫研)をつくった。福池泡介氏や東海林さだお氏は園山氏の後輩で、やはり早稲田の漫研の出身だ。園山氏は大学を卒業し、ある会社へ勤めたが、初出勤の日、午前中しか会社にいなくて午後にはやめてしまった。その後、漫画家の道を進んだ。その頃私は園山氏と知りあいたちまち意気投合した。意気投合といっても、漫画のことではなく、飲んだり遊んだりすることでピッタリ意気があったのだ。
藤子不二雄Aさん おおらかな風景と園山氏
『甘露』の春限定メニューに感激!何度来ても美味しい中国カフェ!
というわけで11時25分くらいに西早稲田の中国カフェ『甘露』へ!僕らは急ぎ過ぎて逆に早く『甘露』に着きすぎたので、前回と同じく店の前で待つ。相変わらず数人の予約済みの女子が行列を作っている。『甘露』は▼春限定メニューができていて、桜色のスイーツが増えていた。パフェも春限定。「なつめソース」の名前がなんか今日の散歩のテーマの人みたい、と、もーいさんと笑うw
11時半になったので『甘露』がオープン。前回と同じく、列の最初から順番に案内される。オープン直後なので前回、速攻で売り切れていた人気の▼このスイーツもありました。買いたい方はオープン時間の11時半に予約して入店後、すぐに買うといいでしょう!
今回は個別ブースではなく入り口近くの3人席に通される。もーいさんはまた「おこわランチ」、気に入ってるねw▼そのお茶。
3人席なのでもうひとつの席には▼ぬいぐるみが座っていますw
そういえば僕はここでもーいさんから▼お土産をいただきました!なんか玉手箱みたい(写真は後日、僕の自宅にて撮影)。ありがとうございます!!
そして僕が頼んだ▼16番の桜ソースのパフェと、もーいさんが頼んだ5番のミルクプリンが来ました!どちらも春限定!そしてむちゃくちゃ美味しかったです!いやぁ、『甘露』は何度来てもいいですね!むしろ来れば来るほどハマっていく!w
そんなこんなで1月と同じく店内の本を眺めながら中国や旅のおしゃべりをしてたらすぐ90分が過ぎてしまいました。お会計は別々で、僕が楽天カードを出すと、僕の楽天カードは楽天パンダデザインなので店員さんが「かわいい!」と喜んでいましたw
そして予定通り13時に『甘露』を後にして地下鉄・早稲田駅付近まで歩く。ここでまずは▼夏目漱石誕生の地の碑をもーいさんにお見せする。
▲漱石山房記念館はすぐそこだけど、まずは『草間彌生美術館』へ、しかしその前に予定通り僕はなにか食べ歩きしたいなぁと思っていた。
早稲田のパン屋さん『Bois de Vincennes』でベーコン・エピを購入してちぎって食べ歩き!
そして早稲田通りを東へ東へ歩いていると、もーいさんが「あ!このパン屋さん美味しそう!」と言った!『Bois de Vincennes』というフランス語の店名で、見た目はケーキ屋さんみたい。入ってみると、もーいさんの予想通り▼どのパンも美味しそう!そして種類が豊富!女性の店員さんも親切でいろいろ説明してくれました。フランス語の店名ですがドイツのパンもあるようです!岩手県の小麦を使った食パンもめちゃくちゃ美味しそうでした。(写真撮影許可済み)
▼タルトやデニッシュ、サンドイッチも美味しそう!
僕は▼ベーコン・エピがどうしても気になったし、歩きながら食べやすそうだし、ひとつづつちぎって、もーいさんとシェアしながら食べれるので購入!カリカリで食べ応えがあり、もーいさんも「やっぱり美味しい!」と満足していました。すぐに座って食べたい方は近くの早稲田公園や、広い鶴巻南公園で食べるといいでしょう。公園の場所はGoogleMapでご確認ください!
この記事を書きながらこのパン屋さんのことを調べてみると▼すごいこだわり!そしてミニマリスト女子が好きそうなお店だと思いました!▼この記事のリンク先の『minne』というショッピングサイトからネットでもパン等を購入できるようなので気になる方は是非!
うちでは、長期発酵が大前提。化学的なものを使って発酵時間を短くすることはしていません。パンの製造は多くの工程の組み合わせで成り立っていて、どこかの時間を無理やり縮めたとしても、結局、全体でかかる時間はそれほど変わらないんです。
(中略)
パン屋のお客さまも女性の方が多いんですよ。だから私も女性に向けて新しいパンのレシピを考えていますし、お店の飾りつけも女性が居心地良く感じてくれるように日々勉強しています。
父から受け継ぐパリの伝統レシピ。早稲田で長年愛される『ボワ・ド・ヴァンセンヌ』の真摯なパンづくり。
『草間彌生美術館』特別展「心の中の詩」を堪能!めっちゃよかったよ!
というわけで、食べ歩きしながらも『草間彌生美術館』に到着するけど、僕はまだベーコン・エピが食べ終わらず、『草間彌生美術館』の建物の少し行ったところでもぐもぐと食べきるw
それを待っていたもーいさんは、にゃんすとtwitterメッセージのやりとりをしていて、さっきの『甘露』で撮った僕の写真をにゃんすに送っていたんだけど、その写真を見たにゃんすももーいさんも「やっぱり、A1さんは髪の毛が増えてる!」と言った。僕は1月から▼『頭髪マキシマムクエスト』を続けていて自分ではあんまり実感できてなかったんだけど、やっぱり増えてたんだ!「髪の毛が太くてしっかりしてきた!」とのこと!ありがとう!辻先生!!
『内臓脂肪ミニマムクエスト』のオプションクエストとして『頭髪マキシマムクエスト』が超オススメ!
と、喜んでいるとベーコン・エピを食べ終えたので、いよいよ▼『草間彌生美術館』の中へ!ここも予約制なのに入口も中も女性でいっぱいでした!5階建てのミニマムな美術館で、2017年10月にオープンしたので比較的綺麗!ちなみに草間彌生さんは新宿区名誉区民でこの近くにお住まいだそうです。
入り口で予約時にスマホのGmailに送られてきたリンクからQRコードを2人分見せて▼この入館証シールを服の見える位置に貼る。彌生の「y」ですな。
そして入館するとすぐにでた!2016年に僕が行った長野県松本市の「松本市美術館」の前にあるのと同じタイプの▼通称『パックンフラワー』!(僕が勝手にそう呼んでるだけですw)
松本市のパックンフラワーとの違いはこちらは花の中に目があって、いい意味で草間彌生さんっぽい。エントランスからして松本市美術館よりもよりコアなファン向けになっていると思いました。ちなみに松本市美術館では2022年4月21日(木)より特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」が始まるようです。長野県周辺の方は是非!
1階でもーいさんがトイレに行って出てくると「トイレがすごかったよ!!」とのこと。その後、僕も入ってみると全面ガラス張りで水玉模様の万華鏡みたいになっていました!2階のトイレも同じような感じになっていて、2階のトイレから出てきた若い女性ももーいさんと同じくコーフンしていましたw『草間彌生美術館』に来たらトイレに行かないともったいないですよ〜!!
で、2階と3階は今回の特別展で写真禁止でした。2016年に僕が「松本市美術館」で見たのと同じような感じの展示で、いつもの草間彌生さんらしくキモ可愛い感じですw男性だとちょっとグロいって思ってしまうかも。。。
そして僕がすごく気に入ったのは▼4階の蛍光ステッカーとブラックライトの部屋です!ここは写真OKで、わずかな時間しか入れないのですが、もーいさんと2人で写真を撮りまくりました。この部屋は何度でも入れます!
話ししていると、もーいさんは昨年夏に六本木で行われた草間さんのイベントで、自分で水玉を部屋に貼れるイベントにも参加したらしいw水玉大好きっ子やないかいw
そしてその上の最上階である5階の半分は「資料室」で、草間さんのちょっとした図書館みたいになっていて、そこを抜けると吹き抜けの下に▼アート作品が!この5階のアート作品は定期的に変わるらしく、運が良ければ▼ここでしか見れない『かぼちゃ』に出会えます!
せっかく東京にいるならば!草間彌生美術館で世界観あふれる作品に出合おう♪
▲今回の展示は『生命』という作品に近いですね。にょろにょろな感じ。
そしてこの5階からは▼ガラス越しに『草間彌生美術館』から西の新宿や高田馬場や早稲田方面が一望できます!!
すぐ右下には次の目的地である▼『漱石山房記念館』が!庭に桜も咲いています!!本当、ここからは目と鼻の先ですね!!
そしてその5階からエレベーターで▼再び4階の例の部屋へ!ちなみにエレベーターの中も水玉でガラス張りでした!w
最後に1階でもーいさんはお土産を購入していました。ちなみに瀬戸内海の直島の▼この黄色いカボチャは昨年の台風でお亡くなりになってしまいました。。。
最後www
『漱石山房記念館』併設カフェ『CAFE SOSEKI』でひと休み!名前がまだない猫がお出迎え!
そして本日のメイン目的地の▼新宿区立『漱石山房記念館』へ!ここも2017年9月にオープンしたので『草間彌生美術館』とほぼ同時期のオープンですね。それまでは「漱石公園」で小さな建物のみで、2017年に夏目漱石の生誕150周年を記念して東京都新宿区が開設した記念博物館だそうです。
なんと!この日は新宿区の▼『レガスまつり2022』なるお祭りの初日で入館料が無料でした!ラッキーです!!
そして我々は草間彌生さんの作品に少しパワーを吸い取られていて疲れていたので、まずは併設カフェの『CAFE SOSEKI』でひと休みすることに。特にもーいさんはいつもの厳重なマスクなので「はぁはぁ」言っていましたw
ちなみにまず最初に建物入って右手の『漱石山房記念館』の受付を済ませて(通常は)入館料を払うと▼この割引券がもらえて『CAFE SOSEKI』が50円引きになります。我々はそれを知らずに50円損しましたが入館料自体が無料だったのでまぁ良しとしましょうw割引券のデザインは「キャッツアイカード」な感じです。(また例えが古いw)
▼『CAFE SOSEKI』では名前が付いていない猫がお出迎え。この猫、『吾輩は猫である』初版本の表紙の黒猫だなぁ。
ちなみに厳密にはこの黒猫は初版本の表紙では人間の胴体をしていて、もーいさんは「なんかこの表紙、気持ち悪いw」って言っていましたwおそらくこの表紙は▼エジプトの猫の神様『バステト』がモデルですな。ちなみに僕がなんで『バステト』を知っているのかというと『ジョジョの奇妙な冒険』からですw
猫は古代エジプト人が初めて家畜化した動物と言われている。エジプト先王朝時代の紀元前6000年頃、ヒエラコンポリスの貴族の墓より猫の骨が発見されている。また紀元前4000年紀後半には家畜化されていたと考えられている。
このことから、初めはライオンの神として攻撃的な性格を持っていたが、他のライオンをモチーフとした神と差別化され、穏やかな神になったと言われる。
バステト
▼Amazonにもバステトのフィギュアが多数売っていましたw
カフェの▼メニューはこんな感じです!▼この写真をスマホに写真保存して二本指で拡大すると見やすいかもです!しかし昨年、早稲田大学構内にオープンした村上春樹カフェの『オレンジ・キャット』なのに対して、ここは『ブラック・キャット』という感じです。文学好き&ネコ好きな方はセットで楽しんでみてもいいでしょう。セットメニューで夏目漱石の小説に登場する「空也もなか」もいただけます。
もーいさんはこのときかなり疲れてて、即座に▼お干菓子セットを注文して座ってゆっくりしていましたw
新宿区民&散歩大好きな僕はこのカフェの入り口にある▼『漱石と新宿』の地図を食い入るように見ていましたwやっぱり男は地図が好きなんだと思うw
かくいう僕も疲れてて糖分を補給したかったので黒糖ミルクを頼む。▼これめっちゃ美味しかったw
もーいさんから▼お干菓子もひとついただきました!!
このときはキャンペーンだったのか▲お店からドリップコーヒーまでいただきました!宮内庁御用達ってすごい!!おネコ様!!
カフェ店内にはオリジナルグッズがいっぱいあって、今、この記事を書きながら知ったのですがネット販売のBASEでも購入できるようです!気になる方は是非!!
『漱石山房記念館』をじっくり見学!漱石のマルチタレントぶりと作家人生の短さを知る。
というわけで、僕らはカフェでゆっくり休んで体力を回復したのち、いよいよ受付して『漱石山房記念館』へ!
展示物にいろいろ説明が書いてあるけど受付で音声ガイドを借りた方がいいです!今、この記事を書いていて『漱石山房記念館』が▼「ポケット学芸員」というスマホアプリに対応していることを知り、試しにiPhoneに「ポケット学芸員」を入れて聴いてみましたが、イヤホンなしでは少し音が小さいです、イヤホン必須ですね。ちなみに1階2階ともにほぼ写真撮影禁止です。
2021年4月1日 お知らせ
「ポケット学芸員」を導入しました
漱石山房記念館では令和3年4月1日よりミュージアム展示ガイド「ポケット学芸員」を導入しました。
「ポケット学芸員」とは展示物の解説をスマートフォンで楽しむことができる、無料のアプリです。
館内で無料貸出しているイヤホンガイドと同じ音声ガイドプログラムを、
ご自身のスマートフォンから聴くことができます。
1階の最初の展示が漱石の生涯の紹介で、ビデオ放映もされていてもーいさんと2人で見入ってしまった。夏目漱石って『文豪』と呼ばれたりもするけど、38歳から作家活動スタートで、49歳でここ漱石山房で亡くなるまで11年くらいしか創作活動をしてなかったんだ。僕は今、44歳で、生きているうちにブログをいっぱい書いておきたいと思った。そして意外と漱石は絵や俳句も創っていて、特に猫の絵が上手かった。マルチタレントだったんだなぁ。
1階右奥の実際の書斎『漱石山房』の再現があり、すごく本格的でした。本物の『漱石山房』は空襲で焼失してしまったらしいけど、当時の写真を見るとここはかなり忠実に再現されていると思った。ここ『漱石山房』に明治の文豪たちが毎週木曜日に集まってワイワイやっている絵もあり、まるで昭和の漫画家のトキワ荘みたいだと思った。今だとブロガーの大規模オフ会みたいな感じ。
そして▼この漱石のロウ人形がリアルすぎて怖かったですw昔の千円札のポーズですな。
窓から庭の▼「猫の墓」も見れます。これが見たかったw
しかし、もーいさんとじっくりひとつひとつの展示を見ながら「あーそうなんだー。」とか新しい知識を得たり、他のいろんな作家や芸術家の知識から展示物を考察したりしてめっちゃ楽しい。やっぱりそこそこ知識や情報がある人と文学館とか博物館に行かないと面白くないなぁ。
で、18時の閉館時間のホタルの光が流れるまでいて、結局、地下は見れず。我々がたぶん入館者の中で最後に建物を出たと思うwそしてそこから庭に出て18時以降も夕焼けの中をさらに楽しむw▼庭にある小さな建物は漱石公園時代の名残で、18時過ぎてもギリギリ入れました。
▼庭から『猫の墓』を写真に撮る。建物の中から作り物の黒猫が覗いている演出がニクいw(たぶん演出じゃないw)
そんなこんなで『漱石山房記念館』を後にして高田馬場駅周辺に向かう!あ、途中で寄ったヨークフーズ早稲田店は単なるセルフレジのお店でしたw
再び高田馬場の『ミラノ食堂』へ!やっぱりここ美味しいよ!
で、もーいさんも僕もお腹が空いていて、高田馬場がホームの僕はもーいさんに、
「なにか食べたいモノある?」
と聞くと、昨年の年末に行った『ミラノ食堂』へまた行きたいとのことwサイゼリアの実験店舗ですが、えらい気に入ってるなぁw
というわけで、再び▼『ミラノ食堂』へ!疲れていたけど2人でいろいろ食べて元気に!「やっぱり『ミラノ食堂』は美味しい!」ともーいさんもご機嫌!「サイゼの実験店舗で喜ぶ彼女」みたいになっていましたw
今回、初めて食べたモノや新メニューも美味しかった!実験店舗だけど、どうにか頑張って経営していってほしい!
そんなこんなで、僕はもーいさんと高田馬場駅で別れて帰宅。この日は僕は朝4時から起きていて、朝9時に集合し、夜20時半くらいまで、トータルで時計一周弱くらいお散歩していたので、翌日は無事に1日中爆睡しましたw
しかし、今回、24年間、僕が生息していた早稲田という地で知らないこと、行ったことない場所も多いことがわかり、再発見の連続でした。それを気づかせてくれたもーいさん、大変ありがとうございました!!