昨日、読書感想文を書いた▼『アイム・ミニマリスト』に続いて、、、
YADOKARI著『アイム・ミニマリスト』を読むと生きるのがめっちゃ楽になるよ!未来の自分の生き方の参考にしよう! - A1理論はミニマリスト
本日は、同じYADOKARIさんの▼『未来住まい方会議』を読んだので、その読書感想文を書いていきたいと思います!!
前回の『アイム・ミニマリスト』は、全国の『小屋暮らし』系ミニマリストへのインタビュー記事がメインでしたが、今回の『未来住まい方会議』はインタビュー記事もありますが、基本的にYADOKARIさんの「こんなことやりたい!」「自由に生きて行きたい!!」という思いが詰まった本だと思いました。
こういう▼図解でYADOKARIさんのやりたいことを説明していたりします!
▲「温泉地はインスピレーション!」下諏訪のことですな!!ww
あと▼このように各ページの下1/5くらいが脚注になっていて、よくミニマリストブログで紹介される本や、ゲストハウスの本棚に入っているような本とかが紹介されていたり、用語や人名について詳しく書いてあったりします!ググる手間が省けますね!!
▲いきなり最初のページに登場する髭仙人ww肩書はクリエイティブディレクターwww
ミニマリストブログをよく読む人とか、ゲストハウスの共有スペースで他のゲストやオーナーさん、ヘルパーさん等と話すのが好きだけど、時々、当然のように出てくる用語・人名がわからない時がある人なんかには、▼この本は『用語集』『予習』として最適だと思いました!
というわけで、今回も引用→感想の構成でお送りいたします!!
まずは「YADOKARIマニュフェスト」より、
人生はクリエイティブだ。
僕らは湧き上がる好奇心に従う勇気を持っているだろうか?
もっと人とつながりたい。
もっと文化に触れたい。
もっと世界中を旅したい。
もっと自分を信じたい。
僕らは、凝り固まった心と体をぶち壊し、明日をつくっていく力を秘めたアーティストだ。
あなたの好奇心はなんですか?
悔いのない今を、一瞬を。
いきなり熱い!!w
そして、読了後、この本は「住まい」というより「生き方」に対する熱い本だと思いました。
ミニマリストって、
「なんにもないお部屋でスッキリ!シャンティ!」
とか、
「小屋暮らしで世俗を離れて隠居生活!」
みたいな『静』なイメージが強いけど、このYADOKARIさんは、あきらかに「何かを変え」ようとしている!
『動』なミニマリスト
という感じだ!!
「失われた20年」「ロスジェネ」なんていう言葉にむしろ甘えて、無為にあきらめてしまっていないか。
そんな惰性のなかでぼくたちは大人になってしまった気もする。
やけ酒飲んで、社会や会社に対する不満をつぶやきながら、結局自分には何も変えられないとあきらめている姿を、
子供の頃の僕が見たらどう思うだろう。
あるいは、自分自身の子供が見たらどう思うだろう。
う~む、熱い!
たしかに経済成長やGDPだけ見ると今の日本はどうしようもない時代かもしれないけど、でも、ここまで世界が狭くなり、一個人の力が大きくなった時代は人類初だろう。
僕から言わせれば、今ほど面白い時代はないのに、そこらへんの親父のように新橋の赤ちょうちんで焼き鳥をほぐしながら上司の愚痴を言ってる場合じゃない。
そんな時間があるならブログを書いたり、会いたい人に会いに行ったほうが生産的だ。
続いて、最初にYADOKARIのコンセプトや方向性を本気で友人に話した時のエピソード。
しかし、結果は惨敗だった。
話を聞かされた友人達の表情にはいつも「?」が浮かび、まったくといっていいほど手応えがなかった。
話をするたびにプライドを打ち砕かれた。
すごく残念な場面なのに、そして大変、失礼ながら、、、
笑ってしまったw
あまりにもリアルだったからww
僕もmixi時代にいろんな構想を人にしゃべっても、ほとんど全員「?」でしたわww
でも、「はてなブログ」に来てからは、逆に「?」の顔をされることが少なくなったwww
すごいぞはてな!!(ややこしい文章だなww)
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その一方で、Facebookページでの反応は倍々ゲームで増えていった。スモールハウスの事例だけでなく、ほしい未来のイメージを素直に綴った言葉に返答してくれるひともいた。とにかく発信しつづけたことが奏功したのだ。
これもリアル!
ブログもそうだけど、やっぱりネットって「蓄積メディア」なだけに、▼『コツコツ』が評価されやすいメディアだなって思う。
ブログは『コツコツ』が評価されやすいメディアだと思う。だから副業には最適なんじゃないかな? - A1理論はミニマリスト
今にも落ちてきそうな空の下でガラス辺を拾い続けた▼警官の言う通りだと僕は思います!!
Facebookページだけで発信していたときからすでに感じていたのだが、とにかく発信しつづけていれば、ぼくらの考え方や理念に賛同し、共感してくれるひとが増え、オンラインだけではないリアルな関係が生まれると思っていた。
そんなひとたちのなかから、僕らと共振してくれる仲間が見つかるかもしれない。
リアルな世界の人間の中から共振してくれる人を探すのは大変すぎる。
逆に、オンラインの世界の中から共振してくれる人を探し、リアル友達になるほうが手っ取り早い。
向こうもそういう友達を求めているからこそ、ググってるのだろうし。
僕は20歳の頃からオフ会していたので、この感覚はこの20年弱ほどずっと持っていて、もう哲学にさえなっている。
僕の中では、
オンラインで会った人>>>>>>>>>>>>>リアル知り合い
だww
けど、mixi時代とかは、まだまだオンラインで会う人はぶっちゃけ微妙な人が多かった。悪い人じゃないにしても、突然怒り出したり、泣き出したり、モノを壊したり。。。
いやもう少し厳密に言うと、mixi始まって最初の半年までは良かったけど、そこからはどうしようもないのが増殖していったと思う。
今は、そのmixiの一番良かった「最初の半年」だけを抽出したようなサービスであるFacebookもあるし、気軽につぶやけて相互フォローが義務じゃないtwitterもある。
はてなブログも、去年くらいまではネガティブーンの巣窟だったけど、今年からだいぶ良くなった。
なので、今は、上記3サービスも成熟してきて、
「自分と親和性の高い人」
を見つけるには最適な時代だと思う。
2012年のコンペから3年以上が経過した今でも、僕らは建築の素人だ。その時に決めた、「素人だからこそ」の意味。素人だからこそ、僕らには仲間が必要だし、助けてもらえているのだと思う。
YADOKARIの2人は建築の素人。
けど、
「それが良かったんだろうな。」
と僕なんかはこの本を読んでて思う。
なぜなら「ユーザー目線」というか、僕のゲストハウス記事と同じで、完全に客目線でモノを書いてるから、マーケットニーズを捉えやすい。
逆に建築士とか大工とかデザイナーとかは世の中にたくさんいるのだから、それはアウトソーシングでもいいし、教えてもらえる部分は教えてもらえばいいと思う。
で、そのうち『導かれし者たち』が自然に集まってくると思う。
いや、すでに3000人以上のYADOKARIサポーターがfacebookに集まってる。
未来住まい方会議では「バックパッカーワーキング」というテーマで連載をしており、数年後には「旅をしながら仕事をする」をテーマに、また世界中を旅しながら編集・ライター業や小商いをやっていきたいという夢をもっている。
ああ、これ、めっちゃいいなぁ。
僕も三度の飯より旅が好きな人間でして、、、
「バックパッカーワーキング」大賛成ですよ!!
僕は、20代の頃はインドの1時間10ルピーのネットカフェで、ボロいデスクトップPCでメルマガ書きながら、
「ああ、これで少しでもおカネもらえればいいのに。。。」
って、ずっと思ってましたw
2014年には横浜みなとみらいの造船ドック跡地に、「大人の部活が生まれる街のシェアスペース」をコンセプトに、その名もBUKATUDOという施設がオープンしている。
▼ググった。
へー!!
横浜にこんなステキスペースができてるなんて!!
とりあえず、ここのカフェでコーヒー飲みたいw
海の側、潮の香りが漂う場所。森の中、新緑や澄んだ空気に癒される場所。川のせせらぎに心洗われる場所etc・・・。
好きな人と、好きな場所で、もっともっと自由に生きる。心が最適化されれば、よりクリエイティブなれるはずです。
「好きな人」と「好きな場所」で自由に生きる。
なんて素晴らしいことなんだろう、と思う。
僕の名前「A1理論」も、簡単に言えば、
「好きな人達とだけ生きて行こう!」
という意味だ。(忘れてたけどw)
今は「下諏訪」という「好きな場所」もできて、その下諏訪に自分の「好きな人」をいっぱい集めようとしてますw
で、
「心が最適化」
って、ものすごくいい表現だと思う。
「好きな人」と「好きな場所」にいる時、人間は最大のパフォーマンスを発揮できると思う。
そして、
「最大のパフォーマンス」=「最大のクリエイティビティ」
だと僕は思っている。
僕らが描く豊かな暮らしとは、つまりクリエイティブな暮らしのことだ。生きていると実感するためには、モノやコトを消費するだけでなく、生み出し続けていく必要がある。
これは最近、同じようなことを▼つぶやきました。
33:00くらいから。『オリジナルなモノを作り出さないと生きている意味がない。』全くもってその通り!! / “第381回松本人志の放送室” https://t.co/WeOtRmJt3r
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2016年11月24日
松本人志は、似たような映画が乱立する中、
『オリジナルなモノを作り出さないと、そもそも、生きている意味がない』
と嘆く。
僕はそれは全面的に正しいと思う。
が、その反面、
でも、本当に『オリジナルなモノを作り出せるクリエイティブな人間』ってどれだけいるんだろう?
とも思っています。
昔、ニコ生の「生主」をしていた人がこう言っていた、
「ニコ生の『生主』ばっかり集まってオフ会するとめっちゃ面白い!ただ、リスナーを集めてオフ会してもぜんぜん面白くなかった。なぜなら、彼ら彼女らは単なる『消費者』だから。」
と。
多くの人間は『消費者』なんじゃないかな???
だからこそ、
無から有を作り出せる『クリエイティブな人間』は、その感性を棄損するべきじゃない!
と僕は思います。
で、その手段の一つが「ミニマリズム」なんじゃないかな???
さらに、住まいが小さければ小さいほど、逆に住めるエリアの選択肢は広がっていく。極端な話、都会のど真ん中に住むことだってできる。
というわけでミニマリズム話。
僕はずっと新宿区暮らしだし、基本的に新宿区がホームグラウンド。
で、意外と新宿区って家賃安い。
僕はちょうど、今日、不動産屋さんに行って部屋を2年更新したんだけれども、来年からワンルームで5万4千円になった。
もちろん、アッサラーム商法で値切りまくったわけだが、駅まで5分でこの値段だ。
そうなると、いちいち私鉄沿線とかに住むのがめんどくさすぎる。
新宿・渋谷・池袋までわざわざ1時間くらいかけていくのはナンセンスだ。
しかも僕は基本的に乗り物に弱いので、体調が悪ければ電車でも若干、酔う。
学生時代の寮は田無にあったんだけど、わざわざ西武新宿線に乗って高田馬場に行くのがめんどくさすぎたw
「卒業したら絶対に高田馬場に住もう!」
と思ってたw
話は少しそれるが、僕らは休日の使い方を間違っているんじゃないかと思う。休日は平日の疲れを癒すためだけのもの、再び月曜から仕事に戻るための、ただの準備期間になってはいないか。
そうではなく、毎週やってくる週末を待ちわびながら平日を過ごすのだとしたら、どんなに楽しく仕事が出来るだろう。
僕は20代、というか30代前半、というか、つい最近まで、休日はずっと寝てましたw
ブラック仕事というのもあったし、借金返済のために所持金も常にゼロ、そして趣味もなかったのもあった。
昼過ぎに起き出して、高田馬場の古本屋で買ってきたやっすい古本を読み漁るのも楽しかった。
けど、今はゲストハウスや下諏訪に行ったり、オフ会に参加したりと、休日の使い方が180度変わりました。
確かに時々、疲れることもあるけど、やっぱり今は、休日という「自分の時間」を取り戻した感がありますねぇ。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
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翌日、下諏訪に行く時の仕事なんて、もう、下諏訪のことしか頭にないですよww
で、下諏訪の話が出たところで、続いては、YADOKARIの二人がかつて所属していた会社の社長で、東京と千葉の南房総で二拠点生活をしている人の話、
南房総は空き家率が20%を超えていて、家自体は余るほどあります。でも、そういう物件の情報は不動産屋さんにも出ない。地元の人が信用のおける移住者に直接貸し出しているのが現状です。
そういう物件を見つけるためには、地元のコミュニティに入ることが重要。
僕の場合は拠点を見つけるのに半年かかりました。最初は正攻法で不動産屋さんに行ってみて、でも見つからない。
そこで目線を変えて、まずは地元で開催しているワークショップに参加してみた。そうするとだんだんと仲良くなる人が出てきて、そのうち家を紹介してくれる人が現れてくるのです。
地方で空き家を探すベストな方法が「地元のコミュニティ」に入ることだと思う。
実は僕も地元の姫路にばあちゃんの家という空き家を持て余している(名義は親父だけど誰も住んでない)わけで、もちろん不動産屋さんには出してない。なので空き家の所有者の気持ちもすごくわかる。
そもそも、仏壇あるし、そもそも、地方には「家を人に貸す」という意識が希薄な気がする。 みんな持ち家で家族住まいだし。
そして、(我が家は違うけど)今の普通の70代とかはおカネにはそんなに困ってない。
ただ、空き家は「邪魔」だとは思ってるww
さらに、家は人が住まないとみるみる痛んでいく。
なので、
「家賃1万円くらいでもいいから住んで欲しい、ちゃんと掃除や仏壇のメンテナンスしてくれるなら家賃0円でもいい!」
という潜在ニーズは必ずあるし、固定資産税が上がった今年以降、さらに増えていくはずだ。
(個人的には団塊世代が70代に入り、東京オリンピックが終わった2020年くらいからこのニーズは爆発的に増えていく気がする。)
そのニーズと移住者をつなぐのが、僕はゲストハウスだと思っている。
ゲストハウスがその町のエントリーで、
ゲストハウス→
シェアハウスや民間の移住相談サロン→
地域のコミュニティ→
空き家の所有者
と、ドラクエⅢのシルバーオーブを取る時みたいに、順番にフェーズを進んでいくべきだと思う。
で、そのスピードを加速させるアイテムが、僕は▼「ミニマリストブログ」だとも思っている。
10年後の地方都市の超高齢化時代の到来&空き家率25%超時代を見据えたミニマリストブログ戦略。 - A1理論はミニマリスト
というわけで、これを読んでる下諏訪町民の方で空き家を持て余している方、家賃0円でA1理論が空き家に住みますよ!w
住むだけじゃなくて下諏訪のことをブログに書きまくって下諏訪の発展に貢献します!!下諏訪に来てくれた読者に▼下諏訪ツアーも致します!!w
A1理論の下諏訪ツアー!『伏見屋邸』『諏訪湖』『グラパン』『マスヤで自炊』等ダイジェスト版! - A1理論はミニマリスト
「家賃0円でいいからうちに住んで!」
という方は「サロンしもすわ」のたるかわさんまで!w
僕は、まさにそんな「郊外」である兵庫県姫路市に1981年、鉄鋼会社に勤める父と専業主婦の母とのあいだに生まれた。
ここまで読んで、
「えっ!?YADOKARIのさわださん、姫路出身なの!?」
と、めっちゃビックリした!!
YADOKARIのさわだいっせいさん、俺と同郷じゃないか(笑)
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2016年11月25日
YADOKARIを知って約2年、『小屋フェス』に行って約1年半、『アイム・ミニマリスト』に感動して約1年。
初めて知りました。。。
(もっと早くこの本、読んでおけばよかったw)
どうりで、なんとなく、
「ミニマリストだけどミニマリストっぽくない」
と思ってたら、同じ播州人かww
しかも、場所の特徴からどこ中学か大体わかったwww
ほとんど同じ形をした住居で、ほとんど同じような収入の、ほとんど同じように見える家庭が集まるこの街で多感な時期を過ごしていると、あえて他人との違いを見出していかないと気が狂いそうになる。
まして、廃人のようになりつつも、うちに秘めるエネルギーをぶつける先を求めていた僕にとって、土地を抜け出し、「好きなように生き」ることは必然の欲望だった。
姫路は広い。
僕の地域も同じ「浜手」ではあるけど、貧富の差は激しかったように思える。
特に某鉄鋼会社系の家庭とその他の家庭で。
僕の家は自営業で、親父が無理して(というか何も考えずに)大きい家を建ててしまって、さらにそのタイミングでバブルが弾けたもんだからずーーーっと貧乏で、そういう意味で、僕は気が狂いそうになっていた、というか19歳前後はすでに気が狂いかけてたな、ありゃ。
壁を殴り、扇風機を蹴飛ばし、茶釜を割り、河原で叫んだ。
「気が狂わないために」僕は東京に行った。
もちろん、学生寮&ダブル奨学金だ。
けど、僕から言わせれば、その東京も学生寮からして『ペンギンの国』で、、、
- 作者: BJ ギャラガー,ウォレン・H.シュミット,BJ Gallagher,Warren H. Schmidt,田中一江
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2002/03
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結局、授業にはほとんど出ずに、メディアネットワークセンターに入り浸り、バイトしたカネで世界を旅した。
結局、20代の僕にとって、「生き場」は、姫路でも東京でもなく、PCの中の学内掲示板と、海外のゲストハウスだった。
もちろん、大学を卒業しても就職する気はさらさらなく、アジアを横断しながら、ゲストハウスの近くのネットカフェでメルマガを書き続けた。
それはサイコーの毎日だったが、現金収入はなかった。
「日本に帰って、奨学金を全額返済したら、再びこの生活に戻りたいし、マネタイズも考えたい。」
とずっと思っていた。
まだ「ブログ」というものがこの世になかった2002年ごろの話だ。
「そもそもミニマルライフは人間の欲求に反しているのではないか?」
それに対して上杉が応える。
「『人間の欲求』といっても、世代によって全然欲するものが違うんです。もちろん、僕らはお金や物なしで生きていくことはできない。でも、それは最上位の欲求ではなくて、僕らは、自分と同じ価値観で集まれるコミュニティを何より欲しているんです」
ミニマリストが頻繁にオフ会等で集まる理由はこれに尽きると思う。
「自分と同じ価値観で集まれるコミュニティ」
をただただ欲しているんじゃないかな?
職業や生まれた場所、好きな食べ物や趣味なんて、違っても構わない、むしろ違っていい。
ただただ「ミニマリズム」という価値観で人間をソートして、その「少数の価値観の合う人」たちと末永く生きて行きたい、という欲求が根本にあるように思える。
ただ、僕はそれが「世代」によるものだとは思わない。
今の30代もマジョリティは「マキシマリスト」なんじゃないかな??
僕も実家に帰ると妹家族のモノが所狭しと並んでて、空き家であるばあちゃんの家の二階にさえ並んでたwwww
逆に、僕の読者でリビセンに地球儀を寄贈してくれた60代のご夫婦や、鹿児島・桜島のゲストハウスの70歳くらいのご夫婦なんて、僕の親くらいの世代なのに、非常にミニマリズムだ。
日本の歴史を振り返っても、鴨長明、吉田兼好、黒田官兵衛、秋山好古等、昔から日本にはミニマリストがけっこういた。
思うに、
世代に関わらず、ミニマリストはいつの時代も一定数いて、今はそれらのミニマリストがブログも含めたソーシャルメディアで可視可できるようになってきた
ということなんじゃないかな?
『情報の非対称性』が弱まった、みたいな。
で、ミニマリストはミニマリストどうし『惹かれ合う』から、今はまわりにミニマリストばっかりになって、スマホのタイムラインはミニマリストの投稿やつぶやきばっかり、みたいな。
で、そんな日々が続くと、なんとなく時代がミニマリズムっぽくなってきたと思えるけど、たぶん、道を歩いている人に、
「あなたもミニマリストですか?」
と聞いても、
「はぁ?????」
だろうwww
この変化の担い手である僕らは、20代の半ばのころにTwitterやFacebookが現れ、SNSを通じて人間関係が広がっていく面白さを味わった、いわゆるソーシャル・ネイティブだ。
会社の上司の評価による人事考課よりも、つぶやいた言葉や撮った画像に対して「いいね!」という共感が広がっていくほうが、正直気持ちが良い。
そして、そこからはじまる人間関係は、圧倒的に面白い。
そんなソーシャルネットワークを、リアルな暮らしの場でつくっていきたい。
それがYADOKARIのコミュニティビレッジだ。
アラフォーの僕の場合は20代半ばごろにmixiが始まってドハマりした。
それまではアジアを横断し、その間、アジア中のネットカフェからずっとメルマガを書き続けていたんだけれども、帰国してすぐに変な招待状がメールで届いた。
よくわからないまま、そのメールのURLに飛んでログインした時から、
「あ!『世界』がワンランク進化した!!」
と思った。
僕はそのmixiを運営していたイーマーキュリー(当時)の笠原社長(当時)とも複数の共通の知り合いがいたこともあり、mixiにハマりまくって、遊びまくったww
2005年12月には浅草の花やしき遊園地を貸し切ってオフ会もした。(『ミクやしき』)
たしか350人以上来たと思うけど、多すぎてそれ以上は数えられなかったww
(全員mixiユーザーで、遊園地入り口でmixiIDチェックもしたww)
けど、そのイベントは元々「一夜限りの巨大イベント」というコンセプトだったので、その一夜だけで、そのmixi世界が具現化した『仮想世界』は消滅した。
もちろん、それはそれでいいんだけれども、僕的には、
「ずっとそういう『仮想世界』がこの世界のどこかにあればいいのに。しかも、管理人の僕がいなくても、その『世界』がずっと回っている世界。」
と、2006年以降もずっと思っていた。
理想のイメージとしては、
「グリードアイランド」
がそれに近い。
『仮想世界』が、この『現実世界』とパラレルで時間を共有していて、しかも管理人である僕がその『仮想世界』からログアウトしても、その『仮想世界』はそれはそれでちゃんと時間が進み続けている。
僕がジン・フリークスのように、世界中をふらふら放浪していても、その『仮想世界』は世界として成立している。
で、今の僕は、
下諏訪がその『仮想世界』になりうるんじゃないかな?
って思っている。
下諏訪町は「ブログ」で町を発展させていく『シム諏訪シティ』だ! - A1理論はミニマリスト
元々、下諏訪の若い移住者達はfacebookで密接に繋がっていて、とある工房で、
「なんかお腹が空いたな。」
って言うと、
「あ、今夜はタロウ珈琲さんにおでんがあるらしいよ!」
とか言って教えてくれる。
町自体がソーシャルメディアなのだ。
町中のお店は大学の「部室」みたいになってて、それぞれのお店がfacebookで情報共有している。
僕は、一発で、
「ああ、いいなぁ、こういう町。。。」
と思った。
去年の秋に来たブロガーとれいCの言葉を借りると▼『どうぶつの森』みたいな町だ。
「下諏訪の町はまるで『どうぶつの森』みたい!」新ユニット『Cにゃん理論』で下諏訪ツアー!ダイジェスト版! - A1理論はミニマリスト
『未来住まい方会議』の本の中には▼「コミュニティビレッジ」のイメージ図がある。
これって、まんま2005年12月の花やしき遊園地貸し切りオフ会(『ミクやしき』)の絵だし、今の下諏訪の絵でもあると思った。
個人個人が思い思いに好きなことをしてるんだけれども、ソーシャルメディアによって秩序が保たれている
みたいな。
僕はミクやしき以降、そんな『仮想世界』を探していて、今のところ、下諏訪が一番、それに近い町なんじゃないかなって思っている。
なぜなら元々、移住者を募集していたところに、2014年にマスヤゲストハウスという交流型ゲストハウスが出来、さらに今年(2016年)、上諏訪にリビルディングセンタージャパンもオープンした!
リビセンの理想は「コミュニティを作る」だ。
なので、
下諏訪をメインにした諏訪地域が、僕は今、日本で最も熱いと思っている。
ただ、
「東京にもその拠点となる場所が欲しいなぁ。。。」
と思っていた矢先、YADOKARIさんが東京日本橋に▼バーをオープンすると言うじゃないですか!?
東京日本橋にミニマリスト・バーが誕生!まるで毎日小屋フェス!近くに複合型ゲストハウスも! - A1理論はミニマリスト
しかも、偶然ですが、その近くにBackpackers japanさんの四号店ゲストハウスも現在、建築中です!!
そのバーのクラウドファンディングも先ほど▼目標額達成しました!!
目標金額達成!!おめでとうございます!!絶対、飲みに行きます!! / “【タイニーハウスで空地活用】移動可能な小屋やDIY屋台で文化が生まれる場所を作る - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)” https://t.co/vN5LenOhMX
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2016年11月25日
というわけで、
「コミュニティビレッジ」の『拠点』も持ったYADOKARIさんに、今後は目が離せません!!
@everlybrothers おお!さわださん!!こちらこそ是非是非!!
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2016年11月25日
姫路っこ、東京で会う!w
これからの「住まい方」及び「生き方」に迷ってる方には、この本は必読の書になると思いますよ!!オススメです!!