さっき、▼こんな記事を読みました。
半年間家賃無料で『ゆるい移住』体験。
▼すげいな。
今まで『移住』というとまず最初に「仕事はどうするんだよ!?」ってなっていましたが、これは特に仕事をするわけでもなく、家賃無料で田舎でボーーッとするだけw
どっちかっていうとバックパッカー用語で言う▼『沈没』(旅を中断してゲストハウスでしばらくゆっくりする)に近いですね。
バックパッカーが沈没する四大要素は、
・物価が安い
・食べ物が美味しい
・気候が穏やか
・現地の人が優しい
と▼言われていますが、まさにそれの国内版のような気がします。
この福井の例は期間限定ですが、
僕はこれからこういうのが増えてくると思います。
なぜなら、これから地方が確実に超高齢化していくからです。
今年度で、日本社会の最大ボリュームゾーンの団塊の世代が全員65歳以上の『前期高齢者』になります。
ただ、まだ『前期高齢者』は若い。
仕事をしてる人も多いです。
僕の親父もまだまだ現役!(息子は働いてないけどw)
けど、10年後、団塊の世代が全員、75歳以上の後期高齢者になるとどうなるでしょう?
たぶん、地方都市は今にも増して寂れまくるんじゃないでしょうか?
75歳を過ぎると車の運転も難しくなります。
(さっき検索したら国が75歳以上の免許の更新を厳しくするということも書いてありました)
地方都市で車が運転できなくなるのは致命的です。
そうなると、地方ではほとんど『人間自体を見かけない状態』になるような気がします。
まぁ、今時点でもそういう地方都市は実際に多いですが、これからはこの状況がどんどん加速していくと思います。
まさに▼『消滅可能性都市』ですな。
最近はそんな『消滅可能性都市』が焦って、▼なにやら最近の若者に人気の「ゲストハウス」なるものを見様見真似龍槌閃で創る例も出てきていますが、、、
それくらい若者に来て欲しい!もう旅行でもなんでもいいからとりあえず若い人に来てもらって、うちの町の道を歩いてほしい!
ってなってるところもあります。
人が多いと人が集まってきますからね、ブログサービスしかり、SNSしかり。
そして今後、日本は空き家率が毎年1%ずつ上昇していきます。
これはだいたい西暦と連動してるのでものすごく覚えやすいです。
今年が2015年で、空き家率約15%。
2025年になると、空き家率約25%。
10年後はおよそ4軒に1軒が空き家になります!!
今までは『空き家』というと、尾道のような「廃墟系空き家」で、何十年も人が住んでなくて、天井まで落ちかけてるような家を0円でもらって、大工さんや左官さんを自分たちで手配して、自分たちで『空き家再生合宿』を開いて、自分達でリノベーション、というのがここ10年くらいのトレンドだったけど、、、
(▼こちらのコミックエッセイをご参照。後半のゲストハウス作成編も面白い!!)
でも今後は、つい最近まで人が住んでたり、今も時々(一か月に一度くらい)、持ち主が帰ってきて掃除等のメンテナンスをしてたりする「住める空き家」に、移住者がほとんどタダ同然で住む、というのも増えてくるんじゃないかな?
持ち主も人が住んでくれたほうが家も痛まないし、固定資産税も安くなる。
持ち主の今現在住んでいる家が空き家から遠かったりするとなおさらだ。
で、僕がなんでこんなことを書くのかというと、僕自身も去年死んだばあちゃんの家を持て余してるからw(名義は親父)
僕は故郷に帰ると気が狂って死んでしまう特異体質なので、故郷に帰れないんですが、余裕で人が住める「空き家」です。
まぁ、上記のことをブログで例えるなら、尾道のような『廃墟系空き家』は自分たちですべてメンテナンスしないといけない「WordPress」、今後増えていくと思われる『住める空き家』は持ち主が主に空き家をメンテナンスしてくれる、はてなブログやlivedoorブログのような『無料ブログ』。
『無料ブログ』のほうが「移住ライト層」にリーチしやすいのは当然だ。
空き家の世界もブログの世界同様、「WordPress」→「無料ブログ」の流れになっていくんじゃないかな???
これにもし地方自治体が『移住支援金』みたいなのを月数万円くらい上乗せしてくれるなら、最低限生きていくだけなら家賃と食費くらいは無料になる時代が来るかもしれません。
現在は尾道や下諏訪など『成功例ゲストハウス』が出来てきたことで、自治体がよくわからない「ゲストハウス」なるものを見様見真似龍槌閃で作ろうとしていますが、ゲストハウスの宿泊価格の相場は現在、上昇傾向なので、そのうち「ドミトリーで3500円なら高い。」という宿泊者も出てくるでしょう。そうなるとゲストハウス需要はもう頭打ち。
その後は、おそらく月単位数万円のシェアハウスが出来てくると思いますが、移住者のほうが売り手市場なのは変わらない、いやむしろ今後は加速していくので、そのうち「シェアハウスでも高い」ってことになってくるんじゃないかな?
消滅したくない『頭のいい自治体』は早晩、『移住支援金』に気づくかもしれません。
で、早く気づいた自治体には「先行者利益」が発生するので、気づいた自治体から順に都会で消耗した若者をかっさらっていくんじゃないかな?
気づくのが遅い自治体ほど出遅れて、出遅れた自治体には「移住アーリーアダプタ層の若者」がいないので、どんどん詰んでいく。
若者が集まる自治体には相乗効果でレバレッジがかかり、どんどん若者が集まってくる。
逆に若者が離れる自治体には「負のレバレッジ」がかかって、どんどん人が減っていって、消滅可能性都市ランキングが上がっていく。
で、ここでいう、
10年後の『若者』って、65歳未満の人のことを指すんじゃないかな?(笑)
「65歳以上の前後期高齢者」じゃない人は、みんな『若者』(笑)
10年後は人口比率的にそうなるんじゃないかな?
今でも39歳でも『ワカモノハローワーク』だしw
まさに明治時代とは真逆な『老人の国』w
で、10年後のそんな地方都市の、
「人間争奪戦」
の時代を見据えたら、今から『ミニマリスト戦略』をとっておいたほうがスマートなんじゃないかな、って思う。
モノを持たずにいつでも移動出来るように機動性を『最速』に設定しておいて、その分、仕事のない場所でも生きていけるくらいの蓄えをする。
蓄えを作るためにもタバコや酒はやめたほうがいいですね。特にタバコは空き家主の評価も低いですから。
あと、ミニマリスト戦略をとるなら、ブログは以下の3つの理由でやっておいたほうがいいです。
ひとつめは、空き家主が家を貸すのに「どんな人か?」を理解しやすい。500記事オーバーなら尚可。
ふたつめは、ブログで月5万でも収入があれば移住が劇的にしやすくなる。
みっつめは、ブログという『自分メディア』を持っていることで、その地方を宣伝する『観光大使』になりえるので、その地方の人からの印象がものすごく良くなる。(僕はすでに一部の人から「下諏訪観光大使」とか言われていますw)
※ただし炎上系ブロガーは微妙だと思います。。。
▼『自分メディア』の作り方はこちらの本が大変参考になります!
さらに、僕の意見を言うと、
『仏教』に詳しくなっておいたほうがいいですw
空き家主がまず一番に心配するのは『仏壇仏具のメンテナンス』ですからw
空き家主は住んでくれる人が仏教に増資が深いと安心するでしょう。
▼なんにもわからない仏教初心者にはまずはこの本がオススメです!wイラスト付きでわかりやすい!!各ページ右半分のイラストを見るだけでも半分くらい理解できます!!
また、ブログ記事には▼高野山の『ゲストハウス Kokuu』等の宿坊系ゲストハウスに泊まった記事等を書けば空き家主の印象が良くなるかも!w
個人的には▼ナス農家さんのブログとか理想ですね。(生きてますか?)
そんな10年後の超高齢化時代&『空き家余り』時代を見据えて、今からミニマリストブログを書いておくのは個人的には超オススメです!
ちなみに、
「うちの空き家余ってるんですけどA1理論さん、住んでもらえませんか?」
という人はTwitterで声をかけて頂ければ検討します(笑)