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『2010年代のミニマリスト』と『2020年代のミニマリスト』の違いを考えてみた!

※今回の記事は個人の経験の範囲で考えて書いた極めて主観的な記事です。

「ミニマリストを分析するのが大好きなミニマリスト」のA1理論です。僕の狭いアパートの部屋にはミニマリスト本がいっぱいで、もう「ミニマリスト評論家」を名乗ろうかなwさて、そんな僕は1年ほどまえの昨年6月ごろから「2010年代のミニマリスト」と「2020年代のミニマリスト」の違いをぼーっと考えていました。▼この2者の違い。

●「2010年代のミニマリスト」は3.11からコロナ前までのミニマリスト
●「2020年代のミニマリスト」はコロナ後のミニマリスト

そんな記事を、このブログに物販プラグイン『Rinker』を導入したら関連本を紹介しつつ書こうと思っていたのですが、僕はここ1年間、主に楽天経済圏活動や健康活動にうつつを抜かしており、やっとブログにちゃんと向き合い『Rinker』を導入した頃には、すでに季節が一巡していました。

というわけで、昨年6月からスマホのメモ帳で下書きをしていて、秋くらいにGoogleドキュメントに移動し、冬くらいから度々下書きを更新しながら1年がかりで書いた記事をさらにこの6月に大幅加筆し、ついに本日、アップします!

現代日本人が対策すべき人生の2大リスクは『明日死ぬかもしれないリスク』と『100歳以上生きてしまうリスク』!

さて、いきなりミニマリストと関係ない話題で恐縮ですが、僕がここ1年くらい考えていた「人生100年時代」の現代日本人の2大リスクは、

●明日死ぬかもしれないリスク

●100歳以上生きてしまうリスク

の大きく2つにあるかなと思った。で、多くの人はぼんやりと同じようなことを考えたりしているかもしれないけど、ちゃんと対策している人は極めて少ないと、ここ1年、ミニマリスト以外の知り合いや家族と話していても思ったし、ミニマリスト以外のYouTubeの話などを聴いていても思った。

「明日死ぬかもしれないリスク」に関しては、万人に言えるアドバイスは「今日を後悔しないように生きろ!」としか言えないが、特に「100歳以上生きてしまうリスク」に関しては多くの人が対策していない気がする。

まずそもそも、多くの人は自分の寿命を「平均寿命」で考えている。「平均寿命は80歳だからまぁそれまでどうにか生きれればいいや」みたいな。けど、それは全く意味がない。なぜならそもそも▼この本のタイトルにもあるように『平均』という思考そのものがナンセンスだからだ。

平均身長、平均点、平均年収、平均層…私たちのものの考え方や価値観には、「平均」を基準に据えるという手続きがデフォルトにようにしみついている。しかし、この「平均思考」が害をなすとしたらどうだろう?

日本人の平均寿命が80歳だからといって、生物である以上、明日死ぬかもしれないし、100歳以上、生きるかもしれない。「80歳」を指標にする論理的な根拠はなんにもない。80歳以上でも元気なおじいちゃん・おばあちゃんなんてザラにいる。ちなみに健康界隈では有名な▼この本には今の人類は150歳まで生きるとも書かれている。

また、不幸にも自分の親が早死にした人は「俺も早死にするから」とよく言う。これは僕のじいちゃんもそうだったし、親戚・友達で親が早死にした人はかなりの確率で口にする言葉だ。でもこれも冷静に考えたらおかしい。親と自分は別の肉体だし、生きた時代も、医療体制も、食べてきたモノも全く違う。そしてなにより「俺は早死にする」で思考停止してしまったら、もし長生きした時のリスクヘッジができていないじゃないか。ちなみに僕のじいちゃんは結局、平均寿命以上に生きた。もうそれ「死ぬ死ぬ詐欺」じゃねーかw

また、「喫煙」か「肥満」のトレードオフ人生である友達のエスタークに「喫煙を控えろ」というと、

「そんなん、病気になったら早死にしたらええんや。」

と言っていたが、なにかの本に書いてあったけど、人類の歴史上、エスタークと同じセリフを吐いた人はゴマンといたらしい。けど、結局、そのほとんどの人間は病気になっても死なずにだらだらと病院通いや入院生活を続けて家族に迷惑をかけ続けているらしい。つまり歴史的に見てもエスタークの発言は「あるある」シリーズとのこと。「おじいちゃん、今日もまた人工透析?」みたいな。

しかもこのネット時代、糖尿病やその合併症になったあとに、若い人から「なんで40代くらいで糖尿病予防についてググらなかったの?A1理論さんもすでにちゃんとブログで書いてたよね?2022年くらいに??」と言われたらどう反論するんだか。。。

ちなみに自分で死ねないからといって他人に頼むとその人は殺人罪になるし、尊厳死(安楽死)は日本では認められていないし、この先も当分、認められそうにない。なので、今からできることはやはりシンプルに『明日死ぬかもしれないリスク』と『100歳以上生きてしまうリスク』へのリスクヘッジだけなのだ。

そして『100歳以上生きてしまうリスク』に対応するには、勝間さんが▼この本で書いているように「おカネ」「健康」「人間関係」の三大柱をすべて対策するしかない。

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多くの一般日本人はその2大リスクのどちらにも対策していない。

で、大前提として、多くの一般日本人はその2大リスクのどちらにも対策していない。

もしくは対策している気になって、高い民間保険をニッ●イレディ的なおばちゃんに言いくるめられて訳も分からず買わされていて、毎月高い保険料を払っているせいで「つみたてNISA」ができていなかったりする。日本は国民皆保険制度なんだからほとんどの怪我や病気は貯金でカバーすべきで、まずなによりも早急にやらないといけないのは「つみたてNISA」で米国インデックス投資を続け、老後2000万円問題を解消することだ。

また『健康リテラシー』でいうと、多くの日本人は▼「予防医学」的な発想は皆無で、病気になってからしか病院に行かず、健康診断もがん検診もしない。

人間関係に関しては、▼昔ながらの地縁血縁の人間関係か、カイシャの人間関係にしがみついてるから、最終的には病む。

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2010年代までのミニマリストは『明日死ぬかもしれないリスク』にしか対策していなかったように思える

で、やっとミニマリストの話になるのだが、大前提としては▼『ミニマリストは人生的マイノリティ』だということ。常に少数派。

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で、僕的には2010年代までのミニマリストは常に『明日死ぬかもしれないリスク』の回避のみを重視していたように思える。『ニートの歩き方』で有名なphaさんの▼こんな記事のように。

どうせ俺らは早く死ぬ

これは、刹那的すぎるし、刹那さを消せやしない。

ジョブズ的思考なのかもしれないけど、ジョブズはその発言した時にはすでに病気で余命宣告されていたからなぁ。繰り返しになるけど、自分がいつ死ぬかはガチャだし、「早死にする」という思考は「長生きしてしまう」リスクヘッジができていないし、その思考のまま、もし長生きしてしまった場合は周りの人に多大な迷惑をかける。

というわけで、phaさんのような2010年代までのミニマリストは人生の2大リスクのうちの『明日死ぬかもしれないリスク』には対策していたのかもしれないけど、もうひとつの重要な『100歳以上生きてしまうリスク』は全く対策してなかったように思える。

『マネーリテラシー』だけでいうと、▼両学長のいうところの『貯める力』はあったのかもしれないけど、それは単に「働きたくない」という根本思想からきているだけのようにも思える。

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2020年代のミニマリストは『100歳以上生きてしまうリスク』にも対応しようとしているように思える

で、2020年代からのミニマリストは『明日死ぬかもしれないリスク』に加えて『長生きしてしまうリスク』も重視しているように僕には思える。両学長用語でいうと、2010年代のミニマリストが備えていた『貯める力』に加えて、『増やす力』と『稼ぐ力』も重視しているように思える。20代の頃から▼『楽天経済圏』に入って楽天証券で「つみたてNISA」口座を開き、まずは「ミニマムFIRE」からの「サイドFIRE」を目指す!みたいな。

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「なぜ、コロナ禍を境目にミニマリストの傾向がガラッと変わったのか?『平成のミニマリスト』と『令和のミニマリスト』はなぜこんなに違うのか?」

僕はそう考えた時、その流れはさらに1980年代までさかのぼって考えるとなんとなくわかってくるんじゃないかと思った。なので以下からは『昭和のミニマリスト』からの『平成のミニマリスト』、そして『令和のミニマリスト』、さらに令和のその先の時代のミニマリスト予測まで10年単位で考察していきたい。

1980年代のミニマリストは「資本主義のアンチテーゼ」だったのでは?

『1980年代のミニマリスト』を僕なりに評価すると「冷戦・55年体制に乗っかっていた経済大国のミニマリスト」になる。

ひとつの流れは、米ソ冷戦時代の左右二項対立構造の中で、『資本主義との闘争』を掲げて学生運動していた人たち。彼らはマルクス主義を掲げていたくせに、結局、大企業に就職し「働かないおじさん」化しながらも終身雇用で生きる、という謎の人生を送っている。一部は自社株で大儲けもしたりしている。結局、かれらにとってはマルクス主義も単なる方便でしかなかった、もしくは方便でさえなくて「雰囲気」でしかなかったと思う。

もうひとつの流れはその二項対立からもドロップアウトし、「強いドルや円」を背景に主にアジアをぶらぶらしていた若いバックパッカーたち。

当時の日本社会は右であろうが左であろうが、全員、新卒入社する世界で、『カイシャ』におカネもコミュニティも依存した巨大な資本主義国家だった。にもかかわらず、あえてそこから降りてしまったミニマリストたち。「刑務所からの脱獄」を意味する「Midnight Express」が元となった▼『深夜特急』を手に多くの若者が日本から脱出し、アジアを目指した。

もしくは蔵前仁一さんの▼『ゴーゴーインド』を読んでインドを目指した。

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「右も左も就職した時代」に、「そもそも就職自体に興味なかった日本の若者」は海外、主にアジアを目指し、この大きな流れは2010年くらいまで続いていたと僕は思う。90年代に入って、さいとう夫婦の▼『バックパッカー・パラダイス』が発売され、

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21世紀になってからも次々と▼『バックパッカー読本』が版を重ねていった。

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ただ旅が好きだっただけの旅人から、強烈な反資本主義者のミニマリストまでを含みながら、80年代から「強いドルと円に乗っかった日本人バックパッカー」が世界中を跋扈した。日本に帰ってきてはアルバイトし、またアジアのゲストハウスに「帰る」者もいた。

もしくは東京の▼中央線沿線の安アパートに住んで、テキトーに働きながら休日はアジア雑貨屋で買った服を着て吉祥寺のタイ料理屋やインド料理屋に昔の旅仲間と集まったり、謎のライブイベントや、山奥で行われる謎のイベントに参加したりして余生を送る者もいた。

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おそらく彼らは経済大国日本の中で資本主義と折り合いをつけながらもテキトーに生きていく道を選んだのだろう。お金はミニマムで、健康重視。コミュニティは中央線沿線の飲み屋やバーやアジア料理屋。コミュニケーションのメインはまだ紙媒体の時代で、当時は「ミニコミ紙」などと言われた。

今、この記事を書きながら▼『ミニコミ紙』について調べたら、そもそも最初は安保闘争から生まれたらしい。

1960年(昭和35)前後の安保闘争のなかで、当初の条約批判から承認に転回したマスコミへの批判を込めて、その対極として生まれた和製英語。

~中略~

もっとも変化の激しいのは内容である。政治や社会問題から急速に日常生活に密着した食べ物、性、娯楽に移っていった。1980年代はこの日常性そのものがミニコミの内容の主流となり、政治や社会性はその奔流に押し流された時期である。

ミニコミとは コトバンク

まぁどちらにせよ、この時代のミニマリストは一般的な日本人からは「資本主義の外の人」と思われていたと思う。左の人からさえも。ヒッピーの一派くらいに思っていた年配の人もいると思う。

「一億総中流社会」の昭和時代、▼ベルカーブの左のほうでくすぶってる「しょぼい奴ら」と日本社会では思われていたと思う。

『上級国民/下級国民』をベルカーブとロングテールで説明する

1990年代のミニマリストは『死』と隣り合わせだったのでは?

そして90年代に入ると日本社会はいっきにバブルが弾け、「学生運動していても余裕で就職できた牧歌的な時代」から「東京早慶でも就職できないヤバい時代」にガラッとひっくり返った。これこそ「バブル」が「バブル」といわゆる所以で、一夜でいっきに常識が弾けた。▼『就職戦線異状なし』の時代。

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80年代に「強いドルと円」に乗っかり、右でも左でも就職できた日本人、もしくは就職せずに適当に中央線沿いで生きていたバックパッカーたちは「平成」という時代に入り、いっきに雲行きが怪しくなってきた。「普通の奴ら」が「しょぼい奴ら」になり、「しょぼい奴ら」は「ますますしょぼい奴ら」になっていったんじゃないかな?ベルリンの壁も崩壊し一部のミニマリストが掲げていた「資本主義のアンチテーゼ」もそもそも成立しなくなった。

この時代の象徴が、のちにミニマリスト本も出す鶴見済さんの▼『完全自殺マニュアル』なのかもしれない。

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「その気になればいつでも死ねる!」というポジティブなのかネガティブなのかよくわからないノリでこの本は売れに売れた。この本がバカ売れした時代から2010年代まで、日本のミニマリストには常に『死』の影がチラついていたように思える。それは日本の『平成』という元号と丸かぶりしている。

90年代半ばになると阪神淡路大震災やオウム事件も起きて日本の安全神話が崩れるとともに、本格的な就職「超」氷河期へ突入していった。▼Mr.Childrenの【es】の時代だ。

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1998年からは日本は年間の自殺者3万人超えが長期にわたって続くようになる。この頃にはもう右も左も生きるのに精一杯で、80年代に流行った「資本主義のアンチテーゼとしてのミニマリスト」はほぼ消滅していたように思える。その最後にとどめを刺したのが僕は小林よしのりの▼『脱正義論』だと思っている。

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ちなみに小林さんはこのあとの『戦争論』くらいまでは良かったんだけど、その後は20年ほど迷走を続けていますw落ちぶれてすまん!w

「反資本主義」的なミニマリストが下火になったのとは対照的に、バックパッカー系ミニマリストは2000年前後はかなり隆盛を極めていた印象がある。おそらくこの時代、若者は全員カネがなく、強制的にミニマリストになっていたので、日本よりも海外、特にアジアに「パラダイス」を求めたのかもしれない。中国も東南アジアもまだまだ貧乏だった時代だ。

もしくはこの頃の日本の若者は「就職先がない=お金はない=コミュニティもない」というマインドになっていて、コミュニティは日本の中よりも、むしろアジアのゲストハウスに求めたのかもしれない。バックパッカー系ミニマリストのその傾向はこのあと10年ほど、3.11くらいまで続いたように思える。

2000年代のミニマリスト・コミュニティはLANケーブルに繋がっていた!

21世紀に入り、IT革命が起きても、9.11以降、リーマンショック後まで、引き続き日本のミニマリストには、いや日本人自体にも『死』の影がチラついている時代が続いていたように僕には思える。

21世紀の最初の10年間の00年代のミニマリスト・コミュニティはアジアのゲストハウスに加え、パソコンの中にできていたように僕には思える。つまり00年代のミニマリスト・コミュニティは「LANケーブルに繋がっていた時代」だと僕は思う。

2000年前後のダイヤルアップ接続の時代のHTMLのテキストサイトの掲示板から、メルマガ・メーリングリスト時代を経て、2003年以降のブロードバンド時代はWEB上のコミュニティはブログとmixiの時代になった。特にmixi時代は「生きようか死のうか迷ってるレベルの人」でも、とりあえずパトラッシュに愚痴を聞いてもらって少しだけスッキリする、という謎のコミュニティまであった。

その頃、現れた▼ホリエモンこと堀江貴文氏は僕は密かに「早すぎた2020年代のミニマリスト」なんじゃないかと僕は最近は思い始めている。(だからマスクもしないし、餃子屋にも謝らないのか。。。)

00年代の後半はデバイスはパソコンの中ながらYouTubeやニコニコ動画の時代になり、おカネがなかったとしても、前述のphaさんや▼家入一真さんのような「インターネットを使ってギリギリ死なない」生き方をする人も現れ始めた。

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phaさんが学生寮時代を模した「ギークハウス」を作ったり、家入さんが「リバ邸」を作ったのもこの頃で、この後、さらにそれを模した和歌山の▼「山奥ニート」達はニコ生中継の投げ銭で小銭を得たり、ブログにAmazon欲しい物リストを公開しながらギリギリ生きるようになる。

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元・学生寮生だった僕から見たら彼らは「大人の学生寮生」といった印象だ。集まって住んでいるからギリギリ死なない人たち。

この頃はそれまでの日本社会では「そういうのは学生時代までだ!」と大人によく言われていた生活を大人になっても延々とする人が増えていった印象で、しかも社会も、特にリーマンショク以後は「ここまで不景気が続くと仕方ないよね」という雰囲気になり、都内にも「オークハウス」「サクラハウス」などのシェアハウスも増えていった時期だ。

また高田馬場(正確には西早稲田)にあった「ten tenゲストハウス」はアジアのゲストハウスのような、東京のシェアハウスのような独特の空気感で、00年代に存在していた東京のゲストハウスの先駆けでもあった。この頃は▼「シェアハウス」と「ゲストハウス」が明確に区別されていなかった時代だ。(その後、住居がメインなのが「シェアハウス」、旅の宿がメインなのが「ゲストハウス」と2010年代になんとなく定義される。)

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その00年代頃は、80年代から脈々と続くアジアのゲストハウスも日本人バックパッカーに非常に盛況だった。延々と不況が続いている日本を「降りて」、アジアのゲストハウス生活がメインで、日本には時々出稼ぎに行って、また帰って来る、という人もいた。そういう人たちの生活を描いた▼この本にも当時のバンコク・カオサンのゲストハウスの様子が出てくる。

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上記の本の帯に書いてある▼この言葉がこの時代をよく表しているように僕には思える。

帯の漫画を描いている▼堀田あきおさんと奥さんのかよさんは売れない漫画家家業を続けながらも、アジアと日本を往復しながら、今も昔もハッピーに生きているw

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この00年代頃の日本人バックパッカーは、80年代90年代の日本人バックパッカー、例えば上記の『バックパッカー・パラダイス』のさいとう夫婦や▼この漫画の主人公の杉田君のように長期で年単位の長旅ではなく、短期で日本との往復を繰り返すバックパッカーが増えた感じだ。

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おそらく日本でも派遣などの働き方が増え「ガッと貯めて会社を辞めて長期旅行!」というより、「派遣切りされたから失業保険の合間に3週間ほどのアジア旅行」みたいなのが主流になっていったんだろうと思う。中国や東南アジアの物価が徐々に上がってきた頃でもある。日本人バックパッカーの旅はこの頃、「ジャーニー」から「ショートトリップ」になってきた感じだ。00年代の最後の方には▼LCCも登場し始めた。

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でもそうなると、今度は日本を留守にしている間のアパートの家賃とかが惜しくなってくる。

なので上記の本の帯にもある▼『外こもり』なる人種も現れた。『外こもり』とはバックパッカーというよりタイのバンコクの安いアパートなどに観光ビザで滞在し、ビザが切れたらカンボジアやマレーシアなどの国境に「ビザラン」して期限をリセットし、おカネがなくなったらLCCで東京に帰り、シェアハウスに住んで派遣の仕事でおカネを稼いでまたバンコクへ、という人種だ。

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日本の『ひきこもり』と違って、バンコクなどの『外こもり』は南国ムードや物価の安さも手伝って、やたらポジティブというか、日本社会とは隔絶した雰囲気で、しかも日本人の女の子とかも普通に家に遊びに来るというなんか新しいタイプのミニマリスト、という感じだった。mixiでも情報発信をしていた。

しかし、ある時、事件が起きる。この日は僕もはっきり覚えているんだけど、ちょうど北京オリンピックをやっていた2008年のお盆の頃で、僕は「青春18きっぷ」で東京から実家まで鈍行でとことこと、▲この発売されたばかりで買ったばかりの『外こもりのススメ』を電車内で読みながら実家まで帰った。

で、そんなお盆のある日、実家のテレビのニュースを寝転がりながらボーっと見ていると、

「タイのバンコクで岐阜県出身の34歳の日本人男性が殺害されました!」

と大きく報道され、「まさか!?」と飛び起きて実家のパソコンでmixiの彼のコミュニティを開くと、ちょうど数日前に彼のバンコクのアパートについての質問に彼が答えていたところで、僕もそのやりとりを数日前に読んでいたので「やっぱりこのやりとりが原因だよね!?」と思った。(その直後にこのやりとりは消されました。)

この2008年夏のバンコクでの事件以降、当然ながら日本国内のミニマリスティックな人の間での「外こもり」熱は急激に冷めていった。さらにタイ政府もこの事件を受け、タイの観光ビザの「ビザラン」を厳しくし始めた、つまりタイ政府のほうからも日本人の『外こもり』を締め出し始めたのだ。

それと時を同じくする感じで、この頃から日本の地方にはポツポツと空き家が増え始めていて、その空き家を自分たちで改修(リノベーション)して住み始める若者もポツポツと出始めていた。

特に広島県の尾道駅のすぐ北側の山の上に多くの空き家があり、この頃『空き家再生プロジェクト』が動き始めた広島県尾道市の情報は国内のミニマリスティックな人たちには口コミで広がり、0円で空き家をもらって東京を脱出した漫画家のつるけんたろうさんが、尾道の商店街にゲストハウス『あなごのねどこ』を作る過程も▼この漫画で克明に描かれている。

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ここら辺からバンコクなどの『外こもり』に憧れていたミニマリスティックな人たちが路線変更し、安全でビザランも必要のない日本の地方の空き家に移り住んで、ゲストハウスを作り、そのゲストハウスをきっかけにさらに移住者が増える、という2010年代の「国内ゲストハウスの時代」になっていったと僕は思っています。

それは過疎化が進む日本の地方の自治体や、そこに住む定年退職した団塊世代のおじいさんやおばあさんと、海外での「外こもり」ができなくなったミニマリストとの利害がちょうど一致しはじめていた00年代後半の時期だった。

2010年代のミニマリスト・コミュニティはスマホのSNSアプリの中に移動した!

2010年代に入り、東京の入谷に革命的な『toco.』というゲストハウスが完成する。それまで東京のゲストハウスというと高田馬場の『ten tenゲストハウス』のようなアジアのゲストハウスのドミトリーをそのまま日本に作っただけ、という感じのがポツポツあったけど、この『toco.』はオシャレ古民家で、若い女将もいて、入り口に小さなバーまであった。

ゲストハウス『toco.』ではそれまで日本の旅館などが取りこぼしていた「女性の国内一人旅ニーズ」をキャッチすることに成功し、徐々に日本の若い女性の間では「ゲストハウス=オシャレ」という認識が広がっていっていた。

またこの頃、池袋にあった「たまにはTSUKIでも眺めましょ」というオーガニックバーはサラリーマンを辞めて▼ダウンシフトし、千葉で農業を行っているオーナーが開いているバーで、平日夜でも賑わっていた。

この頃は都内にもミニマリスティックな人が集まれる場所が中央線沿線以外にもポツポツ出てきていて、しかも普通に若い女子もいる、という一昔前ではあまり考えられない雰囲気になっていた。やましたひでこさんの▼『断捨離』もブームになっていて、この頃は2010年代半ばの「ミニマリスト女子ブーム」の下地ができつつあったんだと僕は思う。

そんな中、2011年に3.11が起きる。そして余震が落ち着き始めた頃から多くの人が東京から脱出し始める。海外に行く人もいたが、多くは日本の地方に散っていった。理由はやはり2008年の『外こもり』事件の時と同じでビザ・治安・言葉・食事・物価・親の介護などを考えると、空き家があまり始めた地方に移住するほうがこの頃はコスパが良くなっていて、また過疎化が進む地方自治体もそれを歓迎し始めた。

同じ2011年秋に▼ジョブズが亡くなり、それと同時に日本でもスマホが普及し始めた。震災の時でもWi-Fiが繋がったことや、万が一の連絡用にTwitterを始める日本人が増え、その少し前から増え始めていたFacebookユーザーも同時に増え始めた。スマホとtwitterやfacebookのアプリの相性が良すぎたのだ。(ちなみにmixiアプリはダメダメでした。。。w)

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僕は2010年代のミニマリスト・コミュニティは00年代のパソコンとLANケーブルから自由になり、スマホのSNSアプリの中に移動していったと思っている。それまでの地縁血縁のコミュニティ、学校のコミュニティ、会社のコミュニティのような地面にへばりついたコミュニティではなく、スマホでコミュニティが完結し、自分がどこにいるかはあんまり関係ない、という現代に続くSNSコミュニティの時代にこの頃からなっていった。

ちなみにゲストハウス系や移住系のミニマリストはFacebookアプリに、mixiやはてなブックマークでグダグダしていた系のミニマリストはtwitterアプリに移動した感がある。

そんな時代を受けて▼『ノマド』という言葉が震災後に流行り始めた。

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そんな『ノマド』からは、ブログで生計を立て始める▼この立花さんのような「プロブロガー」も出始め、

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若い20代の▼イケダハヤト的な炎上ブロガーも現れ始める。

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ただ、立花さんやイケダハヤトが当時使っていたブログサービスであるワードプレスは当時は非常に使い勝手が悪く、テーマの選択肢も非常に少なく、さらに記事がある日突然消滅したりもしていた。

そんな折、2013年に「株式会社はてな」がそれまで行なっていた「はてなダイアリー」というブログサービスから、スマホ時代に向けた「はてなブログ」というサービスを出すと発表した。ちょうど「はてなダイアリー」の有名ブロガーの「ちきりん」さんが2012年に▼この本を出し、新宿のモード学園で大規模イベントを成功させた直後だったので、2013年ごろにちょうどmixiに飽きてブログを始めたかった僕も「これからは『はてなブログ』が来るんじゃないか!?」と思った。

その読みは僕がはてなブログを始めた2013年の2年後の2015年の春に当たった。

それまでワードプレス以外の他のレンタルブログ(FC2やseesaaやBloggerなど)に散らばっていた「ミニマリスト女子ブロガー」が大挙してはてなブログにやってきたからだ。彼女たちはどうやら「ブログ村」のミニマリストカテゴリでブログサービス関係なく繋がっていたらしいのだが、そこでの口コミではてなブログにやってきたらしい。

また彼女たちのブログの読者のミニマリスト女子たちも次々とはてなブログでブログを開設し始め、エンジニアのコミュ障のおっさんばかりだったはてなブログがいっきに華やかになっていった。

そのブームに僕も乗っかり、このブログをミニマリストブログ化するといっきに読まれ始め、はてなブログTOPページの「注目のブログ」にもこのブログが載り始め、その時書いていたほぼすべての記事がバズるという異常事態になっていった。

さらにその中でバズりにバズったのが、2014年末に尾道のゲストハウス『あなごのねどこ』に泊まったことを書いた記事で、僕は、

「やっぱり、ミニマリスト女子と国内ゲストハウスは親和性が高いんじゃないか?」

と考えた。ちょうど『toco.』の2号店の蔵前『Nui.』が3周年の頃で、その2つのゲストハウスで修行したきょんちゃんが故郷の長野県の諏訪に帰りオープンさせた下諏訪の『マスヤゲストハウス』が1周年を迎える頃だった。

で、その予想はさらに当たり、僕のこのブログでゲストハウスのことを書けば書くほどミニマリスト女子が一斉に全国のゲストハウスに泊まり始め、なかでもブログ仲間の「にゃんす」は毎週末、日本のどこかのゲストハウスに泊まっているという異常事態にw(全力すぎるw)

その状況を見ていた、その直前にミニマリスト本▼「ぼくモノ」でヒットを飛ばしていた、当時編集者の佐々木さんに、、、

当時、僕がクラウドファンディング&マスヤゲストハウスでのイベントでお会いしていた、日本のゲストハウスをこよなく愛する▼FootPrintsのだりさんを会わせてあげて、、、

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翌2016年夏にできたのが▼この本です!日本初の国内ゲストハウスのガイド本!!

この2016年には『Nui.』『マスヤゲストハウス』の空間をデザインし、その縁で下諏訪に移住した東野さん夫妻が上諏訪にReBuilding Center JAPAN(通称:リビセン)を作ったりしていて、諏訪地方もすごく盛り上がっていて、僕も「ミニマリスト×ゲストハウス×諏訪」でブログをブランディングするようになっていった。毎月のようにマスヤに泊まりに行っていたのもこの頃だ。

当時は2014年に「消滅可能性都市」が発表された後で、過疎化が進む日本の地方都市も「移住者誘致」に躍起になり始めた頃で、▼ゲストハウスも、そしてなんとなくミニマリストも、日本社会の中でほんのりと市民権を得始めていた頃だ。

他のミニマリストにはYADOKARIさんやBライフに代表されるような▼『小屋暮らし系ミニマリスト』の人たちや、、、

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▼この大原さんのような、20代で隠居したり、年収90万円で東京ハッピーライフするような人も現れた。少し前だと「なにやってるんだ!?お前!?」と言われかねないような生き方も、「まぁそれも『多様性』だよね。」と、2010年代後半はほんのり認められる時代になってきたと思う。

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また2019年頃には「ADDress」「HafH」などの定額住み放題のサブスクサービスなども始まり、ノマド・▼モバイルボヘミアン・アドレスホッパーなど「市民権を得たミニマリスト」も登場し始めた。

ただ、それでも一般の日本人からしてみれば「ミニマリスト」は全体的に「しょぼい奴ら」だと思われていたと思う。その流れが変わったのが2020年のコロナ禍なんじゃないかと僕は思った。

2020年代のミニマリストは人生100年時代を見据えてFIREを目指す!

2020年のコロナ禍により、「普通のサラリーマン」もミニマリストの代名詞だった「リモート生活」を強いられ、それまで日本社会でバカにされていたミニマリストが少し見直されてきたように思われる。またその直前の2019年6月の「老後2000万円問題」により、ずっとケチケチ生活をしているミニマリストが「あれ?こいつらのケチケチ生活こそがこれからの時代は最適解なんじゃないか?」とも思われ始めてきたと思う。

2010年代後半のYouTuberはヒカキンなどの「キッズに受けるおバカ系YouTuber」が主流だったが、2020年代は中田敦彦さんや両学長、本要約チャンネルのような大人向けというか「マネーリテラシー」や「健康リテラシー」を上げてくれるYouTuberが増えだした。勝間和代さんも今では肩書きはYouTuberらしい。

そしてコロナ2年目の2021年には『FIREムーブメント』が起きる。ミニマリスト生活で一生分のおカネを稼いでしまって、引き続きミニマリスト生活で「経済的自立」を目指す人たちが増え始め、まずは楽天証券でつみたてNISA口座の開設から始める人がいっきに増えた。

逆にミニマリスト生活をせず、おカネがあればあるだけ全部使ってしまう人はどれだけ稼いでいようが「マネーリテラシーが低い人」、と思われ始めるようになった。たとえ年収2千万稼いでいる人でも2千万丸々使ってしまう人は「マネーリテラシー」が低い人で、たとえ▼年収300万でも毎月33,333円を楽天カードで、楽天証券で、つみたてNISA口座で、米国投資している人は「マネーリテラシーが高い人」と認識されるようになってきた。

芸能人も島田紳助さんや松本人志さんのような「稼いで使うミニマリスト芸人」から、中田敦彦さんや厚切りジェイソンさんのような「稼いでも使わないミニマリスト芸人」時代へ突入してきたと思う。(なので宮迫博之さんのようなマキシマリスト芸人は苦戦する時代へ)

また副業も解禁する企業も増えてきて、▼ブログのマネタイズもアドセンスからアフィリエイトの時代、もしくは有料noteやYouTubeスーパーチャットなどの投げ銭も活発になってくる時代になってきた。ブロガーのコミュニティもオンラインサロンメンバーやYouTubeスーパーチャットやtwitter有料スペースに移りつつある。

つまりミニマリストはマイノリティから一転して『理想のライフスタイル』になりつつあるんじゃないかな?会社がミニマリストに合わせてホワイト化する時代もすぐそこまで来ていると思う。▼「ムダ」を省ける人こそが「仕事ができる人」とも思われ始めていると思う。

また、仕事を辞めなくても▼彼女のように、もう労働者のほうが雇用者より立場が「上」みたいになってしまっている人もいる。

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僕のブログ仲間の▼たんたんもそんな感じですw

参考記事
たんたん著『月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方』は2020年代の新しいミニマリズム本だと思った。

ついに出ました!  ブログ仲間の▼たんたん(こと深井竜次)の本が!! 介護士働き方コム|派遣という働き方を上手く活用する方法 月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方 作者 ...

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▼この本でもFIREムーブメントとミニマリストに関しては考察されているけど、、、

▼この記事にあるように、日本社会がベルカーブの時代ならミニマリストは左のほうの「しょぼい奴ら」代表だったのかもしれないけど、日本社会が「ロングテール」な時代になってきたら、むしろ左のほうの「しょぼい奴ら」群から抜け出す第一歩がミニマリストになりつつあると思う。

『上級国民/下級国民』をベルカーブとロングテールで説明する

なので、2020年代のミニマリストは『貯める力』だけではなく、『稼ぐ力』や『増やす力』も蓄え、「アッパーマス」や「準富裕層」になっていくミニマリストも増えていくと僕は考えています。

ちなみに2025年くらいの大阪万博の頃には本業もリモート、副業もリモートの時代になっていると思います。まさに「風の時代」!またFIRE出来るミニマリストとFIRE出来ないミニマリストとの格差が開いているとも予想。

また今後は企業は「同一労働同一賃金」の名のもとにジョブ型雇用に移行し、正社員の福利厚生はなくなり、終身雇用・年功序列の本格的な終焉が訪れると僕は思います。労働者はシンプルに「優秀か?優秀でないか?」「なにができるか?」だけの外資系のような判断軸になる時代になると僕は予想します。そして中小企業にずっといる人はそのままずっと地盤沈下していくと思います。

日本のおじさん達が、
『ミニマリストは実は優秀だったんだ!』
と認識し始める時代が2025年くらいかと。

2050年頃に日本にもベーシックインカム制度が導入されて日本人全員がミニマリストに!

ちなみにさらに未来のミニマリスト予測!

2030年以降は日本は「FIRE出来なかった一般人たち」が生活保護に殺到しはじめ、生活保護の受給金額や受給ハードルが下がり、日本は事実上のベーシックインカム制度へ団塊的に移行していくと予想します!完全移行は2050年ごろかなぁ。

そこからはベーシックインカムと空き家で日本にはギリギリ死なない人たちが増え、全員山奥ニート状態に。ていうか全員、ミニマリストの時代到来ですw

逆に言うと、2020年代のFIRE系ミニマリストは「ベーシックインカム時代を待ちきれない人たち」なのではないでしょうか?FIREというとかっこいいかもしれませんが、要は「自己ベーシックインカム」、もっというと「自己生活保護」ですからねぇ。

で、もしかしたらマルクスは本当はその状態(全員ミニマリスト時代の到来)のことを▼『資本論』で言いたかったのではないでしょうか?

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この記事のミニマムなまとめ!

というわけで、最後にこの記事のミニマムなまとめです!

●1980年代の「一億総中流」のベルカーブ時代はミニマリストはベルカーブの左のほうの「しょぼい奴」だと思われていた。

●1990年代にバブルが弾けてからは日本人が全員「しょぼい奴」になった

●2000年代(00年代)は「しょぼい奴」代表のミニマリストはmixiコミュニティやアジアのゲストハウスにいた

●2010年代は「しょぼい奴」代表のミニマリストはブログを書き始めたり国内にゲストハウスを作り始めて市民権を得てきた

●2020年代のロングテール時代は左のほうの「しょぼい奴ら」から抜け出すために、まず最初にミニマリストになって「貯める力」をつける!

●2050年ごろ、日本がベーシックインカム制度を導入したら国民総ミニマリストに!これがマルクスが「資本論」で表現したかった世界?

という感じです!

以上が、僕の経験と妄想からくる勝手な記事でした!ここまで読んでいただいてありがとうございます!!

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