最近、考えたこと。
まぁ、タイトル通りなんだけれども、
ミニマリストは『人生的マイノリティ』なんじゃないかな?
ということだ。
ここで僕が言う『ミニマリスト』とは、狭義の『断捨離系ミニマリスト』ではなく、
僕が『家』別に分類した▼6タイプのミニマリスト全般に言えると思う。
ミニマリストを『家』別に5タイプに分類してみたよ!それぞれのタイプの愛読書も紹介!(追記で計6タイプになりました) - A1理論はミニマリスト
ミニマリストの多くは、パッと見で、
「あ、この人、『ミニマリスト』だ!」
とはわからないと思うんですよ。
佐々木さん以外ww
なので、同じマイノリティだったとしても、
外見や話し方ですぐにわかる外国人労働者や障がい者のようなマイノリティとはちょっと違うと思う。
あとはLGBTのような性的なマイノリティでもないので、
特に法整備的ななにかを訴えかけたり、レインボーパレード的な主張をすることもない。
出家者や、神官、神父やラビとも似ているような気もするけど、
けして、特定の神とか仏とかをリスペクトしているわけでもない。
『禅』は好きでも、熱心な禅宗の僧侶、というわけでもない。
『ヨガ』が好きでも、けしてヒンドゥー教徒ではない。
ゲストハウスに泊まっていると、一般人からは「ヒッピー」のように思われたりもするけれども、
特にミニマリストに政治的主張があるとも思わないし、「ハッパ」も嗜まない人が多いと思う。
「バックパッカー」の中にも、政治的主張が強い人や、反資本主義的な人は結構、多いと僕は思うけど、
ミニマリストには、特に政治的な主義主張が強い人はいない気がする。
つまり、『ミニマリスト』には、
移民労働者や障がい者、性的マイノリティのような身体的な明らかなハンデがあるわけでもなく、かと言って、宗教家やヒッピー、バックパッカーのような宗教活動・政治活動・主義・主張があるわけでもない。
思うに、『ミニマリスト』って、単に、
▼『おこだわり』が強すぎるマイノリティなんじゃないか?
って思うw
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▲この漫画には、いろんな『おこだわり人』が出てくるけど、多くは普通のサラリーマンで、言ってみれば、生活の10%~20%くらいに『おこだわり』を持っている人なんじゃないかと思う。
まぁ、それは、
『趣味の範囲』
だ。
でも、ミニマリストは、
生活の40~80%くらいに『おこだわり』を持っちゃってる人
なんじゃないかな?
『おこだわり』が強すぎるマイノリティw
『趣味の範囲』を軽く超越しちゃってるww
で、その『おこだわり』って、多分、メインは、
「足るを知る」ことによる『おこだわり』
なんじゃないかと思う。
それが強すぎて、『おこだわり』の領域を超えてしまって、もはや、
『人生的マイノリティ』
になっちゃってる重症患者が『ミニマリスト』と呼ばれる人達なんじゃないかな?
僕においては、
『先天的ミニマリスト』であって、生まれつき、物欲がないw
下着はオール100円ショップで十分事足りるし、それ以外の服は何年も同じ服。
眼鏡に関しては13年くらい代えてない。
靴も1足だけだ。
「もっと消費しろよ!!」
って言われても、
「いや、なんで『要らんもん』にカネ使わなあかんねん!『要らんもんは要らん』のや!!」
ってことだ。
(単なる「ケチな関西人」とも言うwつるセコー!!w)
僕はミニマムな金額で十分、事足りる低燃費人間なので、今の生活に十分、満足していて、時々、意識の高い人から、
「起業しろよ!」
とか言われても、
「なんで?今の生活で十分、事足りているやん。」
って思う。
ま、おそらく、20世紀に地球を覆った、
『資本主義』という世界史上最大の宗教
が、21世紀初頭においても、まだまだ幅を利かせているってことなんだろうな。
世界を見渡せば、もっともっとミニマムな生活をしている人はいくらでもいる。
というか、そっちのほうがマジョリティなくらいだ。
でもまぁ、20世紀後半に世界史上稀に見る高度経済成長を果たした日本においては、
ミニマリストはかなりのマイノリティなんだろうな。
だからこそ、
僕は基本的に新宿区から出ないんだろうな。
新宿区は外国人とかLGBTとか、日本における『マイノリティが住む場所』としては最適だから。
去年は派遣会社に言って、職場も新宿区に代えてもらったしw
アメリカでいう『ブルックリン』に近い。
あとはインターネットも手放せない。
僕は、20歳の時に大学のメディアネットワークセンターで、初めて『インターネット』に触れてから、
学内掲示板→メルマガ→mixi日記→はてなブログ&twitter
と、20年ほど、ウェブ上に雑文を書き続けてきたけど、結局、どれも、
「自分と同じ仲間を探すため」
だったようにも思える。
ブログ仲間であり、僕と同じ『先天的ミニマリスト』であるにゃんすが、昔、
「私のような(モノを持たない)変態はこの世にいないと思っていた!」
みたいなことを言ってたけど、やっぱり、
『マイノリティ』は『マイノリティ』と惹かれ合う
んだと思った。
けど、新宿区や、ブログ、というモノには物理的な『コミュニティ』がくっついてないと思う。
人間は『コミュニティ』がないと生きていけない動物だと僕は思う。
なので、
僕には『ゲストハウス』が必要だった。
そして、その『ゲストハウス』を軸にして発展している『下諏訪』という町は、
僕的には世界で一番、尊い町だ。
アメリカでいうと『ポートランド』に近い。
で、にゃんすを下諏訪に連れて行くと、まんまと『ゲストハウス』にハマったw
まぁ、当たり前だな、元々、同類なんだからww
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僕が大好きな『旅好きミニマリスト』である、姫路出身の黒田官兵衛は、
「人に媚びず、富貴を望まず。」
と言った。
それは一言で言えば、
「足るを知る」
ということだ。
そして、こうも言った、
「天下、最も多きは人なり、最も少なきも人なり。」
と。
これは、
「俺のような『ミニマリスト』は『人生的マイノリティ』だ!」
って言いたかったんじゃないかな???
なので、
『ミニマリスト』という『人生的マイノリティ』どうしは『惹かれ合う』
というのが、僕の持論、というか、実体験に近い。
外国で日本人どうしが『日本人』というだけで急速に仲良くなるのと同じだと思っている。
で、この『資本主義』という宗教が蔓延した21世紀初頭の日本社会では、『人生的マイノリティ』である、『ミニマリスト』どうしが『惹かれ合う』のは、論理的に考えて、しごく当然の現象なんだと僕は思う。