今日、ふと思ったのは苦しんでいる人に『貢献し続ける人』は、死んだり消えたりしない限りは、最終的にはその『貢献』が返ってくるんじゃないかな、ってこと。
でもそれまでのタイムラグがとてつもなく長くて苦しくて、その途上で諦めてしまう人が多いんじゃないかな、と思う。
『貢献』繋がりで言うと、『仕事』においては、
①働くことで社会に貢献して、それ相応の対価をもらってる人
②働いてないのになぜか貢献されている人
③残業、休日出勤までして働いて会社に貢献しているのになぜか報われてない人
の3種類の人間がいるんじゃないかと思う。
①の人はいい。
社会にも貢献できているし、自分の対価にも納得してるんだから何の問題もないし、これからもその生活をずっと続けていくだろう。
この人たちがあえてミニマリストになったりあえて地方移住したりすることはたぶんないだろう。今の状態で労働単価がペイしてるんだから。(生活ノイズを減らすためにミニマリストになることはある)
ざっと日本人の半分くらいは①なのかもしれない。
問題は②と③の人だと僕は思う。
②の人は社会にはなーーーーんにも貢献してないのに分不相応な対価をもらい続けている。
ま、そこから税金は払っているのだから、間接的には社会貢献はしてるんだろうけども、でも直接の仕事ではなんにも社会貢献になってない。
偉そうにして、コーヒー飲んでるだけだったりする。
ペンギンの国のペンギン達。
で、なんでそういう人達が存続できているのかと言うと、③の人たちから搾取しまくってるからw
さらにそこに『派遣会社』というピンハネ業者まで挟まってたりしてさらに③の人たちは給料が半額になってたりする。
20代とか30代前半とかってその構造がわからなかったりして、そのくせ体力はあるから無駄に頑張って貢献してしまったりする。
でも、それで利益を得るのは②のペンギンたちであって、けして③の人たちではない。
で、何年も何年もそんな状態が続くと、病んだり、潰瘍性大腸炎になったり、この世から消えてしまったりする。
なぜならそれは単なる▼詰み詰みルートだから。
組織が構造的に『詰み詰みルート』に入ってきた時は秒速でバックれたほうがいい理由。 - A1理論はミニマリスト
僕はミニマリストなり、アジア就職なり、地方移住なり、空家活用なり、ゲストハウスなり、小屋暮らしなり、は根っこの考え方はいっしょで、
③の人達に対する生活スタイルの提案なんだと思う。
もちろん押し付けるわけではなく、選択肢の一つとしての提案。
たとえば僕は地方移住を提案されても、親族がいる西のほうへは絶対に行きたくないし、北のほうは冬寒いw
なので働くなら住み慣れて本屋も多い東京でミニマリスト生活か、アジア就職でミニマリスト生活かな、と思ってる。
だから関西中華思想を持つエスタークとかに「実家に帰れ」とどれだけ言われ続けても断固拒否。これは僕のDQN実家と言う特殊事情があるからだ。
だから地方移住はどれだけ提案されても興味がない。
だから生き方に迷ってる人に特定の生活スタイルを提案することはあっても、(エスタークのように)押しつけることはしない。
あたりまえだ、そんなの人の勝手だし、押しつけたところで無理だろうww
そんな選択肢の提案手段として一番機能的なのは「ブログ」のようにスマホをポケットから取り出せば誰でもいつでもどこでも見れる『場所』にその提案を置いておくことだろう。
③の生活を続けていたところで消耗戦でしかない。
日本の戦前の特攻隊だって、国に奉仕したことで美談にはなってるけど、結局軍部の偉いさんは生き残って出世して当然年金ももらってる。
特攻隊で死んだ人の家族は男手失って、戦後は路頭に迷った。
同じように③の仕事を延々と続けて、病んだり、潰瘍性大腸炎になったり、この世から消えてしまって「美談」になっても残された家族や友人はなんのメリットもない。
特に今の日本の20代なんて③ばっかりだ。
上の団塊ジュニア世代は詰まってるし、日本経済がこれからバブル期のように経済成長するわけがない。
どれだけ会社に貢献しても▼②のペンギンたちのセレブ生活を維持するだけの結果しかならないし、②のペンギンたちの機嫌を損ねたらどれだけ会社に貢献していても一発でクビだ。
「個性の時代」を生きる子供達に『この世界』を知ってもらうため是非読み聞かせたい絵本『ペンギンの国のクジャク』 - A1理論はミニマリスト
だからおっさん世代から総攻撃された炎上高知トマトブロガーでも、③の人たちから強烈なファンがついている。
さらに実際に『地方移住』という行動を起こしてからはさらにファンが増えた気がする。
けどそこまでの道のりは長かったと思う。
実際、PVが伸び悩んでいた時は「ブロガー向いてないんじゃないかな?」ってつぶやいてた時期もあった。
でも炎上したことで彼の存在を知った同年代の③の人で、生きること自体に希望が湧いた人もきっといるはずだ。
だからその人たちに『貢献』していたことが、今になって報われてきたんじゃないかな、と思う。
『貢献し続ける人』が特に辛い時期は、そんな③の人たちに向けて書いているのに、なぜか①の人が怒ってきたりする。
「変な生き方するな!ちゃんと働いて社会に貢献しろ!!」
と。
でも、それを言うべきは②のペンギンたちにであって、③の人たちはこれ以上そんな生き方を続けてたら病んだり、潰瘍性大腸炎になったり、この世から消えてしまったりしてしまう。
そうなってしまったら、当然、働いて社会に貢献もできないし、税金を払うこともできない。
実際、僕はそんな人をいろんな職場で今までいっぱい見てきた。
おそ松君の歌で『真面目に生きちゃバカを見る』って歌詞があるけど、それを見て、
「いやいや、ちゃんと生きろよ!!」
って言う人が①の人。でも伝えたいのはあんたたちじゃない。
伝えたいのは、
「もしかしたら、本当にそうかも、、、」
と自分を振り返れる生真面目な③の人たちだ。
そういう人たちに伝える手段は多少、パンチが効いているほうがいい。
なぜなら③の人たちは組織にしがみつこうとしているんだから、そこから引っぺがすにはそれ相応のパワーが必要だから。
でもそのパンチが強ければ強いほど①の人たちから叩かれる。
①の人のほうが世の中には多いし、年上だったり、声もデカかったりする。もしかしたらその中に②も混じっているのかもしれない。
最初は全く報われない、むしろ①や②の人たちから叩かれ続けるから、全く持って「お人好しな人間」の戦略かもしれないけど、それでもずっと続けていれば▼いつかその声を欲している人に届くはずだと思う。
これからのブログは画面の向こうの「困ってる人」や「泣いている人」に向かって書けばいいんじゃないかな? - A1理論はミニマリスト
軍師官兵衛の僕が好きなシーンに、官兵衛が姫路の主君(小寺氏)に裏切られて有岡城で殺されかけたのに、直前まで知らずに有岡城主の荒木村重に教えられて呆然とするシーンがある。
荒木村重が、同じ軍師であり、冷徹な竹中半兵衛と、このお人好しな軍師の黒田官兵衛を比べて
「そんな人のいいことでこの戦国の時代を生き抜けるか!!」
と言うんだけど、官兵衛は、
「あがいて見せます。」
と言って言い返す。
その後、この荒木村重の有岡城で1年間幽閉されるんだが、自分を貫いたことで1年後に脱出し、その後、見事、戦国の世を生き抜いた。
今の時代も戦国時代並みの厳しい時代だけど、大事なのは自分の信念を貫いて、そして理解者が現れるまで「あがき続けること」なんじゃないかと思った。
あ、この記事にはてブすることは『貢献』じゃないからね!!
『バズってどうする!?』