初めてゲストハウスを利用する人によくありがちな疑問が、
「他の宿泊者と交流しないといけないの?」
というものですが、結論から言うと、
「交流してもいいですし、しなくてもいい!」
です!
名前も仲良くなるまで名乗らなくてもいいし、名乗るときも下の名前や、ニックネームやtwitterネームでもOK!
旅の時だけ使う『旅ネーム』という別アカウントを持つ人も!!
僕個人の主観で言うと、ガッツリ交流目的で来ている方はもうその宿の常連客さんやリピーターが多いかな、と思います。
これも僕の主観ですが、普通のゲストハウス宿泊者の目的は、その人の中で、
観光:交流=7:3
くらいかな、と思います。
あくまでも観光がメインで、その観光ログを夜に他の人にアウトプットしたり、新しい情報をインプットしたりするために主にゲストハウスでの交流を利用していると思います。
(そう考えると『ゲストハウス』と『ブログ』は結構似ている気がします。ミニマリストブロガーがゲストハウスにハマるのは必然なのかもしれません。)
ただ、中には慌ただしい旅をしていたり、ハードな旅をしていたり、一日中移動していたり、昼間、大事な人に会っていたり、その時体調がすぐれない人もいます。
また、特に長野とかに多い登山客等は翌日4時起きだったりするので交流は最小限だったりします。バイク・自転車旅の方もそういう人が比較的多いかもです。
そういう人はドミトリーのベッドで爆睡していたりします。
かくいう僕も昨年、大分・別府で『九州関ヶ原』と呼ばれる▼「石垣原古戦場」を一日かけて巡った日の夜はゲストハウスに帰って即、爆睡しましたw
黒田官兵衛vs大友義統 九州平定の戦いがここに!別府「石垣原の戦い」をめぐる旅
昔のユースホステルは強制参加イベントも多かったようです。
みんなと交流ゲームをしたり、歌を歌ったり。
そんな強制参加イベントを避けたい人のために、最近のユースホステルはほとんどイベントがなくなりましたが、今度は逆に単なるビジネスホテルみたいになってきてしまって交流したい人が来なくなってしまったんじゃないかと思います。
(いやはや、人間はわがままですw)
そういう時代に、
「交流してもいいし、交流しなくてもいい」
というゲストハウスが出現してきたのは歴史の必然なのかもしれません。
実は海外ではゲストハウスは昔からあったのですが、▼日本人は元々女子があまり一人旅をしないために日本では需要がなかったという人もいます。
【女子1人旅】お洒落可愛い全国のゲストハウス - NAVER まとめ
確かに海外を旅している人を見ると女子一人旅も多いように思えますが、日本社会での絶対数で考えるとかなり少なかったと思います。
バブル期の日本人女子は海外旅行もセレブ旅、家の部屋もモノがいっぱいだったのも大きな要因だと僕は思います。
しかし2010年頃からの「断捨離ブーム」、2015年の「ミニマリストブーム」が来て、モノが少なくなった女子がモノよりも重視しはじめたのが「時間」「友達」「旅行」だったのかもしれません。
バブル期の女子からしてみればゲストハウスのドミトリーに泊まるなんて「貧乏くさい」と思うのかもしれませんが、ミニマリスト女子からしてみれば自分が横になるだけのシンプルな必要最小限空間は『究極のミニマリズム空間』としてむしろ「居心地いい」のでは?と思います。
で、ゲストハウス経営者側も、女子が増えれば「女子ドミ」が作れるし、「女子ドミ」があればさらに女子は泊まりやすくなるし、女子の旅友達とキャッキャウフフできるかもしれないのでさらに多くの女子が泊まりに来る、そして「女子ドミ」が埋まればゲストハウス経営もかなり安定してくる、というWINWINな現象が起きていると思います。
(そして僕のようなゲストハウス好きおっさん男子も日本中にゲストハウスが増えていくので超嬉しい!!w)
去年、京都にゲストハウスが急増したのは京都を訪れる女子が元々多かったからかもしれません。
話が少しそれましたが、僕はゲストハウスでの交流はtwitterに似ているかな、と思っています。
facebookではなく、twitter的交流。
会話に参加したかったらリツイートや@ツイート、引用ツイート感覚で参加すればいいし、会話に寄れなかったら、あんまり会話に寄ってない人たちに話しかけて自分起点で会話を始めてもいいと思います。
僕がやってよかったのは、年末にとあるゲストハウスに宿泊した時にスーパーで袋入りのみかん(地方は安い!)を買っていたので、近くに座っている何人かに配ったら喜ばれて、そこから会話が弾みました。
先日、長野のゲストハウスに宿泊した時は、バーベキューで余った自家製のジビエ・ソーセージを調理場で焼いて配ってた人がみんなからかなり絶賛されていました。(たしかにめちゃくちゃ美味しかったw)
もし家にお菓子とかあまっていたらゲストハウス交流用に持って行ってもいいかも。
なにかの「きっかけ」があればそれを「フック」に会話が連鎖していくので、最初の「フック」に自分の得意技があるといいかもですw
珍しい楽器とか演奏できれば受けるかも。また、先日のミニマリストオフ会で『御朱印帳』を持って来ていた人がいましたが、ああいうのはゲストハウスでの会話の起点としてすごくいいと思いました。みんな多かれ少なかれ、旅好きなので。
そういうのがなければ無難にお菓子や自分で作った何かをふるまったり、ゲストハウスの近所で売ってた安いフルーツを切ったりするのがいいと思います。
連泊している場合はそのゲストハウスの周辺で行って良かった場所の情報を来たばかりの人に教えてあげるのもいいと思います!地図があるとなおよしです!
僕は先日読んだ▼この本がゲストハウスでの交流にも役立つと思いました。
『交流』という目的を達成するための『雑談力』。kindle版もあるのでみんながまだあまりチェックインしていない夕方頃にドミトリーのベッドでスマホで読んでおいてもいいと思います。
また、
「疲れているけど、交流もしたい!」
という方は、ゲストハウスがチェックインを開始する夕方頃に即チェックインし、シャワーを浴びて2~3時間ほど仮眠すれば、起きるころは20時くらいなので、ちょうど交流が始まっている頃だと思います。
あと、たまにゲストハウス宿泊者とめちゃくちゃ仲良くなるときがあります!
趣味がいっしょだったり、出身地や学校が同じだったりする時!
でもfacebookを教えるまではちょっと、、、
で、その人はtwitterをあまり利用していない、、、
でもこの人とはつながっていたい。。。
という場合が多いです。
(ちなみに僕個人の感想を言うとゲストハウス利用者はtwitterよりfacebook利用者のほうが多いです。すでに顔出ししてますしねw)
そういう方にオススメなのは、
「ブログ(旅用に作ってもOK!)」&「facebookページ」のコラボ
です。
facebookの個人ページではなく、▼ブログとfacebookページをメインにつながる。
(facebook個人ページとfacebookページは別アカウントでリンクしていないので)
facebookページ『A1理論の最新記事とつぶやき』を開設いたしました!「いいね!」してください!ブロガーは作ったほうがいいよ! - A1理論はミニマリスト
特に今時点でブログを持っている方にはオススメ!(しばらく放置していたブログでもOK!)
「自分とつながる」というよりは「ブログに書いている自分の旅とつながる」という感じです。
図にすると▼こんな感じかな?
ちょっと難しい言葉で言えば、
オープン(ブログ)とプライベート(自分)の間の『ファイアウォール』としてfacebookページを使う。
ただ、まぁその人と連絡をとろうとすると結局facebookメッセージ(Messengerアプリ)になるので、結局は個人ページでもつながるわけですが、
「普段の自分」と「旅(ブログ)の自分」
でなんとなく気分を切り替えたい方にはオススメです!
そして、最後に個人的に『交流型ゲストハウス』だと思う▼日本全国のゲストハウスをご紹介します!繰り返しますがその日疲れていれば無理に交流しなくてもOK!
ひとり旅はゲストハウスで9割決まるよ!『交流型ゲストハウス』に行くこと自体を旅の目的にしてもいいよ! - A1理論はミニマリスト
それではみなさん、ゲストハウスでいい旅と、いい人生を!