10月9日(日)
上諏訪のリビルディングセンターの▼『お披露目会』に行って来ました!!!
僕も5日間参加した、リビセンが出来るまでのボランティア『リビセンお助け隊』のメンバーとも合流!!
もちろん開始時間の10時くらいにはほぼ集まってました!!
しかも、二階の一室、僕らが毎日、お昼ご飯を食べていた部屋が『リビセンお助け隊』の写真館になってました!!いやはや▼これはなかなか感動ものでした!!
毎日の集合写真をひとつひとつ無言で眺めていた▼『お助け隊』仲間たち!!
それからしばらくして、東野さんの昔からの知り合いやファン、ゲストハウス関係者、古材・古物・リビセンに興味ある人、地元の応援者等で、リビセンが人で埋め尽くされてきた頃に、、、
▼みんなでカンパ―――イ!!!
もちろん、
『お助け隊』はみんなで固まって▼ウェーイ!!!
(『お助け隊』は他にもまだまだいました!!この写真はほんの一部!!)
@sunsunland_ リンゴ食べてるおチビちゃんも、一緒にリビセンお助け隊で働いた仲間だからな!!
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2016年10月9日
この日の詳細はまた後日「ダイジェスト版記事」で書くとして、、、
いやはや、感動しました!!
「今まで会ったこともなかった初対面の人たちと、なにかひとつのモノを築いていく」
ということがこんなに感動するなんて!!
リビセンの東野社長はプレオープンの日に朝礼で泣いてしまったらしいし、この日の夜も泣きそうになってたらしいけど、、、
今までヒトの『城』(ゲストハウスやカフェ等)を一生懸命作ってきて、初めて、自分の『城』を築いた時に、今まで会って来たいろんな人が資金援助してくれたり、ボランティアでお手伝いに来てくれて、しかもオープン日にそんな人たちが赤ちゃんからお年寄りまで大集合してくれるんだから、、、
これは泣かないほうがおかしい!!ww
ていうか、この文章を書いている俺まで時間差で再度感動してきましたわ。
本当、
「感動をありがとう!」
って、こういう時に使う言葉なんだな~。
(逆にリビセンメンバーに面と向かってはそんな言葉はなんとなく言いにくいwこういう時、ブログって便利だ!!ww)
で、その日の帰りの電車の中で▼こう思いました。
「労働」を『お金を稼ぐ手段』と考えるから辛くなるような気がする。
「労働」を『他人との絆を築く手段』と考えれば、途端に楽しくなる。
昔の農業とか、集落の祭とか、本来はそういうものだったんだろうなぁ。— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2016年10月9日
「労働」が『お金を稼ぐ手段』になったのって、もしかしたら本当、ここ150年くらいの、最近の出来事なんじゃないかな?
って思った。
だって、それまで、日本では『年貢』という税金でさえ、「米」で払ってたんだから。
武士なんて「読書階級」と言う名の、単なるニートだったしwww
サムライという戦闘集団のクセに天下泰平の世では全く戦わない、わけのわからない、まさに『Samurai X』ですよ!!ww
(働きたくないでござる!絶対に働きたくないでござる!!)
もう『ザ・サムライ』くらいに正体不明ですよ!!
(いや、まぁ、あれは誰がどう見てもネプチューンマンですけど。。。)
というわけで(どんなわけだ)、
近代くらいまで、「労働」と「仕事」の境い目って曖昧だったのかもしれない。
お金になってるような、なってないような「仕事」がかなり多かったんじゃないかな?
地元の「祭り」なんて「仕事」っちゃあ「仕事」だけど、「労働」と考えたら全くもって割に合わない。
「農業」とかも、たぶん、そうだろう。
もしかしたら、それと「家事」との境い目はなかったのかもしれない。
けど、それが苦にならなかったのは、おそらく、「労働」が、
『他人との絆を築く手段』
だったからなんじゃないかなって思う。
『リビセンお助け隊』みたいに。
「労働」であると同時に「レクリエーション」
でもあったんじゃないかな?
「労働」であると同時に「地域行事」「年中行事」。
それはおそらく、単なる『住』居である「イエ」に、個々人の『居』場所(コミュニティ)も、『職』業も従属関係にあった▼時代だったからなんだろうな。
『住』従属人生の19世紀、『職』従属人生の20世紀、『居』従属人生の21世紀。 - A1理論はミニマリスト
それが20世紀になって、「株式会社」やら「財閥」やら出てきたから、途端に「労働」が『お金を稼ぐ手段』になってきたんじゃないかな?
それまでは、そんな発想するのは商人だけで、そんな発想は「賤しい」くらいに思われていたんじゃないかな、知らんけどwwww
日本でも第一次産業革命、第二次産業革命が起き、さらに戦後はアメリカに追いつけ追い越せで、その頃は完全に『お金を稼ぐ手段』であった「労働」(「職」)に、『居』場所(コミュニティ)も、『住』居(社宅や社員寮)も従属させられるようになってきたのでは?
特に中ソの共産主義社会が大失敗に終わってからは、
「ほうら見ろ!!」
とばかりに、
「資本主義」=「正義」
みたいになってきたんじゃないかな?
でも、70年代くらいからアメリカのヒッピー・ムーブメントの影響からか、そんな経済一辺倒社会に疑問を投げかける若者とかもいて、当時は▼「新人類」とか言われた。
(▲なんで長州力やねん!!!wwwww)
けど、まぁ、彼らはこう言いたかったんじゃないかな!?
「労働」を『お金を稼ぐ手段』にするな!!
と。
バブル華やかなりし頃、年収800万の職を捨てて旅に出た蔵前仁一さんは著書▼『あの日、僕は旅に出た』の中でこう語る、
なんで僕はこんなところでぐずぐずしているのだろう。
すべてを失いたいという欲望
が自分の中に芽生え始めてきた。
これは釈迦(仏陀)が出家した理由と全く同じだ。
ミニマムに言うと、
「豊かな生活に飽きた」
のだ。
アジアを横断し、アフリカ大陸を一周して日本に帰ってきた蔵前さんは▼『旅行人』というミニマムな出版社を立ち上げることになる。
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出版社を立ち上げた理由は、もちろんおカネ儲けをするためではなく、
「(ミニコミ誌時代から)ずっと読んでくれる人たちがいたから」
だ。
これこそ、「労働」が、
『他人との絆を築く手段』
になった好例なんじゃないかな?
って思う。
それがちょうど90年代頃。
バブルも弾け、
『職』に『居』や『住』が従属しなくなってきた時期だ。
蔵前さんにとって『旅行人』という出版社は、
『お金を稼ぐ手段』
ではなく、
『コミュニティ(=『居』場所)を形成する手段』
であり、そこに『職(=労働)』が従属関係にあり、さらに、アジアのゲストハウスのような居『住』空間も従属関係にあったんじゃないかな?って思う。
これは現在の国内ゲストハウスや、リビセンと似たようなところがあると思う。
「採算ベース」
ではなく、
「コミュニティベース」
で、すべてが回っており、それ以外のことはさほど重要視していない。
僕は、これは▼『居』場所に『職』も『住』も従属関係になってくる21世紀にふさわしい考え方だと思っている。
21世紀は自分の『居』場所さえあれば、『職』も『住』もミニマムでいい!ていうか、ミニマムがいい!! - A1理論はミニマリスト
だって、21世紀に生きている限り、途上国でさえ▼餓死する可能性は極めて低いのだから。
21世紀に『食っていけるかどうか?』を考えるのは意味がないので、そんな無駄な時間は断捨離すべき! - A1理論はミニマリスト
リビセンの活動を知った、とある40代半ばの人が、
「若者のやることは理解できない。」
と言っていたのをどこかで読んだけど、、、
僕的にはこれを「理解できない」と考えてしまっていること自体が理解できない。
そう考える人はまだ考え方が20世紀的なんだろう。
そこには▼「ワーク・シフト」が起こってないし、
ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>
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当然▼「ライフ・シフト」も起こってない。
でも、『時代』は変化するものなのだ。
今の時代、ちょんまげ結って刀差している人が歩いてないように、時代は常に変化していくのだ。
時代が変化する以上、▼次の時代を『先に』生きたほうが人生コスパは格段にいいのだ!
「時代の精神」を持たぬ者は、その時代のあらゆる不幸を担う。(ヴォルテール) - A1理論はミニマリスト
次の時代を、先に生きる。 - まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ -
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これは島田紳助の▼『XとYの方程式』と同じだ。
www.youtube.com
時代の『先』を常に読み、それに自分の『戦力』や『才能』を効果的にぶつける人間こそが真の▼『軍師』だと僕は思っている。
いくら東大出てても、
いくら有名企業に勤めていても、
いくら偉大な功績を遺したとしても、
そもそも▼人間自体が大した生き物じゃない。
人間なんて大したものではないですよ。(稲山嘉寛) - A1理論はミニマリスト
人間なんて、どれだけ偉くなっても『孤独』には耐えられない。
『孤独』になったら死んでしまうハムスターやウサギと大して変わらない。
ましてや前世紀の価値観でどれだけ成功したところで、現在、そして未来にはほとんど意味を持たない。
それなら、
栄冠も成功も、地位も名誉も、たいしてさ~、意味ないじゃん!!
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僕的には、「労働」が『お金を稼ぐ手段』であったのは、戦争と核、そして経済発展の世紀であった20世紀に「一時的に流行した価値観」であって、21世紀は、再び「労働」は『他人との絆を築く手段』になっていくような気がする。
が、19世紀までのそれと違うのが、その『他人』が、『地域ベース』で繋がる『他人』ではなく、ブログも含めた『SNSベース』であって、それぞれが『A1な人』の元に集まり、だからと言って『組織化』はせず、緩い▼『トライブ(部族)』化して、Web上に仮想的な『町』をいくつも形成していくんじゃないかな?って思う。
それを具現化したのが、全国各地に出来つつあるゲストハウスであり、上諏訪のリビセンだったりするんじゃないかな?
って思う。
『リビセンお助け隊』の中には、ボランティアである『お助け隊』をしばらくやった後、お金を貰える仕事に向かったにも関わらず、またリビセンに戻ってきた人が何人もいた。
その理由は、
「リビセンの仕事は『ワクワクする』。
他の仕事は『ワクワクしない』。」
だった。
(リビセンで働きたいでござる!絶対に働きたいでござる!!)
なので、21世紀にもなって、
「労働」を『お金を稼ぐ手段』
だと考えている人は、「日本社会」という「終身雇用詐欺集団」にこれからも利用され続け、
「労働」を『他人との絆を築く手段』
だと考えている人は、旧来の「日本社会」を体よく上手に利用しながら、『豊かな人生』を送ることができるんじゃないかな?
イソップ童話のように。
って、最近の僕はよく考えます。