『ミニマリスト』が今年の新語・流行語大賞の候補50語に入りましたね!
☆2015年ユーキャン新語・流行語大賞の候補語50語を発表します。
このことばの中から大賞・トップテンが選ばれ12月1日(火)に発表されます。ご期待ください。
爆買い/インバウンド/刀剣女子/ラブライバー/アゴクイ/ドラゲナイ/プロ彼女/ラッスンゴレライ/あったかいんだから/はい、論破!/安心してください(穿いてますよ)/福山ロス(ましゃロス)/まいにち、修造!/火花/結果にコミットする/五郎丸ポーズ/トリプルスリー/1億総活躍社会/エンブレム/上級国民/白紙撤回/I AM KENJI/I am not ABE/粛々と/切れ目のない対応/存立危機事態/駆けつけ警護/国民の理解が深まっていない/レッテル貼り/テロに屈しない/早く質問しろよ/アベ政治を許さない/戦争法案/自民党、感じ悪いよね/シールズ(SEALDs)/とりま、廃案/大阪都構想/マイナンバー/下流老人/チャレンジ/オワハラ/スーパームーン/北陸新幹線/ドローン/ミニマリスト/ルーティン/モラハラ/フレネミー/サードウェーブコーヒー/おにぎらず
しかし、テレビを持ってないと、こういう言葉が流行しているなんていうこと、ぜんぜん知りませんw
流行ってテレビや広告会社が作るんだなー、って改めて思います。
しかし、僕は「ミニマリスト」は少なくとも今年は候補にさえならないと思ってましたw
「モノを持たない」時点でマスコミとは相性が悪いと思ってましたからw
ミニマリストが特集された直後のCMには、もれなく「凍てつく波動」がかかりますからねw
僕はテレビというものは団塊世代や子供等の情弱向けのアフィリエイト・ペラサイトのようなものだと考えていて、
「世の中のことがよくわかってない人にいらないものを売りつけて稼ぐビジネスモデル」
だと思っていますw
そんな場所で、
「モノを持たないほうがいいよ、テレビも持たないほうがいいよ。」
なんていうのは、地方都市のイオンの真ん中でイオンの存在を否定しているようなものなんじゃないかな、と思いますw
なので、普通は一般人には受け入れてもらえないのが「ミニマリスト」だと僕は思っていました。
個人的には「ミニマリスト」は古代ギリシャの「ストア派」にすごくよく似ていると思っています。
ストア派が関心を抱いていたのは、宇宙論的決定論と人間の自由意思との関係や、自然と一致する意志(プロハイレーシスと呼ばれる)を維持することが道徳的なことであるという教説である。
このため、ストア派は自らの哲学を生活の方法として表し、個々人の哲学を最もよく示すものは発言内容よりも行動内容であると考えた。
古代のストア派は今日とは意味の異なる用語を使っていたためにしばしば誤解される。
「ストイック」という言葉は「非感情的」あるいは苦痛に無関心だという意味を持つようになった、というのはストア倫理学では「理性」に従うことによって「情動」から解放されることを説いたからである。
ストア派は感情を消し去ることを追求したのではなった。むしろ彼らは、明確な判断と内的な静寂をもたらしてくれるような断固たるアスケーシスによって感情を変質させようとしたのである。
「ストイック」という言葉が「非感情的」という意味を持つようになったのと同じで、「ミニマリスト」という言葉も「貧乏人」「文化がない」等とマスコミでは永遠に誤解され続けると思っていました。
ストア派が「非感情的」よりも、むしろ「感情の変質」を求めていたように、「ミニマリスト」もむしろ「本当の豊かさ」「本当の文化」を求めている、
というのは永遠に一般人には理解されないと思っていました。
なので、僕は同時代の一般大衆より、歴史上の「ミニマリスト」と対話していくほうが人生コスパいいと思ってました。
まぁ、とはいうものの、一般人が理解した、というよりは、古代ギリシャ時代や古代ローマ時代の人間と、現代では、人間の数の「分母」が違うので、それだけ「分子」も多いのかもしれません。
今はブログもtwitterもありますから、▼オフ会にも参加できますしね!
スイーツと、ブロガーと、ミニマリスト。 ~11/7(土)のヒトデ会が楽しすぎた!~ - A1理論はミニマリスト
ただ、それでもテレビ等のマスコミに受け入れられるのは早くて来年以降だと思っていました。
僕は以前、▼こういう記事を書きましたが、、、
10年後、『ミニマリズム』は割と『普通のこと』になってるんじゃないかな? - A1理論はミニマリスト
この記事に、堀井みきさん(姫姉様)がブコメで、
「私は5年後くらいにはメジャーになってると思います。」
と言ってましたが、本当に、5年後くらいで市民権を得そうだな、という感じになってきました。
ま、ひとつ大きく古代ギリシャや古代ローマと比べて違うところがあれば、女性の支持が高いことが大きいかもしれませんね。
現代日本の消費の中心は若い女性ですから。
現代日本の若い女性の消費の対象が、モノから「旅行」「オフ会」「自然食品」等に変わっていく流れにのっかった「ミニマリスト」ブームなのかもしれません。
今の若い女性はバブルも知りませんしね。(僕も知らないけどw)
あまりまとまってませんが、「ストア派」が歴史的にほとんど市民権を得なかったにも関わらず、「ミニマリスト」の流行語大賞の候補に入ったのは、現代日本の女性の消費対象の変化の流れに上手くのっかったからなんじゃないかな、と思います。
というわけで、来年の流行語大賞は「ゲストハウス」が来ると予想します!w