
街の本屋さんがどんどん無くなったり、フロア縮小していって悲しい本好きのA1理論です。
2025年9月4日木曜日、ブログ仲間で長野県諏訪在住のひらやまさんが、東京・大塚に8月にできた無人書店『宇野書店』に行きたい!と言ったので2人で行ってきました。今回の記事ではその様子をお伝えします!
想像以上に広かった『宇野書店』では定期的にイベントも行われるらしく、「これからの本屋さんの可能性」が感じられました!
本好きな方、個人経営の本屋さんが好きな方、無人〇〇が好きな方などに読んで頂ければ幸いです!
最初にこの記事のミニマムなまとめ!
- 東京・大塚の『宇野書店』は宇野常寛さんの本棚を覗き見できるような無人書店で楽しい!駅近くのビルの2階です!
- 店内は靴を脱いで入ります!人工芝の上に椅子やテーブルも並んでいる新しいスタイルの本屋さん!店内も広くてゆとりがある!
- 近くに無人カフェ『セルフカフェ』もあるよ!『無人〇〇』が好きな人はセットでどうぞ!
『宇野書店』とは?
『宇野書店』とは、批評家で「PLANETS」編集長の宇野常寛さんが2025年8月1日に東京・大塚の駅前のビルの2階にオープンさせた無人本屋さんです!
▼住所はこちら!本当に大塚の駅前でした!
▼ビルの壁面にも『宇野書店』の文字が!夜は光るのでしょうか?もっとひっそりとした個人書店かと思っていたのですが割とちゃんとした『本屋』な感じです!

ちなみにひらやまさんは昔から宇野さんのファンらしく、YouTubeとnoteの2つのメンバーシップにも入っているようです。
僕は宇野さんは昔、ニコ動で少し関連動画を見たくらいであんまり知らなかったのですが、歳が近いのと、そのニコ動で「10代後半に▼小林よしのりさんの『脱正義論』を読みまくっていた。」と言っていたので勝手に親近感を覚えていましたw(そしてやっぱり『宇野書店』にも置いてありましたw)
聞くところによると宇野さんも僕と同じ高田馬場に住んでいるらしく、ご近所さんなんですねw
▼『宇野書店』を始めた経緯はこちらのnoteに詳しく書かれています!
『庭の話』で書いたように、これからは「庭」的な、個人がプロデュースし、管理する場所が「勝手に」公的に開かれている場所が、町の公共空間として重要な役割を果たしていくと僕は考えているからだ。
ついに『宇野書店』に潜入!店内は広々としてます!
10時半に大塚駅でひらやまさんと待ち合わせて、ついに『宇野書店』に潜入!できたばかりなので全体的にピカピカです!


▼階段を上ると2階のフロア全体が無人書店!広い!そして「靴を脱いでお入りください」という本屋らしからぬ看板がw

▼中に入ると人工芝の上に多くの本が並んでいました!約6000冊あるようです!店員さんはいません!(お客さんも何人かいましたがいなくなったタイミングで写真を撮っています)

▼椅子やテーブルも多く配置されています。僕とひらやまさんが来たときはビル関係者なのか6人ほどの男女がミーティングのようなことをしていました。座布団が丸くて可愛いですw

▼窓側はこんな感じで人工芝のベンチみたいになっています。本好きの友達とここで本トークしたりもできます!

本好き友達と本トークで盛り上がれる数少ない本屋さん!
▼いきなりひらやまさんが反応していた岩波少年文庫のみの本棚。ひらやまさんは子供の頃、これらの本を読みまくっていたようですw

岩波文庫の創立者の岩波茂雄氏は諏訪の人で、今、この記事を書きながら調べてたら諏訪の▼『信州風樹文庫』というところに行くと1人3冊まで岩波文庫が借りられるらしいです。
ひらやまさん、家の近くで借りれるじゃないですかw(ちなみに7月に僕が諏訪で都市伝説YouTube LIVEした道沿いですねw)
▼僕は今も昔も小説は司馬遼太郎以外読めないタイプなので、小説以外の本のまえをブラブラ。


▼僕は講談社学術文庫の『古事記(上)』を見つけてひらやまさんに熱く天岩戸伝説の話をするも、ひらやまさんは興味なさげで華麗にスルーw
▼当たり前ですが『宇野書店』なので宇野さんの本も並んでいます。大阪万博会場でnull2してる落合陽一さんの本も並んでいましたw

▼僕はひらやまさんと違ってどちらかというとこういう新書系を大学時代から20代にむさぼるように読んでたかな。

▼そこの本棚でこの『藤原氏』を見つけて僕はまたひらやまさんに藤原氏に関して熱く語るも華麗にスルーされましたw


結局、僕らは12時過ぎまで1時間半ほど『宇野書店』にいました。
最初にいたミーティングのグループはすぐにいなくなり、静かな店内で本を読んだり、ひらやまさんと話していると木曜日の午前中ですが1人客がチラホラと来て、セルフレジで本を買っている若い男性もいました。
ひらやまさんは本を数冊買っていました。
僕は今は紙の本をほとんど買わなくなっていて、むしろ引っ越しをひかえて、今は紙の本を捨てないといけない状況なので申し訳ないですが本は買いませんでした。。。
僕は本自体は好きなのですが、10代後半から20代で本を読み過ぎたためか、30代以降は本屋に行っても立ち読みの『要点読み』で十分な身体になってしまいました。本を読むスピードも異常に速いので。。。
『知識』だけの部分はネットで検索したり、AIに聞いたりで事足りるようになってしまいました。
そして家も狭く、引っ越しも近いのでこれ以上は紙の本は増やしたくない感じで。
まぁでも今の僕は本全体が好きというより、『古事記』とか『藤原氏』とか、将来自分が書きたい小説の資料を求めているんだなということがわかりましたwまさに「自分探しの本の旅」ですねw
ひらやまさんが宇野さんと宇野書店について熱く語っている動画はこちら!
『宇野書店』の活用法!
僕が好きな大型本屋は『ジュンク堂書店』で、特に池袋店は椅子に座って本が読めるのが最大のメリットかと。ただそれだと購入を前提で1人で黙々と本を読む感じになります。本屋なので当たり前ですね。図書館も同様で静かにしないと怒られる。
僕は個人が経営している本屋さんで割と有名な下北沢のB&B、荻窪のTitle、西荻窪ののまど、和歌山の本屋プラグなどにはそれぞれ何回か行きました。
これらの本屋さんは割と狭めの空間に本がぎっしりとある感じです。イベントをしていると人と本でギッチリ空間みたいな。
『宇野書店』はそれらと一線を画している感じで、空間にゆとりがあって、「余白」がある感じ。(平日午前中に行ったからかもしれませんが)
ひらやまさんのような本好きの友達といっしょに行って小一時間、本について語り合うのにはちょうどいい感じがしてきました。3人くらいでちょっとした本のオフ会とかしてもいい感じ。(無人書店なので飲み物提供などはないので飲み物を飲みたくなった場合は本を購入後、後述の近くのセルフカフェに行くといいでしょう)
本をテーマにしたイベントのように「著者」と「読者」という感じではなくて、自分も本の中に溶け込めるような感じがいいと思いました。ゲストハウスの共有スペースみたいな感じでした。
▼『宇野書店』さんに置いてあった高円寺の小杉湯の本みたいな世界観です!
▼『宇野書店』さん、よろしければこの本も置いてくださいw
無人書店の未来も考えた!
僕は昔から『無人〇〇』が好きで▼三鷹にある無人古本屋さん『BOOK ROAD』にも注目していました。
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東京・三鷹の無人古本屋さん『BOOK ROAD』は人類の壮大な社会実験の場所だと思いました!
去年のいつの頃だったか、ふと、 「下諏訪に無人古本屋さん作りたいなぁ。」 って、考えてた。 ここでいう「考えていた」というのは、 「空想していた」 に近く、実際に作ろうとか物件探しとかは全く考えて ...
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当時は「古本屋さんだから無人でもどうにかなるんだろうな」と思っていたけど、なんと『宇野書店』は新本で無人店舗!
これが実現できたのはまずキャッシュレス時代の到来が大きいのだろうな。2013年OPENの『BOOK ROAD』はなんとガチャガチャで決済をするシステムだったw
あとは『人が出入りすること自体』にビル側にメリットがあれば無人本屋としても持続可能な形になっていくんだろうなと思った。
本屋って本を買う客よりもぶらっと来る客のほうが多いと思うのでそこをマネタイズ、あるいは広報的な利益があれば無人書店も持続可能になっていくんだろうなと。
この実験的な『無人書店』が成り立つかどうか、むちゃくちゃ注目です!
もし成り立てば全国に『無人書店』が増えていくかもしれませんね。今は本屋さんがない自治体が増えているので。
近くに無人カフェ『セルフカフェ』も東京初出店!
『宇野書店』に行く前にいろいろ調べていて知ったのですが、この『宇野書店』のすぐ近くに無人カフェの▼『セルフカフェ』というのも同じ時期(7月28日)にオープンしたようです!東京初出店!
この無人カフェ『セルフカフェ』は大阪や名古屋などにはそこそこあるようですが、東京の初出店がなんと無人書店の『宇野書店』の近く!w
僕は今回は残念ながらこの『セルフカフェ』には行けなかったのですが、また機会があれば行ってみたいですね!
無人書店で買った本を、無人カフェで読む、みたいなことも出来そうです!w
最後にこの記事のミニマムなまとめ!
- 東京・大塚の『宇野書店』は宇野常寛さんの本棚を覗き見できるような無人書店で楽しい!駅近くのビルの2階です!
- 店内は靴を脱いで入ります!人工芝の上に椅子やテーブルも並んでいる新しいスタイルの本屋さん!店内も広くてゆとりがある!
- 近くに無人カフェ『セルフカフェ』もあるよ!『無人〇〇』が好きな人はセットでどうぞ!
という感じです!ご興味おありの方は気軽に行ってみてはいかがでしょうか?