2015年11月21日、本日発売のミニマリズム本『最小限主義。』をさっそく買って読破しました!!
最小限主義。 「大きい」から「小さい」へ モノを捨て、はじまる“ミニマリズム"の暮らし
- 作者: 沼畑直樹
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2015/11/21
- メディア: 単行本
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2015年12月4日に▼トークイベントがある池袋三省堂書店で、本日開店してすぐに購入!
【急げ!!】『最小限主義。』刊行記念トークイベントの席が速攻で埋まっていってます!! - A1理論はミニマリスト
▼池袋から遠くに住んでるブログ仲間の分も合わせて4冊購入しました!
最大限に買いました(笑) pic.twitter.com/Re7dQxcy06
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2015, 11月 21
一番乗りかと思ったら2人に先越されてた。。。 pic.twitter.com/fJ1htUwvDC
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2015, 11月 21
3人の本は無駄にラッピングして頂きました!(笑)
これから買う人は地下のサービスカウンターの人に言えば無料でラッピングしてもらえますよ! pic.twitter.com/ZC0B4IUmEl
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) 2015, 11月 21
そして、先ほど、2、3時間かけてゆっくり読了した僕の感想は、タイトルの通り、筆者の沼畑さんは、
「自然体のミニマリスト」
という気がしました。
ミニマリストの本やブログというと、「部屋のモノをどう捨てるか?」というインドア系の話が多くなると思いますが、この本はどちらかというと、旅とかキャンプとかアウトドア系・バックパッカー系の話が後半になればなるほど増えていきます。
「先天的ミニマリスト」の僕は、どちらかというとモノを捨てる系の話より、旅系・バックパッカー系の話が好きなので、こういう本は大好きですねぇ!
ないなりさんの▼ミニマリスト6分類で言うと、
あなたはどのタイプ?ミニマリストを6つのタイプに分類してみた - 物を捨てきれないなりにミニマリスト目指す。物を捨てきれないなりにミニマリスト目指す。
現在主流の『美観重視ミニマリスト』ではなく、『機能性重視ミニマリスト』の本のような気がします。
厳密に言うと、20代は「旅する『機能性重視ミニマリスト』」だった沼畑さんが、その後、旅をせずに定住しているけど、「近場や国内はちょくちょく旅をする『機能性重視ミニマリスト』に」なった、という感じ。
僕的にはミニマリスト本というより、旅本の感覚で読みました。
鹿児島の桜島に▼『MOON GALAMMASALA』という、2015年いっぱいで沖縄に移転するゲストハウスがあるのですが、
人生に疲れた方は桜島のミニマムな隠れ家癒し系ゲストハウスに沈没してみては?【MOON GALAMMASALA Guest House】 - A1理論はミニマリスト
そこのオーナー夫婦が元バックパッカーなのですが、その夫婦と話をしているような感覚と似ていました。
気取らない、旅人の本、という感じでした。
「ミニマリスト本」というとちょっと北米系な感じですが、この本はどちらかというと東南アジア的な気がしました。
日本やクロアチアの話が出てきても、どちらかというと、沖縄にいるみたいな感覚で読めます。
あと、▼「ぼくモノ」の佐々木さんと仲良過ぎでしょうw
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』の佐々木典士さんと高田馬場『スィゥミャンマー』でミニマリスト男子会、決行しました! - A1理論はミニマリスト
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』は最短でミニマリストになれる「悟りの書」!ミニマムな労力で「賢者」に転職して人生コストを劇的に削減!! - A1理論はミニマリスト
本書の中に佐々木さんがめっちゃ登場しますw
この本は大きくわけて、
第一章 あらゆるものを、「ミニマリズム」で考えてみる。
第二章 幸福論をミニマル化すると、最後に「空」だけが残った。
最終章 私たちに流れるミニマリストのDNA
の3つに分かれていて、それぞれテイストがけっこう違うと思いました。
第一章は生活とミニマリズム、
第二章は旅と人生、
最終章は日本の近現代のアンチテーゼとしての最小限主義、
という感じです。
それでは以下に、僕が心を動かされた部分とその感想を順番に書いていきます。
私はテーブルマガジンズという自分の会社を作って働いているので、自宅で仕事をしている。
筆者の沼畑さんは41歳の既婚者で、2歳の娘さんがいて、奥さんは朝から晩まで外で働いているので、食事の準備や洗濯も沼畑さんがしているとのこと。
他の部分を読んだ感じでは、おそらく掃除も沼畑さん担当なんじゃないかな、と思いました。
僕は結婚するつもりはないですが、結婚したとしてもこんな生活がいいな、と思いました。
嫁に働きに出てもらって、自分は家でブログを書いていて、その気分転換に家事をする、的な。
私は京都で何百年と続く元呉服商の杉本家(1743年創業奈良屋)の話が好きだ。
膨大な利益を生む商売をしていた呉服屋だったが、食に対する家訓があり、「外食は不養生」として、家で質素な食事を摂るように決めている。
それは茶飯にみそ汁、お新香だけだったりして、実に質素だ。
僕もこういう話が大好きです。僕自身もかつてどれだけ貯金が貯まっても、食費はほとんど上がりませんでしたから。
それでも外食はしていたりしましたが、この杉本家は徹底していますね。
見習いたいものです。
広い家は、こわい。
向こうの部屋に、上の階に、誰かがいるかもしれない。
防犯上、よくない。おばけだって、いるような気がする。
これは本当にそう思いますねぇ。
広い家でも古民家ゲストハウスのように、人がいっぱいいればいいのですが、人がいないと怖いんですw
僕も実家や婆ちゃんの家(空き家状態)は田舎なので広いんですが、その分、夜は怖いんですよ。
しかも冬は寒い。
なので、僕は昔から広い家に憧れたことは皆無ですねぇ。
家は狭ければ狭いほうがいいと思ってます。
ゲストハウスのドミトリー暮らしが理想。
あと、「おばけだって、いるような気がする。」というのがちょっと可愛いんですが、これはけっこうガチで言ってる気がします。
ラジオ「松本人志の放送室」で坂田敏夫や知り合いの放送作家が、夜、電気をつけっぱなしで寝るという話になった時に、
「『誰か向こうの部屋にいそうな気がする』と思うらしい。で、若いころはそんなこと思わなかったけど、歳をとってからそう思うようになってきたらしい。」
と言っていた。
歳をとればとるほど、広い家は、より「怖い」と思うようになると思う。
広い家に住みたいと思うのは若い頃だけなんんじゃないかな、と思う。
(僕は若い頃も思わなかったけど)
未来人はきっと、自分の家を手に入れても、ローンから解放されている。
この前段に、住宅ローンの話が延々と出てきますが、僕は全く興味ありせんでしたw
僕は家は買う気は全くなく、一生賃貸で十分です。
できれば地方で空き家を改装したシェアハウスかゲストハウスのドミトリーに住みたいと思ってます。
なので、リアル世界でローンの話をしている人間を見ても「ぽかーん」です。
借金の話は、奨学金と親の借金の話だけでお腹一杯ですわ。
空き家率が年率1%ずつ上昇していく「家余り」の時代に、借金してまで家を買うなんて、僕はナンセンスだと思ってます。
僕の考えは未来人!w
基本は、人と争わないこと。
サーフィンであっても、競技になってしまえば人間関係の価値観になってしまう。
一人で外国を旅することや、一人で山に登ること、サーフィン、素潜り、クライミング、キャンプ・・・。
自然と向き合い、対話していくことが、人間関係と人間社会のミニマリズムになる。
これは僕も完全に同意で、僕も、旅やキャンプや自然の中を歩いたり、街中でも一人や友達と散歩するのが大好きです。
一人、もしくは気の合う仲間たちと、今後の人生は静かに暮らしていきたいと思っています。
ブログが好きなのも「勝ち負け」がないからだし、気の合う仲間が見つかる可能性が高いし、実際に見つかった。
ブログでPVやブクマ数を競った時点で「他人と争う」ことになる。
「他人と争う」ことにメリットは一つもない、コスパ悪すぎる、と▼僕は思う派だ。
勝つ者は恨みを招き、敗れる者は苦しみに臥す。勝ち負けの二つを捨てたる心、平和なるものは幸せに住す。(孔子) - A1理論はミニマリスト
なので、僕はスポーツも、ビジネスも全く興味ありません。
勝ち負けを競うくらいなら▼最初から「負け」でいいです。
物質的欲望を減ずることは必ずしも平和をもたらさない。我々は平和を得るためには精神的欲望も減じなければならない。(芥川龍之介) - A1理論はミニマリスト
理想は▼『無欲すぎる問題児』。
無欲な人には『アクマイト光線』が効かない。「無欲すぎる問題児」が僕の理想。 - A1理論はミニマリスト
しばらくして、サイト≪ミニマル&イズム≫がはじまった。
掃除から1年後、吉祥寺井の頭公園前の店で佐々木さんと飲んでいたときのこと。
「最近、映画を観なくなった。」
という点で盛り上がった。
以前は二人とも大の映画好きで、時間があれば映画ばかり観ていた。
それが、なぜか二人とも観る時間が減っていた。
どうしてだろうかと 議論していたが、「他人の生き方を観るよりも、自分の人生を生きる」と思っているからではないかという結論になった。
これはかなりハッとさせられました。
なぜかというと、僕は生まれてから今まで、ほとんど映画というものを観たことがないんですw
映画館も自分一人で行ったことは記憶にないですし、ビデオをレンタルして見たこともほとんどないです。
理由は、
「集中力が続かないから。」
寝てしまったり、ボーっとしてしまったり、ストーリーやキャラの名前がわからなくなってしまったり、、、で、結局、スマホをいじってしまいますw
同じ理由でテレビドラマもほとんど見たことないです。僕にとっては無理ゲー。
文章で先にストーリーを見せてもらえれば、最初に見るべき映画・ドラマかが判断できるので、まず、時間がかかる映像ではなく、時間がかからない文章で読ませてほしいですw
でも、文章で読めば映像観なくていいw
同じ理由で、漫画・アニメもほとんど集中力が最後まで続きません。
唯一の例外は2014年の大河ドラマ『軍師・官兵衛』で、脚本が素晴らしすぎて立ち読みで2回以上読み、脚本の「映像化」として大河ドラマを観ましたw
今でも、大河ドラマより▼脚本のファンです。
で、そんな映像メディアがぜんぜん見れない僕なのですが、ブログなら何時間でも書いてられます。
学生時代は24時間開いていた大学のメディアネットワークセンターで朝まで学内掲示板に書き込んでたし、寮でネット環境が整ってからはほぼずっと静養室でメーリングリストという名のほぼメルマガを毎日数時間書いていたし、旅の途中でも旅先のネットカフェにこもりっきりで書いていた。
その後は、mixiに場を移しmixi廃人に。
そして、今はこの通り、ブログ&twitter廃人だw
そして僕の書く文章の内容は、くだらないことも多いけど、
人生論が多い。
僕は生まれてからずっと、映画を観たことないけど、
生まれてからずっと、人生論を語り続けている人間なんだなぁ、
と、思った。
他にもご紹介したい箇所がいっぱいありますが、本日はこれくらいで。
おそららく、読む人によって心が動かされる箇所が違うと思いますし、また、後日、読み返した時にその時考えていることによって、心が動かされる箇所が違ってくる本だと思いました。
多くのミニマリスト本・断捨離本はストイックな雰囲気が漂っていますが、モノを捨てることより、自然体で楽に生きていきたい方には最適な本だと思いました。
あと、旅や旅本が好きな方には超オススメです!!
最小限主義。 「大きい」から「小さい」へ モノを捨て、はじまる“ミニマリズム"の暮らし
- 作者: 沼畑直樹
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2015/11/21
- メディア: 単行本
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