平成から令和に代わる頃、日本社会では2つの大きな変化が起きました!!
ひとつめは平成時代の中ごろを生きた就職氷河期世代には考えられなかった、
①未曽有の人手不足!
ふたつめは昭和を生きたバブル世代には考えられないであろう、
②経団連会長やトヨタ社長の「終身雇用終了発言」や大企業の45歳以上リストラ!
その2つを同時に見聞きした多くの日本人は、
「今の日本の会社は人が足りないの?要らないの?どっち??」
と思ったことだと思います。
それについて、今回は僕なりの見解を述べてみたいと思います!!
使用者(企業)側は「ロボット以上の労働者」と「AI以上の労働者」の需要過多!労働者側は「言われたことを60点くらいでこなせるホワイトカラー」の供給過多!
今は遠くなった昭和の時代なら、極論を言えば、
企業は人間なら誰でも欲しかった。
まさに、
「中卒・高卒は金の卵を産むニワトリ」
と言われていた時代だ。
なぜなら、モノがない時代には、モノは作れば作るほど売れたからだ。
だから人間が手を動かせば動かすほど、生産性は上がっていった。
あたりまえだ。
作るモノがほぼ全部売れるんだから。
で、モノが売れるから給料が上がり、給料が上がるからその労働者がまたモノを買う、という完全に好循環な時代だった。
かく言う僕は平成氷河期世代なので、そういう時代は体験してないんだけど、、、
その時代の日本人は働くのが楽しくて楽しくて仕方がなかったらしい。
まぁ、普通に考えて給料が上がり続けるんだったら楽しいわな。
『サイコ―にハイ』ってヤツだ!!
けど、1900年前後のアメリカ経済と同じく、そんな『金ピカ時代』も長くは続かず、、、
平成に入り、バブルが弾け、イッキにモノが売れなくなった。
モノが売れないから給料が上がらず、給料が上がらないからモノが売れない、という、いわばデフレスパイラルな状態が20年近く続いた。
新卒採用は押さえられ、国立や有名私立大卒でも卒業後は派遣社員やフリーターにならざるを得なかった。
なぜなら、数少ない『正社員』のイスは東京や横浜の坊っちゃん・嬢ちゃんがカネとコネのチカラで真っ先に座ってしまったからだ。
庶民の大卒はどうにか『正社員』のイスに座れたと思ったら、ブラック企業やブラック部署だったりして、、、
ホワイト企業のホワイト部署は、やっぱり坊っちゃん・嬢ちゃん、みたいな。
そんなこんなで、平成は生真面目な人ほど、バタバタと死んだり、病んだり、田舎でスローライフ隠居したりしていきましたなぁ。。。
まぁ、僕は『テキトーに生きる』がモットーの人間なので、テキトーに平成を生き抜きましたがw
俺から言わせれば日本企業の時点でブラック企業だし、サービス残業がある時点でブラック企業(笑)日本は派遣&ブログでテキトーに生きるのが最適解な国だと思っている(笑)マジメに生きりゃバカを見る。 / “月40時間残業&有給取得率50%ってブラック企業だよね - ゆとりずむ” https://t.co/IcF5jEKOR2
— A1理論 (@A1riron) 2019年6月15日
で、令和に入り、平成の反動で人が全く足りなくなったんだけど、、、
昭和や平成に新卒入社させてしまった人間が、
無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァァ!!
な状態になってしまっているw
しかも、正社員だから無駄に給料高いしw
で、なんで無駄なのかというと、彼らの仕事は、もはやロボットやAIで代行できつつあるから。
下手したらパソコン、いや、スマホでさえ代行できるかもしれない。
今現在、ロボットは一般人が想像するほど進んでいない。
まず、二足歩行ができないし、遠隔操作もしにくい。
MRがどれだけ進んでも、所詮、人間の五感には勝てない。
なので、特に建設・介護・看護・保育・小売分野は壊滅的な人手不足なんだけど、、、
給料は上げられない。
なんで給料が上げられないのかというと、昭和・平成時代に正社員で新卒入社した『ホワイトカラー』という名の「ロボット以下の動かない人」に給料が裂かれているからだ。
なので、無駄な高給『ホワイトカラー』が多すぎ、『ブルーカラー』は常に薄給で、人手不足状態が続いている。
もうひとつの人手不足は「AI以上の人」だ。
日本企業は「秀才」も「天才」も同じ給料だ。
けど、もう「秀才」は供給過多で、今の日本の企業が求めているのは令和時代の新ビジネスの「しくみ」を構築できる「天才」型人材だ。
▼売れる『ソリューション』を構築できる人間、とも言い換えられる。
ブロガーのちきりんさんはこの人種を▼『ゴールドカラー』と呼んでいる。
ちきりんの“社会派”で行こう!:新たな職種層、“ゴールドカラー”の登場 (1/3) - ITmedia ビジネスオンライン
僕はそういう人たちを『軍師』系人間と呼んでいて、、、
平成までの日本企業ではそういう『軍師』系人間の給与が低かったので、外資系に流れたり、独立されたり、フリーランスになられたりしていた。
変わり種として▼ミニマリスト化するヤツもいたりしてw
つまりまとめると、令和時代の企業が求めているのは、
①ロボット以上の『ブルーカラー』
と、
②AI以上の『ホワイトカラー(軍師)』
なんだけど、、、
日本企業は昭和・平成時代に新卒で雇ってしまった、
「言われたことを60点くらいでこなせるホワイトカラー」
という人材で溢れていて、、、
今なお、そいつらに高給を支払い続け、福利厚生も整えている。
で、派遣や業務委託で入った『ブルーカラー』や『ゴールドカラー』が、その構造にアホらしくなって辞めまくり、新しく入った派遣や業務委託も入っては辞め、入っては辞め、を繰り返す、という永久機関になってしまっているw
図で表すと、
使用者側の需要は『U』型
労働者側の供給は『^』型
と言えることができるだろう。
▼こんな感じ。改めて図にすると、よりナンセンスですな!w
(青が使用者側の『需要』で、赤が労働者側の『供給』)
▲心なしか、困ってお手上げしている人の顔にも見えてきましたwww
まさしく、今の日本社会を暗示していますなw
人間とロボット・AIとの決定的な違いはアナログ⇄デジタル変換機能!
で、ここで改めて、ロボットやAI、もしくはもっと身近なパソコンやスマホと、我々人間との決定的な違いはなにかというと、、、
まぁ、いろんな考え方があっていいと思いますが、僕は、
「人間の強みはアナログ⇄デジタル変換機能」
かな、と思っています。
人間が手でモノを触る、目で見て感じる、食べてみて美味しいと思う。
こういう感情はアナログ情報で、そのアナログ情報が脳に送られることで電気信号化してニューロンを伝わる。
つまり、ここで0と1の電気信号に変換される。
で、その情報を僕のこのブログのように文章化したり、図や絵にかいたりして再度アナログ化させる。
次に、その情報を受け取った人がそのアナログ情報を、また脳内の電気信号でデジタル化して脳内に保管する。
というような、アナログ⇄デジタル変換を繰り返しながら、情報を処理できるのが人間の強みであり、ロボットやAIにはできない機能なんじゃないかと僕は思っている。
ロボットにしろ、AIにしろ、パソコンにしろ、スマホにしろ、電気で動く、もしくは電気で情報処理する以上、デジタル信号をデジタルで処理することに長けているだけで、アナログ情報は画像認識エンジンくらい(厳密に言うとそれもピクセル単位のデジタル情報なんだけど)で、それも個別に学習稼働が必要だ。
そういう意味では、人間は、
「歩くモデム」
という、「ものすごく優秀なガジェット」とも言える。
(ガジェットかよっ!!w)
しかし、そんな元来、優秀な人間という種も、、、
動かないし、しかもエクセルに並んだ数字だけを見て物事を判断するならロボットやAI以下だよね。
デジタル情報をデジタルでしか判断してないんだから。
で、現在の日本ではそういう人が今時点では高給もらってて、社会に必要な場所は人手不足っていう状態。
こんな社会構造になってしまったのは戦後の高度経済成長と日本社会独自の『バカOS』が原因!
で、なんでこんなナンセンスな状態になっているのかというと、僕は理由は大きく2つあると思っていて、
①戦後の高度経済成長期の『終身雇用』『年功序列』制度の制度疲労
②日本の有史以来、ずっと続いている日本社会の『バカOS』
かな、と思っている。
①戦後の高度経済成長期の『終身雇用』『年功序列』制度の制度疲労
については今さら説明する必要もないと思うけど、、、
人間が取り合いだった昭和時代に、企業が人間を自社にSIMロックさせるための上記2つの制度だったんだけど、バブル以降は完全に足かせになってしまっていて、令和に入って無用の長物になりすぎたから、このタイミングで経団連会長とトヨタの社長が息を合わせて、
「サービス終了のお知らせ」
をしたんだと思う。
元々、日本古来の『改元』というのはそういうもので、
「日本社会のOSアップデート」
の時期に明治以前は行っていたのだ。
ちなみに僕は、戦後の『年功序列』は、『功』の要素がほとんどゼロで、単なる『年序列』だと思っているw
②日本の有史以来、ずっと続いている日本社会の『バカOS』
に関しては、さっき言った日本社会のOSなんだけど、このOSの設計思想がそもそもがダメ過ぎる。。。w
日本社会は、『錦の御旗』と呼ばれるように、「天皇」というレアカードをゲットした集団がなんでもありのルールを作れる、
「勝てば官軍」
社会で、、、
それも一代目ならまだいいんだけど、二代目以降のボンボンからは完全に既得権益化してグダグダになる。
これはまぁ、世の常なんだけど、ユダヤ人のような帝王学的なのが貧弱すぎる日本社会では二代目以降は大体、ダメダメになるよw
二世議員、二世選手、二世タレントと言われるように二世なんて本来、大体ダメダメだw
ジョージ・ジョースターⅡ世に関しては波紋も使えず、ディオが放ったゾンビに『間接的に殺害』されるしまつw
キン肉マンもⅡ世がつまらないから、Ⅰ世が王位を継承したあとも『新シリーズ』を戦い続けないといけなくなってるのだw
終身雇用制度終了で60点ホワイトカラー層は建設・介護・看護・保育・小売分野に推移的以降か?
で、これまでは令和元年までの日本社会の現状について書いてきました。
ここからは「これからはどうなっていくのか?」という僕の予想を書いていきます!
今の日本はホワイトカラーが多すぎです。
そのホワイトカラーが軒並み、60点合格で許される『サラリーマン』化していて、それが現在は日本の癌になってる、、、
僕の親の団塊世代くらいは大卒が10人に1人くらいだったので、ホワイトカラーも10%くらいしかいなかった。
これは江戸時代の特権階級である武士階級と大体、同じくらいの割合だ。
で、僕のような氷河期世代は3人に1人くらいが大卒なので、バブルも弾けたのも手伝って、「そりゃあ就職氷河期になるわ」ってなもんで。。。
で、今の20代とかは2人に1人が大卒なわけで、、、
昔の基準で言えば、2人に1人が特権階級のようなものですよ。。。
李氏朝鮮末期の『両班』ですよ、それ。。。
(朝鮮半島の人口の2人に1人が特権階級)
で、しかもそのホワイトカラー自身も、終身雇用も維持できなくなるのも目に見えてる。
だから平成から令和になったタイミングで「終身雇用終了のお知らせ」が発令されたんだろうな。
明治になった時、当時の日本人は『ご一新』と言ったらしいけど、、、
この令和元年も、久しぶりの『ご一新』なんだろうなぁ。
明治の時は旧士族階級が慣れない商売に手を出して落ちぶれていって不平士族化していったけど、、、
ゆくゆくは仕事を見つけて「市井の人」になっていった。
令和も同じで、令和になってすぐは国会デモとかあるかもしれないけど、ゆくゆくはホワイトカラーもデモしていても意味がないことに気づいて、人手が足りない『ブルーカラー』仕事に落ち着いたり、、、
もしくはミニマリスト化して、儲からないフリーランスになったり、田舎の空き家に住んでリモートワークしたりするスローライフな人も出てくるんだろうなぁって思う。
この春に政府が言い始めた▼『働き方改革』も、要は無能なホワイトカラーをジョジョに断捨離したいだけだw
平成不況で割りを食った氷河期世代の『ゴールドカラー(軍師)』人材は令和時代に躍進のチャンス?
で、この令和時代にチャンスが巡ってくるのは、
『AI以上の人』
である、
『ゴールドカラー(軍師)』人材
かな、と。
平成不況で割を食いまくって、企業から弾き出され、適当に派遣社員したり無職になったりを繰り返していた『ゴールドカラー(軍師)』人材が本領発揮していくのが令和時代なんじゃないかと思っている。
僕の周りの『ゴールドカラー(軍師)』人材っぽい人は、この令和改元前後に転職しまくっていて、しかも転職先が、
「すごく楽しい!!」
と言っている人が多い。
もしくは、それをもうあらかじめ理解してしまっていて、ニコニコしながら退職していく人が社内外共に多い。
それは、
「平成不況で棄損された自分の才能を開花させることができた喜び」
なんじゃないかと僕は思っていて、それはおカネでは変えられないし、しかも、おカネももらえる、みたいなw
まさに、
『ゴールドカラー』の『ゴールドエクスペリエンス』
ですよ!!w
平成時代は実力もなく大威張りしていたポンコツ『ホワイトカラー』と、その体制を甘んじて受け入れていた『ゴールドカラー』の立場が、、、
令和時代は入れ替わっていくんじゃないかと。
『ホワイトカラー』へのレクイエムは静かに奏でられていくのです。。。
(君の矢は、、、)
雇用形態で言うと、▼正社員と派遣・業務委託の立場が逆転していくのでは??
なので、令和時代は、
平成時代に無下に扱われていた『軍師』人材が躍進していく時代なんじゃないかな???
▼いつものw
www.youtube.com
上記動画で言うと、『軍師』人材が、平成隠居時代を経て、
「今やー!!」
って叫ぶ時期ですよw
「ここしかチャンスがない!俺は今までずっと頑張ってきて、こんな目に遭わされたけど、、、わかった!俺、天下取る気なかったけど、もう平成も終わったし、じゃあ、俺、天下取ったらぁ!!!」
みたいなw
まさに、明治維新時に賊軍扱いされた秋山兄弟が日露戦争に向かって躍進していく▼『坂の上の雲』状態ですよ。
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▼ミニマリズムを貫いた秋山好古が、明治という『坂の上』を駆け抜けて行ったように、、、
平成不況時代に割を食い続けていた就職氷河期ミニマリストも、令和時代は躍進していくチャンスなんじゃないかと僕は思っています!