昨日、▼こういう記事を書きました。
「東京で働ける」という『才能』。 - A1理論はミニマリスト
要は、
「東京で働ける。」
「海外一人旅ができる。」
「部屋を整理整頓できる。」
ことって、
『ちょっとした才能』
なんじゃないか?ってことです。
じゃあ、そもそも『才能』ってなんだ?
『才能』の定義ってなんだ???
ぼーーっと、今日一日考えた結果、今時点での僕の考えは、
「自分以外の人たち」の中央値からの偏差の値
なんじゃないか?となりました。
『中央値』の定義は▼こちら。
中央値(ちゅうおうち、英: median)とは、代表値の一つで、有限個のデータを小さい順に並べたとき中央に位置する値。
たとえば5人の人がいるとき、その5人の年齢の中央値は3番目に年寄りな人の年齢である。ただし、データが偶数個の場合は、中央に近い2つの値の算術平均をとる。中央値の事を、メディアン、メジアン、中間値とも呼ぶ。ただし、「中間値の定理」の中間値はこの意味ではない。
『偏差』の定義は▼こちら。
偏差(へんさ)とは、ある母集団に属する数値と、母集団の平均値との差。
偏差は母集団内の要素1つ1つに対して定まるものであり、全体の分布に関する数値である標準偏差とは異なる(標準偏差は全要素の偏差より算出される)。
偏差は単純に引き算した結果であり母集団によってその大小が左右される。この変動を打ち消して、その要素が母集団の中ではどのくらい平均からずれているかの度合いを出したものが偏差値である。
ただ、僕の考える『才能』とは、あくまでも「自分以外の人たち」の中央値(平均値ではなく)からの偏差がどれくらいあるか。
偏差が大きければ大きいほど、本人がそれを自覚するかしないかは別として、
『才能』だ。
と言えるんじゃないかな、と思う。
で、ここで大事なのが
「自分以外の人たち」が所属する母集団の範囲
だと思う。
例えば、上記記事で例に出した、バックパッカー本の著者▼蔵前仁一氏。
彼の言う、
「『海外一人旅』なんて、時間とカネがあれば、誰でもできる。」
という言葉。
これは「母集団の範囲」がどこにあるかどうかで『才能』かどうかがわかれると思う。
日本人バックパッカーが出会う人はバックパッカーの日本人である確率が非常に高いと思う。
なんせバックパッカーは日本にはあまりおらず、旅先のゲストハウスで出会う人たちも当然、日本人バックパッカーだし、旅先で出会う日本人も、現地で働いている日本人か、旅行者だ。
日本に帰ってきても、会う人はバックパッカーメインになる場合も多い。
東京で住む場所も高円寺とか、阿佐ヶ谷とかの中央線沿線が多い。
そうなると、自分の周りはバックパッカーだらけになる。
で、そんな人たちが母集団だと、
「海外一人旅ができること」
なんてのは才能でもなんでもなく、むしろ『前提』でさえある。
けど、母集団を『日本にいる日本人』にしたらどうだろう?
日本人のパスポート所持率は約25%と言われている。
つまり、海外に行ったことのある日本人は約4人に1人くらい。
4人に3人は海外に行ったことがない。
その約25%のうち、社内旅行・町内旅行・修学旅行・卒業旅行等の、いわゆる『ツアー』で海外に行った人は、おそらく20%くらいなんじゃないかな?
「別に海外なんて行きたくないけど、社内旅行がグアムだったから、しぶしぶパスポート取らされてグアムに言ったけど、もう二度と海外なんて行きたくない。」
なんていう人間は日本人には多い。
そうなると、自ら進んで海外を個人旅行したことのある人間は日本人の5%くらいなんじゃないかな?
で、その5%も、ほとんどは1週間以内(学生は夏休み・冬休みだけ)という人がほとんどなんじゃないかな?
そう考えると、
「海外個人旅行を長期で行った人間」
は日本人の人口の約1%以下なんじゃないかな、と思う。
これは「日本人」という「母集団」の中央値からの偏差の値、つまり「偏差値」はかなり高くなる。
「バックパッカー」の時点で、『海外一人旅』という『才能偏差値』は60以上のエリート集団なんじゃないかな、と思う。
※個人の感想です
けど、今度は母集団を「先進国の人たち」で見ると、海外一人旅をするのがあたりまえの国もあるので、特に西洋諸国では、
「海外一人旅ができること」
というのは『才能』でもなんでもなくなる。
で、今度はさらに「人類全体」で考えると、途上国の人間はそもそもパスポートや観光ビザをとることさえ困難なので、
「海外一人旅ができること」
は再び『才能』になる。
つまり
『母集団』をどこに規定するか?
で『才能』になるかどうかは変化する。
『母集団』が『その業界』なら、『才能』でもなんでもない行為や知識が、『母集団』が『世間一般』なら『才能』になる可能性は大いにある。
僕は姫路の銭湯で、いつも通り「湯シャン」「タモリ式入浴法」でいたら、となりのおじさんが、
「石鹸忘れたんやったら、わしのを使え。」
と言って、石鹸を渡してきたw
「湯シャン」「タモリ式入浴法」という『ミニマリスト業界の常識』は『世間』という母集団の中では『非常識』だったのだ!!www
なので、人生で大事なのは、以下の2点だと僕は思う。
①『母集団』のドメインをどこからどこまでに規定するか。
②その『母集団』の中央値からの偏差値が高い自分の能力、いわゆる『才能』を自分で認識しているかどうか。
この2点を押さえているだけで、人生コスパは劇的に違ってくるんじゃないかな?
例えば、僕の昔の友達で、中国語がペラペラな友達(日本人)がいた。
ある日、中国人から「まちがいskype」がかかってきた時に、中国語で話して盛り上がり、最後に、
「あ、ゴメン、俺、日本人だった。」
と言ったら、その中国人から、
「ウソでしょ!?」
と言われたくらいペラペラ。
でも、彼はその『語学』という才能が、あまりにも「普通に」「簡単に」できるので、それを自分で『才能』と認識しておらず、今もその県の最低時給でフリーターしてますw
そんな彼を笑う人はいるかもしれないけど、彼を笑う人が自分の『才能』(母集団の中央値からの偏差値が高い能力)を見出しているかというと、はなはだ疑問だろう。
けど、その自分の『才能』を比較的簡単に見出す方法があります。
このブログで何度か紹介している▼『ストレングス・ファインダー』です。
ミニマムな労力で自分の『才能』を発見し、それに人生エネルギーの99%を「楽しく」投資して『コスパのいい人生』をおくる方法 - A1理論はミニマリスト
これはものすごい数の人間の統計をとっているので、その「多くの人間」からの中央値から大きく偏っている自分の能力を、約30分ほどのWeb診断で教えてくれます。
自分の『才能』を理解したら、それを「高く買ってくれる母集団」に売りつければ、高値で売れる、つまり『高時間給で働ける』ことになると思います。
要は、
『砂漠で水を売る。』
それが人生コスパをミニマムな労力でマキシマムに上げる方法だと僕は思います。
そのために、できるだけ人生の早期に『ストレングス・ファインダー』診断を受けることをオススメします。
料金は▼この本の本題のたったの1728円ですし、この本自体もかなりの神本だと僕は思います。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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ブックオフ等で買うとすでに『ストレングス・ファインダー』のコードは切り取られているので▼新品を(できればこのブログから)買いましょうw
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あと、誰も興味ないとは思いますが▼僕の診断結果も置いておきますw
以上、今日も記事が長くなりましたが、この記事で一番言いたいことを繰り返しにはなりますが「まとめ」として明記します!
①『母集団』のドメインをどこからどこまでに規定するか。
②その『母集団』の中央値からの偏差値が高い自分の能力、いわゆる『才能』を自分で認識しているかどうか。
自分の『才能』をマキシマムに活用して『自分の人生』を生きよう!
そして、人生において、自分の『才能』をフル活用することに関しては、
ハングリーであれ!!
馬鹿であれ!!