「なんか旅の初日からものすごく濃いい一日だったなぁ。。。」
2014年12月某日、▼べーすけさんを鹿児島ラーメン屋まで連れていったあと、僕はグリーンゲストハウスに戻ってきた。
グリーンゲストハウスのカウンターにはお兄さん達が立っていた。
他に誰もカウンターに座ってなかったのでカウンターでコーヒーを頼んで、そのお兄さんたちに今日あったことを報告したw
お兄さん達はすごく喜んで僕の話を聞いてくれ、その後、僕の昔の旅の話も聞いてくれた。
「ああ、この人達も旅が好きな人達なんだろうな。旅はやっぱりいい。」
そう思った。▼
その日の夜は近くのコンビニで歯ブラシを買って、グリーンゲストハウスのドミトリーでぐっすりと眠った。
翌日起きて、屋上に登ると、
目の前の桜島がさんさんと輝いていた!
やっぱり旅はいい!
改めて思った。
この日は雨も降ってなかったのでまず鹿児島中心部を散策。
ガイドブックを持っていなかったので、街中にある▼地図ボードをスマホで撮ってガイドブック代わりにする。拡大もできるしこれでぜんぜん十分。不明点はスマホでググればよし!
まず、グリーンゲストハウスから西郷隆盛銅像までの五代友厚や小松帯刀の銅像を見て回った。
途中、西郷さんの銅像の近くで▼こんな気持ち悪い石を見つけた!(笑)
「出たな!ハイプリエスティス!」
とFacebookに投稿した(笑)
(当時、ジョジョアニメはそこで止まっていたのでw)
お昼を食べた後は城山へ登った!
登るのが少し大変でしたが(頂上まで30分くらいのアスファルトの道)、頂上まで登ってみると、すごくいいーーーーーーーーー景色!!
韓国人観光客が団体でうじゃうじゃいました。
▼西郷さんは征韓論を唱えた人なんだけどなー。。。(でも実は唱えてない!)
そうそう、売店の猫はストーブの前で丸くなっていました(笑)
ご存知の方も多いと思いますが、この城山は1877年(明治10年)、西郷軍が明治政府に対抗して立てこもった山です。
頂上には、 桜島を望む看板に大きくこの歌が書かれていました。
「わが胸の 燃ゆる思いに くらぶれば 煙はうすし 桜島山」
雄大な桜島を見ながらこの死亡フラグ、ちょっとここでふいにうるっときました。
▼頂上の少し裏手のものすごく見つけにくいところに当時の西郷軍の本営跡がありました。
当時は車もアスファルトもなかったのでここは超山奥だったことでしょう。
こんな日本の端の鹿児島の、さらにこんな山奥で東京の明治政府に反抗したところで勝てるわけないのは目に見えています。。。
明治時代の東京で侍の世の中が終わったことも理解していて、負け戦と知っててここで戦ってた西郷さんの心境を考えるといたたまれなくなります。
▼そのまままっすぐ城山の裏手を下るとこんなお土産屋さんが。
▼でかいっ!w
ちなみにこの写真の後ろにある洞窟が西郷さんが最後に立てこもっていた「西郷洞窟」かと思いきや、フェイントで、観光洞窟ですw
本物の「西郷洞窟」はここをさらに下った公園の横にあります。
本物はすごくちゃちいです。
このお土産屋さんもものすごく寂れまくっていて可哀想だったのお土産のお菓子を買ってあげました。
▼西郷洞窟のさらにすぐ下に西郷さんの終焉の地があります。
▼西郷洞窟から出てわずか300mで、切腹。もう死にたかったんだろうな。。。
▼さらに下ったところには西南戦争時の銃弾跡もあります。激しい。
この地で日本の「サムライ」がついになくなったのだと思うと感慨深いです。
もう泣きそうになっていました。
観光でここまで泣きそうになったのは初めてかも。(歳をとったからかな?w)
やっぱり知識で知っていることと実際に現場に行ってみることとではぜんぜん違いますね。ここまでリアリティがあるとは。
鹿児島人が西郷さん大好きな理由が実感として理解できました。
1巻で挫折した『飛ぶが如く』もまた読んでみようかなと思いました。ちょうどこの旅の頃に▼kindle版も出ましたしね。これから行く方にはこちらを読んでから行くことをオススメ!全十巻もありますが!w
城山観光は個人旅行で、良く晴れた日に市立美術館・西郷隆盛銅像近くの道から登り、裏から降りる▼このコースがオススメです。
頂上の展望台→大本営→西郷洞窟→終焉の地→銃弾跡
歴史好き、特に幕末明治好きの方は一生に一度は行っておいたほうがいいと思いました。
次回は街中で歴史探検します!
鹿児島ローカルごはんはじめ日本全国のいろんなB級グルメがわかるこのコミックエッセイ激烈オススメです!w僕はこれを参考にして旅をしました▼
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