僕はこの歳までずっと『鹿児島』という場所を誤解していました。
なんか街中、薩摩隼人だらけで、下手なことしたら「チェスト――!!」の掛け声と共に薩摩示現流で頭蓋骨カチ割られそうで。。。
すぐ近くの桜島(活火山)もいつ爆発するかわからず毎日ビクビク・・・
でも、ぜーーーんぜん違いました!!!
一言で言うと「ゆるーーーーい」感じの街でした!!もうゆるゆる!!
優しい人も多いし、食べ物も美味しい!!
LCCで東京大阪から安く行ける時があるので都会で消耗してしまっている人は癒されに行ってもいいと思います!!鹿児島まで来ると知り合いもいませんですしww
ちなみに僕は思いっきり癒されました!!
2014年12月某日、僕は3ウェイバックを担いで成田空港から鹿児島へ。
元々、旅好きな人間だったのに、考えてみたら飛行機も一人旅も10年以上ぶり。
もしかしたら少し都会に染まりすぎてしまった自分を再び「旅」に染めたかったのかもしれない。ここ10年ほど旅もほとんどせずに借金返済(親の借金&学費の借金)のことばかり考えていた。
成田空港を最後に利用したのは確か2000年。学生時代にバンコク経由でヨーロッパに行ったとき以来。
「こんなんだったっけかな?」
とか思いながらLCCターミナルへ。
そこから2時間半ほどで鹿児島空港。
2時間の予定が2時間半になったのは天気が悪かったから。
東京は日本晴れだったのに鹿児島はあいにくの雨。
南に来たら暖かいかなと思っていたらめちゃくちゃ寒かったw
鹿児島空港から鹿児島中央へ。
バスは意外と高いし、遠いww
(1250円で1時間弱)
よくわからないので「天文館」というところで降りた。鹿児島の中心街だ。
とりあえずお腹が空いていたので鹿児島ラーメンを食べるwめちゃ美味かったww
その後、天文館をうろうろした後、本日の宿へ向かう。
途中、100円ショップで傘と下着などを買う。下着さえ持ってこなかったので現地調達ww
宿は海の近くにあるグリーンゲストハウス。
ここ、サイコーでした!!
マンション1棟まるまるゲストハウスで、1階にバーカウンターと和室という交流スペース。
2階~4階が個室やドミトリーになっていて、3階にキッチンや冷蔵庫もあるので自炊もOK!トイレや洗面台もものすごく綺麗でした!
また、貴重品(PC等)は1階の人に言えば階段途中にあるロッカーの鍵をもらえるのでここに預けて手ぶらで観光できます。
そして屋上もまた交流スペースになっていて、ここから見た雪化粧の桜島がめちゃくちゃ綺麗だった!!
この日は屋上寒すぎて誰もいなかったけど、夏はここで宿泊者とプチ飲み会とかすると楽しいだろうな、と思った。
僕は1800円の一番安いドミトリー(2段ベッドの相部屋)だったんだけどぜんぜん問題なし。
各ベッドにコンセントもついているのでごろごろしながらスマホもいじれますw(これは他のゲストハウスでも大体同じ)
僕は到着してすぐに3階のキッチンで長期滞在と思われるインド人から英語で「どうやってきた??」と言われて最初は意味が解らなかった。
後からわかったことは、この宿に来る人は自転車やバイク、車や徒歩の人が多いらしい。
どうやら長期休みをとって自転車やバイクで九州一周、もしくは日本一周をする人は意外と多いらしい。(このあといっぱい会うのだがw)
この鹿児島のグリーンゲストハウスは九州・本州の一番南だから特にそういう宿泊者が多いんだろうな。確かにゴールとしてはサイコーの宿だ。
しかし、海外の安宿では欧米人とかはよく自転車でユーラシア大陸横断中とかいるんだけど、日本人でもそんな人達、けっこういるんだ。
日本人って言うと『終身雇用』で『社畜』というイメージが強かったんだけど、意外とみんな気軽に旅してるんだな~と思った。
街で働いているとそういう人達には会うことができないんだよなぁ。当たり前か。
いや、街のゲストハウスカフェとかに行けば会えるのかな?そういうところに一緒に行ける友達作りたいな~
グリーンゲストハウスの1階にある旅人の情報ノートには九州や離島の情報がいろいろ書き込んであった。
「あー、日本でもこういうのあるんだ!」と思った。海外のゲストハウスには昔、よくあったやつ。
ちなみにこのグリーンゲストハウスの前の港からは種子島や屋久島へのフェリーが発着している。
夏に来てたら絶対に種子島や屋久島に行ってたな、俺www
あと、1階の交流スペースの本棚には僕好みの本がいっぱい置いてあったw
趣味、おんなじやん!!ww
この日の夜に1階のバーカウンターでこのグリーンゲストハウスのオーナーと少し話した。
オーナーは若く(僕より若いかな?)すごく気さくな感じで、昔、インドを半年ほど旅していたらしい。(インドビザ期限ギリギリww)
「ああ、だからか。」
と思った。
宿のところどころにお香立てみたいなのが置いてある。
若いころに海外を旅した30代の人が、ゲストハウス文化を日本にフィードバックし、日本向けに改良したゲストハウスが今、日本各地にできつつある。
それまでは日本の宿に泊まる旅に、
「ああ、わかってないなぁ。。。」
と思ってた僕も、こういう日本版ゲストハウスに泊まると、
「あ!!わかってる!!」
と思う。
本当に最小限のスペースだけのミニマムな個人スペース。
あとの設備はすべて宿泊者でシェア。
日本もいい時代になったな、と思った。
▲写真は後日、城山から撮影した桜島とさつまいもソフトと有名な水w