『銭湯』と『ゲストハウス』って、なんとなく似てる気がします。
どちらも「行く人」と「行かない人」がバッチリ分かれている気がします。
「行く人」は何度もリピートするけど、
「行かない人」はたぶん一生、行かない。
『銭湯』も『ゲストハウス』も、「居間」とか「お風呂」という、すごくプライベートな生活空間を全くの他人と共有するわけで、最初に1人で行くのは結構、勇気がいります。
けど、一度行って、慣れてさえしまえば、他の『ゲストハウス』も『銭湯』もその応用でぜんぜんOKなので、何件でも行けちゃいます。
でも、「最初に1人で行く」って、けっこう敷居が高いです。
僕の田舎の友達が東京に旅行に来て、いっしょに銭湯に行くと、結構、基本的なルールを知らなかったりします。ロッカーの鍵をとらなかったり。
ずっと実家暮らしとかだと、よっぽど風呂好きでない限り、一人で知らない銭湯に行くのは勇気がいるんじゃないかな、と思います。若ければ若いほど。
で、風呂なしアパート暮らしが長く、銭湯生活が長かった僕さえも、始めていく銭湯は少し躊躇します。
これは『ゲストハウス』も全く同じで、時々、僕のtwitterに、
「A1理論さんのブログを読んでゲストハウスに興味を持ったのですが、初めてなので泊まり方がよくわかりません。」
というメッセージが来たりする。
そういうメッセージを読むと、
「やっぱり、一般人がゲストハウスに最初に泊まるには『ナビゲーター』が必要なんだな。」
と思ったりもします。
実際、僕といっしょにゲストハウスデビューしたにゃんすは、その後、弾けたように様々なゲストハウスに泊まって、今では逆に僕がいろんなゲストハウスの情報をにゃんすから仕入れているくらいだww
で、そんな僕でも初めてのゲストハウスに泊まる時はやっぱり躊躇する。
その理由は『事前情報』が少ないから。
今でこそ、ゲストハウスの情報はいろんなブログで読めるようになったけど、、、
銭湯の事前情報は本当に少ないです。
理由を考えてみました。
・内部写真が撮れない
・ブログ等の個人メディアは若い人が中心で銭湯に興味がない
・興味があっても『ナビゲーター』がいない
・銭湯の魅力を若い人が知らない
・銭湯が一つ一つどれも個性的だということを知らない
等々なんじゃないでしょうか?
で、前置きが長くなりましたが、その情報が少ない『銭湯』に対して、『ナビゲーター』となる理想的な▼『京都銭湯ガイドブック』が発売されました!!
もうね、なにより▼イラストが超カワイイんですよ!!
本の構成は▼こんな感じで、まず各銭湯の緻密な外観、次に、可愛いひつじが「パカッ!」と銭湯の「フタ」を空けると、、、
▼各銭湯の上からの構造の図面がまたしても緻密に描写してあり、ものすごくわかりやすいです!!
この緻密さは、まるで▼『河童が覗いた』シリーズじゃないですか!!
そして、各銭湯の紹介の最後には、その銭湯にまつわるちょっとした▼コミックエッセイが!!これは僕のようなコミックエッセイ好きにはたまりません!!ww
▼この本には合計17件の厳選された京都の銭湯が載っています!
「京都銭湯マップ」もついていてわかりやすい!!
もうね、銭湯の外観と上から見た図の『緻密さ』と、イラストやコミックエッセイの『ゆるさ』がベストマッチングしてるんですよ!!
なんとも不思議な一冊ですが、この雰囲気は京都の銭湯のテイストと上手く合っていると思います。
『京都建築』という『緻密さ』と、『銭湯』の『ゆるさ』。
これはその象徴となる一冊なのではないでしょうか?
著者の「らくがきひつじ」さんこと大武千明さんは、なぜ、こんなに多くの銭湯の絵や図面を描こうと思ったのでしょうか?
その理由はこの本の▼『はじめに』に描かれてあります。→読みです!
うーーん、素晴らしい!!!
いやもう、この本が出ただけで、だいぶ京都の銭湯を救ってますよ!!
みんな、もっともっと▼この本を買って京都の廃業寸前の銭湯を救いましょう!!
(商売上手いな、俺www)
で、なぜ著者はこんな図面が上手いのでしょうか?
その理由は本の最後の▼プロフィール欄に書かれてあります!!
元々、本職さんじゃないですか!!
この本は、本職さんと、可愛いイラストと、京都の銭湯がマッチングした奇跡の一冊なような気がします!!
さらに現在の著者はなんと!!
▼京都のゲストハウスのヘルパーさんなんですよ!!
ていうか、らくがきひつじさんが働いている▼ゲストハウス『木音』、超泊まりたいwww
京都 ゲストハウス 木音|京町家に宿泊 -Kyoto Guesthouse Kioto-
https://www.facebook.com/guesthouseKIOTO
僕が年末に岐阜のサンドニさんといっしょに行ってドハマりした▼西陣地区だし!!
大阪で消耗したら新快速で京都・西陣に泊まりに行こう!温泉もあってめっちゃ癒されるよ! - A1理論はミニマリスト
ていうか、僕とサンドニさんが気に入った銭湯カフェ『さらさ西陣』も▼「コラム」として載ってる!!
京都の銭湯カフェ『さらさ西陣』は壁一面にオシャレなマジョリカタイル張りで何時間でも居たくなる! - A1理論はミニマリスト
らくがきひつじさんは時々、「さらさ西陣」にも出没しているらしいです。
まぁ、僕がはじめてらくがきひつじさんを知ったのも、「さらさ西陣」に置いてあった二冊の小冊子でしたしね。
ちなみに、僕がこの本の中で、特に「行きたい!」と思ったのは「生き物に会える銭湯」の二つです!
ひとつは錦鯉を見ながらお湯に浸かれる▼『桜湯』!
もうひとつは60羽のインコがいる『まつば・遊・湯』!
すごい!すごい!!
動物好きなにゃんすも好きそう!w
本当、この本がなかったら、こういう銭湯がこの世にあることも知らないまま、いつしか廃業になっていたりするんだろなぁ、と思います。
実際に、僕の家の近所にも「生き物に会える銭湯」があるのですが、それを知ったのは本当に「たまたま」で、銭湯好きな近所の友達(エスターク)といっしょにいつも行ってる近所の銭湯に行ったら閉まっていたので、次に近い銭湯に行ったらたまたま動物銭湯だったって感じで。
なので、近所にこんな楽しい場所があることを教えてくれる▼この本はものすごくいい本だと僕は思います!
もっともっと紹介したいページはいっぱいあるのですが、それは買ってからのお楽しみで!!
▼扉絵もとにかく可愛い!!
らくがきひつじさんには、是非、東京版も出してほしいですねぇ。
もしくは▼下諏訪の温泉版w
【下諏訪温泉情報まとめ】下諏訪温泉の入り方にはコツがあるよ!初心者向けから超上級者向けまで分類してみた! - A1理論はミニマリスト
そう言えば▼このコミックエッセイもお試し版しか読んでませんがものすごく面白かったです。
個人的にはテルマエなんちゃらより、実際にその銭湯に入りに行けるコミックエッセイのほうが好みですw
あと、この本の最後に紹介されていた▼この二つの本も読みたい!!
らくがきひつじさんは▼twitterもやってますので、フォローしたり、
らくがき ひつじ@2/23京都銭湯図鑑 (@hitsuji1010) | Twitter
▼facebookコミュニティもあるので、気になった方は「いいね!」しておくと最新情報が入ってくると思いますよ!!
https://www.facebook.com/hitsuji1010/?fref=nf
僕はもう、次に京都に行くことがすでに楽しみになってしまっています!!
それくらいお気に入りの一冊です!!
色鉛筆で描かれた絵がすごく優しいタッチなので、寝る前にベッドで読むととても幸せな気分で眠れますよ!!