はてなダイアリーで有名になったphaさんの『持たない幸福論』を読みました!
本日発売日で、日付が変わってすぐにiPhoneのkindleアプリにダウンロードして読了です!!
でもこの本は正確に言えば本当に『読了』するには数日かかる気がします。
内容は3年前に発売された前作の『ニートの歩き方』からさらにパワーアップしていて、ニートに限らず全日本人向けに書かれている気がしました。
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 16人 クリック: 1,642回
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そしてどこが重要箇所かと聞かれても「全部重要!」と言うしかない出来でした。
なので一度まず「表層読み」してから数日かけてゆっくり味わいながら読了するのがオススメの読み方です!
僕自身も大学の学生寮出身で卒業後もモノを持たずふらふらしながらネットで遊んでる人生なのでこの本にはものすごく共感です!
(というかphaさんのいた●野寮の同じ時期に僕の弟もいたw「マッスルドッキング」の頃ですww)
phaさんがはてなにいたので僕もはてなでブログを書こうと決めたので、この『持たない幸福論』についてはこれから数回に分けてレビューしていきたいと思います。
そのまえに、、、、
今回はこの『持たない幸福論』を僕と同じように発売日の日付が変わった瞬間にkindleダウンロードして最速読破した人向けに書いてみようと思います。
そういう人はおそらく「今、苦しんでいる人」「人生に行き詰っている人」なんじゃないかと思うのでそういう人を想定して書いてみます。
「自分の生き方を理解してくれる人が周りに少ない」
「自分を肯定してくれる人がいない」
「周りの人達に話をあわせるのがしんどい」
「いつ死んでもいい」
僕にもこんな感じで家でふさぎ込んじゃってる友達がいました。
そんな方に僕が絶対にオススメする人生はブログを使った『ドラクエ4的人生』です!
そもそもこの日本という国は「マイノリティ」や「少数民族」向けに作られてないのが問題だと思うんですよ。構造問題と言うより根本的な「設計思想」の問題。
でも最近はそれを「カスタマイズ」するツールがいろいろ出てきたと思うんですよね。
僕はその一番のツールがブログ、特にこのはてなブログだと思うんですよ。
『持たない幸福論』を最速読破するような人は日本社会の「マイノリティ」や「少数民族」だと思うんですよね。
なので同じ「マイノリティ」や「少数民族」の仲間を集めればだいぶ生きるのも楽になると思うんですよ。
ドラクエ4の勇者は最初一人で、自分の生まれ育った村もデスピサロ一味に焼かれてしまってからの孤独からのスタートです。
でもそこから一人、また一人と「導かれし者たち」という名の仲間が増えてきて旅が楽しくなってくる。
同じ考えの「仲間」さえいれば人生どうにかなると思うんですよね。楽しいし、各種周辺情報も入ってくる。
その仲間もそんなに多くなくていいんですよ、本当、馬車に入る程度の人数。
それくらいの人数の仲間がいるだけで人生が全然違ってくる。
仲間がいないから死にたくなってくると思うんですよ。
「人間は『飢え』で死ぬのではない、『孤独』で死ぬのだ。」
と言った人もいます。
食料余りの国で『孤独』のうちに死んでいくのはあまりにももったいない!!
ドラクエ4の勇者一行も、いち村人やいち宿屋の主人からしてみれば「あいつら働かずになにやってるんだ?」って感じだと思うんですよね。
でもそんな『モブキャラ』の言うことは無視無視!wwそもそも前提が違うんですから!!
ただそういう『モブキャラ』はお金を払えばサービスは提供してくれるので上手くそれを利用しながら「自分」と「仲間」を育てていけばいいと思うんですよね。
(phaさんがサイゼリヤやビジネスホテルを上手く活用しているように)
ブログ、特に「はてなブログ」には「仲間を集める」システムがいろいろ整ってると思うんですよね。
読者登録システムしかり、はてなスターしかり、はてなブックマークしかり、「注目のブログ」システムしかり。
さらにはてな以外の外部サービスのtwitterやブログ村も上手に使えばチャンスは大きくなると思います。
そこで「自分の好きなもの・こと」をひたすら発信し続ける!!1日何回発信し続けてもいい!!
とにかく3か月ほどはコツコツと「自分の好きなこと」だけを書く!!
バズるとか、PV数とか、アフィリがどうとかは考えない!!目的は『仲間集め』ですから!!
そうこうしているとそのうちゆっくりですがはてなスターがついてきたり、はてなブックマークがついてきたりします。
毎日発信し続けていれば「注目のブログ」に載る可能性も高くなります。そうなると露出が増えて仲間が増える可能性がさらに高まります。
「ブログ村」や「ブログランキング」を活用するのもオススメです。ちなみに僕は本多メグさんの記事で「ブログ村」の活用方法を理解しました。
ブログを書き続けられる理由は?モチベーションを保つ方法を考える。 - ミニマリストは世界を救う!
ここで最初に辛いのはドラクエ4と違って「最初の一人めの仲間」が見つかるまでに多少時間がかかることです。
どうしても見つからない時のひとつの方法としては自分と親和性の高いブログを見つけ、そのブロガーに「あなたのブログのファンです!」と言って無理やり仲間(というか弟子入り)してしまうのもアリかもしれません。
その人がtwitterをやっていればフォローしてメンションして絡んでもいいと思います。
個人的にははてなブログで増えてきた「ミニマリスト」集団に絡んでいくのもひとつの方法かなと思います。なにを隠そう、今年からブログを本格的に始めた僕やおはぎさん(断捨離パンダ)がそうですからw
「いや、僕は家にモノがけっこうあるし、、、」
「いや、私は寝袋で寝てないし、、、」
という心配は全く無用だと僕は思います。
「ミニマリスト」は「物を持ってない人」ではなくて「人生をカスタマイズしている人」だと思うんですよね。
例えるなら買ったPCからいらないソフトをすべてアンインストールして、まっさらな状態にしてから改めて自分でカスタマイズできる人。
大事なのは「何もない状態」から「人生をカスタマイズ」することであって、「何もない状態」を作り出すこと自体ではないと思うんですよね。
実際、本多メグさんの行った「ミニマリストアンケート」でも「ミニマリストのためのミニマリスト」はいませんでした。
また、僕も家に本がかなりありますがそれ以外のモノは最小限なので「ミニマリストだ!」って言いきっていますw
「ミニマリストだ!」と言い切って「人生をカスタマイズしている人達」の中に入って行って、その中で親和性の高いミニマリストを見つける方法もアリだと思います。
そして3か月ほど自分の好きなことばかり書いているブログを続けていればその自分に影響されてブログをはじめる人も出てくるかもしれません。
実際、僕のこのブログに影響されて2人もブログを始めてくれました。感謝感謝です!!
↑なんと!ブログ開始から10日経たずに「注目のブログ」に載ってました!!もんげー!!
↑最近、始まりました動物のお医者さんブログ。動物好きの方は是非是非、読者登録を!!
ブログから親和性の高い仲間が増えてきたら、次はゆっくりとリアル世界の「いらない人」を切っていくww人間リストラwww
自分にとって「いらない人」が発する言葉はノイズでしかありません。そんな人たちと関わっていたら心身ともに病んできます。「ドリームキラー」と例える人もいます。
気が合わない友人は断捨離、つまらない仕事はあっさり辞める。実家の人はお金を貯めて実家から出るのがオススメです。親の言葉はノイズ以外の何ものでもないですから。
とにかく家でふさぎ込んでるのが一番、心にも体にもよくありません。
「自分がここにいる」というアクションをなにか起こさなければ「あなたがそこにいる」ことはわからないのですから。
そう言えば、ドラクエ4のどこかの港町にずっと海を見つめているおじいさんがいました。この老人は本編のストーリーとは全く関係ありません。
で、勇者一行が話しかけると、
「ワシも君たちのように若いころにもっと旅をしておけばよかった。。。」
と言うんですよね。
僕は子供心に、
「こういう老人にはなりたくないな。。。」
と思いました。
おそらくこのおじいさんはいち村人やいち宿屋の主人としてモブキャラ人生を送ってきたと思うんですよね。今の日本で言うとサラリーマンとか社畜。
でも結局、老人になってからその生き方を後悔するなら僕は意味ないと思うんですよね。これもある意味『詰み詰みルート』ってことでww
実際、人間が死ぬ直前に後悔することナンバーワンは「自分自身に忠実に生きれば良かった」らしいです。
また僕の親も言ってましたが、男性の平均寿命は80歳ですが、それはあくまで平均であって、実際は定年前後の60代で死ぬ人がかなり多いらしいです。
それを元・葬儀屋の友達に言うと「俺が担当した葬式は60代男性がめちゃくちゃ多かった。」とも言ってました。
これは僕の推測なので一概には言えませんが、そういう人たちは長く続けた仕事が終わり、ふと人生を振り返ったらこのドラクエ4の海を見ている老人みたいな気持ちになって、絶望して死んでしまうんじゃないかと思うんですよね。
でもそれじゃあどれだけ年金積み立てても意味ないです。
今、日本で言われているサラリーマンルートの行き着く先がそんな『詰み詰みルート』なくらいだったら、、、
自分らしい生き方を表明し、それをフォローしてくれる少数の仲間と生きていく。
そういう人生のほうが絶対に楽しいし、それができる環境も徐々に整いつつあると僕は思っています。
今週のお題「最近おもしろかった本」