「風の他人の姫姉様」というブロガーを知ったのはほんの2か月ほど前。
資格試験記事ばっかりだったこの僕のブログでミニマリスト記事を書きだした頃、ミニマリスト界隈でものすごく有名とのことで知った。
ブログを読んでみて「ああ、なんかこの人面白いな」と思った。ブログ記事も面白いけど、「生き方」そのものがなんか斬新過ぎた。
これが彼女の一日。
でもまだ最初は「女子向けライフハックブログ?」くらいの認識だった。
で、先日、名古屋姫姉様オフ会が開かれ、そのレポートを読んだ。
その中の、
今回の名古屋への交通費などで7000円掛かりました。
しかしイベント参加費のお釣りや直接の援助や金券などのプレゼントなど沢山持たせていただいたお蔭で合計40000円相当になりました。
すごい金額です。
イベントをする度にどんどんお金が増えていきます。
「私は所詮一般人だし、これといって見返りがないのに、
何故このような大金を投げ出すことが出来るのですか?」
と思い切って聞きました。
「応援したいと思ってるから。」
「人生を変えてくれたお礼をしたいから。」
「他に人には出来ないけど姫姉様だから出来る。」
これを読んで思った。、
「ああ、『ポジティブに生きている』ことでお金になる時代が来たんだ。」
と。
正確には今までもポジティブになれる歌手とかタレントというのは存在していたけど、それは間にいくつも企業が入っていて中抜きがすごかった。
所属事務所、テレビ局、制作会社、レコード店、それらが立ってる土地にも当然、家賃がかかっている。
これは「CtoBtoBtoBtoC」な構造。しかもこのご時世、中抜き企業も儲かってない。当然、歌手やタレント本人も。
けど、彼女はブログを媒体に使うことでその旧来の『ポジティブ』流通システムを壊し、「CtoC」の構造にしてしまっている。
中抜き企業がひとつも挟まらないことでダイレクトに本人の収入につながる。
「それって単なるネットアイドルじゃん!」
という人もいるかもしれないけど彼女はブログ上では顔出ししてない。コスプレしたり自作した歌をアップしたりもしてない。文章メイン。
で、圧倒的に女性ファンが多い。
思うに、彼女は『ポジティブ』と『ポジティブになる術』を個人販売してるんじゃないだろうか?
しかも「販売」というより、ブログ上に『ポジティブ』を無料放出しておいて、読んだ人が「もっと書いて欲しい!」と寄付するシステムがメイン。(有料サロンもあり)
そしてそれでぜんぜん生活できている。(ミニマリストなせいでもあるが)
僕が斬新だと思ったのはまだある。
「インターネット世界」はここ20年ほど「ネガティブな人」のたまり場と言うか独壇場だったんじゃないか、と思う。
「ネガティブな人」ほど評価され、お恵みを施されるようにお金をもらう。
かくいう僕も昔は貧乏すぎて、家がないときはメルマガ読者の家に泊めてもらったり、お金がないときはmixi(ネガティブ)コミュ参加者から援助物資を送ってもらったりしていたw
これは完全に「バクシーシ」「喜捨」「お恵み」であって、お金がある人がお金のない「ネットの中の人」にお金やモノを送ってあげる慣習。
けどこの姫姉様は完全に「信者」が「お布施」しているw
中には姫姉様よりお金がない人や姫姉様より年下の人までお金やモノをあげている。しかも姫姉様もそこまでガツガツしてない。
お金やモノをあげている人も本人の生活はカツカツの節約生活だったりするのになぜ?
それはもう姫姉様が「ポジティブな人」だからなんじゃないかと思う。
話は戻るけど「企業と姫姉様」の関係は「北風と太陽の話」に似ている気がする。
「車を買え!」「マンションを買え!」と、企業がどれだけ広告を打とうがおそらく彼ら彼女らはほとんどスルーだろう。
新聞も取ってないし、テレビも持ってない。むしろ彼ら彼女らに関してはそれら企業広告はすべて「ノイズ」だったんじゃないかな?
北風がどれだけ必死にピューピュー風を吹かしても、むしろ逆効果、みたいな。
しかし、姫姉様は彼ら彼女らにとっては『ポジティブ』という「恵み」をくれる「太陽」だったんじゃないかな?
人間は「太陽」には勝てない。いや、「太陽」によって生かされている。
だからその「太陽の恵み」から獲れた豊作物の一部を「お返し」している感覚なんじゃないのかな?
しかしバブルが弾けて20年以上経って、なんでこのタイミングなのか?
しかもちょっと前までネットは「ネガティブ人間」の独壇場だったじゃないか?
と思う人がいると思う。
僕はこの現象は「スマホの普及」が大きいんじゃないかと思っている。
姫姉様のブログはブログフォーマットも記事の長さも「スマホで見る人」をメインターゲットにしている。
少し前まで「ブログ」とはパソコンで読むものだった。
椅子に座ってマウスをカチャカチャ。この姿勢はちょっと「仕事」っぽい。
仕事の報告書や日報やメールなどを読む姿勢に近い。
なので「ネガティブな内容」はすごく同情されたし、解決法を考えさせられた。
でもスマホは電車の中で数駅移動する間にちょっと取り出していじったり、待ち合わせの間に待ち合わせ場所でいじったり、家で寝転がっていじったり。
信号待ちの間やスーパーのレジ待ちでいじっている人もいる。どちらかと言えば「雑誌」感覚に近い。スマホ機能はパソコンレベルだけど利用シーンはまんま携帯電話と同じ。
そしてスマホを取り出すと、まずはLINEのメッセージ確認、その後、twitterやfacebookのタイムラインの合間に挟まった新着やシェアのURLをタッチしてブログに行きつく。feedlyアプリユーザーも増えてきた。
しかしそのブログ内容がネガティブだとキツイww
「人間の体は『食べたモノ』で出来ている。人間の心は『読んだモノ』で出来ている。 」と僕は考えている。
人の愚痴を聞きたくないのと同じで、ネガティブなブログはこのスマホ時代は避けられる傾向にあるんじゃないかな?
しかもスーパーのレジ待ちの間等の細切れ時間にスマホを開いてネガティブ記事読んでしまったら秒速でネガティブになれること受け合い!!ww
姫姉様のブログ記事はミニマムに要点が詰まっていて細切れ時間でもさっと読めるのでミニマムに『ポジティブ』がチャージできる。
「断捨離パンダ」ことおはぎさんのコミックエッセイブログが彼氏に「漫画のテンポはいい、しかし(その後の)文章が長くてだるい」と言われる回がある。
僕はおはぎさんの文章もすごく好きなんだがやはりスマホ時代に長文ブログは不向きな気がする。
そういう僕も長文過ぎるのだがww
最近はあえて通勤時間にあわせて予約投稿している。そしてやはりはてブがつくタイミングは通勤時間の終わりか夜だ。
そういうもろもろの時代背景が重なり、最近の日本は『ポジティブに生きている』ことで(個人間で)お金がもらえる時代になってきたと思う。
ちなみに男性ブロガーで言うと立花岳志さんかな、と思う。
最近立花さんが始めた「個人コンサル」は始めてすぐに希望者が殺到し、ずっと予約待ち。その状況になによりも立花さん本人がびっくりするほどの人気っぷり。
姫姉様や立花さんというブロガー本人もびっくりするほど『ポジティブに生きている』人を評価する時代になりつつあるんじゃないかと僕は思います。
まずは『ポジティブ』そして『自分の得意分野』、かつ『ブログ運営術』を組み合わせればお金を払ってくれる需要はかなりあるんじゃないかと思います。
『自分の得意分野』はイラスト、料理、マラソン、読書、旅行法、勉強法、経済論・社会論などの学問。
なにもなければとりあえずモノを捨てるだけで『ミニマリズム』かつ『ポジティブ』になれる。
(『ミニマリズム』と『ポジティブ』の関係性に関してはまた別記事で書こうと思います)
個人でも、いや個人の時代だからこそ『ポジティブ』になることが重要になってきたと思います。
そして僕は、誰でも『ポジティブ人間』になれると思いますし、誰でも『ポジティブ記事』は書けると思います。
本気で『ポジティブ』記事を学びたいと思われる方は姫姉様のブログ勉強会や立花さんの個人コンサルを受けてみてもいいかもしれません。