人生 人生-考え方

たかぎなおこさんの『浮き草デイズ』を再読したら人生に大事なことがいっぱい書いてあった。苦しんでる人や行き詰ってる人に是非読んでほしい。

僕はここ5年ほど、マンガは『コミックエッセイ』がメインですw

普通の漫画(ストーリー漫画とか)は最近はなんか読んでて疲れるし、途中で読む気力がなくなってしまうのです。。。
昔から映画・小説は最後まで集中力が続かない人間でしたが、ここ最近はスマホの影響かテレビ番組や漫画でさえ集中力が続きません。。。

そんな時にハマったのが『コミックエッセイ』!w
元々、旅漫画とか旅エッセイとかが好きだったのですが、コミックエッセイなら寝ころびながらブログ感覚で読めるし、好きなところで読み切れる。
特に寝る前にお香を焚きながら読むとものすごくリラックスできます。

たかぎなおこさんに僕がハマったきっかけはこのローカルごはん(いわゆるB級グルメ)漫画から。

愛しのローカルごはん旅―2007ー2008 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

愛しのローカルごはん旅―2007ー2008 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

 

 
僕は元々海外旅漫画メインだったので、国内旅行自体にあんまり興味なかったのですが、この漫画から国内旅行に興味が出始めました。
去年の年末はこのローカルごはん旅2巻の宮崎鹿児島編をiPhoneの写真で全ページ撮って、実際に鹿児島や宮崎を旅したらものすごく楽しかったです!

愛しのローカルごはん旅 もう一杯!

愛しのローカルごはん旅 もう一杯!

 

 
特にかき氷の『しろくま』本店は真冬でも美味しすぎて、コンビニのも美味しいけど本物は桁が5つくらい違うことを実感w

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僕は元々かき氷は好きじゃなかったので、この漫画に出会ってなかったら鹿児島に行っても『しろくま』本店には行かなかったでしょう。
まさに『たかぎなおこ巡礼旅行』ですねw

 

そんなどちらかというと読むとリラックスできる作品が多いたかぎなおこさんの作品群の中でも少しテイストが違うのが『浮き草デイズ』①②。

浮き草デイズ 1 (1)

浮き草デイズ 1 (1)

 

 

浮き草デイズ〈2〉

浮き草デイズ〈2〉

 

 
普段のB級グルメ旅作品が「お菓子」や「タコ焼き」みたいな漫画だとすると、これはピリッと辛いけどクセになる「柚子こしょう」のような作品。

僕は昨日、2連続だった試験が終わり、パンダことおはぎさんとのtwitterでたかぎなおこさんの話になったので『浮き草デイズ』を読み返したくなり再読してみました。

ohg0524.hateblo.jp

↑コミックエッセイ好きな方にはこのブログも超オススメ!

そしたら一度目に読んだ時よりも大感動!!そして人生に大事なことがいっぱい書いてあったので今回、ブログ記事にしてみました。
特に人生に苦しんでいる人や、夢やブログ運営等に行き詰まっている方の参考になれば幸いです。

 

『浮き草デイズ』は1998年に三重から東京にイラストレーターになるために出てきた24歳のたかぎなおこさんの苦労話です。
2015年現在、コミックエッセイで大成しているたかぎなおこさんなのでさぞやシンデレラストーリー的な成功物語かと思いきや、、、
①巻は苦労に苦労を重ねた貧乏話の連続。内容もバイトバイトの毎日で生活するだけで精一杯な感じ。
ようやくバイト生活に安定してくるのが②巻中頃で、本業の芽が出るのはもう②巻の最後の最後。もう本当に貧乏話の連続。
僕も同じ1998年に上京してきてからずっと月3000円の学生寮での貧乏生活だったので(今も貧乏生活ですが。。。)特に①巻は読んでて途中で苦しくなってきます。

 

そしてどなたかもamazonレビューに書いていましたが、僕の東京体験から言っても、なにかを夢見て上京してきた人は①巻の段階で半分くらいが夢破れて地元に帰ったり、バイト先に就職したりします。
で、②巻の真ん中くらいまで頑張る人はもう一握りくらいな気がします。
イラストでは飄々としているたかぎなおこさんですが、実はここまでいける人はそんなにいない気がします。

 

で、②巻の最後の最後で型落ちのiMacを買って、プロバイダ契約し、テレホーダイにつなぎ、データ入力のバイト先の人にHTMLを教わってホームページ開設。
そのホームページを見たバイト先の仲間が「なにか面白いこと書いて」と言ってきたので日記を書いたらそこまで評判が良くない。

そこで得意のイラストを挿絵にした日記を書いて、酔って帰ってきた日も毎日続けて更新していたらそれをたまたま見ていた編集者の目に留まりそこからいっきにコミックエッセイデビュー!
そして今のようにヒット作品を次々に生み出す人気コミックエッセイ漫画家に。

 

最初はイラストレーター志望で出版社に売り込みを続けていたのに芽が出ず、たまたまHPに描いていた絵日記を見ていた編集者からFAXで仕事の依頼が!
この時のたかぎなおこさんの表情と、このセリフ、
「へ・・・に・・・日記??なんで!?」
のコマを見て、僕は、
「リアルだなー」
と思いました。

 

人間、「やりたいこと」、特に「若いときにやりたいこと」はおそらく生まれてきて20年くらい見てきた人をロールモデルにしてると思うんですよ。
「鳥山明のような漫画家になりたい!」
「エアロスミスのような音楽を作りたい!」
「松本人志のようなコントを作りたい!」
みたいな。

でも、すでに鳥山明やエアロスミスや松本人志のような人がすでにいて、しかも過去の作品は安価に古本やDVDやニコニコ動画で見れたりする。
さらにそれに向かって目指す若者も無数にいて、そこは競争率が高すぎる「レッドオーシャン」なんですよね。。。
さらに本人達は必死になりすぎててその状況が客観視できない。
若い頃はこんな風に「自分目線」であって「マーケット目線」になれない。そして一生「自分目線」で終わる人も多い。

 

『ニーズ』→『リード』→『クロージング』
がいわゆる「営業の基本」で、いきなり自社の商品をむりくり売り込むのではなく、最初は相手の『ニーズ』をまず探る。
その『ニーズ』を自社商品の「強み」とマッチングさせるべく、コミュニケーションをとりながら徐々に『リード』していき、上手くマッチングできたら『クロージング』(成功)。これが基本的な営業の流れ。

 

たかぎなおこさんは出版社に持ち込みしても報われず、いろいろあがいているうちに少しでも可能性のある流行りのインターネットに興味を持った。
バイト先のスキル、お父さんからの「10万円のおこずかい(注:おこづかいではないw)」、その他いろんな偶然が重なって時代の『ニーズ』を掘り当てることができた。
今現在、頑張っていることから『半歩ずらした』だけでそこには広大な「ブルーオーシャン」が広がっていたんでしょう。
そしてその「ブルーオーシャン」で自分の才能を最大限発揮できるように『リード』していき『クロージング』(成功)できた。
これ、本当に人生に大事なことだと思う。

 

そしてこの『浮き草デイズ』には隠れたもう一人の主人公がいて、それはたかぎなおこさんがバイトしていたホテルの厨房で働いていた「モモセさん」というコックさん。
この人、かなりやり手で和洋中、全部得意というスーパー万能キャラ。そしてフレンチトーストがめちゃくちゃ美味しい。
で、口には出さないけどいつか故郷の青森に帰って自分の店を持ちたいという夢を密かに持っている。
これはこれでたかぎなおこさんとはまた違った夢追いキャラですごく魅力的。

 

そのモモセさん(本名:早瀬さん)が昨年末に出たたかぎなおこさんの「はらぺこ万歳」のラストの青森編で13年ぶりの再会&再登場!

はらぺこ万歳! 家ごはん、外ごはん、ときどき旅ごはん

はらぺこ万歳! 家ごはん、外ごはん、ときどき旅ごはん

 

 
念願のあの貧乏時代のフレンチトーストをたかぎさんが再び食べて涙するという『浮き草デイズ』読者には感動の演出が収録されています。

 

そのモモセさん(早瀬さん)も本業は創作料理だけど、これをきっかけにフレンチトーストも店のメニューに追加したようです。(前の日からつけ込むので前日までの予約が必要)
最近のtwitterによると先日のGWは日本全国&台湾から合計80人もの方々がこのフレンチトーストを食べに青森の店に来たらしいです!すごい!!


twitter.com

そしてそのフレンチトースト目当てで来たお客さん達に本来の『自分の得意技』である創作料理の中の海鮮料理や飴細工も食べてもらって、評価してもらい、ソーシャル拡散してもらう。
青森で創作料理店をやっていたのに、フレンチトーストに日本全国から『ニーズ』があるなんて、まさにモモセさん(早瀬さん)はたかぎさんのホームページの時のように、
「へ・・・フ・・・フレンチトースト??なんで!?」
な状態だったのではないでしょうか?
しかしその『ニーズ』を的確にとらえ、モモセさん(早瀬さん)のtwitterのアイコンとコメントは『浮き草デイズ』をアピールするものに変わっていました。

 

この二人の人生から大事なことをまとめると、
●自分の好きなことを「得意技」に昇華できるまで黙々とやり続ける。くじけない。辞めない。生活費削減。
●時代の『ニーズ』に自分の「得意技」と親和性があった時はまずその『ニーズ』にがっつり答える。
●『ニーズ』に満足したお客さんを徐々に自分の「得意技」方面に『リード』していく。
●「得意技」でも有名になり、『クロージング』(成功)
言葉にすると簡単ですが、これはかなり難しい作業なのではないかと思います。

しかし、今、悶々と悩んでいる方にはこの『浮き草デイズ』には僕も気づかなかったヒントが落ちているかもしれません。

『浮き草デイズ』は読んだ人のその時の「困っていること」に対する「答え」が浮かび上がって見えてくる。そんな不思議なコミックエッセイだと思いました。

モノをあまり持たない主義の僕ですが、この本はいつもそばに置いてこれからも読み返し続けたいと再認識した次第です。

浮き草デイズ 1 (1)

浮き草デイズ 1 (1)

 
浮き草デイズ〈2〉

浮き草デイズ〈2〉

 

 

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