人はその一生において、
『(A1,B1)率の高い場所』
を常に捜し求め続けながら生きていくのではないだろうか?
という問い。
「田舎から上京する人間」と「そのまま田舎に残る人間」がいるのも、結局、田舎に対するその人個人の『(A1,B1)率』の高低によるんじゃないかと思う。
田舎・実家は確かに居心地がいい。
潜在的・確率的には一般的には『(A1,B1)率』は高いと思う。
でも、そんな田舎に満足できずに、
『さらに(A1,B1)率の高い場所を求める行為』
がいわゆる『上京』なんじゃないかと思う。
「田舎では会えない人」に会えるのが東京なのだから。
19歳の時の僕にとって田舎はまさに、
(A2,B1)状態だった。
悪い人が多いわけではない。
ただあの時の自分にとって田舎は『(A2,B1)な人が多い場所』だった。
つまり『満足』できなかった。
また、その6年後、東京で疲労で倒れてその後2ヵ月半田舎で養生生活してた時も、mixiで巨大オムライスイベントとかを東京でやってて、東京に帰りたくて帰りたくてしょうがなかった。
その時、
「ああ、俺はやっぱりここにはあってない【ここでは(A2,B1)率が高い】。」
と思った。
「海外一人旅」という行為もそうだと思う。
『宿泊したゲストハウスの質がその街の印象を決定付ける』
というよく言われる言葉も、結局、宿のオーナーとの(A1,B1)率、その時泊まっていたメンバーの(A1,B1)率によって、宿だけではなくその街やその国、またその旅自体の満足度も違ってくる。
旅行者に聞く「沈没地」(旅を一旦休止し短期間留まる場所)にバラつきがあるのは、人によって(A1,B1)率の高かった場所と時期が違うからだろう。
あと、「またあの街(宿)に行きたい!」 と思ってまた同じ場所に行ってみたが、なんか違った、という良くある「残念な再びの旅」はたいてい、宿のオーナーが変わっていたり、その時のドミトリーのメンバーに(A2,B1)(A2,B2)率が高いことに起因している気がする。
仕事で言うと、転職を繰り返す人は未だ『(A1,B1)率の高い職場を見つけられない人』なんじゃないかと思う。
それだけ理想が高かったり人生に真剣な人もいるが、ただ単に我慢が足りない人も多い(昔の「青い鳥症候群」ってやつ?)。
逆に大企業にずっといる人は「大企業に勤める人」がいる大企業という存在自体がすでに『(A1,B1)率の高い職場』なんじゃないかと思う。
また、そもそも仕事や職場に(A1,B1)率を期待せず、いきつけの飲み屋がその人にとって『(A1,B1)率の高い場所』な人もいるんじゃないかと思う。
結局、「一個の人間」という個体はものすごくバラエティーに富んでいると思う。
よく考えたらそりゃそうだ。何十年も人間やってたら、
人によって、
遺伝子によって、
家庭環境によって、
学校環境によって、
時代によって、
国や地域によって、
物事の好き・嫌いにバラつきがあるのはむしろ当然。
仲のいい友達や同じ血が通った兄弟が「面白いから」と勧めてくれた本が「からっきし面白くなかった」なんてザラにある。
結局、一人一人のmixi(SNS)参加コミュ一覧が全く違うように、誰と誰が(A1,B1)関係になるかは当の本人達も実際会うまではわからないということが多いと思う。
ただ、実際会う前に予めコミュ一覧や日記で、
『(A1,B1)関係になれるかどうか「予想」できるようになった』
のはmixi(SNS)の大きな「功績」なんじゃないかと思う。
また、
「最初の半年のmixiが一番面白かった。」
という人が多いのは、結局、ある種『魑魅魍魎な人たち』が友達の友達くらいで全員繋がってた狭い空間だったからじゃないかと思う。
『そこそこエリートなんだけど世間や常識にはなびかない、変な人たちの社交界』
という『世界』はある意味、
『(A1,B1)率【激高】のありえない理想郷』
だったんじゃないかと思う。
あのころ、誰からのマイミク申請でもほとんどの人が承認していたのは、やっぱり笠原社長から始まった『(A1,B1)の世界』を全員が共有していたからじゃないかと思う。
そういう時代を体感した人から見たら、
「今のmixiはつまらない【(A1,B1)率が低すぎる】。」
ということになるのではないだろうか。
~追記~
更新遅れてすみませんでした!
このブログを始めた当初(2013年8月下旬)に僕の学生時代の友達等に最初のほうのエントリを読んでもらっていたのですが、反応が薄く、正直、少し挫折しかけてました。。。
が、ひょんなところで昔の仕事(営業系)の仲間と再会し、なんとなくこのブログを教えたところ、ものすごく大きな反応がありました!
よく考えると8月に読んでくれていた学生時代の友達等はエンジニアや事務職等のどちらかというとバックグラウンド業務職系が多く「なに当たり前のことを小難しく言ってるの??」という反応でした。。。
そのことをその元・仕事仲間に伝えると、
「そこにはニーズがない。」
とのことでした。
その友達いわく、人と人が『交差』する場所にいないとこのブログ内容は『身に沁みない!』とのことでした。
やっぱり営業・販売・交渉・会議などの、第一線で人と人が『交差』するところで働いている人たちにこのブログのニーズはあるのかもしれないし、僕もそういうところで日々戦っている人たちに是非読んでもらいたいなぁと思いました。
そう言えばこのmixi過去日記文章群も、仕事中の合間に脳内で考えたことを家に帰ってきてからmixi日記にいっきに綴ったものがほとんどです。
ちなみにその仕事仲間は若干僕の後輩でもあり、僕が、顧客の「ニーズ」を「リード」して「クロージング」するように教えた人でもあります。
自分が教えた人に教えられましたw
さて、この日記も2007年4月8日のmixi日記のリライトです。
人は『(A1,B1)率の高い場所』を求めて、上京し、旅をし、転職をする、という内容です。
『(A1,B1)率の高い場所』というのは、今の言葉で言うと「コンフォートゾーン」と言えるかもしれないですね。
人間、必要以上のお金を稼ぐことより、自分自身の「コンフォートゾーン」で生活し、「コンフォートゾーン」で働いていける人生が一番、幸せなのかもしれませんね。
ブログやtwitterやSNSも、結局、それを実現させるツールなんじゃないかとリライトしながら、今、思いました。