2021年6月30日に派遣社員として前回の派遣先の就業期間が終了し、現在、次の派遣先が決まっていない、いわゆる「異動待機期間」中のA1理論です!
この「異動待機期間」に病院等に受診に行く場合の保険証の取扱いに関して調べてまとめたのでこのブログ記事で展開致します!今、病気などで悩んでいる方のご参考になれば幸いです。
ただ注意点としては、あくまで僕が自分の派遣会社に聞いて2021年7月3日時点で調べた内容ですので、病院に受診に行く前に必ず自分の派遣会社の担当者や派遣会社の社会保険担当部署等に電話・メールなどでご確認ください!(ただ緊急な場合はまず病院に行きましょう!健康第一です!)
「異動待機期間」中の保険証はかなり微妙な扱いです!
派遣社員が就業期間終了後に次の派遣先が決まるまでの「異動待機期間」は原則1ヶ月ですが、その間は、
「派遣会社発行の保険証は持っているけど、働いていないのでこの保険証を使っていいのかどうかわからない!」
という非常に微妙な状態になると思います。
結論を先に言うと、就業期間終了後、次の派遣先が決まっていないと原則、今の派遣会社発行の保険証は使えません。
けど、どうしても歯が痛い、腰が痛い、熱がある、この時間があるときにずっと気になっていた病気を治したい!という人は多いと思うので、その場合は我慢せずに病院等に行くべきだと思います。
その場合の保険証を使うパターンをミニマムに全部網羅した図が上記のパワーポイントの図ですので、僕のオススメは上記の図をスマホに保存し、お気に入りマーク等をつけて写真保存し、いつでもすぐに見れる状態にしておくといいでしょう。この記事をお気に入りやブックマークしてもいいです。
このブログ記事は上記の図をもう少し詳しく説明する記事となります!
日本は国民皆保険制度なので被保険者は最終的には3割負担になる!
日本は国民皆保険制度なので、日本国民である以上、少なくとも「保険に入っていない期間」は存在しなくなります。
なので、最終的には3割負担になります。でも、異動期間中はその最後に行き着くまでの条件によりパターンが分岐していく感じです。
そのパターン分岐はミニマムに説明すると上記の図なのですが、この記事では以下にもう少し詳しく説明し、最後に個人的なオススメの方法も記載します。
また、この記事では便宜上「派遣会社発行の保険証」と記載していますが、正確には派遣会社と提携している保険組合や保険協会が発行する保険証のことを指します。
また、この記事でいう「被保険者」とは原則「派遣社員」のことを指し、おそらくこの記事を読んでいる「あなた」の可能性が高いのではないかと思われます!
1国民健康保険に切替えて受診
まずは派遣会社の保険証を国民健康保険の保険証に切り替えてしまうパターンです。
僕が調べた限りでは、国民健康保険に切り替えるとその時点で派遣会社を「退社扱い」になるようです。
その場合の大きなデメリットは消化しきれていない有給休暇の日数や、次の有給休暇獲得までの日数もリセットされるということです!(有給休暇日数は派遣先ではなく、派遣元で管理されています)
特に消化しきれていない有給休暇が残っている人はこの選択をしないほうがいいと思います。
そういう方はできれば次に派遣で働くときはその派遣先の就業期間終了までに有給休暇を全消化することを個人的にはオススメします!理由は同じ派遣会社で次の派遣先が決まらない可能性があることと、この記事のように異動待機期間内に国民健康保険に切替える選択をしてしまうと残りの有給休暇日数が消滅するからです!
また次の有給休暇獲得までの日数に関しては、僕も今回あと2ヶ月で12日獲得予定だったのですが、同じ派遣会社で新しい派遣先に行ってすぐに有給休暇を使うのも微妙だし、リセットされると当然ながら次に働くときに半年で10日の有給休暇がとれるので、個人的には「損切り」でもいいかなとは思っています。僕の場合は今回の就業期間の最後に残っているすべての有給休暇日数を消化できたので満足です。次の有給休暇獲得までの日数に関しては執着せず「足るを知る」の精神で!
またこの国民健康保険に切替える際には役所に届出が必要になりますが、その際はマイナンバーカード(or通知カード)の他に、派遣会社から「健康保険資格喪失証明書」が必要ですので派遣会社の担当者や担当部署に連絡し、早めに取り寄せましょう。(就業期間終了後、14日以内に役所で手続きがベストです!)
2今持っている派遣会社の保険証を使って受診
2-1異動待機期間内(1ヶ月)に次の派遣先が決まった場合(今の派遣会社の保険証を継続利用)
2-1-1「自己負担」パターン
被保険者が自己負担で病院に10割支払い、次の派遣先で終業後、派遣会社の保険証の組合・協会等に残りの7割分を請求。
一旦、正規の値段である10割で負担し、次の派遣先が決まった後に今の派遣会社の保険証の組合や協会に残りの7割を請求するパターンですね。
おカネや心に余裕がある方はこのパターンでもいいでしょう。一旦、おカネを「貸す」感じですね。
2-1-2「3割負担」パターン
被保険者は普通にいつも通り病院に3割負担で支払い、次の派遣先で終業後も、被保険者はなにもしなくていい。(保険証を継続利用のため)
これが一番ベストで楽な方法ですが、1ヶ月以内に次の派遣先がきまらないと、下記の2-2-2 の一番面倒くさいパターンになります。
次の派遣先が決まりそうな方、ほぼ決まっている方はこの「3割負担」パターンがいいでしょう。
2-2異動待機期間内(1ヶ月)に次の派遣先が決まらなかった場合(異動待機期間後、国民健康保険に切替え)
2-2-1「自己負担」パターン
被保険者が自己負担で病院に10割支払い、異動待機期間(1ヶ月)終了後、国民健康保険に切替え、被保険者が国民健康保険に残りの7割分を請求。
一旦、正規の値段である10割で負担し、異動期間終了後に国民健康保険に残りの7割を請求するパターンですね。
おカネや心に余裕がある方はこのパターンでもいいでしょう。一旦、おカネを「貸す」感じですね。
2-2-2「3割負担」パターン
被保険者は普通にいつも通り病院に3割負担で支払い、異動待機期間(1ヶ月)終了後、派遣会社の保険証の組合・協会等から残り7割の請求が来るので支払い、国民健康保険に切替え、被保険者が国民健康保険に残りの7割分を請求。
これが一番、面倒なパターンです。
次の派遣先が決まらなさそうな方、しばらく失業保険もらってゆっくりしたい方は2-2-1の「自己負担」パターンか、1の国民健康保険切替えをしたほうがいいかもです。
おまけ:以上を踏まえた僕のオススメの方法!
以上が現状の日本の派遣社員をとりまく保険証の制度になると思われますが、それを踏まえた僕のオススメの方法は次の通りです!
①就業期間終了(派遣切り)が決まったら、就業期間最終月にその時点での残りの有給休暇をすべて使い切る!(そのために常に有給休暇は20日以上貯め込まない!)
②極力、就業期間終了までに次の派遣先を決めておく
③就業期間終了までに次の派遣先が決まらない場合は「雇い止め」として会社都合退職になる可能性が高いので(失業保険がオイシイので)、就業期間終了後、すぐに派遣会社担当者に会社都合退職で離職票を出してもらうように交渉する!
つまり、極力、この記事のようなことを考えないようにする方向に持っていく、ということですw
なぜならこの記事に書いたように、異動待機期間中の保険証の扱いがかなり複雑になるからですw
就業期間終了時点で(勤務最終日時点で)、次の派遣先や次の就職先が決まっている、もしくは会社都合退職する方針を決めておくのがいいと思います。なぜならこの記事に書いたような複雑なことを考えずに済むからです!
退職時はバタバタとして考えることが多くなりますので、極力、考えることをミニマムにするために就業期間終了が確定したら、すぐに「次の方針」を決めるのがいいと僕は考えます!!
あとは普段から健康に気を使っておくことも大事ですね!そもそも病院に行く回数をミニマムにする人生が一番、QOLが高い人生だと思います!
それでは皆さんの健闘と健康をお祈りいたします!!