タイトル通り、文系出身で数学苦手なIT系営業マンが比較的簡単にITパスポートを取得する7つの方法を考えました。
IT系試験のエントリー試験であるITパスポートで何度も不合格を繰り返すと試験勉強自体がいやになってしまう可能性があります。
最初のITパスポートで『効率よくIT系試験を突破するコツ』を覚えてその後のIT系試験にもこれを応用しましょう!
7つの方法はこちらです。
●教科書は『辞書』と割り切る
●教科書・問題は後ろからやる
●基礎理論はやらない(ただし逆ポーランド記法とか理解できるところはやる!)
●「勉強」ではなく『クイズ』と考える
●不明点はググる
●ITパスポートの過去問しかやらない
●スマホを最大限活用する
それでは順にご紹介していきます。
●教科書は『辞書』と割り切る
ITパスポートの試験勉強は究極的にいうと2段階だけです。
①まず教科書を読む!
②過去問を解きまくる!(いわゆる『千本ノック』!)
これだけです!
で、多くの人がつまずくのは、いきなり、
「①から進めない!!」
という事態が発生することです。
これを防ぐために教科書は単なる『辞書』と完全に割り切りましょう!
多くの初心者は、
主:教科書
従:過去問
だと考えています。
けど、逆に考えるんだ!!
主:過去問
従:教科書
にしちゃってもいいんだと!!
どれだけ教科書を理解していても過去問の『千本ノック』ができないと意味ありません。
実際の試験は『過去問の塊』だからです。全く同じ問題もいっぱい出ます。(これはITパスポートに限りません!)
また教科書の情報は時に不要な情報、大事でない情報、冗長な説明も多くあります。
教科書から過去問を解くという『演繹法』ではなく、
過去問を解くために教科書を引くという『帰納法』で考えましょう!
http://matome.naver.jp/odai/2139625697364840601
なので最初の1回目の教科書読みは『表層読み』で大丈夫です!
(ちなみにこの『表層読み』の技術はレベル4試験の午後1問題で再度、活用されます!)
それでも辛いという方へのお勧め教科書はこちらです。
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 平成27年度 CBT対応
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
このきたみりゅうじ先生の一連の本はイラストでめちゃくちゃわかり易いです!!
でも個人的にはこちらをお勧めします!!
えっ?「基本情報技術者」版じゃないかって?
ITパスポートの後は基本情報技術者を受けようとしている方ならこちらのほうが1冊にまとまっていてお得です。
結局『辞書』として使うなら詳しいほうがいいですし。
このきたみりゅうじ先生の本でも『表層読み』さえできない、と言う方はとりあえずまずは全体の6割読みましょう。
そのコツが次です。
●教科書・問題は後ろからやる
多くの文系IT系営業マンは書店でITパスポート教科書の最初のほうのページを見て、
「うわぁ。。。」
となります。
普段の営業活動では見慣れない計算式がいっぱい並んでいるからです。
そこでそっと教科書を本棚に戻して別のフロアにある漫画コーナーに直行、という人が多いと思います。
その前に教科書の最後のほうを見てください!!!ストラテジ系・マネジメント系分野です!!!
ここには普段見慣れている請負派遣とか個人情報保護法とか棒グラフとかありませんか?
これらがITパスポート試験の約半分です!!
まずここらへんを押さえてから残りのテクノロジ系の中の自分の専門分野を読みましょう。
もしくはテクノロジ系分野で自分がよく知っているところを読みましょう。(例:PC自作したことがあるからCPUとかメモリとか解る!)
それでどうにか6割は読めると思います。
6割以上読めたら2段階目の、
②過去問を解きまくる!(いわゆる『千本ノック』!)
に移行します。
あとはひたすらこれだけです!!
問題集は本屋さんで好きなものを選んでOKですが、僕のお勧めはこちらです。パーフェクトラーニング。
平成27年【上半期】 ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集 CBT対応 (情報処理技術者試験)
- 作者: 五十嵐聡
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/12/18
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
そこで次のコツ。
●基礎理論はやらない(ただし逆ポーランド記法とか理解できるところはやる!)
文系出身で数学苦手なIT系営業マンにとって教科書の最初のほうの『基礎理論』をどう対策するかは悩みの種だと思います。
僕なりの答えは「やらない」。
つまり基礎理論は「捨てる」ということです。基礎理論捨ててもどうにかなります。
基礎理論は難しい割に計算問題なので全く同じ問題が出にくく、そうなると当日現場で計算に時間がとられるという『コスパの悪い』分野です。
僕は応用情報技術者の午前試験まで一貫して基礎理論は捨ててますwめんどくさいんでw
ちなみに僕の友達のエンジニア(文系出身)でさえ基礎理論は毎回捨ててますw
毎回戦略的撤退ですww『捨てる技術』ですwww
捨てることで残ったものが磨かれる『断捨離』の精神ですw(なんのこっちゃw)
けど基礎理論にはいくつか問題系列があるのでわかる人はわかる問題系列だけはマスターしましょう。
今は基本情報技術者の分野になるかもしれませんが、飛びぬけて簡単なのは『逆ポーランド記法』です。計算は不要です。
また「けた落ち」「オーバーフロー」「丸め誤差」「情報落ち」の選択問題も計算不要です。
数学苦手な文系営業マンは最初の基礎理論は計算不要かつ自分がわかる問題系列のみマスターしましょう。
●「勉強」ではなく『クイズ』と考える
「勉強」という日本語は「勉めて強いる」という漢字の意味と、最初の「べ」の音にアクセントがあってすごく強く耳に響くので、すごくガリ勉的です。
「ああ勉強しないと・・・」と心の中で思うだけでしんどくなります。
僕は資格試験はどれもすべからく『クイズ』だと認識しています。
特に情報処理試験は過去問と全く同じ問題がいっぱい出ます。さらに4択です。
これは僕の中の定義からすると完全に『クイズ』です。
だから僕は自分を騙します。
これはゲーセンのクイズマジックアカデミー(QMA)の『IT』ジャンルを解いているんだとw
(QMA大好きな人はそう思い込みましょうw)
なにかのキャラに憑依するとすれば問題が出て0.2秒くらいで即答する幽遊白書の海藤ですw
毎回千本ノックする前に、
『我、海藤也!!』
と、自分で自分に暗示をかけましょうw
(ちなみに天沼までいくとやりすぎw)
「そんなのは実際の業務にはなんにも役立たないじゃないか!」
という方がおられるかもしれませんが、そういう方にはこの僕のスタンスをご理解頂ければと思います。
資格試験は昇進・昇格・転職するための『フック』です。
ITパスポートはその『フック』を簡単に取得するためのコツを覚えるための『フックのフック』です。
同じ『フック』なら楽しまないと損です!
とは言うもののもちろん過去問と全く同じ問題ばかりが出るわけではありません。
なので次のコツです。
●不明点はググる
過去問と全く同じ問題ではない問題、いわゆる『初見問題』に関しての対策です。
『初見問題』といえど、出題範囲は同じです。
ですので過去問丸暗記だけではなく「根本的理解」が必要になってきます。
もうこれはひたすら過去問の不明点をググるしかありません。
ググると言ってもまずはきたみりゅうじ先生の教科書に戻りましょう。教科書の最後のほうの『索引』からだいたい該当ページに飛べます。
それでもよくわからない時、もっと知りたい時、教科書でさらにわからない単語が出てきたとき等はとにかくネットでググりましょう!
カフェや図書館で勉強するときはスマホやタブレットを持っていきましょう!できれば充電器やモバイルバッテリーも!
過去問の不明点をググることで問題の原理原則を根本的に理解していれば『初見問題』にも柔軟に対応できるでしょう。
『根本的に理解する』ことを心掛けましょう!
●ITパスポートの過去問しかやらない
これは非常に重要です!!
『ITパスポート合格』を目標に定めたら『ITパスポートの問題』だけに照準を絞り、繰り返し何年分も何度も何度も暗記するまでやりましょう!!
例えばストラテジ系が得意だからと言って基本情報・応用情報のストラテジ系問題やITストラテジストの午前問題を解いてみたりするのはやめましょう!!
ドットコムマスターやテレコムアドバイザーはITパスポート取得してから申し込みましょう!!
ライオンはウサギを獲るにも全力を尽くす精神で!!
もし余力があるなら基礎理論の得意問題系列を増やしましょう!!
●スマホを最大限活用する
過去問『千本ノック』はとりあえず繰り返し何度も何度も海藤状態になるまで繰り返し何年分も暗記するまで解きましょう。
そこで活躍するのがスマホ(もしくはタブレット)です。
電車の中でも、昼休みの公園でも、人と待ち合わせをしている間もひたすら解きまくりましょう。
ちなみにそういう細切れ時間にやった問題ほど記憶に定着するそうです。
あと個人的にはDSソフトはお勧めしません。(DS忘れたり、ググるために結局スマホ必要なので)
アプリもありますが僕がお勧めなのはブラウザでこのサイトを開いてひたすら『千本ノック』です!
平成25年・秋で更新止まってますがパーフェクトラーニング以前の過去問がたっぷりあります。
正解の選択肢の色が変わるのも記憶に定着しやすくてグッドです。
スマホでこのブログを読んでる人はまずはこのサイトをスマホのお気に入りに登録しましょう!!
以上が僕が考える7つの方法です。
あとはもし友達や同僚などにITパスポート取得者がいたら合格のコツを聞くのもいいかもしれません。
『すこしのことにも、先達はあらまほしきことなり。』
という「仁和寺の法師」の精神で!!(いや仁和寺の法師自体は単なる情弱なんですがそうならないためにってことで!)