タイトルの時点で『おまえは何を言っているんだ!?』と特に妻子持ちの方々等からは睨まれそうですが、、、
それでも僕は資格試験受験においては会社から資格手当等のお金を受け取るべきではないと思います。
理由はこのような感じです。
●会社に頭が上がらなくなる
●自分で自分が取りたい資格を制限してしまいやすくなる
●『仕事』と思ってしまって楽しくない
●『自分の人生を生きている感』がなくなる
以下、順にご説明いたします。
●会社に頭が上がらなくなる
もうこれがすべてと言ってもいいのですが、、、
目先のお金に目がくらんで会社に頭が上がらなくなり、最終的に人生の方向性を曲げられるくらいなら奨励金なんてトータルコスパ悪すぎです。
常習性のある趣味をやめれば10万くらいすぐに浮いたりします。同時に時間も浮いて資格試験にはさらに好都合です。
秋山好古は弟の真之が故郷松山の育英団体が行っている給付型奨学金をもらおうとしたとき、貧乏でありながら「もらうな」と言ったらしいです。
お金をもらうと一生、その組織に頭が上がらなくなるからだと。
僕自身も大学時代、日本育英会と同時に給付型奨学金ももらっていましたが、その団体の会合にはなにがあっても強制参加で、自分の主催するイベントの直前に往復とも夜行電車で会合に行ったりもしました。
お金は稼げば戻ってきますが、人生の時間は二度と戻ってこないのです。
とっとと最上位資格まで取って、もっと稼げる会社に移ればいいだけだと僕は思います。
●自分で自分が取りたい資格を制限してしまいやすくなる
これは人によりますが、一度お金をもらってしまうと、もうお金が出ない資格試験は受けなくなる人が多いと思います。
しかし長期的にみるとこれは大きな機会損失になります!
『人に媚びず、富貴を望まず』の黒田官兵衛の精神で。(またかよw)
人生における『学の独立』を保ち続けましょう。
●『仕事』と思ってしまって楽しくない
これはもう勉強が「楽しい」という一時的欲求が満たせないという最悪な状態です。
「楽しい」ことは続きますし、「楽しくない」ことは続きません。
僕も高校の勉強は全く「楽しく」なかったので3年まで勉強しませんでしたが、
「あ!これ(受験勉強)をやれば東京に行けるんだ!!」
とわかってからは猛烈に勉強しました。
ゲームだって●●ステージまで行くことが「仕事」だったら絶対に楽しくないと思います。
資格試験の勉強は普通に数十時間くらいかかります。一度落ちるとさらに数十時間かかります。
「楽しく」数十時間過ごすか、「楽しくなく」数十時間過ごすかだけでもその後の人生に相当影響を与えると思います。
それが次です。
●『自分の人生を生きている感』がなくなる
『他人の人生を生きてはいけない』とスティーブ・ジョブズは言いましたが、僕も年々『もう残りの人生は好きなことしかしないぞ!』と思うようになっています。
人間も生物である限り、いつ死ぬかわかりません。『生き残りの掟』とか言ってる僕も明日死ぬかもしれませんw
最近、いい話を聞きました。
『明日死ぬかも』ではなく『一週間後に死ぬかも』と考えて行動する習慣をつける、という話です。
確かに『明日死ぬかも』と考えたら享楽的・短期的な行動をとってしまうかもしれませんが、『一週間後に死ぬかも』と考えると少し中期的な行動をとれると思います。
夢や目標という大目的にも向かいながら、『一週間後に死んでもいい』と思えるくらい中目的な楽しいことをする。
それが『自分の人生を生きる』ことなんじゃないかと僕は思います。
病院で死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かったことは「自分自身に忠実に生きれば良かった」らしいです。
そう考えると、たとえ何億積まれても『自分らしい人生』を売ってはいけないと僕は思います。