昭和レトロ暮らしが大好きなA1理論です!
今回は岐阜県在住のブログ仲間のサンドニさんに誘われて東京都赤羽にある『URまちとくらしのミュージアム』ツアーに参加してきたのでそのレポートをお送りします!
昭和レトロ好きな方や、変わったミュージアムに行きたい方などの参考になれば幸いです!
最初にこの記事のミニマムなまとめ!
- 東京都赤羽『URまちとくらしのミュージアム』は昭和の団地暮らしが疑似体験できるレアなスポット!
- ミュージアム棟内は完全ツアーガイド制!料金は無料!水曜日以外の平日は予約が取りやすいよ!
- ミュージアム棟内では4種類の団地や展示物を見学できるよ!現代社会のハイテクな暮らしのありがたみが実感できるよ!
『URまちとくらしのミュージアム』とは?
僕もサンドニさんに誘われるまで知らなかったのですが▼2023年9月に赤羽にオープンしたようです。関東大震災からちょうど100年とのこと。
公団・UR都市機構は、1955年からずっと、新たなくらし方を探求してきました。
URまちとくらしのミュージアム 公式サイト
「URまちとくらしのミュージアム」は、その過去・現在・未来を、体験しながら一望します。
団地、都市再生、震災復興、ニュータウンなど、その時代そのまちで、
私たちはいかにして幸せにくらすことができるかを追い求めてきました。
UR都市機構はこれからも、新たなくらし方を探求し続けます。
▼『URまちとくらしのミュージアム』の見学は現在は完全ガイドツアー制(約1時間40分)です。ツアーは無料ですが完全予約制で公式サイトから申し込めます!水曜日・日曜日・祝日が休館日です。土曜日は人気で水曜日以外の平日は比較的予約が取りやすいです。
▼雑誌『東京人』2023年10月号でも特集されました!Kindle Unlimited対象なので会員の方は是非!
▼昭和を再現したTVCMもこの春から放映中ですw
赤羽駅から徒歩約10分!芝刈りロボットがお出迎え!
▼場所はJR赤羽駅から西へ徒歩約10分ほどです!
僕とサンドニさんが訪れたのは2024年4月8日の月曜日です!天気はくもりでしたが▼桜は満開でした!
▼看板!それと近くに新しいURも建設中で夏から入居できるようです!
▼近くにはURがいっぱい!
▼「なんか小さいのが動いてるなー」と思ったら『ロボット芝刈機』でした!こんなの初めて見た!2024年末まで実証実験中だそうです。写真左下にあるのはロボット芝刈機の「おうち」ですw
▼ロボット芝刈り君の動きが可愛かったので動画&ショート動画で撮ってYouTubeにアップしてみました!w
ミュージアム前に再現されたスターハウス3棟とラボ1棟!
▼ミュージアムのまえには昭和のスターハウス3棟とラボ1棟が再現されています!ここは住んだり入ったりすることはできないので人がいないゴーストタウンで、その前にロボット芝刈機というシュールな街並みですw
ミュージアム棟内は昭和の団地暮らしを再現!
というわけで、僕らは予約した午前10:00に▼ミュージアム棟へ!棟自体はオシャレで、外からはガラス越しに中の展示住宅が少し見えます!
ツアー時間までトイレに行ったり、荷物を預けたり(100円ロッカーで100円は戻ってきます)、フロントの展示などを見て過ごしました。
ツアー時間になると参加者が集まりツアー開始です。僕らのこの時はツアー参加者は15人ほどで、月曜日のせいか平均年齢は高めでした。写真撮影は許可が出ているところ(住宅内など)のみ可能です。
ツアーの最初に『URシアター』という巨大な空間の4面スクリーンで概要が説明され、ここで僕はめちゃくちゃワクワクしました!
①同潤会代官山アパート
まずは戦前に建てられた▼『同潤会代官山アパート』から見学です!昭和元年(1926年)に完成したアパートで1977年生まれの僕やサンドニさんどころか、我々の親もまだ生まれていません!
1923年に発生した関東大震災後の住宅復興のために設立された財団法人同潤会。同潤会が建設したわが国初期の本格的な鉄筋コンクリート造の集合住宅の中で、代官山アパートの単身住戸・世帯住戸を復元展示します。
URまちとくらしのミュージアム 公式サイト
▼この頃のご飯はお釜で炊きます!
この時代は電球は「はだか電球」がメインで、ご飯を食べたあとに同じ部屋に布団を敷いて寝るのが一般的だったようです。
個人的には豊島区の▼『トキワ荘マンガミュージアム』を思い出しました!レトロ生活再現空間!
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にゃんすと『トキワ荘マンガミュージアム』の『まんが道展』へ!念願の『松葉』で「ンマーイ!」もできたよ!
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▼窓の外には無人のスターハウスと令和の街並みが広がります。
②蓮根団地
お次は戦後1957年に東京都板橋区の蓮根(はすね)に建てられた▼『蓮根団地』の再現住宅です!この頃から食事する場所と寝る場所が分離したようです。それを表す「DK」という用語はUR発祥だそうです。
蓮根団地は、日本住宅公団初期の代名詞となった2DK(ダイニングキッチンと2つの寝室を持つ間取り)の代表的な住宅です。ダイニングでイス座での食事をする生活を促すため、予めテーブルが備え付けられました。
URまちとくらしのミュージアム 公式サイト
▼キッチンにステンレスの流し(シンク)はまだ登場しておらず、この頃の流しは基本はまだ石で、職人さんがひとつひとつ作っていたそうです!
▼戦前から来た我々から見たら電気で動くトースターや炊飯器がハイテクすぎました!でもまだ僕らは生まれていません!w
▼なんとテレビが我が家に!ハイテク!
▼はだか電球じゃない!オシャレ!
▼この備え付けのテーブルは当時人気だったらしく、引っ越しの時に持って行ってしまう人もいたとか。
③晴海高層アパート
お次は先ほどの蓮根団地と同じ頃に東京の銀座近くの晴海に建てられたハイソな方々が暮らした▼『晴海高層アパート』です。
晴海高層アパートは当時を代表する建築家・前川國男の設計による公団初となる10階建て高層集合住宅です。垂直に3層、水平に2戸で計6戸のユニットを1パッケージとし、3階ごとにエレベーター着床する共用廊下から、階段で上下階の住戸にアクセスするスキップ形式が採用されました。
URまちとくらしのミュージアム 公式サイト
ここは銀座に近く、家賃は当時にしてはかなり高く、ハイソな方々が住んでいたのでアパートの下には黒塗りの車が並んでいたそうです。
が、正直、居住空間はそこまでは広くないし、エレベーターも全部の階には止まらず、電話は廊下にあって複数の家で共通なので、今の住宅に比べたら相当不便だと思いました。家の上が廊下で子供がうるさかったり。。。
本当、今の我々のハイテクな暮らしは恵まれていると思いました。「足るを知る」ですな。
④多摩平団地テラスハウス
最後はやはり上記2つの住宅と同じ頃に東京の多摩地区に建てられた▼『多摩平団地テラスハウス』です。
専用庭のある長屋建ての低層集合住宅をテラスハウスと言います。昭和30年代に、主に郊外の団地で多く建設され、庭は近隣住民とのコミュニティをはぐくむ場となりました。
URまちとくらしのミュージアム 公式サイト
僕は正直、こっちのほうがさっきの『晴海高層アパート』より住みやすそうだと感じました。
結局、家賃と住みやすさは平均以上になるとあんまり正比例しない気がしますね。むしろ平均くらいの家のほうが住みやすいと思います。今の時代も高級タワーマンションはエレベーター待ちの時間が長くて住みにくいと言いますしね。。。
▼外を見ると人のいないゴーストタウンにやはり桜が綺麗に咲いていました。『ロボット芝刈機』君はおうちで一休み中です。
ツアーの最後はいろんな展示物を自由に見て、1時間40分のタイムスリップ体験は終了です!
他のツアー参加者の方々とも途中で少し世間話したりして最後にはちょっと仲良くなっていましたが、最後は解散して散り散りに!なんかこの一期一会感がゲストハウスみたいでしたw
ついでに赤羽や十条の散策もオススメ!
▼時間が余ったら赤羽や十条の商店街を散策するのもオススメです!よろしければ下記記事もご参照ください!
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YouTubeでも少し感想をしゃべっています!
▼今回の『URまちとくらしのミュージアム』ツアーのあとにサンドニさんと赤羽の公園で音声のみのYouTube収録をしました!話題は大阪万博や街歩きがメインですが『URまちとくらしのミュージアム』の感想も少ししゃべったのでよろしければお聴きください!約3時間半の超ロング動画ですので作業中BGMとして聴くのがオススメです!
最後にこの記事のミニマムなまとめ!
- 東京都赤羽『URまちとくらしのミュージアム』は昭和の団地暮らしが疑似体験できるレアなスポット!
- ミュージアム棟内は完全ツアーガイド制!料金は無料!水曜日以外の平日は予約が取りやすいよ!
- ミュージアム棟内では4種類の団地や展示物を見学できるよ!現代社会のハイテクな暮らしのありがたみが実感できるよ!
以上です!この記事が皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです!