なんだかまた最近、『地の民』『水の民』『風の民』系のことを考えたので、備忘録も兼ねて記事にしてみました。
自分があとで読み返す用の記事ですが、もし、生きるのが苦しくて悩んでいる方がいればこの記事がお役に立てれば幸いです。
人間には『地属性』『水属性』『風属性』の3種類が存在する
僕は今までこのブログで▼『地の民』『水の民』『風の民』という言葉を使ってきたけど、
地方都市の移住について『風の民』『水の民』『地の民』のそれぞれの視点で考えてみた!!
地の民・水の民・風の民の各立場で考える『風の時代』の衆院選2021!
それは結局、最終形態というか、いきついた状態であって、産まれてきた時は人はそれぞれの『属性』を持って産まれて来たんじゃないかな?
もちろんこの属性に良い・悪いは無くて、もちろん上下や優劣もない。シンプルに『属性』があるだけ。
で、それらはバッチリと3属性というより、グラデーション化していて、例えば僕は『風の民』と『地の民』の間くらいの属性なんだろうな。なので僕はガチで『風の民』なノマド的なタイプじゃなくて、定住しているけど、『風の民』がよく住む東京都新宿区に住み、時々ゲストハウスに泊まる、みたいな。このコロナ禍でも『風の民』はバンバン旅行してるけど、僕はまぁ別に旅行しなくても平気なタイプ。
そんな感じで、最終的には、生まれた地域や下手したら生まれた家から半径数キロしか移動しない『地の民』と、日本全国を転々とする『水の民』、そもそも定住しない『風の民』、そしてその中間や7:3や3:7などに細かく別れるような気がするけど、さらにその中に別軸で『兵士タイプ』と『戦士タイプ』がいるんじゃないかと思ったのでもう少し深く考えてみた。
日本の地方には『地属性』の人間ばかりが永住している
当たり前だけど、日本の地方は『地属性』の『地の民』がメイン住民かなと。これは僕が生まれ育った地方でもそうだし、地方のゲストハウス旅をしてても実感する。
かくいう僕の代々のご先祖様も、家系図等によると建武の新政の時期からずっと宮崎県に定住していて、我が家の主要20家のうち、宮崎県から出たのはなんと我が家の1家のみ!(そしてその当主は東京でブラブラとミニマリスト気取り)
そう考えると農耕民族の定住率はハンパないなぁ、と『風属性』と『水属性』の間くらいの僕は思ってしまう。
おそらく日本では割合的には『地属性』の人が90%くらい、『水属性』の人が9.9%くらい、『風属性』の人が0.1パーセントくらいなんじゃないかな。なので必然的にベッドタウン等の『郊外』も含めた地方には『地の民』ばかりになる。
『水属性』『風属性』の人間が地方に生まれたら子供時代は常に微妙
で、ややこしいのはその『地の民』から時々、『水属性』や『風属性』が産まれる可能性があるということ。
この『地属性』『水属性』『風属性』は遺伝的要素は完全になくて、完全ガチャ。(あえていうと占星術に近いかもしれない)
で、『地属性』家庭に『水属性』『風属性』の子供が産まれてしまった場合、幼少期は非常に微妙になるんじゃないかな。なんせ、周りはほぼ『地属性』の『地の民』というマジョリティだらけ。そこにいるマイノリティ。
さらにややこしいのが、人種のようにパッと見でマイノリティとわからないので、本人さえも「マイノリティ」と自覚してないことも多い。そりゃそうだ、『地属性』の『地の民』ばかりなんだから。しかも親は地方在住の時点でその地方土着の『地の民』の確率も高く、なぜ、子供が悩んでるのかもわからなかったりもする。
地方に生まれた『水属性』『風属性』が合法的に地方を「脱出」する方法のセオリーは『大学』
そんな地方に生まれた『水属性』『風属性』な人間がここ100年くらい利用していたのが『大学』というシステムなんじゃないかな。
かくいう僕も地方で生きづらくて生きづらくて、10代の頃はどうやったら「脱出」出来るかばかり考えてて、出した答えが『大学』というシステムを利用して地方から脱出するという作戦だった。親は高卒だったが、一度、地元の大学に行っていたからなんとなく「脱出」方法は理解出来た。
なので、少なくとも僕が東京の大学に入り直した理由は、勉強するためでもなく、就職するためでもなく、合コンするためでもなく、シンプルに『脱出』したかっただけだ。ちゃんと人間として『呼吸』をしたかった。
学生寮に入ったのも、家庭の事情がもちろんメインだけど、「『自分と親和性の高い人間』が学生寮にいるんじゃないか?」と直感的に思ったから。それを田無寮の面接時にそれとなく伝えたら寮の面接は合格した。
そういえば、僕が地元の公立小中高を通じて、ちゃんと『友達』だと僕自身が思えたのは、小四・小五とずっとドラクエの話したり、河原で遊んでたU君ただ1人だけで、彼はなんかちょっとうちの地方の『地の民』とは違う雰囲気があると、子供ながらに感じていた。小五の最後に、彼が神戸に転校すると先生から聞かされた時(彼は最後まで僕には直接言わなかった)、僕は『やっぱり』となぜか納得してしまった。
で、東京に出てきて、田無寮に入った時、同い年の神戸出身のドラクエ好きがいて、彼とは44歳になった今でも神田川沿いを歩きながらドラクエ話している。
ちなみに暗い話だけど、田無寮の卒寮生には卒寮後、自ら命を断つ寮生が少なくない。おそらく、卒寮後、やはりまた『属性』の違う集団に属した、もしくは属する集団を失い、『呼吸』が出来なくなってしまったんだろうな、とだいぶ後になって思った。
『風属性』は大学行かなくても地方を脱出できるのが『風の時代』なのかも
でも最近はそんな人がもしかしたら少なくなってきたのかもしれない、なぜなら『インターネット』が発達したから。
この『インターネット』という言葉もややオッサン言葉になりつつあり、スマホが普及した現代ではスマホやタブレット等のデバイスがインターネットに繋がってるのは当たり前で、その上のアプリケーション、例えばYouTubeとか、ブログとか、Twitterとか、Facebookとか、インスタとか、Voicyとか、サロンとか、なんかそんな感じで細分化している。『インターネット』では主語が大きすぎる。
なので、『地の民』『水の民』『風の民』というのは少し前まではあくまで現実空間の話だったけど、現在の仮想空間ではどの地方にいるかはあんまり関係なくなってきてる。
コロナ禍においては仕事においても、ZoomやGoogle meet等で行えるようになってきたので、もはや現実空間上でどこにいるのかはあんまり問題ではなくなりつつある。おそらくそのうち「メタバース」でVR上で仕事する時代もそう遠くなくなるだろう。
これが僕がよく言う『風の時代』で、地方に生まれた『地の民』『風の民』は大学に行かなくても、バーチャル空間で親和性の高い人たちと出会える、そして働けるという素晴らしい世界になってきた。僕もTwitterで毎日のようにメッセージやりとりしてる人もよく考えたら2年ほど会ってない。けど、近所の人よりよく近況を知ってる。これは少し前の『地の時代』では考えられなかったことだと思う。
そもそも人間には『兵士タイプ』と『戦士タイプ』がいる
「じゃあ、『風の時代』になったら、『地の民』『水の民』『風の民』が全員、幸せな時代になるじゃないか」と思いがちなんだけど、意外とそこまでコトは単純じゃない気がする。
アメリカ先住民のホピ族の長老は、
「そもそも人間には『兵士タイプ』と『戦士タイプ』の2種類がいて、今の時代は『兵士タイプ』が増え過ぎている。」
と言ったらしい。
『兵士タイプ』はドラクエの城の兵士のように王に雇われて、王の命令で動くタイプ。まぁ一言で言うと『雇われ人』ですな。
『戦士タイプ』は主体性を持って積極的に動き、勇者アバンと共に旅をし始めるロカや、勇者を探す旅に出るライアンのようなタイプ。『個人事業主』『フリーランス』に近いのかも。
おそらく人間には『属性』の他に、この『兵士タイプ』と『戦士タイプ』の2種類がいるんだろうな。これは故すぎやまこういち先生も漫画『ドラゴンクエストへの道』で同じようなことをおっしゃってる。
有名なビジネス本、例えば『7つの習慣』や『チーズはどこへ消えた』とかが言いたいことは結局、『主体性を持って生きろ!』ってことなんだろうけど、結局、『兵士タイプ』にそんなこと言っても無理ゲーだし、『戦士タイプ』にとってはそれは当たり前のことだ。(まぁだから延々と売れ続けるんだろうけど)
重要なことはどの『属性』も、どちらの『タイプ』も、現代法治国家では法に触れない限りはなにも問題は無いこと。そしてもっと大事なことは、自分の『属性』と『タイプ』に合った生き方をし、自分と親和性の高いタイプと極力、人生の長い時間を共有することなんじゃないかな?
次にそれぞれの属性ごとの『兵士タイプ』『戦士タイプ』の特徴を『風属性』から順番に考えてみたい。
『風属性』の『兵士タイプ』を考えてみた
『風属性』だけど、そこまで積極的に生きず、テキトーに生きてるのが、いわゆるミニマリスト(特にミニマリスト男子)なのかもしれない。
アジアメインのバックパッカーで、日本に帰ってきてはアルバイトをして、また旅に出る、を何年も繰り返してる人も『風属性』の『兵士タイプ』なんじゃないかな。
人に媚びず、富貴を望まず。吾、只、足るを知る人間。
phaさん、大原さんとかもこのタイプなんじゃないかな。生涯フリーターでブラブラ独身生活タイプ。フリーターと言っても雇われ兵士の時間を極力ミニマムにする半ニート。持続可能性は無いように見えるけど、ギリギリ生活保護ではない、みたいな。
人生にやる気は無いが、『風属性』なので、こどおじ・こどおばになるくらいなら都会のシェアハウスや郊外の狭いアパートで年収90万円でハッピーライフ的な。
『風属性』の『戦士タイプ』を考えてみた
これはアクティブ系のミニマリストで、ジョブズやザッカーバーグのような感じのタイプかもしれない。日本で言えばホリエモンとか、両学長とかかもしれない。金持ちミニマリスト。会社を立ち上げて、モノはミニマムかつ、全て経費計上して購入!みたいな。会社自体も頃合いを見てバイアウト!
YouTuberのトーマス氏が東北のゲストハウスに泊まって、旅好きな人たちと共有スペースで話した後、
「俺はこういうタイプじゃない。」
と動画で言ってたのも、結局、トーマス氏はゲストハウスな人たちと同じ『風属性』ではあってもホリエモンや両学長に近い『戦士タイプ』なんだろうなぁ。
ブログでガンガン稼ぐタイプもこの『風の民』の『戦士タイプ』なんだろうな。このタイプや既婚者や、将来、結婚したい人多し。
『水属性』の『兵士タイプ』を考えてみた
これはもう『会社員』って感じ。いわゆる普通のサラリーマン。人生において特にやりたいことも夢も無い。
ただ、出世する気はミニマムで、単に会社いってフラフラ仕事してるフリしてれば満足で、頭の中は仕事終わりのパチンコやスマホゲーム、そして今夜もビールが美味い!みたいな。特に日本の場合、まだまだ終身雇用なのでテキトーに仕事やってればメシが食えるので、特に自己啓発的な本を読んだり、資格試験の勉強をしたりはしない。仕事もBtoBの事務作業メイン。
家も35年の住宅ローン組んで千葉の郊外とかに建ててしまってるので、もうずっと『水の民』確定みたいな。(でも転勤や単身赴任はしたくない)
『水属性』の『戦士タイプ』を考えてみた
これはサラリーマンの中でも出世したがったり、部署立ち上げたり、社内の新しいシステムを組んだりするタイプなんじゃないかな。
モットーは『生産性』で、ビジネス本を買いまくったり、終業後もグロービスや一新塾とかに通うタイプw『サラリーマン』というな!『ビジネスパーソン』と言え!みたいなw
休日はちゃんと家族サービスもしてていいパパ・ママだったりもする。健康リテラシーも高くてシュッとしてたり、マネーリテラシーも高くて『生活防衛費』はすでに貯まってて、つみたてNISAの情報収集してるタイプ。
『地属性』の『兵士タイプ』を考えてみた
これはもう『土着民』という感じですね。地方や郊外に産まれ、テキトーな近所の高校・大学に行き、産まれた家の半径数キロしか移動せずに老いて死んで地に還るタイプ。まぁ農耕民族の日本人では大昔からこのタイプがマジョリティだったんでしょうね。
仕事は地方で少しだけ有名な地場の企業とか、東京の会社の代理店とかでテキトーに働き、休日は巨大イオンモールでブラブラ、みたいな。友達は小中高から変わらず、昔からの遊び友達が今の飲み友達になっただけ。
カネはそんなにないけど、まぁ親が昭和の時代に建てたローン完済済みの家もあるし、母親もまだ健在でメシも作ってくれるので、ユニクロやGU、ワークマンの上下を着てたらとりあえずは衣食住は不自由しないから、とりあえず今夜も昔のスーファミソフトで遊ぶか、みたいなw
『地属性』の『戦士タイプ』を考えてみた
これは『ローカルを盛り上げよう!』なタイプかな。大学は東京や大阪とかの都会、もしくは20代の頃は海外にいたけど、Uターンで地元に帰ってきて、都会や海外で得た知見をローカルに還元!みたいなウミガメタイプ。
ローカルな魅力をブログやYouTubeで発信!みたいな。愛読書はソトコトで、どうにかして『関係人口』を増やすぞ!みたいな。地方創生会議的なイベントにも出席して、他の地方で頑張る人たちもクラウドファンディングで応援!みたいな。
でも結局、同じ『地属性』の『兵士タイプ』のマイルドヤンキー達とはあんまり交流はない、みたいなw
地方に産まれた『水属性』『風属性』の『兵士タイプ』は詰みやすい
で、ここでひとつシステム的なエラーがあって、都会や郊外に産まれた人なら『地属性』『水属性』『風属性』の各属性の両タイプの人たちに比較的移行しやすくて、最終的に『地の民』『水の民』『風の民』のどちらかのタイプになりやすいんだろうけど、、、
ガチの閉鎖的な地方で親が根っからの『地属性』で、かつ子供がガチャで『水属性』や『風属性』が産まれてしまった場合、その子はどうにかして『脱出』を試みる。10代の頃の僕のように。
ちなみに僕はおそらく『風属性』と『地属性』の間くらいで、かつ、普段は『兵士タイプ』でテキトーに生きてるんだけど、時々『戦士タイプ』に切り替わる「るろうに」やクラピカのような特質系なんだろうな。だからどうにかこうにかピンポイントに『戦士タイプ』に切り替えて田舎から『脱出』出来た。
まぁ僕の話はいいとして、『地の民』だらけの日本の地方に産まれたけど『水属性』『風属性』で、かつ『兵士タイプ』だった場合、地方から抜け出せずに詰むケースがあると思う。そりゃそうだ、違う属性の人たちに囲まれて何年も過ごしてたら気が狂う。自殺した田無寮生がそうだったように。
僕の旧友にもそんな奴がいて、属性が違って地元に帰れない僕が東京から、当時は無料インターネット通話サービスのSkypeで「東京に来い」とか、「せめて大阪に行け」とか、「地元で親和性の高い人を探せ」とか、「ネットでビジネスしろ」と言ってもほぼすべて無効化。
結局、彼は『兵士タイプ』だったんだろうな。なので地元で自分を雇ってくれる人を探し続けるんだけど、当時はずっと不況が続いてた平成時代、かつ、彼自身がおそらく『水属性』に近かったから地元のマイルドヤンキー的なノリについていけなかったんだろうな。
結局、そのうち僕は彼と連絡も取れなくなり、今は生きてるのか死んでるのかもよくわからない。
地方にはこんな感じで、実際に『属性』違いの『兵士タイプ』で気が狂って死んでしまった人も多かったりするんだけど、地方ではマジョリティの、根っからの『地属性』の『地の民』にとっては、なんでその人が死んだのかさえわからない。病気で死んだ場合、当然、病名はわかるけど、根本的にその人が『地属性』ではなく、『水属性』もしくは『風属性』で、かつ『兵士タイプ』だったから地方から出られずに詰んだ、ということは周りの人はおろか、もしかしたら本人も最後まで理解してなかったんじゃないかな。