昨日、こんな記事を書きました。
部屋に『ゴール』のポスターを貼って、人生の『ゴール設定』をしよう! - A1理論はミニマリスト
僕は投稿はfacebookと連携しているのですが、この記事を読んだ、昔からの旅友達から、
「最近、私のまわりでも、海外経験豊富な人達が続々と日本の地方への移住を決めていて、興味深いんですが、まさかA1理論さんまで!」
と、コメントがありました。
それを読んで、
「ああ、やっぱりそうか。」
と思いました。
80年代から00年代の30年間くらいは何事も日本よりアジアのほうがコスパ良かったんじゃないかな、と、僕は思います。
80年代・90年代は旅行コスパが良かった。
00年代はそれに加えて移住コスパも良かった。
アジア大好きな僕は日本自体に全く興味がなく、日本にいても海の向こうのことばかり考えていました。
けど、2010年代に入って、日本のほうが旅行コスパも移住コスパも良くなってきたんじゃないかな、と思う。
旅行コスパに関しては、LCC、高速バス、ゲストハウスが国内旅行においてはかなりの価格破壊を起こしたと思ってます。
日本人の「旅行」って、国内外ともに団体旅行のツアーがメインで、割高過ぎたし、無駄なお土産もめちゃくちゃ買わされる。もうこれは論外。
で、国内を個人旅行するには2010年代まではあまりにも高過ぎて、逆にアジアがあまりにも安すぎた。
アジアはアジアで確かに電車の予約が取れてないとか、インド人が勝手に俺の寝台席で寝てるとか、何食べても食あたりを起こすとか、アジアクオリティーだったりするんだけど、コスパ考えたら断然にアジアだった。
が、日本クオリティのサービスが格安で受けれるならアジア旅行より日本の国内旅行のほうがコスパが逆転し始めた気がする。
移住コスパに関しては2005年~2010年頃は、結構、
「これからはアジアだ!」
みたいなノリが企業にもあり、それが最終的に個人にも伝播して、成長が激しいアジア就職でイケイケ的なノリも確かにあった。
確かに、一部の個人にはコスパのいい状況だったのだろうけど、あくまで一部の人に留まった気がする。
たぶん、大多数の人には、英語を覚え、ビザをとり、慣れない土地で働く割には、コスパが悪い、と感じられたんじゃないかな?
日本企業の海外支社は本社からバシルーラされた人間の掃き溜めだったりする。
海外でバリバリ働きたかったのに、結局はそいつらの世話かよ、みたいな。
けど、アジア旅にしろ、アジア就職にしろ、本当に実行に移す人は、日本の人口割合からしてみればものすごく少数だったと思う。
たぶん、狭い業界で、共通の知り合いとかめっちゃ多かったんじゃないかな。
で、おそらく、2011年の震災で、かなり多くの人が移住を考え始めたこと、空き家率が年率1%の割合で増加していることで、地方なら家賃1~2万円くらいで空き家が一軒まるまる借りれたりすること、スマホの普及等で、、、
2010年代は日本の『地方移住』のほうが「普通の」日本人にとってはコスパが良くなってきたんじゃないかな、と思う。
さらに国内旅行コスパも同時に高くなってきたし、当然、サービスは日本クオリティ。
いやむしろ、田舎のほうが都会よりホスピタリティがヤバいw
海外移住の本を出し続けてきた本田直之さんが最近は『脱東京』本を出すくらいですからね!
東京消耗系のブログにPVが集まるのも自然な流れなのかもしれません。
けど、田舎出身で、20歳から東京にいる僕から言わせてもらうと、東京ほどいいところないですよ。仕事多すぎ。
しかも、現在は東京に行きさえすれば、仕事はなにかしらある、という未曽有の人不足。
少子化と、働かない実家在住若者の増加と、地方移住で、東京からどんどん労働者人口が減っていってる気がします。
その割に主にアジア人のインバウンド需要が高い。
なので、今の日本は、
・東京もオイシイ
・地方もオイシイ
・旅行もオイシイ
・食べ物もオイシイ
・あたりまえだけど、ビザにも悩まなくていい
というかなりの好条件だと思います。
温泉もありますしねw
これは30年ぶりくらいの、日本人の「日本回帰」現象なのかもしれません。
21世紀の『引揚者』。
ただ、日本は基本的に冬寒いし、夏熱い。(暑いというより、熱いw)
快適に生きていきたいなら、夏は長野や東北で生活し、冬は沖縄や東南アジアのタイ等で生活するのが、残りの人生のQOLを上げる最適解なんじゃないかな、と、今の僕は考えています。