10代後半~20代の僕は本がむちゃくちゃ好きでした。
特に社会科学系。政治・経済・社会問題・歴史・国際関係。
もちろんそれ以外も書店に並んでいる本は興味のあるままに遊覧していました。
東京の大学を目指したのも『東京に行けば多くの本が読めるから』という理由がかなり大きかったです。
(実家から大型書店までは今も電車か車に乗らないと行けない距離)
大学時代の寮は相部屋で一人3畳くらいの生活スペースしかなかったですが、もうそこは本だらけww
卒業して寮から出るときは本が多すぎて引越しトラック追加しましたからww
さらに海外を旅していた時もバックパックの3分の2は本!!ww
本以外のところに衣類とかを詰めていましたww
試しに本を出してみたらバックパックがスカスカで笑いましたww
「あ、これだけの荷物で生活してるんだ、俺。」
とwww
(今思えばこれがミニマリストへの目覚めだったのかも)
ちなみに僕は「本を読む人間」が優れているとは特に思いません。
でも確実に言えることは、僕は「本を読まないと死んでしまう」タイプの人間だったのです。(ちなみにこれは友人のエスタークも完全合致)
現在の僕も書店にはかなりの頻度で行きます。
小さい書店、24時間書店、中型書店、大型書店、新古書店。
どこにも行かない日は基本的にありません。
でも、本を買うことは稀になりました。
あんなに本好きだった自分がめったに本を買わなくなった理由が自分でもよくわからなかったのですが、今日、なんとなくわかったのでブログ記事にしてみます。
家の蔵書を断捨離したい方等になんらかのヒントになれば幸いです。
知と思考を鍛えるための読書術―週刊東洋経済eビジネス新書No.53
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僕は「本」って大きく分けて2種類あると思うんですよ。
『何度も読む本』
『1度しか読まない本』
1度しか読まない本は下手したら1度も読まない(いわゆる「積ん読」)ことさえある。
20代の頃は本はなんでもかんでも買ってました。
貧乏人だったのに本にはひと月1~2万円くらい使ってたかも。
今考えると、本の読み方も「自分」の好みもまだ良くわからなかったんでしょうね。
で、最近はこうなってきました。
『何度も読む本』⇒既に持っている(データ化したい)
『1度しか読まない本』⇒立ち読み読了で十分
『1度しか読まない本』は今は買うデメリットのほうがはるかに大きいと思いました。列挙すると、
●昔、読んだ本や資格の教科書等と内容が被っていることが多い
●wiki等のネット上の情報と被っていることが多い
●「買う」「家で読む」「売る」という三工程より「立ち読み読了」の一工程のほうがはるかに楽
●「立ち読み読了」ならお金もかからない
●「立ち読み読了」なら要点をミニマムに数分で理解しようとする
●買ってしまうと買うことで満足して「1度も読まない(いわゆる「積ん読」)」可能性が出てくる
●家の蔵書をこれ以上、増やしたくない(「死蔵」させたくない)
●24時間書店でいつでも読める
●新古書店にそのうち出回る
●将来kindleセールで安くkindle版を買えるかもしれない
うわぁ、改めて列挙すると本を買うってすごくデメリットありますね。。。
出版社・取次ぎ・本屋さん等にこのデメリット部分を読まれたくないほどにw
今は僕の中では『1度しか読まない本』は「雑誌」のような扱いになってきています。
それに代わって近年、僕の中で台頭してきたのは『ブログ記事』の存在。
最近はハッとさせられるブログ記事も多く、はてなブックマークしまくりです。
僕ははてなブックマークをtwitterとも連携しているのでフォロワーさんたちとも呼んだブログ記事共有できるし、ブコメはブログ著者さんが読んでくれたりします。
ブログを読む媒体がスマホメインになったのもあり、ブログ記事なら寝転がって片手でいつまででも読んでられます。
これが紙の本になると、スマホに比べると両手で持たないといけない時点で重い。特にハードカバーはずしりと重い。読んでる途中で寝てしまうと落ちてきそうで怖い。
あと細かいですが本の「帯」を捨てたらいいのか置いておいたほうがいいのかこの歳になっても未だにわかりませんw
そして本ではハッとさせられる部分があってもはてなブックマークできないし、当然、著者にブコメも届きません。それがなんか、最近つまらない。
また、電子書籍に関しては僕はkindle端末は持っておらず、iPhoneのkindleアプリで読んでます。
僕にとってはこれでぜんぜん十分で、逆にこれ以上、家にデバイスを増やしたくない。しかも電子書籍を読むためだけに。
iPhoneのkindleアプリならふと散歩中にベンチに座って読書の続きをしたりできます。便利過ぎ!
そしてそうなるとますます紙の本から遠ざかってしまいます。
さらに前も書きましたが、ブログ記事を読むことに慣れていると、従来の本の内容が「薄い」と思ってしまうんですよね。。。
ブログ記事は最後まで読んでもらいたいから(最後にソーシャルボタンがある)、短い記事も長い記事も内容が濃いんです。ブログを書いてるほうからしてみると、読んでる途中で飽きられて「戻る」ボタンを押してもらいたくないですからね。
それに比べると本はどうしても「本」という一定の分量があるパッケージ商品にしないといけないので著者が時数稼ぎ的に書いている部分が比較的多いんですよね。
ブログ記事はコミックスのドラゴンボール。
本はアニメ「ドラゴンボールZ」。(「改」ではない)
みたいな。
いや、すべての本がそういう本ではないですが、スマホ時代になると多くはそうなっていると余計に思ってしまいます。なので紙の本で自分にとって大事な部分(美味しい部分)はせいぜい2~3割程度。
それなら買うよりも「立ち読み読了」でその大事な部分(美味しい部分)だけを効率よく24時間書店で刈り取ったほう圧倒的にコスパいいです。
僕的な今の読書優先順位は例外もありますが基本的にこんな感じになってます。
『何度も読む本』>『ブクマした記事』>>>『1度しか読まない本』(立ち読み読了)>>>『ブクマしなかった記事』(スルー)
なのでお金を出して買う本は『何度も読む本』の続編的なものばかりになります。具体的には、
●好きな著者の本の最新刊(少ない)
●上級試験の教科書(少ない)
●ブログ運営本で使える本(少ない)
●コミックエッセイ(笑)
もうね、最近は下手な学者の妄想本なんかよりコミックエッセイのほうが何倍も『勉強』になるんですよ!ww
あと、僕は小説等のフィクション系は最後まで集中力が続かずに読めないのですが、司馬遼太郎だけはなぜか読めます。
今、調べるとkindleでやっと司馬遼太郎の本が増えてきたので嬉しい限りなのですが、、、
僕が好きなのは司馬遼太郎の本の中でもエッセイっぽい『司馬遼太郎が考えたこと』とか『講演録』とかなんですよねー。これはまだkindle化してない。。。
しかしいい時代になりました。
月1~2万も使っていた本代は今はほとんどかからず、スマホ代だけ。
そのスマホもMNP&紹介キャンペーンその他で月2500~3500円で維持してる。
ああ、だから俺は毎日スマホばっかりいじって、紙の本はコミックエッセイばっかり読んで、試験勉強ばっかりやってるのか、納得w