昨日、とあるおじさん(60歳くらい?)と話す機会がありました。
そのおじさんは営業はやったことないらしいのですが、ずっと営業マンと仕事をしていたらしいです。
そういう人が口にした『営業マンに大事だと思う3つのこと』が意外とよかったので僕の感想も添えて書いてみます。
資格とは関係ないですが、まぁ、なにかのお役に立てれば。
●営業は個人・法人関係なく、大事なのは『スタンス』なのでは?
●好きな商品じゃないと自分が理解しにくいと思う
●営業に終わりはなく日々改良だと僕(そのおじさん)は思う
以下、順にご説明していきます。
●営業は個人・法人関係なく、大事なのは『スタンス』なのでは?
このおじさんは営業マンといっしょにいろんなところに行っていたようです。
が、横で営業マンの話を聞いていて、さらにお客さんの顔色も見ていると「いい営業マン」と「微妙な営業マン」の違いがなんとなく分かると。
「微妙な営業マン」は自分のことばかり話する。
「いい営業マン」は自分がお客さんそのものになる。
とのこと。
わかるなぁと思う。「敵を知る」というか「敵になりきる」。
お客さんに「憑依する」とも言えるかもしれません。
話は変わるかもしれませんが、松本人志が考える「憑依芸人」は松本人志・志村けん・内村光良(ウッチャン)・今田耕司らしいです。
この人たちはコントで設定したキャラに完全に「なりきる」ことができる芸能人だと。
逆に相方の浜田雅功は衣装でなりきったとしても浜田雅功のままだと。
また、漫画家が自分でも大好きなキャラはネームを書いている途中に「そのキャラが勝手にしゃべりだす。」と言います。
これもある意味、漫画家自身がそのキャラに「憑依」しちゃってるんだと思います。好き過ぎて。
お客さんの詳細情報を集め、それに「成りきる」「憑依する」ことができれば自然にそのキャラが「しゃべりだす」んだと思います。
自分視点でお客さんを見るのではなく、お客さん視点で自分を見る。それができる営業マンが理想の営業マン。
それをもしかしたら巷では「ソリューション営業」とか「コンサル営業」とか言うのかもしれませんがそれは外見の話で。
大事なのは中身が「憑依」しているかどうかなんだと思います。
そう考えると資格試験も同様で、試験を出す側に「憑依」することで出題傾向をある程度「予想」することができるんじゃないかと僕は思います。
(無理やり結びつけたw)
●好きな商品じゃないと自分が理解しにくいと思う
しかしお客さんになりきっても肝心の自分の商品知識が乏しいと意味がありません。
で、貪欲に商品知識を得ようとするにはそもそもその商品が好きであることが大事だとそのおじさんは言っていました。
そのおじさんが言うには医療機器が最近は売れ行きがいいからと医療機器の営業になる人がいたらしいのですが、
医療機器の進化は日進月歩なので知識がついていかない人が多いと。それはそもそも医療機器に興味がないからだと。
まさに「好きこそものの上手なれ」。
これはブログ経営にも言えますね。
ブログが続かない人はそもそもブログが好きじゃないのかもしれません。
ブログや書くことが好きで好きで仕方ない人は勝手に文章力やブログ運営能力も上がっていくわけで。
営業もその商品が好きなら勝手に不明点はググって調べたり、休日に自分で使ってみたり、偵察に行ったりするでしょうし。
ちなみに僕はなんでネットやブログが好きなのか考えたら、やっぱり根底に、
「ネットやブログに繋がるデバイス(PCやiPhone)さえあれば他のモノはほとんどいらない」
と考えているからな気がします。
●営業に終わりはなく日々改良だと僕(そのおじさん)は思う
『学無止境』という中国語は「学問に終わりなし」という意味です。
これと同じで「営業」にも終わりがなく、日々改良されていくものではないか、とその人は言いました。
良く考えたら人類の歴史は進歩し続けているのだから、「学問」も「営業」も終わりはないのはあたりまえだと思います。
「学問」に「終わり」があると考える「受験脳」な人に限って人に過剰に教えたがります。
本当に頭のいい人は『学び続ける人』なんだと思いました。
資格試験も取って終わりではなく、その「先」を「更新」していける人になってくれることを、試験をするほうも期待しているのだと僕は思います。