皆さんは『テレコムアドバイザー』という資格をご存じですか?
たぶん資格に詳しい方でさえご存知の方は少ないと思います。
僕も知ったのは結構最近で、ネットサーフィンで偶然見つけ、取得しました。2012年2月ごろです。
この資格の取得は簡単です。たぶんITパスポートレベル。
ITパスポート合格していれば教科書読むだけで合格するレベルです。
実際、過去問はほとんどないので僕は教科書を2、3回通読して合格しました。
現在は日程が決まっているインターネット試験になっており、自宅で取れます。当然、ネット試験なので日本全国で取得できます。
「そんな知名度も低くて簡単な資格取得しても意味ねーだろ!」
と思ったあなた!
実はこれ、IT系営業マンにはかなりオイシイ資格なのです。
その理由を説明するまでに少しIT系営業マンの現状をご説明したいと思います。
あくまで僕の主観ですが、IT系営業マンに「資格試験に興味ありますか?」と聞いたらたぶんこんな感じではないでしょうか?
興味がある:10%
おまえは何を言ってるんだ:90%
そうなんです、少なくとも僕の知ってる範囲ではほとんどのIT系営業マンが資格に興味がないのです。
売り上げや進捗の数字、先方の評判にしか興味ありません。特に年配の人。
しかし密かにコンプレックスは持っています。でも資格の名前でそれをググったりはしません。
なのでなんらかのIT系資格を取得しているだけでIT系営業マンやIT系営業マン採用担当者は「すんげー!!もんげー!!」なのです。
コンシューマ営業に関していうと当然ながらお客さんもほとんど資格について知りません。
エンジニアの方が聞いたら鼻で笑う資格でさえ営業マンが資格持ってると「すんげー!もんげー!」連発の世界です。
(ただし本業の営業もちゃんと数字をあげていて、かつ資格もある『文武両道』営業マンであればの話です。資格だけの資格バカのメガネ君では意味がありません)
そんな対資格無知人間に関して大きく有効なのは二つ。
『名前の響き』と『認定カード』です。
まずこの世には『名前の響き』がいいIT系資格と悪いIT系資格があります。
これも完全に僕の主観ですが、、、
『名前の響き』がいいIT系資格
・テレコム「アドバイザー」
・シニアモバイル「コンサルタント」(MCPC最上位資格)
・IT「ストラテジスト」(情報処理レベル4)
・プロジェクト「マネジャー」(情報処理レベル4)
・情報セキュリティ「スペシャリスト」(情報処理レベル4)
・ネットワーク「スペシャリスト」(情報処理レベル4)
『名前の響き』が悪いIT系資格
・IT「パスポート」(情報処理レベル1)
・モバイルシステム技術「検定」(MCPC中堅資格)
・「ドットコム」マスター(中堅資格)
『名前の響き』で「?」となるIT系資格
・基本情報技術者(情報処理レベル2)
・応用情報技術者(情報処理レベル3)
・CCNA(中堅資格)
・LPICレベル1(中堅資格)
こう見ると『名前の響き』がいいIT系資格は最難関資格に偏っている気がします。
さらに上記の資格のうち合格後に『認定カード』がもらえるのは、
・テレコムアドバイザー
・シニアモバイルコンサルタント
・CCNA
・LPICレベル1
のみです。
残りは合格しても表彰状とかです。
そうなるとIT系資格、特にNW系資格で『名前の響き』が良く、『認定カード』がもらえ、さらに『簡単に取れる』という三拍子揃っている資格は、
・テレコムアドバイザー
のみになります。
特に実際の仕事中、この『認定カード』を首から下げているだけで相手によってはかなり強烈に効いてきます。これは僕の実体験です。
もちろん資格を見せびらかしてはいません。これはどんな資格に関しても言えます。
しかし「ここぞという時」には『認定カード』はかなり有効なアイテムになります。その資格の名前でその場でググる人もほとんどいませんから。
いわば「フェイク技」に近いのですが「フェイク」も立派な戦術のうちです。
ドラゴンボールの太陽拳に近いかもしれません。
CCNAやLPICを取得したら裏に忍ばせておいて、万が一「フェイク」が破られたときに、
「ちなみにCCNAも持っています」
と裏返す作戦がとれます。
僕的にはその技はシニアモバイルコンサルタント取得するまで使える技だと思っています。
シニアモバイルコンサルタントの『認定カード』をもらえればもう「フェイク」の必要がありません。
ちなみに万が一失業したとき、家電量販店でバイトしたりするときにも有利に働く資格だと思います。
それなら失業中でも土日祝だけ家電量販店でバイトし、失業保険給付まで残りの平日をまるまる資格取得の勉強に費やす、という戦略もとれるわけです。
フルーツの「キウイ」は元は「チャイニーズグースベリー」という名前だったのを「キウイ」という可愛い名前にしてから爆発的に売れたといいます。
何事にもネーミングは本当に大事です!!