なかなかいいことを言いますね!ネルーさん!!
さすが、日本の戦前に上野動物園のゾウたちが▼餓死させられ、
「日本の子供たちにゾウを見せてあげたい」
と1頭のゾウを上野動物園に寄贈することを申し出ただけのことはある!
しかし、ネルー・ガンディー・ファミリー、
アメリカのケネディ一家と同様に悲劇の一家だなー、と思いました。
上野動物園に(ジャワハルラール)ネルーによって寄贈されたゾウは彼の娘の名前をとって「インディラ」(インド)と名付けられたけど、その人間のほうのインディラは1984年にシク教徒の警備隊員によって暗殺。
その息子のラジヴ・ガンディーは1991年に自爆テロで暗殺された。
蔵前仁一氏はインド旅行中にインディラ・ガンディー首相の暗殺のニュースを知り、インド中が騒然となったことを▼この『ゴーゴー・インド』で記しています。
僕もインドに過去2ヶ月弱ほど滞在していましたが、あの国をまとめていくのは本当に大変だと思いました。。。
でも、今回のタイトルのジャワハルラール・ネルーの言葉!
ものすごくポジティブだと思うんですよねー!
ジャワハルラール・ネルーは通算10年も獄中生活が続いたけど、獄中で『父が子に語る世界歴史』(1934年)、『自伝』(1936年)、『インドの発見』(1946年)といった著書を完成させている。
- 作者: ジャワーハルラールネルー,Jawaharlal Nehru,大山聡
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2002/10
- メディア: 単行本
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▲この本は「著書」というより、当時10歳の娘・インディラに宛てた手紙を集めたものだそうですが、それが歴史の本になってるなんて!
Amazonの評価も高く、読んでみたくなりました!
もしかしたら今回のタイトルのこの言葉もこの『父が子に語る世界歴史』に出てくる言葉なのかもしれません。
しかし、歴史が好きな人ってけして多くはないのですが、けして少なくもないんですよねー。
僕の実感では女子にはあんまりいないのですが(時々「歴女」がいますがw)、男子の20人に1人くらいは歴史好きがいるような気がします。
特に歳をとるほどそのパーセンテージが上がっていくような気がします。
歴史好きな人はものすごく多面的に物事を見れるのが魅力なのですが、その多くの人が「趣味」に終わってしまってる人が多い気がします。
これは大学や大学院に行けとか言うことではなくて、その歴史知識を元に「動く」人間が少ないと思うんですよね。「知ってる」だけで、家から出ない、みたいな。
ものすごく悪く言うと『歴史オタク』。
もちろん、それは悪いことでは全くないのですが、せっかく、人類の「傾向と対策」をそれだけ知ってるのだから、有効活用すればいいのに、と思うことが僕はかなり多いです。
逆に「動く」人って、体力バカというか、猪突猛進型というか、ウヴォーギンみたいなタイプが多く、「傾向と対策」を知らないためにそのパワーが無駄になることが多い気がします。
精力的に動く『活動家』と呼ばれる人たちもこの状態になってしまっている人も多いと思います。
おそらく「動く」こと自体が楽しいんでしょうね。
ボールを蹴ることだけが楽しい子供や、ゲストハウスを泊まり歩くことだけが楽しいバックパッカーと同じで、「動く」こと自体が趣味。
でもそういう人って、「頭」が伴ってないことが多い気がします、ものすごく失礼な言い方ですが。単なるレクリエーション。
人類が歩んできた「歴史」も知っていて、かつ「動く」ことのできる、文武両道型の、このジャワハルラール・ネルーのような人間が僕は本当に理想だと思います。
そういうジャワハルラール・ネルーのような人間はおそらく、「知る」楽しみと、「動く」楽しみの両方を知っている人なのでしょう。
勉強もできて、かつ部活もできる、みたいな人。
インテリマッチョ。
そういうレアな人こそが僕は本当の「世界遺産」だと思います。
あ、こんな勉強もせず、動かない人間の記事が『バズってどうする!?』