ミニマムな生き方が好きなんですね!藤原銀次郎さん!
この人、
戦前の三井財閥の中心人物の一人で、富岡製糸場支配人から王子製紙(初代)の社長を務め「製紙王」といわれた。その後貴族院議員に勅選され、貴族院廃止まで在任。
1938年(昭和13年)、高嶋菊次郎に社長職を譲り会長となる。
華々しい経歴ですが、、、
その一方で、生活は極めて質素だったといわれている。
むっ!
似ているぞ!!
▼メザシの人に!!www
人間には人間らしい仕事をさせよ。そのために機械がある。(土光敏夫) - A1理論はミニマリスト
私の経験と考え方―人をつくる経営法 (講談社学術文庫 (646))
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で、タイトルの言葉にはさらに続きがあります!
百万円の会社の社長・専務より、
十万円の商店・工場の自営がうらやましい。
世の中から『製紙王』とも呼ばれた人が、
「自営業のほうがうらやましい。」
と言っています。
この「うらやましい」という言葉、僕はちょっと注目だと思います。
前段の「良い」という言葉より、切実というか、本音というか、ちょっと可愛い気もします。
藤原銀次郎さんは明治2年生まれ。
おそらく、富国強兵・殖産興業の時代の中で、
国も、会社も、大学も、大きければ大きいほどいい
という風潮の中で生きていったのでしょう。
その時代の中で最終的には『製紙王』とまで言われるようになった。
けど、wikiを読む限りでは、工場の工員のストライキや、経営不振に苦しみ続けた苦労の後が見てとれます。
その結果、行き着いたのが、
百万円の会社の社長・専務より、
十万円の商店・工場の自営がうらやましい。
という、人生の『感想』なんじゃないかな?
昨日のバズどうにも▼似たようなこと書いたけど、
『機械文明』は、「質の文明」に対する「量の文明」である。(ベルナノス) - A1理論はミニマリスト
藤原銀次郎さんは、大量生産・大量消費の商品を生産することに、最終的に『飽きた』んじゃないかな?
可もなく、不可もない、平均的で一般的な製品を大量生産し、大量に売りさばくことに『飽きた』んじゃないかな?
それよりも、真に自分らしい『商品』を、手作りでミニマムな数だけ作り、その価値をわかってくれるほんの少しの人たちと生きていければ、おカネなんて、ギリギリ死なない程度にあればいい。
最終的に▼『王』はそういきついたんじゃないかな?
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結局、人生で『深く』付き合える人間の数なんて限られていて▼ドラクエ4の馬車に入る程度の人数くらいだ、と、僕は思う。
『持たない幸福論』を最速読破した「今、苦しんでいる人」へ絶対にオススメするブログを使った『ドラクエ4的人生』。 - A1理論はミニマリスト
それならば、大量生産・大量消費の一般的な『商材』を量産する『自分』よりも、
生まれた持った才能をいかんなく発揮して作った『自分』の『作品』を評価してくれる、ほんの少数の人たちと人生の残り時間を過ごしたほうが、富を築くよりも『豊か』だ、と、思ったんじゃないかな?
まさに▼『ペンギンの国のクジャク』ですな。
「個性の時代」を生きる子供達に『この世界』を知ってもらうため是非読み聞かせたい絵本『ペンギンの国のクジャク』 - A1理論はミニマリスト
『ペンギンの国』の『王』になるより、
『チャンスの国』の『いち住民』として生きていく人生のほうが『豊か』だ、
と、言いたかったんじゃないかな?
それは大企業の社長の考えとしてはもしかしたら不適切なのかもしれないが、
ひとりの人間としては、ものすごくまっとうな考えだと、僕は思う。
あ、こんな、仕事もブログも弱小過ぎるのに、『王』の気持ちを代弁する痛いブロガーの記事が『バズってどうする!?』