「おまえは何を言ってるんだ」
というAAが飛んできそうですが。。。
ピンチとチャンスは表裏一体だと僕は考えています。
IT系営業マンにとって、春と秋の情報処理とMCPC、夏と冬のベンダー系試験とTOEICがコンスタントに取得できていれば問題はないのですが、大体、難しいです。
僕はこの夏に仕事がいっきに忙しくなり、お盆も1日も休めず。。。
もちろん、夏に受けるはずだったベンダー系試験も受ける余裕がありませんでした。。。
正直、失業したときはほっとしました。
が、最終日の夕方から謎の腰痛が。
その足で整骨院に行くと「それはストレス性腰痛ですよ」と言われ、その日から2週間ほど腰痛に苦しみました。(整骨院で勧められて医者でレントゲンも撮りました)
おそらく働いている間は相当のストレスがかかっていたと思われます。
とりあえず会社都合で辞めれたので、今は試験に集中して、年明けからゆっくり次の仕事を探そうかと考えています。
日本の失業者には、現在は、
『雇用保険(いわゆる失業保険)』
『職業訓練校』
『求職者支援訓練(旧基金訓練)』
という三段構えの保障があります。
詳しくはそれぞれサイトを参考にしたり、ハローワークや詳しい友達に聞いたりして情報収集しましょう。
これらの制度をうまく使えば、おカネをもらいながら資格試験の勉強に集中することができます。
すでに営業能力がある30代のIT系営業マンにとっては一度立ち止まり、体系的な知識を習得する大チャンスだと思います。
これらの制度、意外と知らない人が多いです。僕の実感で言うと、20代はほぼ知らず、30代の人でも知らない人が多いです。
僕もこれらの制度を知ったのは30代中頃で、友達に聞いたのが初です。
みんなが知らない理由は、
・新卒入社からずっと働いている人は知る機会がない。
・親も知らない
・友達も知らない
・過去に利用した人もあまり言いたがらない
・ハロワに行くのは恥だと考えている。(僕も20代はそう思ってましたw)
・マスコミ等でもあまり報道されない(年金のシステムを理解している人が少ないのと同じ)
等だと思います。
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けど、使える制度はフルに活用するべきです!
IT系の職業訓練や求職者支援訓練で言うと、iPhoneアプリのプログラミングの学校におカネをもらって通えたり、CCNAやLPICレベル1をおカネをもらって取得できたりします。
(ちなみにCCNA取得の為に職業訓練校でルータとスイッチをさわれるので、その知識はその後のCCNP、基本情報・応用情報・ネスぺ・情スぺ、ドットコムマスター、MCPC1級『ネットワーク』分野にかなり有効に働きます!)
しかもハロワの担当の方はかなり親切な場合が多いです。(もし親切でない場合は相談するハロワを変えましょう。例:池袋→新宿)
また、39歳以下の方向けに「わかものハローワーク」というのも徐々に増えてきました。
もし自己都合で辞めた場合は雇用保険の3ヶ月の給付制限がついてしまいますが、これも考えようだと思います。
3ヶ月間短期ボロ稼ぎバイトをするのも一つの選択肢ですが、少し貯金があるなら3ヶ月フィリピン英語留学したり、2ヶ月フィリピン英語留学し、その後1ヶ月カンボジアで『サムライカレー』で起業体験するのもアリです。
家賃のかからない実家住まいの人には特におすすめ。
短期ボロ稼ぎバイト・フィリピン英語留学・サムライカレーを給付制限3ヶ月間の中でうまくカスタマイズしましょう。
また、地方都市はIT系の職業訓練校が少ないですが、IT系訓練校目的で上京し、そのまま東京で関連した仕事を見つけるのもかなりアリです。
仕事見つけるまでの家はシェアハウスを「ひつじ不動産」等で探せば敷金礼金もかかりませんし、保証人もいりません。もちろんそのままずっとシェアハウスに住むのもアリ。
個人的にはIT系シェアハウスのギークハウスもお勧めです。最近、首都圏にかなりできてきました。学校以外の生活時間でも就業情報が入ってくるのが大きいです。
また東京まではWILLERという夜行バスなら格安で行けます。
これらのお得情報はネットでかなり見つかります。とにかくググりましょうw
しかし、僕も過去に一度失業し、これらの制度を知ったからこそこうやってブログに書けますが、初失業時はなにもわからず友達に聞いたりハロワに電話しまくりましたw
その後、制度を利用し、逆にその後失業した別の友達の失業相談に乗ったりするうちに『失業はチャンス』だと思うようになりました。
特に30代の失業はご縁がなかった会社とお別れし、人生をチューニングし直す良い機会だと思います。
これからの時代、生涯一度も失業しない人がいるのでしょうか?
少なくとも失業の可能性は多かれ少なかれ誰にでもあると思います。
(僕は日本語の『失業』という言葉もこれからはふさわしくないと思います。常にフルタイムで働いている状態が「普通」みたいでよくないと思います。働いたり、休んだり、キャリアチェンジがもっと普通にできる時代になれば、と思います。)
僕が大事だと思うことは、働きながら、情報収集もしつつ、
・今日でクビになってもいいパターンA
・来月でクビになってもいいパターンB
・3カ月後にクビになってもいいパターンC
・半年後にクビになってもいいパターンD
等を組み立てておいて、常に『どう転んでも得する』状態にしておくことだと思います。
そしたら、万が一、
「ごめん、来月までで!」
と言われたら、
「あ、パターンBか。」
と落ち着いてその該当パターンを実行に進めればいいだけだと思います。
織田信長が本能寺で明智光秀に討たれた知らせを備中で聞いたとき、羽柴秀吉は泣き崩れたと言いますが、軍師・黒田官兵衛は冷静に秀吉に、
『御武運が開けましたな。』
と言い、すぐさま中国大返しを実行し、秀吉を天下人に押し上げたと言われています。
この時、官兵衛の頭の中では、
「あ、『パターンC』か。」
と判断し、スイッチが切り替わったのではないでしょうか?
備中という遠隔地から主君・信長を守ることも、光秀の謀反を鎮めることも官兵衛にはできません。
この時、官兵衛にできたことは、
『すべての起こりうるパターンを想定し、そのすべてのパターンに対し事前に準備したパッチをあてる』
ことしかできなかったと思います。
同時に、このご時世、いつどのタイミングで失業するかは誰にもわかりません。
我々にできることは『どのタイミングで失業しても最大利益が出るパッチを事前に想定しておき、パターンにあわせて臨機応変にそのパッチをあてる』ことではないでしょうか?
そのパッチさえすべてのパターン数だけ準備できていれば失業におびえることはなんにもなく、常にポジティブで働いていられるのです。
その想定ができる人こそが実際に失業する・しないは別として『生き残れる人』なのではないでしょうか。