阪神大震災の時も東日本大震災の時も揺れたのに、『防災リテラシー』が低いままだったA1理論です。先日の東北の地震の直後、初めてまともに家にあった『東京防災』を読んで自分の『防災リテラシー』の低さに愕然としました!
ただ、おそらく多くの方々が僕と同じく『防災リテラシー』がそこまで高くない、もしくは昔、防災訓練をやったけど忘れてしまっていると思いますので、今回、僕なりに『防災リテラシー』を高める方法を考えました。それは『東京防災』という本を(東京都民に限らず)徹底的に活用する、という方法です。なぜならこの本は『防災セオリー』の集合体のような本だからです。でもかなり情報量が多いのでこの記事で要点をミニマムにまとめてみました!
『防災リテラシー』を上げたい方、『防災リテラシー』を保ちたい方、長生きしたい方などの参考になれば嬉しいです!
『東京防災』は防災情報の宝庫!東京以外の方もKindle版をスマホ等に入れておこう!
東京以外の方は馴染みがないかもしれませんが、東京都民は2015年にすべての家にこの黄色い本『東京防災』が配られたと思います。僕もこの本を長らくシンク上の戸棚の上に放置していましたが、今回、地震の直後に初めて読んで「これは放置するモノではなくて頭に叩き込んでおかないといけないモノ」だと痛感しました。▼Kindle版も0円でAmazonからダウンロードできます。
ちなみに僕はスマホのKindleアプリにKindle版を入れていたのですが、Kindleアプリのライブラリーの中の『ダウンロード済み』(端末のストレージ)に昔は入れていたのですが、いつしか端末のストレージ容量を開けたくて『ダウンロード済み』の「東京防災」は削除し、『すべて』(Amazonのクラウド)に移動させてしまいました。
この『すべて』に移動させてしまうと、次に読む時にまたクラウドからダウンロードさせないといけなくなり、被災時に携帯電波が使えなくなっていたり遅くなっていたら参照出来ないので、先日の地震のあとに『ダウンロード済み』に再び戻しました。また現在はサブスマホも持っているのでそのKindleアプリの『ダウンロード済み』にもダウンロードしました。
これ、いざという時の『防災バイブル』になり得るので家中の端末や家族中の端末に入れて、さらに『ダウンロード済み』にしておくことを強くオススメします!
というのも、読んでもらえればわかりますが、震災時に起きうるトラブル全般をかなり網羅しています。僕も改めて読み直して『へー!』の連続でした。が、そんな『バイブル』を戸棚にずっと眠らせていました。そして震災が起きてから、そして死んでからでは遅いので、自分や家族、そして近所の方々の『命を守る』という意味でも紙の本は枕の近くに置き、Kindle版はダブルスマホのKindleアプリの『ダウンロード済み』に入れておくことにしました。(家に配られてきた時に紙の本の箱は邪魔なので捨てました)
また『東京防災』というタイトルですが、防災全般について書かれてあるので東京以外の方も是非是非スマホのKindleアプリに入れておいたほうがいいと思いますよ!というかこの『東京防災』をスマホのKindleアプリの中に入れてるかどうかで被災時に救える命の数が変わってくると思いました!!
地震が起きる度に『東京防災』を開いて予習復習すべき!
そして『東京防災』の紙の本を枕元に置いたり、Kindleアプリ内に入れておくだけではまだまだ30点くらいで、内容をざっくりと理解し、今すぐ出来ることはして、かつ現場で実践出来てこそ100点満点だと思います。天災は忘れたころにやってきますから。
とはいえ、『東京防災』は結構、内容がボリューミーなのですべて暗記することは不可能なので、以下に要点をまとめてみました!まずはこの記事を読んだら以下の要点に沿って読んだり、今できることをしていただければと思います。
また、僕が考えたのは、やはり地震直後は1番、震災に対する意識が高まる時だと思うので、地震が起きる度に『東京防災』を読み返して『防災リテラシー』を保ち続けることが大事かと思いました。
というわけで、以下に5章からなる『東京防災』の各章の要点をまとめてみたので参考にしていただければ幸いです!特に1章と2章が大事で、3〜5章は豆知識の集合体という感じです!なので1章2章を重点的に説明します!
第1章『大災害シミュレーション』は災害時の基本の基本だった!
ここが1番大事!特に最初のほうは地震の際の初動について書かれているのでむちゃくちゃ大事です。
やっぱり小学校で習った通り、地震直後は机の下に隠れるのが最適解のようです。これはネットで賛否両論ありますが、セオリーは机の下に隠れることのようです。僕はアパートがボロいので地震があると怖くてすぐに外に出て飛び出していたので反省です。そして寝ている時に揺れた場合は布団をかぶるのが最適解のようです。もしくは僕のワンルームの家は机がなく、すぐ横にこたつ机があるのでこたつの中に隠れるのもいいと思いました。
また先日、楽天市場でスタンディングデスクも購入したので、昼間の作業中に揺れた時はそのスタンディングデスクの下にとりあえず身を潜めるのもいいと思いました。
あと、スマホにラジオアプリ『radico』もダウンロードしておくといいと思いました。僕は以前、ダウンロードしていましたが「クラウド」に戻していたので、再び「端末」にダウンロードしました。モバイルバッテリーもすぐに取り出せる場所に置いておくといいと思います。
この1章後半には避難所生活について書かれていて、避難所での生活を知ることで被災時の心の準備が出来ると思いました。
第2章『今やろう防災アクション』の「今やろう」のところは出来るだけ今やる!
第二章は全体的に普段から出来る『備え』について書かれていて、その普段からの『備え』が出来てないことを痛感させられます。
主に以下の4点について書かれています!
・物の備え
・室内の備え
・室外の備え
・コミュニケーションとい備え
その中でも三角形の「今やろう」マークは今やれることばかりなので、出来るだけ今、もしくは早めにやるほうがいいですね。
特に「物の備え」は、従来は乾パンやヘッドライトなどの「特別な準備」と考えられていたけど(最近読み直した、たかぎなおこさんの15年ほとまえのコミックエッセイでも長距離バスが遅延した時の非常食で乾パンが出てきていました)、それでは管理や継続が難しいと諦めていた人が多かったようです。
が、最近は日頃利用している食料品や生活必需品を少し多めに購入しておく『日常備蓄』という考え方が主流になってきたようです。
僕は自称『ミニマリスト』ですが、この『日常備蓄』には自信があって、サバ缶とかナッツなどの食べ物も多く備蓄していて、タオルとかも洗濯が面倒なのでストックが多く、ティッシュペーパーも5倍巻きを大量に置いてるので備蓄強者です。(でも水の備蓄がないなぁ。。。甘酒と豆乳の備蓄は多いけどw)
あと、個人的に付け加えると、普段から『極少食』『16時間断食』をしていると「食べないこと」自体にも慣れるのでいいと思いました。
男性の中には「俺は内臓脂肪が多いから腹に備蓄してる!」という方もいるかも知れませんが、実は内臓脂肪は内臓脂肪を呼びます、つまり内臓脂肪が多いとすぐにお腹がすくので備蓄物をすぐに消費してしまって有事の際は意外と不利(もしくはみんなに迷惑をかける)かと思います(もちろん平時もコスパ悪いです)。
ちなみに2010年に南米チリで起きたコピアポ鉱山落盤事故では33名の男性鉱山作業員が血泣き閉じ込められ、地下にはごくわずかな備蓄食料しかなかったそうですが、事故から69日後に無事全員脱出出来ました。意外と人間は少ない食糧で生きられることがわかっています。
とはいえ、この第2章の『最小限備えたいアイテム』は出来るだけ備えておくといいと思いました。特に水は重要ですな。上下水道の復旧は長いと地震から30日くらいかかるようです。上善は水の如し。
あと「室内の備え」は、普段から出来るだけ部屋の中にモノを置かないようにしたほうがいいと思います。ミニマリズム爆発です。3.11以降にミニマリストが増えたのも納得ですね。特にイラストを見てて思ったのですが、大きな液晶テレビは倒れて液晶が割れたら部屋内での移動が非常に困難になるので、個人的には普段からテレビを無くして本やYouTube生活がやっぱりコスパいいですね。
また「室外の備え」では僕は『東京防災』を読んだあと、ウォーキングついでに▼近所の「避難場所」をぶらぶら歩いてみました。意外とちゃんと防災施設が近くにあるのに知らなかった。。。
▲これ、単なるイスかと思っていたら中にかまどが入っているんですね。
▲「これどうやって使うんだろう?」と思っていましたが、検索すると▼国土交通省のサイトに説明とわかりやすい動画も載っていました。
ちなみに「避難所」と「避難場所」は別で、「避難所」は地震等で住宅が倒壊した時の受け入れ先で学校などが多く、「避難場所」は延焼火災などから命を守るためのオープンスペースで大規模公園などが多いです。
それとこの章の最後の「コミュニケーションという備え」に関しては、僕は一人暮らしなこともあり、やっぱり近所の人とは普段から挨拶や雑談などをしておこうと思いました。
第3章『そのほかの災害と対策』は地震以外の豆知識集!
第3章では地震以外の災害対策が書かれています。具体的には大雨・暴風・集中豪雨・土砂災害・落雷・竜巻・大雪・火山噴火・テロ武力攻撃・感染症に関してです。ただ、第1章から続けて読んでいくとここら辺でかなり疲れ果ててしまうので、一度さらっと読んで、上記の事象が起きた時はまた見直すといいと思います。個人的には落雷の部分が参考になりました。
第4章『もしもマニュアル』でサバイバル能力を上げる!
第4章では災害発生時に役立つ様々な知恵や工夫が図説で分かりやすく書かれていますが、やはり第3章まで読んできたらすでに頭パンパンだと思うので「ここにサバイバルマニュアルが載っている」ことを有事の際に思い出せればいいんじゃないかと思います。個人的には僕は昔、無人島でサバイバル体験したり、マスターキートンという漫画が好きだったこともあり、こういうのは好きですね。
第5章『知っておきたい災害知識』は上級者向け!
第5章に関しては完全に上級者向けな内容かと。重要だけど緊急ではないかなー。まぁ実際に被災して少し落ち着いてきたら読む章かな。
今回の地震での僕のタイムライン!
今回の地震での僕のtwitterのタイムラインを載せておきます!twitterは被災時にはめっちゃ大事です!アカウント持っていない人はつぶかなくてもいいのでアカウントだけはとっておきましょう!
都内のブログ仲間の家は停電していました。他にも停電ツイートがいっぱいありました。
というわけでお風呂に水を張りました。
翌日はワクチン3回目接種日でしたが、特に問題なくワクチン接種できました。
今回の記事のまとめ!
今回の記事の要点をまとめてみます!
●『東京防災』の紙の本は枕元の近くに置いておいて、Kindle版はスマホにダウンロードしておく!
●地震が起きる度に『東京防災』を開いて予習&復習する!
●『東京防災』の第1章と第2章を念入りに熟読する!
●普段から備蓄は多めに!部屋の中のモノは少なめに!
●ウォーキングついでに近所の避難場所を確認しておく!
●普段から近所の人とは挨拶や雑談を!
あと、今回の記事を書いていて思ったのは、ブロガーの方はこういう『東京防災』記事を書くと、自分の予習復習のためにも、固定読者さんの命を守るためにもなると実感しました!ブロガーの方は是非こういう防災記事を書いてみてはいかがでしょうか?
それではみなさん、健康に長生きしてよりよい人生を!!